“ハッスル王子”坂田亘が「レスラーや格闘家としては死にました」と妻・小池栄子さんの目の前で引退試合

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 2016年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された『Cygames presents RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント Final ROUND』。その第4試合では桜井“マッハ”速人を相手に坂田亘が引退試合を行った。

 アニマル浜口道場出身で1994年にリングスでデビューした坂田は、ハッスルを中心に活躍し2008年に小池栄子さんと結婚。その後“小池栄子の旦那”としていじられ続けるも、2人の『LOVE&HUSTLE』の力で“高田総統の闘う化身”エスペランサーを倒すほどの活躍を見せていた。
 その後ハッスルの消滅とともにリングから姿を消していたが、妻である小池栄子さんの要望によりRIZINの舞台で引退試合を行う事が決定。13年ぶりの格闘技の試合となったが、マッハはマウントポジションをとり容赦ない鉄槌を顔面に落とし続けていく。なんとか1Rは耐えた坂田だったが、マッハは2Rも同様に顔面を殴り続けレフェリーストップ。マッハは一切の手加減無く妻の目の前で坂田を介錯してみせた。

 試合後マッハは「愛の力感じさせてもらいました。小池さん!亘選手はほんといい旦那ですよ。どれぐらい愛の力強いのかなと思ってずっと殴ったんですよ。普通外人でも嫌がって下むいちゃうんですけど彼はずっと立ち向かう姿勢がずっと感じられて、リスペクトできる旦那だと思います」とリスペクトし坂田を抱きしめる。
 坂田は四方に礼をし無言でリングを降りたが、バックステージで「………なんか言葉にするのは難しいですけど…大げさかもしれないですけど、レスラーや格闘家としては死にましたけど、まあ命があってよかったなと妻の顔を見た時に思いました」と語り、格闘家人生に幕を下ろした。

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