RIZIN榊原委員長が女子プロレス界に「情熱持ってやってみろ!(たまアリ)埋めれんの」と苦言
29日のRIZIN終了後、榊原信行実行委員長が女子プロレス界に苦言を呈した。
この日、さいたまスーパーアリーナの同会場で開催されていた『格闘技EXPO』にて、様々な女子プロレス団体が集結した『レジェンド女子プロレス~ファイティングガールズ~』が開催された。
女子プロレス団体『マーベラス』の長与千種がホストとなり、LLPW-X、JWP、アイスリボン、センダイガールズ、WAVE、Beginningから選手が登場。7団体28選手が出場するこの興行が入場無料で見られるということもあり、さいたまスーパーアリーナに開場時間となる11時からリングの周りを立ち見で埋め尽くすほどの人数に。
大会終了時、長与千種は「全団体とはいかなかったですけど、色んな団体が集まってくれて女子プロレスを開催することになりました。来年は29日、30日、31日、どっかを女子プロレスにください!榊原社長!よろしくお願いします!」と榊原社長に向かって土下座。榊原代表は「ここからスタートで、日本の女子プロレスが根付く文化を陰ながら一生懸命応援しますので、力をあわせて女子プロレス日本から世界に向けて、明後日、堀田選手、日本の女子プロレスラーの誇りを胸に、ギャビ・ガルシアと闘いますので、僕も精一杯やりますのでよろしくお願いします」とエールを送った。
長与千種の要求に関して大会終了後質問が飛ぶと、榊原委員長は「厳密に言うと明日(30日)空いてますからね。長与千種がほんとにそう思うんだったらそれを見せてくれという感じです。情熱持ってやってみろって。それに神取さんが乗っかる、ダンプ松本さんが乗っかる、若手のプロレスラーも乗っかる、ひょっとしたら今日ライオネス飛鳥も来てましたけど、ライオネス飛鳥とも仲良くなってもう一回、一緒になってクラッシュ・ギャルズ復活とかなんかやらないと、ここは私は行きたくないわとか、そういう事では僕復活しないと思う。貸すのはできるよ?埋めれんのって話じゃないですか。それは僕らは代わりにリングに上がれないんだから、女子プロレス界にそういうムーブメントを起こすのは、長与千種さんとか神取忍さんとかやるんならそういうのを一緒に作り出していくのに協力はします」と苦言を呈する。
長与は今回の『レジェンド女子プロレス』に全団体を集めたいと語っていたが、ディアナ、スターダム、OZアカデミー、我闘雲舞、REINA、SEAdLINNNG、世界プロレス協会、東京女子プロレス(31日に同会場へ参加決定済み)は不参加だった。
これに関して長与は「今回集まってもらったのはほんとに急なことだったので全団体じゃなかったんですけど、かえって全団体じゃなくて良かった気がする。ほんとに集まる時は来年になったらいいなと自分は思ってます。もっと面白いことが出来るんじゃないかな。歴史があるので、古きを重んじて、今の選手たちがグッと台頭しないと。女子プロレス界を牽引する人達になっていかないと困るので、そのためにはなんでもします。松永高司会長の、勝手ながら名代で自分がお金返して赤いベルト(全女のWWWA世界シングル王座)も引っ張り出します。復活させましょう」と意気込んだ。