9・4 全日本品川大会 諏訪魔vs宮原 カシンvs青柳 秋山vs大森 光留vs長井

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『第4回王道トーナメント【開幕戦】』
日程:2016年9月4日(日)
開場:15:00 開始:16:00
会場:東京・品川プリンスホテル ステラボール
観衆:755人・超満員

▼王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
●野村直矢
10分50秒 タイガードライバー→エビ固め
○滝澤大志(K-DOJO)

▼王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
●佐藤光留(パンクラスMISSION)
11分57秒 腕ひしぎ逆十字固め
○長井満也(ドラディション)

▼王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○青木篤志
8分51秒 ジャックナイフ式エビ固め
●吉江豊(フリー)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○渕正信/ウルティモドラゴン/中島洋平
13分41秒 首固め
西村修/土方隆司/●SUSHI

▼王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
●青柳優馬
6分38秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め
○ケンドー・カシン(はぐれIGF軍団)

▼王道トーナメント1回戦
●ジェイク・リー
8分22秒 那智の滝→エビ固め
○崔領ニ(ランズエンド)

▼王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○ゼウス
9分49秒 ジャックハマー→片エビ固め
●ボディガー(フリー)

▼王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○秋山準
13分45秒 リストクラッチ式エクスプロイダー→片エビ固め
●大森隆男

▼王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
●宮原健斗
18分50秒 レボリューションボム→エビ固め
○諏訪魔

王道トーナメントが開幕!諏訪魔、秋山、ゼウス、崔、カシン、青木、長井、滝沢が2回戦に進出!

王道トーナメント入場セレモニー

2016-09-04ajpw_op まずは王道トーナメントに出場する各選手がリングに登場し開会宣言が行われた。

第1試合

2016-09-04ajpw_1st ロックアップから滝沢がロープに押し込み激しく胸を叩いてブレイク。再度ロックアップから滝沢がロープに押しこむも体勢を変えて逆に押し込んだ野村が胸を張ってブレイク。エルボー合戦から滝沢がエルボー連打からヘッドロック。滝沢はそのままグラウンドに持ち込むも野村はこれを抜けて距離を取る。

 手4つからリストの取り合い。滝沢がヘッドロックも野村はボディブローから突き飛ばすが滝沢がショルダータックルで倒す。走りこんだ滝沢をアームホイップしようとした野村だったが、滝沢はこれを耐えるも野村はショルダータックルで倒す。野村は改めてロープに振ってアームドラッグからフォールも2。

 野村はストンピングから背中にエルボー。ボディスラムを狙うが耐えた滝沢の顔面を張ってコーナーに押し込むとエルボー連打。滝沢は額をこすりあわせ逆に野村をコーナーに押しこむと強烈なチョップを叩き込んでいく。座り込んだ野村の顔面を踏み潰すもこれは反則カウント。

 野村がエルボー連打も滝沢はエルボーで返しコーナーに振ると串刺しバックエルボーからバックフリップ。フォールも2。
 滝沢はスリーパー。野村がボディブローで抜けて走りこむも滝沢はコブラツイスト。さらにブルズ・アンヘリートで上げるがこれはロープブレイク。

 ブレーンバスターをお互い狙うとこれは野村が叩きつけ、串刺しエルボーから再度ブレーンバスター。フォールも2。

 野村は担ごうとするが着地した滝沢とエルボー合戦からチョップ合戦。滝沢はロープに飛ぶが野村が追走ジャンピングエルボーからノーザンライトスープレックスホールド。2で返した滝沢に野村は逆エビ固め。これはロープへ。

 野村はボディスラムでセットしコーナーに登るが、滝沢は立ち上がり顔面を張るとデッドリードライブからライオンサルト。フォールも2。

 滝沢はダブルアームの体勢も野村はリバース。野村がスピアーで倒しフォールも2。野村は山折りからフォールも2。野村はダイビングボディプレスも滝沢が剣山で迎撃しフォールも2。滝沢はランニングダブルチョップでフォールも2。滝沢はタイガードライバーで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>
滝澤大志
「まず1勝。全日本、3回目の参戦でシングルマッチ、まず1勝。でも相手はまだまだまだまだ若手の野村選手。野村選手には失礼だけど、ここで勝っただけじゃまだ全日本のファンも納得できない部分もあると思うけど。次の一戦。誰だ?誰が来ようともまた全力でぶつかって、1勝2勝と一歩ずつ進むだけです。以上、ありがとうございました」

野村直矢
「一回戦の滝澤選手に気迫と全部の面で負けていたと思います。でもいつか、近いうちに必ず立場をひっくり返してやる。今日負けた悔しい思いをぶつけていきます」

第2試合

2016-09-04ajpw_2nd 長井が入場してきた光留を突き飛ばし挑発。長井がハイキックで、光留がローで牽制。長井がミドルキックもこれをキャッチした光留が倒しマウントポジションから腕ひしぎ。長井はロープを掴みたまらず場外へ。

 ミドルキックの打ち合いから長井がミドル連打で倒し、そのまま光留を場外に投げ捨て場外乱闘。客席に光留を叩き込んでいく。

 リングに戻ると長井はバックドロップからフォールも2。長井はハンマーを落としスリーパー。頭頂部にエルボーを落とすとヒールホールド。光留はロープを掴むが長井はなかなか離さない。
 やっと離した長井はコーナーで顔面を踏みつけこれは反則カウント。長井はエルボーを打ち込み「どうした光留!?もっと楽しませてみろ!」と挑発しニー。光留は左右のキックも長井はハイキックで倒しボディスラムで叩きつける。長井はテキサスクローバーホールド。光留はなんとかロープへ。

 長井はコーナーに振ると走りこむが避けた光留が背中に延髄斬り。逆にコーナーに振ると「全然痛くありませんでした」と串刺しミドルキック。
 光留は担ごうとするが、耐えた長井にコンビネーションキックから水車落とし。フォールも返されると腕ひしぎ。長井はロープに足を伸ばす。

 光留はストンピングから立ち上がった長井に前後のミドルキックを叩き込むが、キャッチした長井がエクスプロイダー。長井は串刺しバックエルボーからダブルアームスープレックスでフォールも2。
 長井はドラゴンスリーパー。耐えた光留へ陸牙を叩き込んでフォールも2。

 長井はブレーンバスターを狙うが、耐えた光留が脇固めを仕掛けるも、長井はこれを耐えてニーからハイキック。避けた光留がハイキックから腕を極める。長井はそのままボディスラムで叩きつけてフォールも2。長井は腕ひしぎで捕らえこれで光留がギブアップ。

<試合後コメント>
長井満也
――久しぶりの全日本マット参戦となりましたが?
「いや佐藤光留っていうより久しぶりの全日本マットに緊張しちゃって(苦笑)。控室に行くと渕さんもいるし、京平さんもいるし。控室で緊張しましたね」

――古いファンからするとリングス生え抜きの長井選手とパンクラス生え抜きの佐藤選手が全日本で対決という・・・
「でももう僕の新しいファンの人は僕がU系だってことも、リングス(出身)だったりというのも知らない世代が多いと思うので(苦笑)」

――DDTでやっていた蛇人間でも怪しいですよね?
「そうですね(苦笑)。あまり自分の過去のバックボーンに縛られることなく、次はもっと試合と全日本プロレスを楽しんで上がりたいですね。でももとは俺も第一回のジャイアント馬場杯の優勝者なんで(苦笑)。(王道トーナメントに)4回目まで声かけないなんて。とっとと声かけろよ、全日本(苦笑)。次は誰が来てもビッシビシ行ってやるからな!ありがとうございました!」

第3試合

2016-09-04ajpw_3rd ロックアップから吉江がふっ飛ばし、再度ロックアップから吉江がヘッドロックで捕らえショルダータックル。吉江はストンピングからエルボー。チョップを打ち合いロープに振られた青木が低空ドロップキックから足に向かってのミサイルキック。青木はラリアットも吉江がラリアットで返し、転がった青木を起こしてボディスラム。吉江はエルボードロップを投下しフォールも2。

 吉江は顔面に膝を入れてからコーナーに押し込みヒッププレス。さらに顔面に尻を擦りつけ、青木の髪を掴んで起こすと首投げからスリーパー。そのままフォールも2。
 吉江は片逆エビ固めも青木はロープへ。吉江はその青木の上に乗り潰す。

 エルボー合戦から青木はエルボーを連打し走りこむも吉江はルーテーズプレス。フォールも2。
 吉江はコーナーに振ると串刺しボディスプラッシュから串刺しヒッププレス。吉江は首投げから前転プレス。フォールも2。
 吉江は担ぐも着地した青木が膝にキックから膝にドロップキック。その膝に組みつくも吉江は顔面を張ってからショートレンジラリアット。吉江はエルボードロップを落としフォールも2。

 吉江はランニングボディプレスも避けた青木がスクールボーイも2。青木は走りこんで前方回転エビ固めも耐えた吉江がヒッププレスを投下しフォールも2。吉江はコーナーに登るが青木は正面に登る。一度は落とされるが再度登った青木にヘッドバッドを叩き込んだ吉江がリングに降りてランニングセントーン。フォールも2。吉江はボディプレスを投下しフォールも2。吉江は串刺し攻撃を狙うが避けた青木がスクールボーイからジャックナイフ式エビ固めで3カウント。

<試合後コメント>
青木篤志
――あきらめない心があっての前提ですが、柔よく剛を制する結果となりました
「まぁああ来るのはわかっていたからね(苦笑)。どうしようか考えて一回戦に臨んだ結果です。向こうが体重をうまく利用してくる選手。じゃあ何ができるかなって。それだけでしたね。賭けは賭けです。自分の体を信じていたとはいえ、無理だと思っちゃったら負けちゃうんでね。自分の体を過信するわけじゃないけれど、ちっちゃい割に頑丈だから。でもキツイ、キツイよ。あれだけうまく体重かけられてくるとキツイ。でもトーナメントだからよかった」

――リーグ戦よりもトーナメントの方が・・・
「そうだね。次は・・・」

――青柳選手とカシン選手の勝者です
「おっかないよね。あの人(カシン)のことだからね。試合前でしょう?青木とやりたくねぇって言って放棄する可能性もあるからね(苦笑)」

――逆に青木選手とやりたいって言ってやる気を出してくるかも・・
「そっちの方が怖い!絶対裏があるよ!それだけは阻止してよ。勝ったから言えるけど、そういう先も見据えて勝っていかなくちゃいけないのがトーナメントだから。リーグ戦と違って誰といつやるって決まってるわけじゃないから。それがトーナメントの醍醐味だし。そこはもちろん考えて、研究しますよ」

――実現すれば腕ひしぎ十字固めを得意とする同士の対決という見方も・・・
「関係ないよ。俺もあの人も十字だけじゃないと思っているからね。でもまぁちょっと俺の脳みそじゃついていけないな。でもトーナメントは優勝だけを目指してやっていきます」

第4試合

2016-09-04ajpw_4th 先発はSUSHIと中島。SUSHIはウルティモを要求し中島はウルティモにタッチ。
 ロックアップからリストの取り合い。ウルティモがアームホイップで投げ、SUSHIは腰を抑えながら片足タックルからウルティモを倒しアンクルホールドを狙うも、ウルティモはヘッドシザーススクリュー。SUSHIはロープへ。
 改めてロックアップからSUSHIが自軍コーナーに押し込み土方がその背中にタッチ。ウルティモも中島にタッチ。

 ロックアップから土方がロープに押しこみ顔面を張る。中島がロープに飛びショルダータックルからアームホイップで投げドロップキックで場外に落とす。だが土方が場外から中島の足を引きずり落とすと、エプロンを走りこんでのサッカーボールキックを叩き込む。場外カウント9で中島はリングへ。土方は西村にタッチ。

 ロックアップから西村がエルボースマッシュを叩き込んで場外に投げ捨てる。西村は場外でエルボースマッシュを叩き込みながら場外を回り、リングに戻ると中島がチョップ。だが西村はエルボースマッシュで倒しスリーパー。西村はダブルアームスープレックスで叩きつけてフォールも2。西村は土方にタッチ。

 西村と土方はダブルのエルボーから土方が串刺しハイキック。フォールも2
。土方はSUSHIにタッチ。
 中島はミドルキックもキャッチしたSUSHIがバッククラッカーからフォールも2。SUSHIはヘッドバッドからコーナーに振って走りこむが、足を伸ばしてカットした中島が飛びつきコルバタから渕にタッチ。

 渕はSUSHIにナックル。再度ナックルからボディスラム。渕はボディスラムで再度叩きつけ、サミングからナックル。ウルティモがタッチしようとしないため、渕が再度ボディスラム。渕はバックドロップを狙うが、耐えたSUSHIがニールキックを叩き込んでダイビングヘッドバット。渕はこれを避けるとSUSHIの顔面を蹴りつけウルティモにタッチ。

 ウルティモはドロップキックからコーナーに振りショルダースルーからコンビネーションキックを叩き込んで倒すも、土方がウルティモを羽交い絞めにする。だがウルティモは土方もろともSUSHIをホイップすると、SUSHIのバックをとるがSUSHIはTEKKAMAKI。これは中島がカット。

 SUSHIは中島にヘッドバッドから走りこんできたウルティモにスワンダイブミサイルキック。だが中島がSUSHIへドロップキック。ウルティモも続けてドロップキックから渕を呼び込み渕がドロップキック。ウルティモはラ・マヒストラルも土方がカット。ウルティモが渕にタッチ。
 渕が首固めも西村がカット。再度渕が首固めで3カウント。

第5試合

2016-09-04ajpw_5th カシンは何故か大怪獣モノの卵を手に入場。
 カシンが握手を要求し、青柳はその手を握りクリーンに試合開始。
 カシンは執拗に持ち込んだボールに「触るな」と警告。ロックアップから青柳がコーナーに押し込みエルボー。
 再度ロックアップからカシンがコーナーに押し込むが、ラリアットを避けた青柳がエルボーから距離を取る。
 バックの取り合いから青柳がヘッドロックもカシンは抜けて距離を取る。

 カシンは「なかなかやるね」と握手を要求。青柳は手を握るがカシンはガットショットからキャメルクラッチ。そのまま鼻フック攻撃。
 カシンはボディに膝を叩き込んでエルボースマッシュ。エルボースマッシュの打ち合いからカシンが首投げで倒しストンピング。
 カシンがヘッドロックから髪を掴んでいくと、青柳はボディにエルボーもカシンはショルダータックルで倒す。カシンがロープに飛ぶも青柳はドロップキックを叩き込んでカシンは場外へ。そのままカシンは客席に座り、座っていた客をリングに投げ入れようとする。拒否した客にカシンはガットショットから客席に座らせるとリングへ戻る。

 青柳はバックを取るもカシンがバックエルボーで逃れエルボースマッシュ連発。青柳が逆コーナーに振るがカシンは足を伸ばしてカットし走りこむが青柳が逆さ押さえ込み。返したカシンに青柳がランニングニーから振り返り式クロスボディアタックも、カシンがレフェリーを巻き込み青柳は二人まとめて潰してしまう。青柳はフィッシャーマンスープレックスもレフェリーが失神しているため叩かれない。

 青柳はダイビングクロスボディアタックからフォールもレフェリーはまだダメージが残っているためカウントが遅い。青柳はバックを取るもカシンが股を抜けて青柳のバックを取ると飛びつき腕ひしぎ。青柳はこれでギブアップ。

 青木がリングインし、カシンは握手からガットショットを叩き込み場外に叩き出そうとするが、青木は耐えて卵を奪おうとするがカシンは卵を持って場外に消えていった。

<試合後コメント>
ケンドー・カシン
「今生まれるかもしれないから気をつけた方がいいよ」

――この持ってらっしゃるものは
「(大怪獣)モノの卵だよ。気をつけて。二回戦青木か?青木も苦労したな、あんなに白髪が生えて。あとはなんかある?青柳も大仁田厚みたいな嘘つきにダマされないように気をつけなくちゃいけないな。これを教訓に頑張って欲しいよ」

青柳優馬
――初参戦となった王道トーナメントは残念な結果になってしまいましたが、それ以上にカシン選手にしてやられたという感じではないでしょうか?
「そうですね。ぜんぶ最初の時点で持っていかれたんだなと今頃になって気づきました。最後は極まってしまいましたけど、自分の中では飛びつき腕ひしぎ逆十字。警戒していたんですけど、あの人がどのタイミングで出してくるか、本当にわからなかったです」

――ただ何もできなかったとはならなかったと思いますが?
「そうですね。でもやっぱり間違いなく相手の手のひらの上で転がされていたっていうのが、お客さんの中でも僕の中でもあると思います」

――ここのところWRESTLE-1参戦、Jカップ出場、王道トーナメント出場とチャンスは立て続けにもらっているという状況ですが?
「そうですね。チャンスをつかめていない自分にあきられてしまうんではないかと。すでにあきれているお客さんもいるんじゃないかと思います。自分が変えていかないとこれからプロレスラーとして生き残っていけないと思っています。改心して研究しないといけないと思っています。ありがとうございます」

第6試合

2016-09-04ajpw_6th ロックアップからジェイクがチョップ。エルボー合戦から崔がミドルキックもジェイクはキャッチしエルボーで倒す。ジェイクは崔の足を持ち膝をリングに叩きつけフォールも2。ジェイクはヒールホールドも崔はロープへ。

 ジェイクは強烈なキックを叩き込みつばを吐くと、崔はハチマキを捨ててビッグブーツからミドルキック連発。座り込んだジェイクの背中にサッカーボールキック連発。ジェイクはたまらず場外へ。

 リングに戻ってきたジェイクに崔はニーリフトからミドルキックでコーナーに押し込み顔面に膝をこすりつけていく。
 崔は首投げからサッカーボールキック。フォールも2。崔はサッカーボールキックからロープに押し込み顔面にツバを吐いてからチョップ。ジェイクもツバをはきかえし、崔はミドルキック連発。膝をついたジェイクに走りこんだ崔だったがジェイクはエクスプロイダーで投げ飛ばす。
 ジェイクは串刺しビッグブーツからミドルキック連発。ふらつく崔を俵投げからフォールも2。

 バックを取ったジェイクだったが、逃れた崔がミドルキックで倒し前から後ろからサッカーボールキック。フォールも2。
 崔はブレーンバスターからフォールも2。

 崔はバックをとるが、エルボーで逃れたジェイクがビッグブーツから走りこむと崔のラリアットを避けてレッグラリアート。フォールも2。
 ジェイクはブレーンバスターからフォールも2。崔は走りこんできたジェイクを担いでコーナーに座らせると、ジェイクのエルボーを耐えてツバを吹くも、ジェイクはヘッドバッドで落とす。だが崔はランニングキックから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。崔が那智の滝を投下し3カウント。

<試合後コメント>
ジェイク・リー
――持てる力はぶつけた感じですか?
「・・・まだまだ。まだまだ。こんなんじゃ終わらない。トーナメントはここで敗退だけど、トーナメントを抜きにして・・・。クッソー」

崔領二
「全日本プロレスに参戦させてもらって、いろんなことがあったけどレスリング・オールスターも開催して、チャンピオン・カーニバルもやって。なんか信頼関係が築けたんじゃないかなぁというのと、ちょっとずつ僕のポジションもできてきたんじゃないかなぁと。そんなの差し置いて、やっぱり僕はこの団体に感謝していて、ランズエンドでやっていても試合数が足りなかったり、名前を売る行為はひとりじゃできないところがあって。
 僕もランズエンドのいいところを持ってくるから、僕も全日本のいいところをたくさん吸収したい。そんな感じでお互いやっていて、すごいいい関係なんじゃないかなと。けどこの前三冠に挑戦して明確にわかったことがあるんですよね。個人闘争だったら、相手を立ててる場合じゃないなって。次、誰がチャンピオンでも挑戦するときは一切ノーコメントにして、相手を叩き潰すから。やっぱね、宮原が一枚上手でしたね。まったく相手のことを立てないでしょう。たいしたもんですよ。俺は気に食わない。だけど最高のチャンピオンだ。勝つために自分を鬼にして勝利に徹する。あの歳で俺ができたかって言ったら無理でしたね。まぁ本当に正直控室でも全日本プロレスの選手とは会話していないですよ。それでいいのかもしれない。クラブ活動しに来てるわけじゃないんでね。プロレスっていうものを追及しに来たんで、最高の空気だと思いますね。いい意味で無骨な人間の集まりで、だけど現代のプロレスのあるべき姿に非常に前向きというか。
 ちょっとしたらまた新しい発表をして。全日本プロレスともいろんな関わり合いを持ちたいなって。まずはこのトーナメントに優勝して、ベルトに挑戦したいなと。どのベルトでもいいです。タッグでもシングルでも。とにかく全日本プロレスファンの視界にランズエンドの崔領二を入れたい。そして多分僕の感覚では今の全日本プロレスのファンは僕のことを欲してると思う。僕みたいなスパイスが確実に(必要として)いると思う。俺が中心に行くとかどうこうじゃなくて。俺みたいな考えの人間が必ずいるはずだ。だからこのトーナメントを制してちょっといろいろ変えていきたいなと。自分自身も含めて変えていきたいと思うんで」

――ジェイク選手と対戦していかがでしたか?
「ジェイクとは潰し合いなんで。ジェイクが育たなかったらここの未来はないと勝手に思っています。でかいでかいと言われている若手の中でもまたひとつでかいし、手足も長いし。そしてあいつは他人から応援される特殊な才能を持っているんですよ。昔、橋本真也さんがよく言ってたんですよ。その他人から応援される才能というのは誰でも持っているものじゃないから。それを持っているか持っていないかでその後の人生が変わるって言ってますしたね。
 僕は本当にいろんなヤツを見てきましたけど、それを持ってるやつなんてほとんど見たことないですよ。プロレス界に限っては年下の選手で、今あいつは確実に持っているんですよ。言葉じゃ言えないけど、今勝った負けたとかそんなのどうでもいいですよ。ジェイクに関しては。向こう10年20年。大きいものを見てほしいなと、彼に関しては。確実に大輪の花が咲くと思います。ポテンシャルが違う、他とは。でも生きるか死ぬかは彼次第ですよ。そう言われながら死んで来た選手も山ほどいるから断言はできないけど。絶対に100%は。
 2回戦はボディガー、ゼウスの勝者。叩き潰してトーナメントを制して。できれば宮原と決勝でやりたいなと。ありがとうございました!」

第7試合

2016-09-04ajpw_7th ロックアップから一度距離を取る。お互いポーズを決めてアピールし、手4つからゼウスが膝を叩き込んでヘッドロック。ボディガーはそのまま持ち上げようとするが、耐えたゼウスがショルダータックル。ショルダータックルの打ち合いから、ゼウスがラリアットも避けたボディガーがラリアットで場外に叩きだす。ゼウスをエプロンに寝かせたボディガーはエプロンを走りこんでギロチンドロップ。ゼウスは場外に落下しカウント5でリングへ。

 ボディガーはエルボー連打もゼウスがエルボーで返す。だがボディガーはベイダーハンマーを叩き込む。
 エルボーの打ち合いからボディガーがゼウスを持ち上げロープに投げ捨てる。ボディガーは首投げからチンロック。そのまま潰しフォールも2。

 ボディガーはコーナーに押し込むが、ゼウスが逆コーナーに振り走りこむが、足を伸ばしてカットしたボディガーがショルダータックルでコーナーにふっ飛ばし串刺しラリアットからラリアット連発。ボディガーはバックドロップからフォールも2。ボディガーはギロチンドロップからフォールも2。ボディガーはゼウスをロープに振るもゼウスはジャンピングラリアットで迎撃し、投げようとするがお互いブレーンバスターの打ち合い。ゼウスがコーナーにボディガーをのせて雪崩式ブレーンバスター。
 すぐに立ち上がった両者がラリアットの打ち合いからボディガーが打ち勝ちフォールも2。

 ボディガーがベイダーハンマーからラリアットで倒しフォールも2。ゼウスがボディガーのラリアットをガードしチョークスラムからフォールも2。ゼウスはラリアットでなぎ倒しフォールも2。ゼウスはジャックハマーで叩きつけてこれで3カウント。

<試合後コメント>
ゼウス
――チャンピオン・カーニバルで準優勝だっただけに、このトーナメントには期するものがあるかと思いますが?
「そうですね。前のチャンピオン・カーニバルでの決勝での悔しい思いがあるから、今回の王道トーナメントでは絶対優勝してやろうと思っています」

――1回戦はビッグガンズ対決となりました
「すごいカードになってしまったなという思いと共に、力と力の肉弾戦でやるしかないという。僕らしい試合をすればいいと思っていました。体力勝負ですね。今日はなんとか勝つことができました」

――トーナメント優勝、そして三冠挑戦と考えているかと思いますが?
「そうですね、目標はトーナメントはとりあえず優勝。三冠王者には絶対になってやろうと今がんばっているんで。もちろんです。2回戦は崔選手が勝ち上がってきて。チャンピオン・カーニバルでは負けている相手なんで、もう一度相手を研究し直して倒してやろうと思っています。ありがとうございました」

第8試合

2016-09-04ajpw_8th ロックアップから大森がヘッドロックからショルダータックル。走りこんだ大森に秋山がドロップキックも大森はこれを避ける。
 バックの取り合いから大森がリストを取るも、秋山は足を刈ってヒールホールド。大森は腕をとって腕ひしぎ。秋山がロープへ足を伸ばす。

 大森はリストを取ると、ロープを使って腕を捻っていく。そのままエプロンに落とすとバックドロップを狙うが、秋山が逆にDDTでエプロンに突き刺す。
 秋山は大森を実況席と鉄柱に叩き込み、大森は頭を振りながらエプロンに登るも秋山はランニングニーからパイルドライバー。さらにランニングニーを叩きこんでフォールも2。

 秋山はニーを落としていくと、大森は膝立ちでチョップ。チョップに秋山はエルボーでコーナーに押し込みヘッドバッド連打。さらに串刺しランニングニー2連発。秋山は大森をコーナーに押し込みチョップから逆コーナーに振ると追走ジャンピングニーからエクスプロイダーの体勢。耐えた大森がチョップも秋山はエルボー。エルボーの打ち合いから秋山がロープに飛ぶも大森はビッグブーツで迎撃しニールキック。両者ダウン。

 大森がネックブリーカードロップからフォールも2。大森がアックスギロチンを狙うが着地した秋山が走りこんできた大森にジャンピングニー。さらにランニングニーを叩き込んでフォールも2。
 秋山は胴絞めフロントネックロック。力が抜けた大森をフォールも2。
 秋山はエクスプロイダーからフォールも2。秋山はコーナーに登るが、正面に登った大森が雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。

 大森が後頭部に串刺しラリアットからコーナーに座らせ雪崩式バックドロップ。フォールも2。
 大森はアックスギロチンを狙うが秋山がパイルドライバーで叩きつける。大森はランニングニーもキャッチした大森がアックスギロチンドライバー。
 大森はアックスボンバーもキャッチした秋山がエクスプロイダー。だがすぐに立ち上がった大森がアックスボンバー。フォールも2。両者ダウン。

 秋山が走りこんできた大森にジャンピングニーから顔面にニー。さらにランニングニーを叩き込んでフォールも2。
 秋山はニー連打からエクスプロイダー。フォールも2。秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウント。

<試合後コメント>
秋山準
――二連覇にむけての初戦を勝ち上がりました
「最近の成績だとね、成績というかお互いの調子だと正直今は負けてはいけないという感じだけど、あいつも俺とやるときは他のやつとやる時とは違って意地というのも感じるし、苦しめられました。トーナメント一発目ですからね。今の俺はほぼ死角がないと思ってるんで。チャンピオンとどっちが(上か)というところにいると思うんで。優勝します」

第9試合

2016-09-04ajpw_9th ロックアップから両者ロープに押し込み合うもクリーンブレイク。諏訪魔がヘッドロックからショルダータックル。走りこんできた諏訪魔を宮原がアームホイップも距離を取る。
 バックの取り合いからリストの取り合い。諏訪魔が髪を掴んでロープに押し込む。エルボー合戦から諏訪魔がガットショット。ロープに振るが宮原がビッグブーツを叩き込み諏訪魔はエプロンへ。再度宮原がビッグブーツで諏訪魔を場外に落とすと、ヘッドバッドを叩き込み諏訪魔がリングに転がり戻る。そこを宮原はフォールも2。

 宮原はエルボーから走り込むが諏訪魔はスリーパー。諏訪魔は回転してバックマウントから胴締めチョーク。これはレフェリーが強引に引き剥がす。

 諏訪魔がストンピング。宮原がエルボー連打も諏訪魔がダブルチョップでなぎ倒す。諏訪魔はボディスラムからエルボードロップ。諏訪魔はネックブリーカーも宮原はロープへ。
 諏訪魔はナックルからガットショット。DDTからフォールも2。諏訪魔はスリーパー。宮原はロープへ。

 諏訪魔はコーナーに押し込みダブルチョップ連発。逆コーナに振り串刺しラリアットからベアハッグスープレックス。フォールも2。
 諏訪魔はストンピングも宮原はエルボー。諏訪魔はトーキックからラリアットも、避けた宮原が低空ドロップキックから顔面にドロップキック。
 宮原は串刺しエルボーからノーザンライトスープレックスホールド。フォールも2。

 バックを取った宮原をふっ飛ばした諏訪魔が走りこむも宮原はビッグブーツ。だがその足をキャッチした諏訪魔はエクスプロイダーで投げ捨て、エプロンに転がった宮原を起こすとエルボーからコーナーに叩きつけスリーパー。宮原は場外に落下。なんとかリングに這い上がった宮原をフォールも2。
 諏訪魔はラリアットからフォールも2。諏訪魔はパワースラムからフォールも2。諏訪魔はラストライドの体勢も宮原は空中で体勢を変えDDT。

 宮原は串刺しジャンピングニーから垂直落下式ブレーンバスター。フォールも2。宮原はブラックアウトもこれをキャッチした諏訪魔がパワーボム。

 エルボーの打ち合いから宮原がエルボー連打。諏訪魔がロープに振ってラリアットでなぎ倒しフォールも2。諏訪魔がバックドロップからフォールも2。諏訪魔がラストライドを狙うもフランケンで返した宮原が後頭部にブラックアウト。再度ブラックアウトを叩きこんでフォールも2。
 宮原がジャーマンスープレックスホールドも2。宮原はシャットダウンを狙うも、返した諏訪魔がドロップキックからバックドロップ。フォールも2。
 諏訪魔はジョー・ドーリングの必殺技であるレボリューションボムで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>
諏訪魔
「よーし、勝ったよ!今日、勝つまで長かったし、スッゲー苦しかった。思い出した。この半年間の地獄を。この感覚だよと思ってね。すごいうれしいよ。ここまでまだやれるって自信になった。タイトルかかってないんだけどさ。この自信は何物にも代えられない。『足よ、もってくれ』と試合中ずっと思っていた。バックドロップでアキレス腱が切れて、そのバックドロップを打つ時に考えたよね。『頼むぞ』って言い聞かせて。一緒に練習してきたんだし」

――三冠王者としての宮原選手の実力についてはあらためていかがでしたか?
「見てない間にかたちを作っているというのはわかったよ。入場してきてもあいつの世界観というのがあったのはわかる。ただ俺にも意地はあるからそこはね。まだまだ決着はついていないと思ってるだろうし」

――フィニッシュではドーリング選手のようにスパイラルを加えたところに思い入れを感じたのですが?
「当然ジョーもね。ジョーとは何回も決勝でやろうぜって言ってきてるし。・・・ジョーはすごいな。あれで何回転もまわすんでしょう?足が危ないよね。そのリスクを負ってでも。、ジョーにも復活したぞというところを見せたかったし、『帰ってこいよ』と。そういう思いでやりました」

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