九州プロレス 3・27天瀬大会 日田丸&藤波&LEONAvs玄海&阿蘇山&桜島 ばってんvs上田
『株式会社新栄クリーンサービス、新栄清掃有限会社 PRESENTS 佐々木日田丸デビュー15周年記念大会 天瀬を元気にするバイ!』
日程:2016年3月27日(日)
会場:大分県日田市天瀬町・天瀬公民館体育館
観衆:420人(超満員札止め)
▼天瀬闘会始~ザ・プロフェッショナルレスリング~ 30分1本勝負
●田中純二
12分15秒 変形首固め(仮)
○藤田ミノル(東京愚連隊)
▼ぶらりばってん途中下車の旅~ご当地の猛者出てきんしゃい!~ 30分1本勝負
●ばってん×ぶらぶら
11分12秒 投げっぱなしパワーボム→片エビ固め
○上田馬之助(FTO)
▼九州ドリームマッチ~世界最高齢レスラー天瀬徘徊~ 30分1本勝負
○筑前りょう太
11分19秒 まっすぐとぶバイ!→片エビ固め
●がばいじいちゃん
▼天瀬を元気にするバイ!~天瀬の新ヒーロー誕生~ 45分1本勝負
○めんたい☆キッド/天瀬キッド
10分39秒 めんたいスプラッシュ→片エビ固め
ザ・グラバー/●白くま
▼佐々木日田丸デビュー15周年記念試合~飛龍親子&日田丸・大分夢トリオ凱旋!~ 60分1本勝負
○佐々木日田丸/藤波辰爾(ドラディション)/LEONA(ドラディション)
19分5秒 日田丸式パイルドライバー→エビ固め
玄海/阿蘇山/●桜島なおき
日田丸がデビュー15周年記念試合で藤波親子とトリオ結成!ばってんは2代目・馬之助の餌食に
第1試合
4.17九州王座への挑戦が決まった藤田に、年中真夏の熱き山笠男が「待った!」をかける!
序盤はクラシックな腕の取り合い、グランドの攻防。分が悪くなってくると、藤田は純二のむき出しの尻を叩きエスケープ。純二の後頭部にドロップキック、スリーパー。純二はチンクラッシャーで逃れると、ヒッププッシュ&ヒップアタック。
5分過ぎ、純二のブレーンバスターを脇固めでかわす藤田。アンクルホールドはロープブレイク。ならばと串刺しエルボーや顔面、後頭部に膝蹴り、「博多まで飛んでけー!」と裏投げ!フィニッシュを狙ったSAYONARAは2.8でキックアウト!
10分。純二はランニングネックブリーカーで逆襲開始。串刺しラリアート、サイドバスターは2.5。藤田は、回転エビ固め、スクールボーイ、逆さ押さえ込みと丸め込みを畳み掛け、最後は急所打ちからの変形首固め(仮)でカウント3!
実力者・純二を破り、4.17アクロス福岡でのタイトルマッチへ弾みをつけた。
第2試合
大舞台でのタイトルマッチを経験し、一皮むけた奇跡の漢…ばってんの新シリーズ。天瀬での途中下車は、ご当地の極悪レスラー、2代目・上田馬之助を迎え撃つ!
ゴングが鳴ると、馬之助は力づくでばってんを放り投げる。ばってんはタックルで果敢にぶつかるも通用せず、場外にたたき落され、容赦ない竹刀攻撃の餌食に。さらにコブラクロー、サミングと反則攻撃を畳み掛ける。
5分過ぎ、馬之助の後頭部へばってんボンバーを連発するも、馬之助の一喝に、思わずひるむばってん。馬之助は、レフェリーのブラインドをついて古典的な栓抜き攻撃!得意の延髄斬りでなんとか逆襲に転じたばってんは、「花と!温泉と!祈りの町!」の天瀬エルボーを決める!そして、コーナーに登ると観客にアピール!
その隙に、息を吹き返した馬之助は、ばってんの背後に迫る。「ばってん後ろ!後ろ!」状態からのデッドリードライブ。それでもばってんは、丸め込みを連発し勝利を狙う。ばってんボンバー、左のばってんボンバーは成功。しかし、トドメのばってんボンバーは返り討ちを受け虫の息に。ラストは、馬之助の強烈な投げっぱなしパワーボム。
第3試合
2015年度は年間150施設の慰問を達成した筑前。今回の慰問先はがばいじいちゃん。
しかし、試合となると真面目に対峙する筑前。軽く突き飛ばすだけでもブーイングを浴びてしまう。じいちゃんは超スローな動きと、匠の杖さばきで翻弄。
5分過ぎ、短期決戦を狙う筑前は、逆エビ固めで絞り上げるも、杖を使ったロープエスケープ。筑前の串刺し攻撃は、杖で迎撃し、名人芸ロープ杖渡りへ。しかし、杖を奪われ急所を打ちつけるじいちゃん。超ハイスピード化し、打点の高いドロップキック、巨体の筑前をブレーンバスター、場外へプランチャ!さらに、スワンダイブのボディアタックで会場に衝撃を与える!
10分過ぎ、筑前のパワーボムをラナで切り返したじいちゃんは、チョークスラムからのがばいトーンボム!これをかわした筑前は、高角度のスプラッシュマウンテンで叩き付け、まっすぐとぶバイ!で、じいちゃんを冥土へ送った。
第4試合
第4代九州王者のめんたい☆キッドが、今回初登場の天瀬の新ヒーロー「天瀬キッド」とタッグ結成!凶暴なペット・白くまを引き連れたグラバーを迎え撃つ!
ゴング前に、白くまをけしかけWキッドを襲わせるグラバー!開始早々、白くま野獣化。凶暴な引っ掻き攻撃。初登場の天瀬キッドは、小柄な体格を活かしたハイスピード戦士。グラバーを華麗な人工衛星ヘッドシザースで場外へたたき落すと、めんたいと一緒に天瀬音頭を踊る。そこへ白くまも加わり盆踊り状態へ。
5分過ぎ、白くまはベアークローから引っ掻き、白くまボムへ。代わっためんたいは、グラバーへトップロープに飛び乗りドロップキック。そして二人相手に背面エルボーからのめんたいドライバー。グラバー&白くまは、息の合ったクロスボンバーで反撃!
さらに白くまはグラバーをおぶった状態で重圧プレス!二度目のクロスボンバーは相打ち。チャンスと見た天瀬キッドは、2人まとめて619。WキッドWドロップキックでグラバーを場外へ落とすと、天瀬キッドが、プランチャで分断成功!めんたいは、白くまにコーナーtoコーナーのミサイルキック!フラフラの白くまへ、めんたいスプラッシュが見事に決まり、Wキッドが勝利を飾る!
試合後、白くまの不甲斐なさに怒り狂うグラバーに対し、逆ギレする白くま、ご主人を追い回す結末に。
第5試合
日田市在住の日田丸のデビュー15周年記念試合は、大分が誇る世界のレジェンド・藤波辰爾と息子・LEONAとの大分夢トリオを結成し地元凱旋!玄海率いる九州最強を誇る武闘派ユニット「玄武會」を迎え撃つ!
先発のLEONAは桜島相手に、得意のグラウンド。日田丸と玄海は、共に闘志むき出しの打撃戦!藤波は阿蘇山と力比べ。阿蘇山の両腕をリングに押さえつけ踏みつけるなど老獪な攻めを見せる。ロープに飛ぶLEONAに対し、セコンドの藤田が足をすくうと、一気に場外乱戦へ。玄海は場外で、藤波相手に容赦ない攻撃を仕掛ける。
再び戦場をリング上に移すと、玄武會は3人がかりでLEONAに串刺し攻撃で、強烈な洗礼を。互いに激しく意識する日田丸と玄海は、サッカーボールキックを撃ち合う。
10分過ぎ。玄海と阿蘇山は日田丸に連携のタックル、エルボー、さらに阿蘇山を抱え上げて日田丸に落とす、強烈な山落とし。
怒りの玄武會は藤波へ三人掛かり。そこへLEONAが父の救出に入り、阿蘇山へ足四の字固め、さらに藤波がドラゴンスリーパーで絞り上げ、親子合体技を披露!日田丸は玄海に、ミドルキック二連発からの延髄斬り。桜島を卍固めで捕らえると、LEONAは阿蘇山にコブラツイスト。さらに藤波は玄海へドラゴンスリーパーと、大分夢トリオの競演!
15分。玄海は日田丸へ超人拳からの踵落とし、後頭部へ強烈な蹴り。桜島は日田丸へブレーンバスターからのスライディングN。
大ピンチの日田丸は、玄海と桜島の同士討ちを誘うと、桜島へ脇固めからの腕固め。藤波のフォローを受けたLEONAは、場外の玄海&阿蘇山へ、ドラゴンロケット炸裂!チャンスと見た日田丸は、ロー、ミドル、ハイキックからの、強烈な日田丸式パイルドライバーで桜島をマットにめり込ませ、デビュー15周年記念試合を勝利で飾った!
日田丸は「15年前に東京でデビューして、日田にたどり着きました!10周年もやってないのに、15周年をここでやれたことが凄く嬉しいです!正直、プロレスを辞めようと思ったこともありました。でも、筑前りょう太さんに拾って頂いて、15周年を迎えることができました。これから20年、30年、藤波さんに負けないように、頑張っていきます!プロレスを諦めないで良かった!」とマイク。そして、藤波親子と共に「天瀬から、九州ば元気にするバイ!」でデビュー15周年記念大会を締めくくった。
(記事・写真提供/九州プロレス)