イサミに敗れた塚本がまさかの告白!福田が3.13北沢でイサミと一騎打ち!旭に敗れた久保が鋼鉄軍団入り

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2月26日、神奈川・横浜ラジアントホールで行われたプロレスリングBASARA『伐折羅・四〜威風堂々〜』。この日のメインイベントでは現在KO-D無差別級王者にしてアジアタッグ王者でもある木高イサミが、自らBASARA旗揚げ前に「一緒にやらないか」と誘った塚本拓海とシングルマッチで対戦。
戦前「どんなにいい試合をしようが、どんなに結果を残そうが、絶対に越えられない壁があるんです!」とイサミに言われていた塚本は、トペを狙ったイサミを巨大ハンマーで撃墜したり、フィッシャーマンバスター、タイガースープレックスなどでイサミを追い詰める。
しかし塚本の左ヒザを蹴りや関節技で徹底的に痛めつけていたイサミは、塚本に必殺にドレイクドライバーを決めさせず、逆にハイキックを叩き込むと、後頭部と顔面に必殺の勇脚・斬をブチ込んで勝利。

試合後、イサミが「どんなに疲れようが、痛かろうが、すべてはこのBASARAのため。今回は壁がどうこうって話をしたな。壁を越える・来ないはお前の自由だけど、もしお前がまだ何かが足りないって少しでも思ってるなら、覚悟の量がお前とは違うんだよ」と言い放つと、敗れた塚本は突然「負けたのに生意気なこと言うのはアレですけど、僕、イサミさんのことが好きです」とまさかの告白!
思わず女性ファンから驚きの声があがったが、なおも塚本から「自分は別にゲイだったり、ホモだったりしないですけど、やっぱりあんたが好きだ」と言われたイサミは試合後「一瞬(壁を)乗り越えられた瞬間でしたね。今日は試合では勝ったけど、壁論争に関してはツカが一枚上手だったかもしれないですね」と苦笑い。

20160226_バサラ横浜②そこに、この日FUMA&円華のヘヴィメタルタッグに敗れた福田洋とSAGATが登場。奇声を発するSAGATの言葉を通訳しようと、福田が耳を傾けるとSAGATは「福田さんとのタッグがキツいんで3月13日、イサミさんとシングルで闘ってもらえないですか」と丁寧な日本語で言ったのだが、福田は「SAGATはこう言っている! 3月13日、北沢タウンホール大会、シングルマッチ、木高イサミvs.福田洋決定だ!」と勝手に通訳。
イサミに向かって「若い芽を摘んでいる」と指摘した福田だが、BASARAの代表でもあるイサミが自分の団体の若い芽を摘む必要はない。それだけにイサミは「弱い奴が悪いんです」とバッサリ切り捨てたのだが、福田は実はスポーツバーの店長業や大日本プロレスの従業にも参加しているイサミが疲れているだろうと思い、自分が勝つことで少しイサミを休ませてあげようと考えているという。

20160226_バサラ横浜③BASARAのトップに立つため、1月の旗揚げ戦からマスクを被っている久保佑允は、KAIENATAI DOJOの旭志織が保持するインディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座に挑戦。旭がイサミから奪取したベルトだけに、この王座を奪取すれば一気にBASARAのトップが近づく大事な一戦だったが、旭は厳しい攻撃で久保を追い詰めて最後は低空延髄斬りの阿吽を2連発叩き込んで勝利。
「僕がこのベルトを獲ってからの防衛戦の中では正直、一番楽をさせてもらった」と余裕の防衛だった旭。久保にとっては何とも悔しい一戦となったが、そこにベースを持った円華と共に現れたFUMAが「今の試合を見て私は改めてこの思いを強くした。あなたこそ真のヘヴィメタル侍だ!」と言ってヘヴィメタルチームに勧誘。
すると久保は「勝てないっていうのは辛いわ。何かが足りないのかもしれないですね」と言ってFUMAと握手。チームに加入した久保に円華は自前のベースをプレゼント。関根龍一と中津良太の「騎馬隊」、福田洋とSAGATの「ヒロシ・ドゥ・ソレイユ」と、続々とタッグチームが誕生しているBASARAだが、ヘヴィメタルタッグは3人目のメンバーが加わったことで「鋼鉄集団」へと進化した。

(文/佐瀬順一)

伐折羅・四~威風堂々~
日時:2016年2月26日(金)
会場:神奈川・横浜ラジアントホール
観衆:243人(満員)

▼オープニングマッチ 20分1本勝負
●風戸大智/Hi69/田村和宏
13分53秒 キャメルクラッチ
○三原一晃/岩本煌史/グルクンマスク

▼第二試合 3WAYマッチ 20分1本勝負
○竜剛馬
7分31秒 リバース風スプラッシュ→体固め
●丸山敦
※もう一人はレッカ

▼第三試合 20分1本勝負
○FUMA/円華
11分0秒 HEAVY METAL ANTHEM→片エビ固め
福田洋/●SAGAT

▼第四試合 インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○旭志織
15分28秒 阿吽→片エビ固め
[挑戦者]●久保佑允
※第23代王者・旭が4度目の防衛に成功。

▼セミファイナル 30分1本勝負
関根龍一/●中津良太
13分58秒 PICTURES→片エビ固め
○ヘラクレス千賀/ツトム・オースギ

▼メインイベント 30分1本勝負
○木高イサミ
16分57秒 勇脚・斬→片エビ固め
●塚本拓海

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