我闘雲舞12.22板橋大会 さくら&奈七永vs.ブリバト、ニラvs.米山のIWA三冠戦、里歩&真琴vs.志田&「ことり」
2015年最後の板橋大会
日時:2015年12月22日(火)
開場:18:30 開始:19:00
会場:東京・板橋区立グリーンホール
観衆:180人(超満員)
▼第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
●帯広さやか/アントーニオ本多
13分8秒 かかあ天下→片エビ固め
松本浩代/○趙雲子龍
▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●パクサー
9分32秒 アンクルホールド
○佐藤光留
▼第3試合 シングルマッチ 10分1本勝負
▲円華
4分7秒 ダブルフォール
▲中年モグラ男(井上雅央)with ハル・ミヤコ
※試合前に課せられた条件により、モグラ男は我闘雲舞を永久追放。円華は今後モグラ男になる。
▼第4試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△マサ高梨
時間切れドロー
△“brother”YASSHI
▼第5試合 タッグマッチ 15分1本勝負
●里歩/真琴
11分26秒 モーニングスター
○「ことり」/志田光
▼第6試合 IWA三冠統一選手権試合 20分1本勝負
[王 者]●DJニラ
9分21秒 米-ZOU
[挑戦者]○米山香織
※第7代王者ニラが3度目の防衛に失敗。米山が第8代統一王者となる。
▼第7試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○さくらえみ/高橋奈七永
19分41秒 ラ・マヒストラル
SAKI/●MIZUKI
辛くもブリバトを退けたさくらに奈七永がSEAdLINNNG 1.11後楽園への出場オファー!
米山が難敵ニラからIWA三冠王座奪取!我闘雲舞が2016年6月に二度目の後楽園大会開催
オープニング
まずはアイドルグループのガトームーブとしてさくら、里歩、帯広、「ことり」が登場して、『MAKE@IKUSA』と新曲の『おしえてシュークリーム』を披露。
歌い終えたさくらは「2015年最後のリングの大会ということで、今日は1試合目からメインまでいきたいと思いますので、今日は休憩がないのでノンストップでいきましょう!」と息を切らせながら言うと、「我闘雲舞の行き先は?」「リャオサイ?」「メシャーイ!」「リャオカー?」「メシャーイ!」「トンパーイ?」「シャーイ!」「レッツゴー」「ガトームーブ!」でオープニングコール。
続いてこの日はメインを務めるブリバトが登場し、『ビリーブ!〜ハートがみえた〜』を熱唱。歌い終えたSAKIは「本日はメインで闘わせていただきます! ぜひぜひ応援よろしくお願いします!」と挨拶。
第1試合
1年半ぶりの結成となった趙雲&松本のチームかかあ天下。レフェリーはHEAT-UPの田村和宏。アントンが「さやか、お前は控えていろ!」と言って先発を買って出ると、かかあ天下も趙雲が先発で出て行く。
「さやか、俺のプロレス見てろよ!」と言ったアントンだが、趙雲にチョップを食らってしまう。改めて自分の中でシミュレーションしたアントンは、趙雲のチョップをキャッチしたが、趙雲はボディブロー。
腹を押さえて「あなたの子よ」と明かなウソをつくアントンだが、趙雲は「何にもありません!」と“母ちゃん”松本に釈明してタッチ。松本が帯広をリストロックに捉えると、なぜかアントンが『関白宣言』の歌詞で帯広へ檄。
逆にかかあ天下が見事な連係攻撃を繰り出す。さらにアントンに対しても趙雲が松本をお姫様抱っこして攻撃しようとしたが、重さで潰れてしまう。だが、アントンと帯広、さらに趙雲もまとめて同じコーナーにホイップした松本は「ぶっ壊すぞー!」とコーナースプラッシュ。
これをアントンと帯広がかわして趙雲にだけ当てると、アントンは帯広にフェースクラッシャーを決めて、そのまま趙雲にぶつけていく。アントンはスリーパーに捉えるが、趙雲はどうにかロープに脱出。なぜかアントンのことを本名(しかも下の名前の)「宗一郎さん!」と呼ぶ帯広にタッチ。
逆水平チョップを叩き込んでいった帯広は、アントンとダブルのクローズライン。趙雲もアントンとの殴り合いからコーナーに飛び乗ってミサイルキックを発射。そして、ようやく松本にタッチ。ショルダータックルでアントンをなぎ倒した松本だが、アントンは「NO!」とタイムをアピール。
安易に近づいた松本に目潰しを見舞ったアントンだが、松本はエプロンに出ると、ロープ越しのスタナー。さらにもう一度目潰しを狙ったアントンに逆に目潰し。アントンの南部式ナックルにエルボーで応戦した松本はブレーンバスターで投げると、バックドロップの体勢。これをショルダーネックブリーカーで切り返したアントンは帯広にタッチ。
ドロップキックの連打を放った帯広だが、4発目をラリアットで迎撃した松本は趙雲にタッチ。ソバットから串刺しカンフーキックを叩き込んだ趙雲は、ダイビング・カンフーキック。帯広の地獄突きをキャッチした趙雲だが、振り払った帯広は地獄突きからスタルヒンチョップ(=ダブルハンドチョップ)を叩き込むとミサイルキック。
さらにアントンとダブルのバイオニックエルボーを叩き込んでいくと、そこに松本も入ってくるが、南部式ナックルからのバイオニックエルボーを同時に叩き込む。残り3分でアントンが場外に出た松本にケブラーダを狙うが足を滑らせて転落。リング上では帯広がバース(=相手の股の下をくぐり、両足を抱え込むように倒れて抑え込む)を狙うが、趙雲はゴリースペシャルで切り返す。
そこに松本が戻ってきて2人がかりで帯広をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げると、そこからフェースバスターで叩き付ける合体技「かかあ天下」を決めて3カウント。敗れた帯広を亭主関白だったアントンが肩に担いで引き上げていった。
第2試合
我闘雲舞タイのパクサーが2度目の来日。キックボクサーのパクサーの相手は、先日シュートボクシングの試合にも出た佐藤光留。光留が脱いだ胴着をセコンドとして恐る恐る受け取った里歩。なぜか場内から拍手が起こる。
そしてパクサーと光留が握手を交わしてから試合開始。牽制の蹴りを出していくパクサーだが、まだ距離が合わない。光留はローキックをキャッチするとタックルでテークダウンを奪う。腕を取ろうとする光留だが、パクサーも必死に防御。
立ち上がった両者だが、光留はヘッドロックに捉えるとグラウンドに持ち込む。ヘッドシザースで脱出したパクサーは組み付いてロープに押し込むと、離れ際に張り手をお見舞い。すると光留は左右のミドルキックを叩き込んでパクサーをダウンさせて踏みつける。
スリーパーに捉えた光留は、そこからエルボーを落とすは引き起こしてミドルキック。さらにパクサーの左腕にヒジを落とした光留はレッグスプリットから左ヒザにストンピング。さらに立ち上がったパクサーの左足にローキックを叩き込んで悶絶させる。
逆片エビ固めに捉えた光留はリング中央に引きずり戻すが、さくらの檄を受けてどうにかロープに逃れたパクサー。残り時間2分となり、光留をロープに振ってミドルキックを返したパクサーはミドルの連打から串刺しエルボー、さらにドロップキック2連発。残り1分となりミドルキックを連打したパクサーだが、蹴り脚をキャッチした光留はアンクルホールド。
パクサーは延髄斬りで逃れようとしたが、かわした光留はそのままグラウンドでホールド。これで身動きが取れなくなったパクサーはギブアップ。
第3試合
『サーベルタイガー』に乗って中年モグラ男(井上雅央)with ハル・ミヤコが入場。IWAジャパンの前掛けを締め、トラのマスクを被ってきたモグラ男。この試合でモグラ男が負けたら我闘雲舞追放。円華が負けた場合はモグラ男になるという条件付きの試合。
円華が攻めようとするが、モグラ男は目潰しをお見舞い。さらにヘッドロックパンチを見舞ったモグラ男は串刺しラリアットからショートレンジラリアットを連打すると、ミリオンダラーバスター。
オリャーラリアットを食らってもカウント2で返した円華はミサイルキックで反撃。モグラ男も長い爪を駆使してサミングを見舞っていくと、そこにハル・ミヤコが乱入して竹刀で殴打。これを円華がかわしてモグラ男に誤爆させると首固めで丸め込んだ円華。モグラ男も首固めで切り返す。首固めの応酬の末、田村レフェリーが3カウントを叩く。
勝者は……何とダブルフォールという裁定。するとモグラ男(井上雅央)は我闘雲舞を追放。円華は中年モグラ男(円華)になることが決定。納得がいかない円華とモグラ男だが、さくらは、2016年円華は中年モグラ男となり、中年モグラ男(井上雅央)は晴れて井上雅央として我闘雲舞に参戦すると強権発動した。
第4試合
YASSHIは「今日はこのリングで俺と対戦するのはマサ高梨。俺と高梨が出会ったのは14年前のメキシコシティや。今年15周年を迎える俺にとっては大変素敵なカードを組んでくれたさくらさん、リスペクト! ありがとう!」とマイクアピール。
高梨は今の入場テーマではなく昔使用していたLINKIN PARKの『Faint』で入場してYASSHIと睨み合い。試合が始まると、まずはお互いグラウンドでの首の取り合いから、YASSHIがヘッドシザース。
さらに腕を取ったYASSHIだが、高梨は足をすくって倒すとレッグロック。さらにそこから弓矢固めへ。体を捻って脱出したYASSHIはショルダータックルでぶつかっていくが、高梨もショルダータックル。しかし最終的になぎ倒したのはYASSHI。そこから首を捻りあげていったYASSHIだが、ボディブローで脱出した高梨。
YASSHIのオーバーハンドチョップにタイして高梨はダブルチョップで対抗するが、またもなぎ倒したのはYASSHIのほう。高梨の顔面を踏みつけたYASSHIは、エルボースマッシュでカチあげていく。高梨がチョップを打っていくと、YASSHIは「来いよDDT!」と挑発。
すると高梨はYASSHIの串刺し攻撃をかわして飛び付きヒザ十字。悶絶しながらも何とか逃れたYASSHIだが、高梨はヒザへの低空ドロップキックからドラゴンスクリュー。しかしYASSHIもバッドボーイを返すと、ブロンクス・バスタをお見舞い。コーナーに登ったYASSHIを追いかけた高梨だが、ヘッドバットで叩き落としたYASSHIはダイビング式のバッドボーイ。
カウント2で返した高梨はカウンターで足横須賀を決めると足4の字固めへ。ここで残り時間1分。どうにかロープに逃れたYASSHIは、高梨のタカタニックを逃れるとクラミジア(=ツームストン・パイルドライバー)で叩き付けてからフライング・ビッグヘッド。
これをかわして自爆させた高梨はオクラホマロールで丸め込むが、YASSHIも切り返す。しかしここで時間切れドローのゴングが鳴り響く。試合後、悔しそうな表情を浮かべる両者だが、高梨から握手を求めていくとYASSHIも潔く応じていく。さらにYASSHIが高梨の腕をあげていく。14年ぶりの再会はどこか照れくさそうでいて嬉しそうだった。
第5試合
里歩と真琴のライバルタッグが志田と「ことり」のタッグと対戦。4者握手を交わしてから「ことり」が志田を下げ、里歩と相対する。ロックアップから腕の取り合いになると、「ことり」がロープを駆け上がろうとしたが、そそこをマルマエ込んだ里歩。逆に里歩がロープに駆け上がろうとすると、「ことり」は里歩を振り回していき、コーナーに駆け上がってアームドラッグで投げていく。
里歩が真琴にタッチすると、「ことり」は真琴を自軍のコーナーに押し込んで志田にタッチ。ロープに志田を飛ばして追走ニーを叩き込んだ真琴だが、志田もロープに飛んだ真琴にカウンターのヒップアタック。
続いて「ことり」が巴投げから大内刈り、大外刈りを次々と決めていく。真琴もアームドラッグで投げて腕を固めていく。さらに里歩にタッチすると、里歩はヘアーホイップで投げてから「ことり」を踏みつけ、さらにキャメルクラッチに捉えて真琴にニコニコ印ポーズ。志田がカットしたが、「ことり」はなかなかタッチ出来ず捕まってしまう。
だが、真琴のスペース・ローリング・エルボーを蹴りで迎撃した「ことり」は背負い投げの体勢。里歩が入ってきて真琴を抑え付けるが、「ことり」は里歩ごと真琴を投げ飛ばして志田にタッチ。
真琴をウラカンホイップで投げてからヒップアタックを見舞った志田は、真琴の上半身をエプロンから出して場外からニーリフト。さらにリングに戻ってエルボー合戦を展開。志田の延髄斬をかわして蹴り上げた真琴がW・W・ニー(=側転からのニードロップ)。志田も延髄斬りを返すが、真琴はカウンターの無気力キック。
タッチを受けた里歩はノーザンライト・スープレックスを狙うが、志田はカナディアンバックブリーカーで切り返す。だが、里歩はカサドーラで丸め込むと立ち上がってフットスタンプ。そこに真琴が入ってきて志田の串刺し攻撃をかわしてからダブルのジャンピングニー。
さらに里歩のジャンピングニーと真琴のスピアーを同時発射すると、里歩はコーナーへ。「ことり」がエプロンから足止めして志田が追いかけていくが、里歩が叩き落としてダイビング・クロスボディー。だが、キャッチした志田はブレーンバスターで投げていく。続いて「ことり」がダイビング・クロスボディー。
「ことり」が払い腰で投げると、志田がランニングニー。さらに志田がシュミット流バックブリーカーで叩き付けてから「ことり」がバードリッジ(=大外刈りから前転してブリッジする丸め込み技)。カウント2で真琴がカットすると、里歩はダイビング・フットスタンプを狙ったが、「ことり」がかわして飛び付き式卍固め。
そこから丸め込んだ「ことり」だが、里歩も返して至近距離からそうまとうを発射。里歩はロープに飛ぶが、飛び付いた「ことり」はモーニングスター(=飛び付き前方回転エビ固め)を決めて3カウント。
試合後、「ことり」が里歩を見ながらニヤリと笑うと、立ち上がった里歩はムッとした表情で「ことり」を突き飛ばす。真琴と志田が両者を止めるが、我闘雲舞のエース争いは激しさを増しそうだ。
第6試合
米山のセコンドには初日の出仮面と円華というYMZ初期メンバーがつく。そこに試合を終えたばかりの里歩を3本のベルトで拘束した状態でニラが入場。すると米山は里歩の背後からドロップキック。そのまま里歩がニラに激突すると、米山は早くも米-ZOU(=ヨシタニック)を狙うが、ニラが潰れてしまうため決められない。
そこに里歩がエプロンに上がってきて「脳がイカれた。OH、NO!」と謎のダジャレを叫ぶ。米山が里歩に近づいていくと、今度はニラが背後から攻撃。「このつの丸先生の次回作みたいな顔しやがって!」と攻撃していったニラだが、すぐに形成逆転した米山はコーナーへ。
だが、ニラが下からロケットパンチを発射。米山はニラの背中に乗り移ると米-ZOUを狙う。スローながら強引に回転した米山だが、ニラは返す刀でロケットパンチを発射。だが、米山はニラを捕まえるとコブラツイストに捉える。しかし、またも里歩がエプロンにあがってきて『おお牧場はみどり』のメロディで「♪お〜、槇原、鹿取〜」という謎の替え歌を歌い出す。
米山が「何なの?」と近づいていくと、またもニラが背後から襲いかかりラ・マヒストラル。カウント2で返した米山をシットダウン・コブラツイストに捉えたニラはさらに肩口まで担ぎ上げて足横須賀で叩き付ける。そして監獄固めに捉えたニラは、そのまま米山の上半身をテレホンアームロックで固定。
しかし体を捻ってからヘッドバットで強引に脱出した米山。ニラはDJタイムを狙うが、米山がかわすとなぜかコーナーに貼り付け状態になったニラ。仕方なく田村レフェリーが外すと、すかさず米山は串刺し攻撃を狙う。ニラは米山の攻撃をかわすと同時に田村レフェリーに向かってロケットパンチ。そこから米山にシャイニング・ニースタンドを決めると、口の中にパンをねじ込む。
田村レフェリーはまだ場外でダウン。するとまるでニラに操られているように里歩が乱入し、米山にそうまとうを叩き込む。そこからニラはネックロックに捉えた状態で後転して押さえ込むと、ようやく田村レフェリーが戻ってきてカウントを叩くが2。ならばと、もう一度足横須賀を狙って米山を抱え上げたニラだが、米山は米-ZOUで切り返して3カウント。
ニラが敗れたことでベルトでの拘束から解放された里歩は、逃げるように去っていった。 イラは米山にベルトを巻いてあげようとするが、どうにか巻けない。すると米山は1本だけ腰に巻いて、残り2本のベルトを円華と初日の出仮面の肩にかけ、まるでYMZで6人タッグのベルトを奪取したかのようにポーズした。
第7試合
リセットに敗れたブリバトが再戦を要求すると、さくらはパートナーを米山から奈七永に変え、さらに板橋大会のメインとして行うことを決めた。ブリバトから握手を求めていき、さくらと奈七永が応じたところに奇襲攻撃を仕掛けたブリバトは、さくらを捕まえて「ハートが見えた」ポーズをしようとしたが、奈七永がカット。
その奈七永を捕まえてダブルのトーキックからフェースクラッシャーを決めたブリバトは「ハートが見えた」ポーズ。さらにMIZUKIが弓矢固めで持ち上げる。さくらが「しっかりしろよ!」と檄を飛ばすが、SAKIがブレーンバスターの体勢。しかし奈七永はボディスラムで切り返すとキャメルクラッチ。
MIZUKIがカットすると、逆にSAKIがキャメルクラッチ。今度はさくらがカットすると、奈七永はまたもキャメルクラッチ。MIZUKIがカットに入るが、カニ挟みで倒した奈七永はMIZUKIにキャメルクラッチを狙う。しかし背後からSAKIがダイヤル固めで奈七永を回していき、そこからブルズ・アンヘリート(=シャープシューターの体勢からの変形カンパーナ)。
さくらは「上がってないよね!」と文句を付けるが、奈七永はSAKIの串刺し攻撃をかわすと、変形のキャメルクラッチからクロスフェース。そしてタッチを受けたさくらがドロップキックからロメロスペシャルで吊り上げる。
だが、これで腰を痛めたさくらは奈七永にタッチ。サーフボードストレッチを決めた奈苗だが、耐えたSAKIはエルボーで反撃。だが、一発のエルボーでダウンさせた奈七永はショートレンジラリアット。さくらと2人がかりで踏みつけると、さくらは「プロレス界にロングヘアーは一人でいいんだよ!」と叫びながらヘアーホイップで投げ飛ばす。
さらに奈七永とのトレイン攻撃から奈七永のサイドバスターにさくらがエルボードロップで合体。奈七永はレッグドロップを連打するが、かわしたSAKIはMIZUKIにタッチ。コルバタで投げたMIZUKIはドロップキック。
おてんばダッシュからSAKIとの連係攻撃で奈七永を追い込むMIZUKIだが、奈七永はサッカーボールキックを返すと抱え上げようとする。オンブ式スリーパーで切り返したMIZUKIだが、前方に投げ落とした奈七永。ならばと首固めで丸め込んだMIZUKIはSAKIにタッチ。ショルダータックルでぶつかっていったSAKIは、大胆不敵にも奈七永に「走れ!」と要求。奈七永は走り込んでのショルダータックルでSAKIをなぎ倒すが、SAKIもフェースクラッシャーを返すとブレーンバスターの体勢。持ち上がらないと、そこにMIZUKIが入ってくるが、奈七永が逆にMIZUKIをブレーンバスターで投げようとする。
そこにSAKIがしがみつくと、ブリバトはダブルのブレーンバスターを狙ったが、逆に一人で二人まとめて投げていった奈七永。そのまま場外に出ると奈七永とさくらはSAKIにダブルのブレーンバスターを狙ったが、SAKIが二人をエプロンに叩き付けてから、リングに戻って逆立ち状態でリングを飛び降りながらアタック。
さらにMIZUKIがコーナーからプランチャを投下すると、奈七永をリングに戻したSAKIがリバーススプラッシュ。さらにショルダータックルでなぎ倒してMIZUKIにタッチ。先ほどのプランチャが当たって顔が腫れたさくらはMIZUKIに怒りのエルボー。しかしMIZUKIもエルボーで応戦。
エプロンから奈七永がMIZUKIを抑え付けるが、MIZUKIはロープの上にあがってガムシャラに奈七永を突き落とす。SAKIも入ってくるが、二人を同じコーナーにホイップしたさくらはさくらえみ80キロ(=ランニング式串刺しクロスボディ)。そして奈七永をオンブしてボディプレスを落とすと、さくらと奈七永は対角線上のコーナーに登って同時に冷蔵庫爆弾(=ダイビング・ボディプレス)を投下。
そしてコーナーに登った奈七永をさくらが雪崩式フランケンで投げてMIZUKIに叩き付けると、ムーンサルトプレスを投下。これをかわしたMIZUKIはレッグクラッチホールド。カウント2でさくらが返すとMIZUKIはノーザンライト・スープレックス。さくらもラ・マヒストラルを返すと、ダブルアーム式バックブリーカーからムーンサルトプレス。
これもMIZUKIがかわすと、その間にSAKIが奈七永にブレーンバスター。MIZUKIは逆打ちを狙ってさくらに飛び付くが、振り落としたさくらはラ・マヒストラルで丸め込んで3カウント。残り時間1分を切っていたが、最後はベテランの意地でさくら&奈七永が勝利。
ブリバトにとっては何とも悔しい敗戦となったが、さくら&奈七永相手に互角以上の試合をしたことは確かだ。
エンディング
試合後、休憩なしで7試合を裁き終えた田村和宏に『一番好きな人の名前を叫ぼう』の声出しの練習をやらせる聖菜リングアナ。照れながら田村が声出しの練習をしたところでガトームーブが登場して『一番好きな人の名前を叫ぼう』を熱唱。
ほかの選手は観客と握手をしていく。ニコプロの会見中継の中で「3回目はYASSHIと叫ぼう」と提案。同中継を見たか、同会見の模様を伝えた当バトル・ニュースの記事を見てないと分からないようになっていたのだが、見事に観客は「YASSHI!」の大合唱。
照れるYASSHIをはじめ選手たちがリングに上がると、さくらは1月にさくら、高梨、里歩でタイに行くことを発表。一人遅れて奈七永がリングに上がってくると、さくらは「ナナちゃんとはまたいつかね〜」と素っ気ない。すると奈七永は「いつかじゃなくて今でしょ! まださくらさんにはレスラーとして輝いてほしい!」と言って、SEAdLINNNGの1.11後楽園ホール大会への参戦を公開オファー。
しかも対戦カードもすでに決定しているという奈七永は、さくら&里村明衣子vs.浜田文子&「ことり」と発表。ビックリする「ことり」に奈七永が「やれんのか?」と尋ねると、「ことり」は「やれます!」と元気よく返答したため、その場でカードが決定となった。
さくらは2016年もリングを使った大会を行うこと、5月1日に板橋グリーンホールで毎年恒例の『ゴーゴー!グリーンカレーコップンカップ』を開催することを発表。そして2016年はデビュー10周年を迎える里歩。6月に誕生日を迎えても何とまだ19歳! 10代で10周年を迎える里歩にさくらは「それ相当の会場を抑えました」と言って、何と我闘雲舞として2回目となる後楽園ホール大会を6月22日に開催すると発表した。