大仁田厚が6・27新木場『ヤミキ&ワイルド・セブン&保坂秀樹追悼大会』に決意の出陣 !「特別な思いをもってリングに上がります」

『障害があってもなくても楽しめるプロレス団体』をコンセプトとするバリアフリープロレスHEROの運営協力を行うGPS(豊島修二会長/佐藤剛由社長)が6月27日、東京・新木場1stRINGで『GPS Memorial Night~ヤミキ&ワイルド・セブン&保坂秀樹追悼大会』を開催する。メインイベントに出場する“邪道”大仁田厚が3人への思いを胸に、並々ならぬ決意を示した。
同大会は新日本プロレスの第1期生であり、聾レスラーのパイオニアでHEROを創設したヤミキさん、がんと戦いながら選手兼GMとしてリング内外でHEROを支えたセブンさん、HERO、GPS主催興行で活躍した保坂さんの追悼大会。例年、この3人の追悼大会はHEROが開催しているが、今年はGPSで主催することとなった。
HEROでは2015年、ワイルド・ベアー率いる悪党軍団ワイルド軍が猛威を振るい、同年11・1板橋でワイルド軍が正規軍に勝って「団体運営権」を強奪。その後の大会は『WILD HERO』の冠で大会が行なわれることになってしまった。そんななか、創設者のヤミキさんが2016年春に心不全のため急逝し、HEROはピンチに陥った。そこで同団体の顧問だった豊島氏と、ヤミキさんの実息で代表の佐藤氏がタッグを組んでGPSプロモーション(現GPS)を設立し、大会を再開。
同年11・5新木場で『ヤミキ追悼大会』が開催され、HERO側の熱烈オファーを快諾した大仁田が初の友情参戦。大仁田の助っ人を得た正規軍がワイルド軍を破り、「団体運営権」を奪還。大仁田の粋な計らいで、長らく抗争を続けてきた正規軍とワイルド軍が和解した。
その後、HEROは両軍が時に力を合わせ、時に戦いながら、互いに切磋琢磨して運営を続けた。セブンさんは2017年にがんを患ったが、闘病を続けながらも、あきらめずにリングに立った。だが、2019年5月5日、帰らぬ人となってしまった。保坂さんは同年夏に体調を崩し、その後の精密検査の結果、大腸がんで肝臓にも転移していることが判明。同年10月に手術を受け、後のコロナ禍のなか、懸命に治療に努めていたが、2021年8月2日に逝去した。HEROではヤミキさんとセブンさんの追悼大会を毎年行っていたが、2024年からは亡くなった3選手の追悼大会として実施。昨年はセブンさんの命日であり、かつ“FMWの日”である5月5日に鶴見青果市場で追悼大会を開催し、団体史上初の電流爆破デスマッチを実現させた。
追悼大会には2024年から3年連続出場となる大仁田は「保坂選手は試合でいつも俺のことをサポートしてくれた最高のパートナー。セブンは子どもの頃からの俺の追っかけで、プロレスラーになった。1度は離れたけど、復帰してからは常に俺のセコンドで守ってくれた。生前のヤミキさんとも会場でよく会った仲。この大会には特別な思いがあります。この3人への思いを込めてリングに上がります」と決意を語った。そして、大仁田は「この追悼大会を毎年開催してくれている、工事現場の親父こと豊島会長。人間同士の関係が薄い時代に、HEROで頑張ってくれた3人をいつまでも忘れない義理堅い男だよ。その思いに報いるためにも頑張って試合をします」と話した。

今大会のメインイベントは大仁田&雷神矢口&パンディータvsガッツ石島&仲川翔大&ミス・モンゴルで、試合形式は「有刺鉄線ボード&スクランブルバンクハウスデスマッチ」。ルールはリング上に有刺鉄線ボートを設置し、公認凶器となるイス、ギター、有刺鉄線などを置いて、それを両軍が取り合って戦うもの。レフェリーが特に危険とみなした行為以外は、すべての反則が認められる。
大仁田とタッグを組む矢口は保坂さんとは“盟友”、パンディータはセブンさん、保坂さんにかわいがってもらった。対峙するガッツはターザン後藤さんの愛弟子で、生前のセブンさん、保坂さんとは激闘を繰り広げてきた。昨年は電流爆破で大仁田と激突し、先のFMWE5・30川崎でも大仁田組と電流爆破で戦った。仲川はヤミキさんの現役最後の試合でセコンドについており、若手時代にセブンさん、保坂さんとは何度も対戦し、ここ最近では大仁田とともに電流爆破のリングに立つこともある。そして、FMW出身で“女版・大仁田厚”と称されるモンゴルは生前のセブンさんと交流があり、先輩の保坂さんとは公私にわたって親交があった。まさにこの3人の追悼試合にふさわしいメンバーが集結した。
大会を目前に控えた某日、パンディータが保坂さんの墓参りに赴いた。当日、大仁田は仕事があり、あいにく同行できなかったため、広島カープカラーの花(保坂さんはカープファンだった)と大好きだったビールを託した。それらを墓前に供えたパンディータは「大将、矢口さんと組んで、当日は胸いっぱい戦います」と誓った。
ヤミキさんが亡くなって10年、セブンさんが亡くなって7年、保坂さんが亡くなって約5年の月日が経った。それでも今でもこの3人の熱い戦いはファン、関係者の心に強く残っている。3人の追悼のためにリングに上がる選手たちの鎮魂ファイトに期待したい。

『GPS Memorial Night~ヤミキ&ワイルド・セブン&保坂秀樹追悼大会』
日程:2026年6月27日(土)
開始:18:45
会場:東京・新木場1stRING
▼メインイベント(第4試合) ヤミキ&ワイルド・セブン&保坂秀樹追悼試合~有刺鉄線ボード&スクランブルバンクハウスデスマッチ
大仁田厚(FMWE)&雷神矢口(怪獣プロレス)&パンディータ(HERO)
vs
ガッツ石島(TTT)&仲川翔大(フリー)&ミス・モンゴル(世界プロレス協会)
<その他の対戦カード見どころ>

▼第1試合
ワイルド・ベアー(HERO)&ボニータ(フリー)
vs
リッキー・フジ(2AW)&工事現場の親父(HERO)
元々保坂さんに師事してプロレスラーになり、セブンさんの名パートナーだったベアーが第1試合に出場し、トランスジェンダー?レスラーのボニータと異色タッグを結成。FMW、邪道軍として保坂さんと“盟友”だったリッキー、工事現場の親父組と対戦する。工事現場の親父はヤミキさん、セブンさん、保坂さんへの深い思いを胸にリングに立つ。

▼第2試合 ミクスドタッグマッチ
真琴(フリー)&洞口義浩(フリー)
vs
藤田あかね(フリー)&ブギーマン(フリー)
真琴と洞口は元WNCタッグとなる。元アイスリボン、プロミネンスの藤田は謎の怪奇派マスクマン・ブギーマンと異色のタッグを結成する。試合展開は全く予想不可能だが、勝負を制するのはWNCの絆か、はたまた異色のコンビか?

▼第3試合 WBCタッグ選手権試合
<王者組>加藤茂郎(フリー)&千葉智紹(フリー)
vs
<挑戦者組>櫻井匠(フリー)&石坂ブライアン(ZERO1)
※王者組は3度目の防衛戦
昨年11・29新木場以来の防衛戦となるダークソウルは、難敵の「常夏サンシャイン」の挑戦を受ける。これまでHERO、Growthに度々参戦してきた櫻井はフリーとなり、現在は大日本プロレス、FMWEなどでハードコアファイターとして活躍中。今回、石坂とのタッグ復活でWBC王座に初挑戦となる。櫻井は「GPSさんには若い頃から出させてもらってて。こうやってチャンスもらって、しかも相方のブライアンを呼んでくれて。心強い仲間なので自信しかないです。今、離れて違う道でやってるなか、こうして組めたんで、このチャンスはモノにして、必ずチャンピオンになります。それが恩返しになると思います。ダークソウルには平成から令和のプロレスを見せて、『時代じゃないよ』って言ってやって。千葉選手には昔、重いエルボーを食らったことを覚えてるんで。この機会にやり返したいし、最後に勝ってるのは俺らだという気持ちです」と意気込んだ。WBCタッグ王座の最多防衛記録、最長保持期間の記録を持つ曲者のダークソウルが活きのいい2人の戴冠を阻むことができるのか?














