プロレスを愛する脚本家が安川惡斗とタッグ!最後の新宿FACEで見せる新たな舞台とは

元STARDOM(スターダム)の安川惡斗(やすかわあくと)が主催するプロレス×舞台『アクトリウム』が5月4日新宿FACEにて15時&18時半からの2公演開催される。
『ダンス・歌・プロレス・殺陣・演技様々なジャンルを取り入れて切磋琢磨する戦乙女達のドラマ』をテーマに今年2月に旗揚げされたアクトリウムは、プロレスラーによる演劇であった『魔界-MAKAI-』やアクトレスガールズによるフルコンタクトアクション演劇『アクトリング』とはまた違った世界観でプロレスの幅を広げている。
今回脚本を務めた加東岳史(かとうたけし)は、劇団GAIA_crew代表を務めながらアニソンDJやエンタメサイト「SPICE」アニメ・ゲームジャンル編集長としても活動するマルチクリエイター。趣味でプロレスを愛しており、今回もプロレスを題材にしているという事で気合の入った脚本を作り上げたという。
今年9月末に閉館が決まっている新宿FACEでの最後の本番が直前に迫り、加東と惡斗に本作品への思いを聞いた。
――まず率直にアクトリウムはプロレスファンに刺さりますか?
加東「刺さるように作りました。惡斗ちゃんは元チャンピオンでプロ中のプロ、僕は演劇側の人間として、プロレスファンにも楽しんでもらえる作品作りに注視しました。逆に通常のお芝居を見慣れた方は、実際の技の迫力とリングの音に驚くと思います。それくらいの刺激的な交流が生まれています」
惡斗「ありがとうございます、加東さんは元々プロレスがとてもお好きな方なので脚本打ち合わせの時に、私が何を伝えたいのかすぐに汲み取って下さり、今回の息吹の章が仕上がりました。プロレスファンの方も、また舞台ファンの方も感情移入出来て今回の作品観て貰えるかと思います」
――今作品の見どころは
惡斗「今作は前作をご観劇されていない方でも、ゲームの仕組みが分かりやすく観やすくなっているかと思います。VALKYRIE ACTRIUMを作った制作会社やゲームをプレイしてるプレイヤー達が物語の中心として登場するため、ゲームの中と外、プレイヤーとアバターのリンクが今作の最大の見所だと思っております」
――加東さんはどれぐらいプロレスが好きなんですか?
加東「初めて見たのは初代タイガーマスクですね。中学校の時にジャンボ鶴田さんに憧れ、それを越えようとする超世代軍の三沢光晴にハマった瞬間人生が変わりました(笑)。以来全日本、新日本、NOAH、DDT、AEW,WWE…女子プロもスターダムを筆頭に見れるものは大体見ています。国内の現役で好きな選手はグレート・O・カーン、エル・デスペラード、安齊勇馬、HARASHIMA、葛西純、女子では上谷沙弥、安納サオリ、レディ・C、杏ちゃむ…キリがないですね(笑)DDTの中澤マイケルとは昔からの友達ですし、オーカーン選手の2次元同盟にも参加させていただいてます」
――プロレス好きとして脚本で気をつけた所は
加東「まず惡斗ちゃんから試合のカード、そして作品の大幅な展開は貰っていたので、試合に至るまでの物語に違和感がないように、また試合を期待して見れるような流れはかなり意識しました」
――逆にプロレスを知らない舞台好きでもアクトリウムは楽しめるものなのでしょうか?
惡斗「むしろ舞台好きの方の方が回想シーンや、アバターとプレイヤーの行き来などの展開の速さは見慣れているのかと思います。ストーリーやキャラクターに感情移入して頂き、アクションシーンにプロレスの技術が使われていると思って貰えたらと思います」
加東「今回はアクトレスガールズの方たちだけではなく、舞台で活躍する俳優陣も多数参戦しています。そのお客さんに「なんだ、芝居は添え物か」と言われたら意味がありません。惡斗ちゃんがこのアクトリウムで今後展開していきたい壮大な世界観があるので、今作だけ見ても面白かったと言われるもの、次の公演も見たくなるように、物語には色々と仕掛けやエモーショナルな部分を散りばめていますので、安心して非日常に飛び込んでもらいたいですね」
――惡斗さんは演者としても出演していますが、演じるうえで気をつけている部分はありますか?
惡斗「主宰あるあるかとは思いますが、頭が運営側の脳みそになってる事が多く、制作などに追われている事が多いのですが、だからこそ台詞は早めに入れてキャストの皆さんに迷惑をかけないように心がけています。後は座組の誰よりもこの作品を楽しんでいる自信があるので熱量高めでキャスト達に良いパスが出せればなと思います」
――ストーリーがMMORPGを題材にしており、ソードアート・オンラインや.hackなどを連想されますが
惡斗「はい、私の人生でやり込んだゲームや何度も見返したアニメの詰め合わせセットになっております。大好きな作品達の影響は間違いなく詰まってます!」
加東「元々惡斗ちゃんから『SAO』がモチーフの一つとしてあるというのは聞いていました。以前『SAO』作者の川原礫先生が、劇中に登場する「ナーヴギア」が実際に生まれるには後20年かかるとおっしゃっていたのですが、今現代のどこか閉塞した空気の中、ゲームの中なら自由になれる、好きなことが出来るというのは昨今のVtuber文化の隆盛にも近いものを感じます。20年後と言わず、今こそ“自分以外で生きる”という選択肢も必要なんじゃないかと思うので、作品の舞台としては自由度も高く、面白いですね」
――昨今は流行りの異世界転生物が好きな人もハマりそうですね
惡斗「ハマって欲しいですね(笑)異世界もやり直しもザマァ系も私の大好きなジャンルです。それを実際に再現しているのである意味2.5次元の世界を意識しております」
加東「ある意味異世界転生ですよね。この作品は三部作の2本目なのですが、なぜこの設定なのかという部分は三作目で明かされることになると思います。それこそが惡斗ちゃんの思いと願いが詰まっている部分でもあるのですが、コレは見てのお楽しみで(笑)僕も最初に打ち合わせで聞かされた時は驚きましたから」
――普通のプロレスにはないグッズも作られているとか
惡斗「はい、今回念願のカードゲームを作らせて頂きました!本格的なゲーム開発チームに集まって頂き、『ジャンケン×ババ抜き×プロレス』を掛け合わせたオリジナルゲームを作りました。ジャンケンやババ抜きなど馴染みのあるゲームを掛け合わせた事により、一度プレイして貰ったら幅広い年齢の方々でも遊べるゲームになったかと思います。5/4の新宿フェイスにて公演前の12:30-13:30にテストプレイブースを設置しましたので、お時間ある方お気軽に遊びに来て欲しいです」
――新しい推しが見つかりそうな舞台になっていますね
惡斗「ACTRIUMメンバーだけではなく、普段一緒に活動しているアクトレスガールズメンバー達の新たなる一面を知って欲しいというのもありますし、役者さん達も一度お芝居やイベントでご一緒したりで、その人の魅力を引き出したキャラクターであって欲しいと、加東さんや演出の秤谷さんと相談しながらキャラクターは作り上げております。きっと推しキャラは見つかるはずです。ぜひ見つけて欲しいです」
――改めてアクトリウムに興味を持った方へメッセージをお願いします
加東「先程も語りましたが、本作は3部作の2本目、前作で断片的に出てきた物語のピースが少しづつはまりだします。そして来る第3段を期待させる重要な一本になると思います。俳優もスタッフも、みんなが闘っていますので、是非貴方も劇場まで!見ていただくことで、この物語に参加することになりますので、是非共にアクトリウムの世界を広げて頂けると嬉しいです。劇場でお待ちしております!」
惡斗「はい、加東さんが仰る通り、今年2026年はお客様にVALKYRIE ACTRIUMとは?と土台を知って頂くための3部作です。こちらを知って頂き、来年にその土台を元にしたヴァルアク第二章がスタートします。それに伴い、2027年に先駆けて大阪176BOXにて、7月4日から新シリーズをスタートさせる予定なので、season2息吹の章、共々引き続きヴァルアクの今後をお楽しみ下さい!」
『VALKYRIE ACTRIUM season2-息吹の章-』
日程:5月4日(祝・月)
会場:新宿FACE
開始:15:00~/18:30~













