新日本10.25後楽園大会 棚橋&後藤&柴田vs.オカダ&中邑&石井、Super Jr. Tag Tournament 2014開幕

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Road to POWER STRUGGLE
日時:2014年10月25日(土)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:2,015人(超満員札止め)

▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
矢野通/YOSHI-HASHI/●外道
10分14秒 チキンウィングアームロック
○鈴木みのる/飯塚高史/TAKAみちのく

▼第2試合 10人タッグマッチ 20分1本勝負
真壁刀義/内藤哲也/本間朋晃/キャプテン・ニュージャパン/○飯伏幸太
13分12秒 フェニックススプラッシュ→片エビ固め
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン/ドク・ギャローズ/バッドラック・ファレ/高橋裕二郎/●タマ・トンガ

▼第3試合「Super Jr. Tag Tournament 2014」1回戦 無制限1本勝負
BUSHI/●マスカラ・ドラダ(CMLL)
10分21秒 チェイシング・ザ・ドラゴン→片エビ固め
○カイル・オライリー(ROH)/ボビー・フィッシュ(ROH)
※ReDRAGONが準決勝進出

▼第4試合「Super Jr. Tag Tournament 2014」1回戦 無制限1本勝負
●田口隆祐/フエゴ(CMLL)
12分19秒 雪崩式ブラックメフィスト→片エビ固め
○タイチ/エル・デスペラード
※タイチ&デスペラードが準決勝進出

▼第5試合「Super Jr. Tag Tournament 2014」1回戦 無制限1本勝負
獣神サンダー・ライガー/●タイガーマスク
8分32秒 モア・バング・フォー・ユア・バックス→片エビ固め
○マット・ジャクソン/ニック・ジャクソン
※ザ・ヤングバックスが準決勝進出

▼第6試合「Super Jr. Tag Tournament 2014」1回戦 無制限1本勝負
●KUSHIDA/アレックス・シェリー
15分43秒 コンタクト・キラー→片エビ固め
○ロッキー・ロメロ/アレックス・コズロフ
※フォーエバー・フーリガンズが準決勝進出

▼第7試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/柴田勝頼/○後藤洋央紀
25分52秒 昇天・改→片エビ固め
オカダ・カズチカ/中邑真輔/●石井智宏

棚橋と柴田に注目が集まる中、石井を撃破した後藤「革命はもう始まっているぞ」
Super Jr. Tag Tournamentは1回戦でJrヘビー級王者、Jrタッグ王者が敗退!

第1試合

2014-10-25新日本プロレス後楽園大会_第1試合まずは鈴木とTAKAが入場。すると飯塚が南側客席の入口から登場し、観客から悲鳴があがる。尾崎リングアナにDVD告知の前口上を強要した矢野だが、そのアナウンス直後に鈴木軍が奇襲攻撃を仕掛けていき、場外乱闘で試合開始。
鈴木はYOSHI-HASHIを鉄柵に叩き付けようとしたが、これはYOSHI-HASHIが逆に叩き付ける。リング上ではTAKAが外道を踏みつけてから串刺し式アックスボンバーから串刺しニー。

だが、アックスボンバーをかわした外道は「アックスボンバー!」と叫びながらのアッパーカットを叩き込んでYOSHI-HASHIにタッチ。サミングから突進したTAKAだが、ショルダーブロックでなぎ倒したYOSHI-HASHIはコルバタで投げ飛ばす。TAKAをトップロープに吊したYOSHI-HASHIはドロップキック。
しかしロープに飛んだところでエプロンから蹴っていった鈴木が、ぶら下がり式腕十字。さらに場外にYOSHI-HASHIを連れ出して鉄柵に右腕を巻き付けて痛めつける。またも場外乱闘になる中、鈴木はYOSHI-HASHIを鉄柱に叩き付ける。さらにニーリフトを叩き込んでからリングに戻すと、TAKAが踏みつける。

TAKAがハーフダウンのYOSHI-HASHIにランニングニーを叩き込むと、飯塚が場外からロープに喉元を押し付けるチョーク攻撃。そして鈴木が腕十字と完璧な連係を見せる鈴木軍。YOSHI-HASHIを場外に連れ出した飯塚が鉄柵に叩きつける。リングに戻った飯塚はストンピングからブレーンバスターの体勢に。
これを踏ん張ったYOSHI-HASHIは背後に着地すると、走り込んできた飯塚にカウンターでカチ上げ式ラリアット。ここでようやく矢野にタッチするが、飯塚はマンハッタンドロップ。矢野も返す刀でマンハッタンドロップを決めると、光の速さでコーナーカバーを外して飯塚を激突させる。

だが、飯塚も意地で「ヤノ・トウ・ルー!」を決めさせず、タッチロープでのチョーク攻撃を狙うが、かわした矢野は飯塚の顎髭を掴んで引っ張る。レフェリーが無理矢理離すが、痛いのは飯塚のほう。怒った飯塚は矢野を金具剥き出しのコーナーに叩き付けるが、矢野もカニ挟みで飯塚を叩き付けて「ヤノ・トウ・ルー!」を狙うが、またも邪魔した飯塚。
すかさず鈴木が入ってくるが、YOSHI-HASHIと外道が入ってきてCHAOSはトレイン攻撃。そしてゲオ津のトラースキックでカウント2まで追い詰めえると、ヒザへの低空ドロップキックから外道クラッチを狙う。だが、股下をくぐってかわした鈴木はダブルリストロック。

辛くも矢野がカットに入ったが、鈴木はハーフダウンの外道にランニングニーを叩き込むと、一気にダブルリストロックに捉えてギブアップを奪った。それでもなかなか離さない鈴木。外道の悲鳴が館内にこだまする中、鈴木は止めに入った田中と小松にもダブルリストロックを極めていく。
怒り爆発の鈴木は「こんなクソ弱いの連れてくるんじゃねぇよ! テメーら桜庭連れてこい!」と吐き捨てて引き上げていった。

<試合後コメント>
鈴木みのる
ーー今日は桜庭選手がよく使っているアームロックをフィニッシュに選んでいましたが、これもメッセージのひとつでしょうか?
鈴木「あぁ? 何がサクラバロックだ。誰でもできんだよ(笑)。テメェのそのサクラバロックとやらで俺の腕をブチ壊してみろよ。折ってみろよ、桜庭。折ってみろよ! 桜庭どこ行った? 出てこいよ。なんでそうやってお前ははじっこにいるんだ? 弱いくせに偉そうなツラしてんじゃねぇよ。おい! おい! 桜庭。お前が来ないと俺が本気になっちゃうぞ。遊んでやってるうちが華なんだよ。桜庭、さっさと出てこい。ブチ殺してやる。」

第2試合

2014-10-25新日本プロレス後楽園大会_第2試合BULLET CLUBの奇襲攻撃で試合開始。いきなりギャローズが本間を鉄柵に叩き付けると、ファレも真壁を鉄柵に叩き付け、トンガも飯伏を鉄柵に叩き付ける。リング上ではアンダーソンと裕二郎がキャプテンを挑発しながら攻撃。キャプテンはダブルのジャンピングあっリアットを狙ったが、あっさりかわされて自爆。
しかし地獄突きで反撃したキャプテン。アンダーソンもエルボースマッシュを返すが、ジャンピングショルダーを決めたキャプテンは飯伏にタッチ。飯伏の髪の毛を掴んだアンダーソンはトンガにタッチ。

ヘッドバットから走り込んだトンガをカウンターのドロップキックで吹っ飛ばした飯伏は本間にタッチ。内藤との合体攻撃から小コケシを狙った本間だったが、背後からアンダーソンが攻撃すると、倒れた勢いで小コケシが内藤に誤爆。すかさずバックドロップで投げたトンガはジャンピング・ボディプレスを投下。
続いてギャローズがボディブローの連打から張り手。豪快なボディスラムからジャンピング・ボディプレスを落としたギャローズは裕二郎にタッチ。サミングから本間を踏みつけた裕二郎に続き、アンダーソンがゼロ戦キックを叩き込む。

さらにファレは上空高くリフトアップしてそのままマットに転落させると、バッドラックフォール(=投げ捨てアウトサイダーズエッジ)の体勢に。必死で脱出した本間はチンクラッシャーから走り込むが、ファレはカウンターのラリアット。しかし串刺し攻撃をかわした本間は真壁にタッチ。
串刺しラリアットからコーナーで馬乗りナックルを見舞った真壁はラリアットを狙うが、相打ちに持ち込んだファレ。片膝をつきながらもカウンターでサモアンドロップを決めたファレはギャローズにタッチ。スパインバスターで叩き付けたギャローズはロープに飛ぶが、真壁はカウンターのラリアットを叩き込んで内藤にタッチ。

裕二郎が飛び込んでくるが、カウンターのドロップキックを叩き込んだ内藤は水面蹴りからミサイルキック。さらにコーナーで振り子式串刺し低空ドロップキックを狙ったが、かわした裕二郎は串刺しフロントキック。さらにフィッシャーマンバスターで叩き付けてトンガにタッチ。アームホイップから側頭部への低空ドロップキックを叩き込んだ内藤は飯伏にタッチ。
10分を経過してカウンターの蹴りでトンガを倒した飯伏はその場飛びシューティングスター。しかしトンガも飯伏の腕をつかんで引き込むようにしてスピアーを決めると、BULLET CLUB全員でトレイン攻撃。そこからトンガが旋回式フラップジャック。

ショルダーネックブリーカーの体勢からDDTを決めたトンガだが、キャプテンが入ってきて飯伏を救出。しかしアンダーソンがガンスタン。本間がジャンピング・コケシで飛び込んでくるが、ファレとギャローズが真壁を攻撃。だが、ダブルラリアットからのラリアットでファレとギャローズを場外に叩き出した真壁。その間に飯伏はトンガのバックドロップを着地してソバット。
そこから豪快なラストライドで叩き付けた飯伏はフェニックス・スプラッシュを投下して3カウントを奪った。試合後真壁はほかの4選手をそれぞれのコーナーにホイップ。内藤、本間、キャプテン、そして飯伏がコーナーに登ってアピールしたあと、飯伏がバック転を披露すると、またしても真壁は「そりゃやりすぎだぜ」という表情。飯伏はまたも直立不動となった。

<試合後コメント>
真壁刀義、内藤哲也、本間朋晃、飯伏幸太
真壁「スーパーヘビーはキツいな(苦笑)。まぁ飯伏が(3カウント)取ったろう? なぁ。チームが勝てばそれでいい。俺個人はここからだよ、バカヤロー(笑)。あと、あともうひとつ引っかかることがあるんだよ。一番最後によ、そりゃそうだ。フォール取ったからわかるけどよ、なんで最後にバック宙する意味があるんだ、この野郎。飯伏よぉ、俺はその……ジェラシーだけだ(笑)。」
本間「勝つには勝ったんですけど、反省点ばっかですね。こけしが、みんなのこけしが。もっともっとみんなにこけしを見てもらいたいですね。俺と一緒にみんなで……幸せになろうぜ。」
内藤「両国でオカダに負けて、ドームのメーンに立てなくなった。新日本プロレスは、また新日本プロレスファンは新日本プロレスが潰れなくてよかったね。オカダに感謝した方がいいよ。でもな、でも、俺は何を言われても夢をあきらめない。夢を追いかけ続ける。それで新日本プロレスが潰れようとも、俺は自分の夢を追いかけ続けますから。」

ーー最後は乱戦の中、見事にフィニッシュを決めました
飯伏「そうですね。ヘビーの中ではやっぱり体格的にはまだまだ自分は劣っているものがあるんで、ヘビー転向というか、ヘビーでやっていくからにはひとつひとつクリアしていかないといけないという目標があるんで。最低でも自分が取らないといけないという目標があったんで。一応ギリギリ達成できたんじゃないかと。」

ーー真壁さんは「最後にあそこでバック宙する意味があるのか」と言っていましたが?
飯伏「……そうですね(苦笑)。その匂いかなと思っていったんですけど違ったかな……。」

ーーファンは喜んでいましたけれど
飯伏「ファンが喜んでもらえたなら大丈夫です。ちょっと真壁さんに謝ってきます(苦笑)。」

第3試合

2014-10-25新日本プロレス後楽園大会_第3試合8月の西武ドーム大会以来の参戦となるROHのReDRAGON。ROHのタッグベルトを巻いて登場したReDRAGONに対し、BUSHIはハロウィンカラーのコスチュームで登場。まずはボビーがショルダータックルでドラダにぶつかっていくが、トンボを切って着地したドラダがコルバタでボビーを場外まで投げ飛ばす。
続いてカイルとBUSHIがリングイン。飛び付き式のフェースクラッシャーを決めたBUSHIだが、カイルは場外にエスケープ。追いかけたBUSHIは待ち構えていたボビーをかわしてカイルにエルボー。

しかし背後からボビーが攻撃していき、先にリングに戻ったカイルにBUSHIを渡す。カイルの前蹴りからボビーがバックドロップで投げる。さらにブレーンバスターで投げると、背中にカイルがスライディングニー。ショルダースルーを狙ったカイルを回転エビ固めで切り返そうとしたBUSHIだが、踏ん張ったカイルは腕十字。
ボビーがスリングショット式アトミコを落とすと、カイルが羽交い締め。しかしBUSHIはその状態からボビーをヘッドシザースで捕まえてカイル共々投げていく。タッチを受けたドラダはドロップキックでReDRAGONの2人を場外に吹っ飛ばすと、BUSHIと同時プランチャ。

しかしReDRAGONはこれをかわすと場外戦へと雪崩れ込む。南側客説の通路まで移動すると、BUSHIとドラダがReDRAGONの2人を叩き付ける。さらに出入り口のゲートの上に立ったドラダとBUSHIは時間差プランチャを発射。リングにまで戻ってきたドラダはカイルにスワンダイブ式クロスボディー。
BUSHIもボビーの串刺し攻撃を蹴りで迎撃すると、カイルには逆上がりキック。しかしトペはボビーが蹴りで迎撃。ドラダのムーンサルトプレスもカイルが足で迎撃。さらにカイルはバックドロップ・ホールドで投げてカウント2まで追い込むと串刺し攻撃。これをかわしてロープに飛び乗ったドラダはミサイルキックを発射。

ブレーンバスターを狙ったドラダだが、カイルが着地するとボビーが飛び込んできて串刺しニー。さらにバックブリーカーに捉えると、カイルがダイビングニードロップで合体。カイルがドラダをブレーンバスターの体勢で持ち上げると、ボビーがハイキック。そこからカイルが垂直落下式ブレーンバスターで叩き付ける“チェイシング・ドラゴン”で3カウント。
まずROHのReDRAGONがSuper Jr. Tag Tournament 2014の1回戦を勝ち上がった。

<試合後コメント>
ReDRAGON
カイル「よく聞いておけ! 自分たちがこの日本に来た目的はこのトーナメントで優勝する。そして我々がナンバーワンのチームであることを証明するために来たんだ。」
ボビー「場所はどこでも、カナダでもアメリカでもドイツでも、そしてこの日本でも目的はひとつ。勝ち続けることだ。まずこのトーナメントに終章して、次はIWGPジュニアタッグ王座も獲ってやる。そして自分たちが世界一のタッグチームであることを証明する。それこそが我々の使命だ。」

第4試合

2014-10-25新日本プロレス後楽園大会_第4試合フエゴのテーマで入場すると、田口も真っ白のサングラスに緑のハットを手にフエゴステップを踏みながら登場。カズダンスを足すという微妙なアレンジをする田口。一方、タイチのエアボーカルとデスペラードのエアギターで入場してきた鈴木軍。しかしリングサイドに降りた田口は、なぜかタイチの入場曲に合わせてノリノリで応援する……
鈴木軍の奇襲攻撃で試合が始まると、鈴木軍は早速両国でのデスペラード戦で痛めた田口の右足首を集中攻撃。右足首を押さえて苦しそうな田口だが、それでもタイチにチョップを返すと、タイチのバズソーキックをかわして延髄斬り。

タッチを受けたフエゴがリングインすると、タイチはデスペラードにタッチ。側転→バック転フェイントからコーナーでヘッドシザースに捉えたフエゴは人工衛星ヘッドシザースでデスペラードを投げ飛ばす。さらにアームドラッグで場外まで吹っ飛ばしてから飛ぶと見せかけて腰を振ってダンス。
続いて田口が串刺しエルボーを叩き込むが、デスペラードがショルダースルーでエプロンに追いやる。着地した際に右足首に激痛が走った田口は悶絶。そこにタイチがマイクスタンドで殴りかかっていく。場外で田口を痛めつけていったタイチに続き、リング上ではデスペラードが田口の右足首にストンピング。

さらにアキレス腱固めに捉えていくと、田口は必死でロープに脱出。タイチもヒールホールドを仕掛けていき、田口は完全に動きが止まってしまう。鈴木軍はトレイン攻撃を決めると、タイチが急所にニーを落としてカバー。するとセコンドのTAKAが高速カウントで3つ叩くが、当然これは無効。
すると田口はタイチのアックスボンバーをかわしてデスペラードにヒップアタック。タイチにもヒップアタックを決めた田口はデスペラードを渾身のヒップアタックで吹っ飛ばしてドラダにタッチ。デスペラードをミサイルキックで吹っ飛ばしたフエゴはヘッドシザースで鈴木軍の2人をまとめて投げると、タイチをコルバタで場外に投げる。

逆トペ(=トップロープとセカンドロープの間をくぐって放つ、場外の相手へのドロップキック)で吹っ飛ばしてからスワンダイブ式プランチャを投下したフエゴはデスペラードをリングに戻してから田口にタッチ。だが、アトミックドロップから足首へのローキックを叩き込んだデスペラードはタイチにタッチ。
腰を振って田口を挑発したタイチはハイキックを叩き込むと、パンタロンを取り去ってダッシュ。しかしヒップアタックで迎撃した田口はヒップバットからパワーボムの体勢。リバースで切り返したタイチだが、田口はアンクルホールドに捉える。

デスペラードがカットに入ろうとするが、フエゴが場外に追いやってからトペを発射。リング上ではタイチが前転して逃れると、逆にアンクルホールドを決めていく。辛くもフエゴがカットに入ったが、デスペラードがウラカン・ラナを狙ったフエゴをシットダウン・パワーボムで叩き付ける。タイチは田口をコーナーに乗せて下から蹴り上げるが、蹴り脚をキャッチした田口はコーナー上でアンクルホールド。
だが、TAKAが乱入してスーパーKを叩き込むと、デスペラードが本部席にあったIWGPジュニアのベルトで田口を殴打。そこから追いかけていったタイチが雪崩式ブラックメフィストで叩き付けて3カウント! 反則攻撃からとはいえジュニア王者から完璧な3カウントを奪った田口は大の字に倒れた田口を踏みつけながら奪い取ったベルトをアピール。鈴木軍がSuper Jr. Tag Tournament 2014の1回戦を突破した。

<試合後コメント>
タイチ&デスペラード
デスペラード「おい! きれいに3つ取ったぞ。次の挑戦者は決まりだろう。」
タイチ「はい、そうですね。……田口、仕方ないからよ。『あたしゃ認めないよ』とか言ってるからだよ。『認めないよ』とか言ってる場合じゃねぇだろ。もう認めるしかねぇな。お前がふざけてばっかりいるから奥の手を出してやった。3年ぶりに出したよ。過去に食らったことがあるのはプリンス・デヴィットだけだよ。その時はあの技食らって欠場して、スーパージュニアに出れなかったんだよ。それくらいの破壊力はあるぞ。どうだ田口。もう逃げられないな。やるしかないだろう? TAKAがダメ。ホセ(=デスペラード)もダメだったんだ。満を持して俺の出番だな。この2人ができなかったことを俺がやってやろうじゃないか。なんで俺が今まで動かなかったか……田口がチャンピオンになるのを待ってたんだ。意味が分かるか。あいつは俺がデビューしたときからうざってぇ存在だったんだよ。あいつとは年齢も一緒。学年も一緒。キャリアなんてあいつと10日しか変わらないよ。それなのにあいつはこっちでは目立ちやがって。あいつがうざかったんだよ、ずっとな。こうしてあいつがチャンピオンになるのを待って、俺が引きずり落とす。それがやりたかったんだよ。TAKAとホセがやれなかったことを俺がやってやるぜ。」

試合後、スクリーンでは来年も『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA』が1.13大阪、1.14香川、1.15京都、1.17新木場、1.18&19後楽園ホールで開催することが決定したと発表された。

第5試合

2014-10-25新日本プロレス後楽園大会_第5試合マットとタイガーの先発で試合開始。「Su●k It」ポーズで挑発したマットは、早速タイガーのマスクに手をかける。だが、ニックがロープに飛んだところでエプロンからライガーが蹴っていき、タイガーがマットもろとも場外に叩き落とす。
ニックがリングに戻るとライガーがリングイン。ケブラドーラ・コンヒーロからロメロスペシャルを決めたライガーは、続けてカベルナリア。しかしニックを場外を追いやってのスライディングキックはかわされる。

場外に出たライガーにヤングバックスはサンドイッチのスーパーキック。リングに戻ったニックはストンピングの嵐からマットにタッチ。チョーク攻撃からマットとのトレイン攻撃を狙ったが、うまく回避したライガーはマットの串刺しニーをニックに誤爆させると、マットにアッパー掌底。
タッチを受けたタイガーはミサイルキックからタイガードライバーで叩き付けると羽根折り固めに捉える。マットがカットに入ると、ニックが串刺しエルボーからマットのアシストを受けてのスパイスブレッド。さらにスワンダイブ式ボディプレスとその場飛びムーンサルトの同時発射からハイジャック式ツームストンパイルドライバーを狙う。

これを飛び込んできたタイガーが掌底で迎撃すると、タイガーのツームストンパイルドライバーからライガーが掌底。そしてタイガーがタイガースープレックスで投げていったが、カウントは2。マットはスーパーキックからスワンダイブ式エックスファクターをタイガーに決めると、そのまま場外のライガーにケブラーダ。
さらにニックが戻ってきてランニングニーを叩き込むが、ライガーがカット。ヤングバックスはライガーをダブルのスーパーキックで吹っ飛ばすと、タイガーにMORE BANG FOR YOUR BUCK!!(=マットのカミカゼからニックが450°スプラッシュ→マットがムーンサルトプレス)を決めて3カウント。Super Jr. Tag Tournament 2014の1回戦を突破したヤングバックスは、準決勝でタイチ&デスペラード組と対戦する。

<試合後コメント>
ザ・ヤングバックス
マット「見ての通り、これが今日の結果だ。まるでビデオゲームのようにきれいなフィニッシュだ。スーパーキック・パーティーからのモア・バング・フォー・ユア・バッグ。これで決まったな。去年のトーナメントは俺たちが勝ったが、今年も俺たちが勝つ。ジュニア最強のチームであることを証明してやる。今年も優勝する事は確実だ。もちろんIWGPジュニアタッグ王座も視野に入っている。俺たちの動きを見ただろう。まるでプロレスの教科書のようじゃないか。それが俺たちヤングバックスなんだ。」

第6試合

2014-10-25新日本プロレス後楽園大会_第6試合Super Jr. Tag Tournament 2014の1回戦、最後の試合は現IWGPジュニアタッグ王者のタイムスプリッターズvs.フォーエバー・フーリガンズ。KUSHIDAvs.ロメロで試合開始。スピーディーなロープワークからKUSHIDAがアームドラッグからのドロップキック。タイムスプリッターズはクイックタッチで代わる代わるロメロの腕を捻りあげる。
だが、ロメロもKUSHIDAの攻撃をかわして場外のシェリーのトペを発射。すかさずコズロフがKUSHIDAを場外に追いやって場外ダイブを狙うが、ロメロが戻ってきて制止する。仲間割れするかと思いきややっぱり和解したフーリガンズは、タイムスプリッターズの同時プランチャもかわして自爆させる。

KUSHIDAをリングに戻したロメロははコズロフにタッチ。コズロフがエルボースマッシュでカチ上げると、続いてロメロがサーフボードストレッチに捉える。うまく反転したKUSHIDAはバックドロップで投げて脱出するとシェリーにタッチ。ダイビング・ライダーキックからパントキック(=下から顔面を蹴り上げる)を見舞ったシェリーだが、場外からコズロフが足をすくって倒して引きずり出す。
エプロンからロメロがジャンピングニーを発射すると、救出に向かったKUSHIDAを鉄柵に叩き付ける。鉄柵の外にKUSHIDAを出して寝かせるとロメロが鉄柵の上からフットスタンプを投下。

シェリーをリングに戻すとコズロフがエルボースマッシュからキャメルクラッチ。そこから羽交い締めにすると、ロメロが充分過ぎるくらいロープに飛んで勢いをつけてからドロップキック。さらにフーリガンズはダブルのカウンターエルボーから突進。コズロフを場外に追いやったシェリーは、KUSHIDAのエルボーを食らったロメロにトラースキック。
だが、コズロフが場外からタッチを阻止し、リングに戻ってシェリーにエルボー。ロシア帽を被ったコズロフはコサックダンスキック。しかしシェリーは延髄斬りを返すと、飛び込んできたロメロもキャッチして『まとめて』で叩き付ける。

タッチを受けたKUSHIDAはスワンダイブ式ブレーンチョップをコズロフに落とすと、ロメロにハンドスプリングエルボー。さらにフーリガンズの2人を場外に追いやると、エプロンからシェリーと時間差でジャンピングニーを発射。コズロフをリングに戻したタイムスプリッターズは、シェリーのダイビング・ボディプレスとKUSHIDAのその場飛びムーンサルトを同時投下。
しかしコズロフもKUSHIDAのバズソーキックをかわしてローリング延髄斬りを返すとロメロにタッチ。串刺しラリアットを連打したロメロだが、かわしたKUSHIDAが逆にラリアット。コーナーに登ったKUSHIDAだが、揺らして足止めしたロメロは、コーナー上に追いかけていくと、トップコーナーから雪崩式腕十字。

シェリーは抑え付けようとするコズロフごとロメロに激突してKUSHIDAを救出。しかしロメロがシェリーにソバットを叩き込む。合体攻撃を狙ったロメロにパントキック(=下から顔面を蹴り上げる)を叩き込んだシェリーだが、ロメロも延髄斬りを返す。しかしKUSHIDAがオーバーヘッドキックをロメロに叩き込むと、コズロフに串刺し攻撃を狙う。これをかわしたフーリガンズは見事な連係攻撃。
さらにコズロフが肩車するとコーナーからロメロがダイビング・ラリアット。ダブルインパクトを食らいながらもカウント2で返したKUSHIDAはコズロフをファイアーマンキャリーで抱え上げる。そこにシェリーがダイビング・フットスタンプを落とすと、さらにシェリーのヒザの上にコズロフを投げ落とす。

タイムスプリッターズは連係攻撃からI-94(=KUSHIDAのパワーボムとシェリーのスライス・ブレッド♯2の合体技)を決めるが、コズロフのカットが間に合ってカウントは2。タイムスプリッターズはロメロにサンドイッチ攻撃を決めると、OUTATIME(=KUSHIDAのムーンサルトアタック+シェリーのファイナルカット)を狙ったが、背後からコズロフがカット。ならばとシェリーがダイブするが、フーリガンズはダブルのコードブレイカーで迎撃。
それでもKUSHIDAがホバーボードロック(=アームロックの体勢から後転して改めてアームロック)を狙ってコズロフに飛び付くが、踏ん張ったコズロフはジワジワとカナディアンバックブリーカーへと移行。そこにロメロがスワンダイブ式ニードロップを落とすコントラクトキラーを決めて3カウント!

現IWGPジュニタッグ王者コンビに勝利してSuper Jr. Tag Tournament 2014の1回戦を突破したフーリガンズは、準決勝でROHのReDRAGONと対戦することが決定。するとマイクを持ったロメロが「後楽園、コンバンワ! 大好きデス!」と叫んでから、このSuper Jr. Tag Tournament 2014を優勝してナンバー1になると宣言。最後は「エバー! エバー! エバー!」と連呼した。

第7試合

2014-10-25新日本プロレス後楽園大会_第7試合メインイベントは1.4東京ドームでIWGPヘビー級王座をかけて激突する棚橋とオカダ、さらに11.8大阪でインターコンチ王座をかけて激突する中邑と柴田の前哨戦。しかも柴田が棚橋とタッグを組む(後藤を含めたトリオ)のだから注目だ。
棚橋と柴田が並び立つと、CHAOS側が中邑が先発を買って出る。すると棚橋と後藤が下がり、柴田が先発で出て試合開始。緊張感のある間合いから中邑のタックルを切った柴田。だが、柴田はしつこく組み付いて押し倒す。

お互いにアキレス腱固めを狙うが、柴田から先に立ち上がって脱出。組み付いていった中邑はロープに押し込むと脱力してからブレイクし、手招きして挑発。今度は柴田がロープに押し込んでいくと、両腕をダラリとさせて脱力。
中邑は柴田をプッシュすると鋭い蹴りを放っていくが、かわした柴田も蹴っていく。だが、中邑もかわして睨み合い。ニヤリと笑った中邑はスカすようにオカダにタッチ。すると棚橋が柴田の背後からポンと叩いてタッチしてリングイン。柴田は渋々コーナーに戻る。

オカダは棚橋をロープに押し込むと、殴りかかるとみせかけてクリーンブレイクしてレインメーカーポーズ。棚橋もオカダをロープに押し込んで殴りかかると見せけてクリーンブレイクしようとするが、オカダが殴りかかる。ショルダータックルでぶつかっていく棚橋に対し、オカダも一歩も退かずエルボーから串刺し攻撃を狙う。
これをエルボーで迎撃した棚橋はコーナーに飛び乗ってのクロスボディー。そして後藤にタッチ。オカダは石井にタッチ。ゴツゴツとしたエルボー合戦から後藤が走り込むが、石井はショルダーブロックでなぎ倒すと、後藤の顔面を蹴り上げる。鬼の形相で立ち上がった後藤だが、石井はまたもカウンターのショルダーブロックでなぎ倒して顔面を蹴り上げる。

だが、後藤も石井のエルボーを受け止めた上で渾身のエルボー一発で石井をダウンさせるとミドルキックを叩き込む。石井もワンツーエルボーの連打で後藤をロープ際まで後退させるとラリアットで場外に叩き落とす。石井が後藤をすぐにリングに戻すと、中邑とオカダが石井を抱え上げてトリプルキック。さらに倒れた後藤の上に石井を落としていく。
続いて中邑がニードロップを落とすと、オカダが側頭部にベースボール・スライド(=スライディング式ドロップキック)。10分が経過し、オカダの串刺し攻撃をかわした後藤は時間差ラリアットを叩き込む。柴田が手を差し出すが、その前に手を出した棚橋にタッチ。オカダをドラゴンスクリューで投げた棚橋は、串刺し式フォアアーム。

オカダもカウンターでツームストンパイルドライバーを狙うが、棚橋も踏ん張る。ならばとDDTで叩き付けたオカダはダイビング・エルボードロップを狙ってコーナーへ。だが、デッドリードライブで叩き付けた棚橋はロープへ。オカダはカウンターでフラップジャックを決めると中邑にタッチ。踏みつけバイブレーションから対角線をダッシュした中邑だが、棚橋はヒザへの低空ドロップキックを叩き込むと、手を伸ばす柴田にタッチ。
コーナーに押し込んでエルボーを連打して中邑を座らせた柴田は、対角線上から串刺し式低空ドロップキック。さらにハーフハッチで投げていくが、中邑もニーリフトからスピンキックを返すと、柴田をコーナーに上に寝かせて串刺しニーリフト。

リバースパワースラムを踏ん張って逃れた柴田はエルボー合戦へ。フロントブレーンバスターで叩き付けてからニースタンプを打ち込んだ中邑はボマイェを狙ったが、柴田はドロップキックで迎撃。15分が経過し、お互いにタッチして後藤と石井がリングイン。出会い頭のラリアットで石井をなぎ倒した後藤は串刺し式村正(=ニールキック)からバックドロップ。
バックを取った後藤だが、エルボーで逃れた石井は追っかけ式ラリアットをかわすと、牛殺しも回避。ロープに飛んだ後藤を逆に追いかけていって時間差ラリアット。そこにオカダと中邑が入ってきてトレイン攻撃からダブルのフロントキック。そこに石井がスライディング・ラリアットを叩き込む。

後藤をコーナーに乗せた石井は滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスター。カウント2で返した後藤に対し、石井はパワーボムの体勢。しかし背後から柴田が強引に石井をジャーマンで投げ捨てる。そこに中邑がカンフーキック。棚橋も飛び込んでくるが、オカダがドロップキック。しかし棚橋もスリングブレイドを返す。6選手全員がダウンする中、後藤と石井が立ち上がってラリアットの相打ちを連発。
しかし最終的に打ち勝ったのは後藤。石井も走り込むが、牛殺しを決めた後藤はハーフダウンの石井にPK。カウント2で返した石井は昇天を狙う後藤に延髄斬りを叩き込むとパワーボム。柴田がカウント2でカットしたが、中邑が場外に投げ出す。20分が経過し、石井はラリアット。

カウント1で返した後藤は2発目のラリアットを相打ちで迎撃すると、張り手合戦から特攻ラリアット(=ショートレンジのカチ上げ式ラリアット)で吹っ飛ばす。そして盤石の昇天・改(=マットに叩きつける際にエルボードロップになる昇天)で叩き付けて3カウントを奪った。
棚橋が柴田の腕をあげて後藤と共に勝ち名乗りを受けると、白いベルトを持った中邑と柴田が至近距離で睨み合い。ニヤリと笑った中邑が引き上げていくと、棚橋とエプロンのオカダも睨み合う。そしてマイクを持った後藤が「革命はもう始まっているぞ! これからはCHAOSじゃない。BULLET CLUBでもない。この新日本プロレス本隊の大逆襲が始まるぞ! 応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」とアピールした。

<試合後コメント>
棚橋弘至&後藤洋央紀&柴田勝頼
※柴田はノーコメントなし
棚橋「これが後藤の革命のね、ひとつの開幕戦のカタチ。俺はどんな時でも小さい時から歩み寄っていくタイプだから。結局そっちの方が早いから。今シリーズ、なにやら非常に楽しみです。」
後藤「本隊の大躍進、これから見せていきますから。もうCHAOS、BULLET CLUBがとは言わせないよ。本当、今に見てろよ」

ーー今日はNEVER王者の石井選手から勝利しましたが?
後藤「NEVER? とくに興味がないって言ったらウソになるけど、ただ石井には興味がある。ベルトよりも石井には興味がある。」

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