敬語を使わない後輩レスラーを反則ナシの王座戦でボコボコに!性根は変わらず王者ブチギレ

25日、後楽園ホールにてアイスリボン『Oktober Iceribbon Fest2025』が開催。第4試合では藤田あかねの持つFantastICE王座に海乃月雫(うみのつきな)が挑戦した。
あかねは2013年にアイスリボンでデビュー。度々怪我に悩まされるも、凶器を使用するハードコアマッチに傾倒していく。
2021年に王者が自由にルールを決められるFantastICE王者となるが、その日をもってアイスリボンを退団し、世羅りさが結成した“デスマッチ&ハードコアユニット”プロミネンスとして活動を開始する。
2024年末に同ユニットを脱退すると、2025年1月4日のアイスリボンに3年ぶりに参戦。防衛戦が行われていなかったFantastICE王座を復活させ、ICE×∞王座にも挑戦するなど再びアイスの中核に食い込んでいる。
8月の後楽園ホール大会でトトロさつきを相手に4度目の防衛に成功するが、鎖骨骨折により負傷欠場中にもかかわらず勝手にあかねのセコンドについた海乃が10月13日の復帰戦の相手にあかねを指名。その試合が15分ドローになったことで海乃がベルト挑戦を表明し、両者合意のうえでランバージャックルールへ。
だが『アイスリボン式ランバージャック』という、場外に落ちたらセコンドがリングへ押し戻すのではなく、場外に落ちたらセコンドに攻撃され続ける特殊ルールでの試合となり、王者がルールを決められるはずなのに自分の意志が反映されないことにあかねは強い不満を表明していた。

試合開始前にあかねがリング上でブチギレ、ルールが反則ナシのランバージャックデスマッチに変更される。
鬱憤を晴らすかのようにあかねが序盤から容赦せず、海乃が圧倒される場面が続く。試合中にトトロさつきが通常のランバージャックを知らない10代レスラーたちにルールを説明する場面もあり、混乱する中であかねがトトロを盾にして海乃のスライディングキックをかわす。
リング内外が混沌とする中で、あかねのバックリップを切り返した海乃がバックドロップから攻め込もうとするが、あかねがカウンターのみかんでポン(変形ファルコンアロー)から顔面にナックル。ならばと海乃がリバース・フロッグスプラッシュからフロッグスプラッシュを投下するも、あかねが剣山で迎撃するとヘッドバッドからみかんでポン。海乃はビーナスシュートを狙うが、これをコーナーで担いだあかねがパワーボムで叩きつけ、最後はP-ガイストで突き刺し3カウントを奪った。
勝利したあかねは「海乃、今日はありがとう。復帰して数戦目で後楽園ホールでタイトルマッチに挑戦して、その勇気は褒めてやるよ」と優しい言葉をかけるが、最後まで敬語を使わない海乃にキレながらリングを後に。
バックステージでも「前回の15分ドローは何もフィニッシャーを出していない。それが今回との差です。チャンピオンとしてちゃんとルールも一回一回考えてますんで、頭使ってやってるんですよこっちは!次やった時は『藤田あかねさん今日は闘ってくれてありがとうございました』と言わせます」とイラつきを隠さずに去っていった。
初代王者・世羅りさ、二代目王者・山下りながクレイジーなルールで防衛を続けていたFantast王座。三代目王者のあかねが今後どのような防衛ロードを歩むのか注目だ。
















