「絶対お金で手に入らないものが手に入った」伝説のキャバ嬢レスラーが女子プロレス界の歴史に触れて熱い心を継承!

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 11日、東京都・新宿FACEにてPPPTOKYO『Goddess Sanctuary―聖なる祝宴―』が開催。リアラがPPP所属第一戦で熱いハートを燃やした。

 リアラは仙台の国分町、新宿・歌舞伎町のキャバクラでナンバー1の座に君臨していた伝説のキャバクラ嬢。幼い頃からのプロレスラーになる夢を捨てきれず、2023年5月にガンバレ☆プロレスからデビュー。プロレスラーとキャバ嬢の二足のわらじを履く“キャバ嬢レスラー”という個性を武器にプロレス界で独特の存在感を見せている。
 リアラは2024年4月からフリーとなり、今月1日付でPPPTOKYOに入団を果たした。

 自他ともに認めるリアラの弱点は不安定なメンタル。いつもリング上で見せる元気な姿と裏腹に、SNSで病み散らかす日常風景はリアラのキャラクターの1つとも言える。
 しかし、SNSで自分を卑下し続けるリアラに対して夏すみれが「お客さんの前に立つプロなのにそんなこと書くのはなんでなの?」と“プロ”のレスラーとしての姿勢を叱責。これを受けてプロレスへの取り組み方を変えたというリアラは懸命に練習に打ち込み「私は世の中お金だと思っていた時期もありました。でもプロレスをやることで絶対お金で手に入らないものが手に入りました」と人生観まで変わったことを告白した。

 リアラのPPP所属第一戦は、ちゃんよた&リアラvs水波綾&夏すみれのタッグマッチ。
 リアラのパートナーを務めるちゃんよたは夏に憧れてプロレスラーを志し、リング上で夏からプロの洗礼を受けてきた選手。そして水波は新人時代の夏を厳しく鍛え上げた選手であり、連綿と続く女子プロレス界の系譜が垣間見えるカードとなった。


 試合前にはリアラが夏に握手を求めるが、夏は冷たい目で見下ろしながら無視。
 コミカルな試合運びをすることも多い夏だが、この日は怖くて強い夏としてリアラと対峙。髪を掴みながらエルボーの猛連打でボッコボコにしていき、助けに入ろうとしたちゃんよたへ「入って来んなッ!」と一喝し、ビッグブーツの連打で容赦なく顔面をぶち抜いていく。
 やられっぱなしのリアラであったが、土手っ腹にドロップキックを突き刺して生還。ちゃんよたが水波とパワー勝負で真っ向から渡り合って試合を立て直すと、最後はリアラと水波の対面に。

 リアラは必死にドロップキック&エルボーを連打していくが、水波の不敵な笑みを崩すことは1度も叶わず。お返しのヘッドバッドで怯んだところをラリアットでなぎ倒され、最後はスピアーを被弾して3カウントを聞いた。

 試合を終えた夏は「リアラは正直まだまだ備わってない部分がたくさんある。多すぎる!でもかつての私もそうだったんで。私もリアラ側の人間だったけど、私には水波さんって存在がいて、メチャメチャ厳しくされたし、超怖かったし、スゲー泣いたし!でもそれがあって良かったと私は思ってるから。別に今のリアラにそう思って欲しいとか大それたことは考えてないですけど、いずれリアラにも分かるときが来てくれたら、そのときはリアラのためになったんじゃないかなと思います」と厳しくも温かいメッセージ。


 リアラは号泣しながらも「私は本当に自分をダメ人間だと決めつけていました。PPPに入団を認めてくださって、本当にここからが私のラストチャンスの始まりです。もう泣く生活は終わり!泣く暇があったら止まるな!動け!練習しろ!それはPPPが教えてくれたことだ!悔しいけど、ここから私は落ち込まない!練習するだけ!そしてPPPを見てくださる皆に私は元気を与える選手になります!」と熱い思いを叫んだ。

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