船木誠勝が救急車で緊急搬送!試合中に肩を負傷し「形もおかしくなってる」
- 2025-9-12
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- リアルジャパンプロレス

11日、後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.36 ―THE 20th ANNIVERSARY―』が開催。メインイベントでは船木誠勝の持つレジェンド王座に黒潮TOKYOジャパンが挑戦した。
今年は船木のデビュー40周年のメモリアルイヤーであり、56歳の誕生日である今年3月13日にレジェンド王座を戴冠。今年6月にはキャリア33年で初のシングル王座挑戦の新崎人生を制して初防衛に成功し、その名の通りプロレス界の歴史に伝説を刻んだ。
今大会で船木はWRESTLE-1所属時代に弟子であった黒潮TOKYOジャパンを「32歳と56歳で、体力の壁っていうのはどっかで追い越される時が来ると思うんですけど、まだ大丈夫だと思いますので。イケメンのストロングスタイルを出しつつですね、自分のスタイルで対抗して抵抗して防衛したいと思います」と挑戦者に指名。
黒潮はトラウマに苛まれながらも「ストロングスタイルの船木さんに対して、俺がアメリカで付いたあだ名が“スタイルストロング”――個性が強いって意味ですね。だからこの闘いって、プロレス界の中でも結構重要な試合になるんじゃないかなと俺は思ってて。“ストロングスタイルvsスタイルストロング”なんですよ。強さか個性か。……まあ強さでしょ!普通に言ったら!まあ魅せますよ、俺のプロレスで」と息巻いていた。

試合が始まるも黒潮はリング外を挑発するかのように周り、船木がエプロンに降りて黒潮を睨みつけ場外に降りると、ボディへの膝蹴り連発からリングに投げ入れるが、黒潮はそのまま転がって反対側のロープから場外に降りる。
船木が追うも、黒潮はリング下に姿をくらませ、船木が探しているとリングに駆け上がりノータッチ・トペ・コンヒーロを発射する。
黒潮がリングに戻ると、観客のコールを煽ってからケブラーダを放とうとするが、船木が倒れ続けていたため発射できず。心配そうにエプロンから覗き込むが、動かない船木を見てドクターやレフェリーも船木に駆け寄る。黒潮は不安そうにリングで正座して回復を待つが、船木の肩の状態を見てレフェリーが試合を止めた。

わずか3分58秒の試合となり、触れ合ったのは1分にも満たない試合に黒潮は動揺しながらベルトを受け取る。
動けるようになった船木が自らの口で「お客さんすいません。アクシデントで脱臼しちゃいました。肩が外れてます。今から試合できないんで、形もおかしくなってるんで、病院行って治療してもらいます。また帰ってきます。よろしくお願いします」と言葉少なく挨拶してバックステージに戻り、救急車に乗って緊急搬送。
黒潮は「俺も正直何が起こったのかわかっていませんが、きっと今日から俺の謝罪の日々が始まるでしょう。アクシデントはアクシデントだけど、船木さんに後で謝るし、試合中の事故だからしょうがない。ストロングスタイルのチャンピオンベルトが、ミスターノットストロングスタイルの俺の手に回ってきました。船木誠勝がこのリングに帰ってくる間、俺が防衛ロード繰り広げてやるよ」と宣言するが、そこへ関根“シュレック”秀樹が現れると急いでリングから退散。

シュレックは「お前が船木さんとの物語があるように、俺も船木さんと3年前にシングルやって、どろどろになって打ち合って、それから3年、磨いてきたんだよ色んなプロレスで。今日船木さんが勝って、俺は挑戦するつもりでここに来た。あんたが勝ったんだったら、あんたのベルトに挑戦させてもらうよ」と挑戦を表明するも、黒潮は「俺は人間の挑戦者を求めてんだよ!なんで人間じゃないお前がそこにくんだよ。俺と船木さんのストーリー超大事。だけど、シュレックと船木さんのストーリー、知りません。どうだっていい。ただ、俺は誰でもいいっつったけど、順序があんじゃねーの?その順序俺はわかんないけど、そのなにかを成し遂げてから俺が挑戦受けてやるよ。なんでかわかるか?俺がこのリングのチャンピオンだからだよ。俺が戦いてえのは、いっぱいいるね。間下、阿部。まあやっぱね、俺より世代が下の人になるよね。なぜなら勝てそうだから。俺こそがストロングスタイルだよ。よう見とけ。楽しくするぞ」と黒潮らしい王者像をアピールした。
まさかの師匠超えとなった黒潮だが、次回12月大会ではどのような形でストロングスタイルプロレスを盛り上げるのか注目だ。