To-yが高鹿佑也を破り、EXTREME王座V2…意気投合した両者はタッグ結成か?9・14札幌でイルシオンが挑戦へ

DDTプロレスが夏のビッグマッチ『WRESTLE PETER PAN 2025【DAY1】』を開催した。DDT EXTREME王者のTo-yが超変則ルールで、高鹿佑也を破り2度目の防衛に成功。戦いを通して、意気投合した両者はタッグ結成の可能性が急浮上した。
王者が指定できるルールは「自分のライフは自分で稼げ!!プロレス人生ギリギリデスマッチ!」。試合形式は事前にSNSで増やしたライフポイントを0にした選手が勝利となる。相手のライフポイントを減らす方法は「1カウントフォールを奪う」「ギブアップを奪う」「ロープエスケープさせる」「相手を場外に落とす」の4つ。1つごとに相手のライフポイントを1ポイント減らすことが可能。試合を迎えた時点のライフポイントはTo-yが23ポイント、高鹿が20ポイント。

開始早々、高鹿はエルボーを叩き込み、連続で1カウントを奪う。To-yが場外に出ると、高鹿を何回もリングに戻して、場外に落として次々にポイントが減る。その後、丸め込み応酬でポイントが両者ともどんどん減っていく。高鹿はラ・マヒストラル連発でTo-yのポイントを減らしていく。さらにムーサルト・プレスで2カウント、アームロックで1ポイント減らす。To-yはフランケンシュタイナーで3カウントを奪う。高鹿はインターセプトで3カウント奪取。エルボー相打ちから、高鹿がインターセプトにいくも、To-yがコジマインパクトで2カウントを奪い、これで高鹿のライフポイントが0となり、To-yが勝利。
To-yは「大事なときはいつも高鹿さんとの戦いだった。辞めなくてよかったよ。楽しいことがいっぱい待ってる最高のプロレスを何年も一緒に続けましょう。俺は楽しかった。何度かいがみ合ったけど、高鹿さんは…」と言うと、脱兎のごとくイルシオンが現れ、凶器でTo-yを殴打。
イルシオンは「次の挑戦者はこの俺だ。てめえから、そのベルトひっぺがしてやる。俺の挑戦を断る理由はねぇよな? 断ったら、殴られて、みっともない姿を世界中に配信することになるがどうかな?」とアピール。
To-yは「別に叩く必要なくない? 普通に挑戦表明してくれればOK出すので。それが悪者のルールなんですか? おまえの角、何しちゃおうかな? おまえ隠してるものいっぱいあるよな? 全部さらけ出す覚悟あるのかな?」と受諾。今林久弥GMの裁定により、9・14札幌でのタイトル戦が決定した。
バックステージで高鹿が「To-yさんは何かあるとき、必ずいてくれて、僕が辞めそうになったときも励ましてくれて。不安なときに横に現れて、あんな感じで解決してくれる…」と発言していると、To-yが入ってきて、「僕が頭ぶたれたとき、高鹿さんが助けに来てくれて。初防衛戦のときも助けに来てくれて。次は僕が高鹿さんを助ける番。だからこれからは2人で頑張ろう。EXTREMEを守り抜いて、もし組む機会があったら、高鹿佑也とDDTで暴れ回って、DDTを熱々にする」とタッグ結成の可能性を示唆した。
挑戦が決まったイルシオンは「俺の最近の趣味はベルト集め。俺に似合うベルト、すなわち、紫色のダムネーションT.AカラーのEXTREMEのベルト。小嶋(To-y)、ベルトをギャンブルに使ったり、てめえのエゴで傷つけてきた。俺がベルトを獲って、おまえを終わらせて、EXTREMEのベルト救ってやる。おまえを成敗してやる」とベルト獲り宣言。