「プロレスラーの頂点に立ってんのはこの俺や」KONOSUKE TAKESHITAがG1初制覇で全世界に宣戦布告!

17日、東京・有明アリーナにて新日本プロレス『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 35』が開催。メインイベントではKONOSUKE TAKESHITAとEVILが優勝決定戦で激突した。
G1 CLIMAXは、“世界一過酷”との呼び声も高い新日本プロレスの夏の風物詩たるリーグ戦。今年はA,B両ブロック合わせて20選手が参戦。7月19日に北海きたえーる大会で開幕してから約1ヶ月の激闘を経て有明アリーナ2DAYSでフィナーレを迎える。
決勝に進出したTAKESHITAは、DDT出身で現在AEW&新日本プロレスと3団体所属。今年2回目となるG1参戦となり、Bブロック公式戦ではザックに敗れているが3位に滑り込んで決勝トーナメントへ進出。G1前年度覇者でありIWGP世界ヘビー級王者のザックを倒し優勝決定戦へ駒を進めた。
EVILはHOUSE OF TORTUREの乱入介入を経て決勝へ。2011年デビューのEVIL、2012年デビューのTAKESHITAのどちらが勝利してもG1初制覇となる大一番となった。
試合序盤からHOTが乱入し多勢に無勢な状態へ。EVILは解説席にいる蝶野正洋に向け、STFから「カモーン」とポーズを決める余裕を見せる。
だがTAKESHITAはSHOとDOUKIをダブルラリアットでなぎ倒し、グラネードを狙ったファレをブレーンバスターで叩きつけ、場外へのノータッチトペ・コンヒーロでHOTを蹴散らしていく。ロッキー・ロメロやザックがHOTを排除し、1vs1になるとエルボーやラリアットの相打ちで両者ダウンする互角の勝負へ。
EVILはダークネスフォールズからスコーピオンデスロックで捕らえ、レイジングファイヤーを裏EVILで切り返してあと一歩まで攻め立てるも、TAKESHITAは秋山準直伝のエクスプロイダーで反撃するとネプチューンマンの必殺技である奥の手のダブルレッグ・スープレックスホールド。最後はラストライドからワガママを突き刺し、レイジングファイヤーでとどめを刺した。

勝利したTAKESHITAは泣きながら「やっぱり、プロレスラーになって良かったです」とマイク。しかし改めて観客に向かい合うと「俺が思うプロレスラーは、夢を見るもの、夢を叶えるもの、そして夢を与えるものです。僕らリングに立ってる人間だけじゃない。今日見に来てくれた人たちも、配信で見てくれてる人たちも、みんなプロレスラーになれるんです。でも、お前らよく聞けよ!そのプロレスラーの頂点に立ってんのはこの俺や。お前らの夢を俺にのっけろ。俺がまだ見たことない景色、見せてやるよ。新日本プロレス、そして世界のプロレス界、まだまだ俺が面白くしてやる。それが俺からのメッセージだ。フロム、ジ、アルファ!」と世界に改めて宣戦布告した。
バックステージでは「次は2025年のこの『G1 CLIMAX 35』の王者として、そしてIWGP世界ヘビーの王者として、1.4(東京ドーム)のメインに立つ。それが今の自分のやるべき、進むべき道だと思ってる」と語ったTAKESHITA。ジ・アルファの覇道はまだ始まったばかりだ。