30cm40kg差を制してギャルレスラーが大怪獣狩り!「強いやつが勝つんじゃなくて、勝ったやつが強いんだよバーカ!」

24日、後楽園ホールにて『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Jul.』が開催。第7試合ではAZMの持つSTRONG王座にボジラが挑戦した。
ボジラは元ECWのウルフ・ヘルマンの娘であり、スターダムで赤いベルトを巻いたりRIZINに乱入したりと日本でも名を売ったアルファ・フィーメルの秘蔵っ子。21歳で181㎝・91kgと女子選手の中では規格外の体格を誇り、無類の強さを以て大暴れ。昨年5月のマリーゴールド旗揚げ戦から団体のアイコンとして牽引していた。
未知の超大型外国人選手というロマンの塊が参戦を続けてくれたことはマリーゴールドがロケットスタートを切れた大きな要因の1つと言える。トップ戦線で強敵として君臨し続け、ヒールユニット『ダークネス・レボリューション』の首魁としても活躍してきたボジラだが、家族の病気問題から4月12日の新木場大会を以てドイツへ帰国していた。
だが6月22日のスターダム代々木第二体育館大会に、鈴季すずが引き入れた『Mi Vida Loca(ミ・ヴィダ・ロカ)』の新メンバーとして試合に乱入。人間凶器として次々選手をなぎ倒して勝利に貢献すると、AZMの持つSTRONG王座に挑戦を表明していた。

AZMは22歳155cm50kgと、年齢はAZMが一つ上ながら体格は約30cm40kg差。
会場がボジラコールに包まれ、走り込んだAZMを微動だにせずショルダータックル一発で場外に吹っ飛ばす。圧倒的体格差でエルボーやドロップキックの一発一発で大ダメージのAZM。ならばとクリストで絞ろうとするが大きすぎて極めきれず。エプロンでの攻防では場外へのラ・ミスティカでAZMが反撃したかに見えたが、すぐにボジラはエプロンへのパワーボムで叩きつけイーブンに。
コーナー上での攻防はAZMが競り勝ち断崖式フットスタンプからダイビングフットスタンプ。さらに三角絞めで絞り上げるがボジラはそのままバスターで叩きつけ逃れてしまう。
ボジラはデスバレーボムやシットダウンパワーボムも、なんとか返したAZMがカナディアンデストロイヤーからあずみ寿司も2。ならばとNumero Unoで絞り上げ、そのままクラッチして3カウントを奪った。
勝利したAZMは「初防衛しました!いやボジラ、見た目通りやっぱり強いな!ねぇ!だけどな、これだけは教えといてやるよ。強いやつが勝つんじゃなくて、勝ったやつが強いんだよバーカ!だけど、こうやってボジラとやりあえて、STRONG女子で闘えて、嬉しかった。STARDOM来てくれてありがとう」とボジラにメッセージ。
ボジラも「AZMセンパイ、アリガトウゴザイマス。今日闘えて嬉しかった。ありがとうございました」と握手するが、すぐに担ぐとバーディクトで叩きつけてリングあとに。
ボロボロになりながらもAZMは「待って、勝ったの私だよね?私なりのSTRONGでこれからも赤や白や色んなIWGPのベルトよりも盛り上げていくので楽しみにしておいてください」とベルトを掲げた