歴史の終わりと始まり!新調された世界タッグベルトを第100代王者がお披露目!

17日、後楽園ホールにて全日本プロレス『サマーアクションシリーズ2025』が開催。宮原健斗&青柳優馬の持つ世界タッグ王座に大森北斗&タロースが挑戦した。
今年3月に斉藤ジュン&斉藤レイを倒し第100代世界タッグ王者組となった宮原&青柳。世界タッグのベルトが老朽化に伴いリニューアルされることになり、インターナショナルタッグのベルトは1966年から59年、PWFタッグのベルトは1984年に創設されてから41年にわたり数々のレスラーに受け継がれてきたが封印されることとなった。
記者会見での無茶ぶりにより宮原健斗は負けたら改名することになったが、試合は身長2m13cm・体重145kgのタロースが圧倒。場外乱闘で客席でも大暴れするが、リングに戻るとタロースのビッグブーツが北斗に誤爆してしまう。さらにアルティメット北斗軍スペシャル(=タロースが北斗をデッドリードライブで相手に叩き込む)も避けられて自爆してしまい、北斗が必殺のナルシストプレスを投下するが青柳は剣山で迎撃。
大ダメージの北斗を青柳がロックスターバスターからThe Foolで叩きつけて3カウントを奪った。

新たなベルトを初戴冠した宮原と青柳の前に現れたのは、鈴木秀樹と真霜拳號。
鈴木は「青柳優馬、最近ふざけすぎてませんか?私があれだけ、全日本プロレスの象徴は宮原健斗だと、すごくインパクトのあるマイクをしたのに、やれ髪をかける、名前を変える、全日本の象徴に対してふざけすぎじゃないですか?このまま行ったら多分ふざけたような感じになるので、それは本意じゃないです。僕は、本気の青柳優馬と試合がしたい。宮原健斗はこのままでいい。本気でやれますか?」と問いかけるが、宮原がマイクを奪うと「おい鈴木秀樹!俺はお前にチャンピオン・カーニバルで負けてんだよ。借りはあるんだよ!お前らちょっと、強すぎないか?ただな、俺らは!全日本プロレスの、青柳優馬と、宮原健斗だ!そう、どこでやるかだ。おいあなた達は夏のフェスティバルを知っているか?そもそもフェスティバルという意味を知っているのかあなた達は!?知りたければ、8月3日、大田区に来い!」と王座戦を決定。
青柳も「サマーフェスティバルだ!ちょうどいいじゃないかこの季節、めちゃめちゃ汗が出るからな。この新しいベルトに、俺たちビジネスタッグの汗をシミシミにさせて、俺たちの匂いをこびりつけてやる。以上だ」と応じた。
この日一つの時代が終わり、新たな時代の幕を開けた世界タッグ。8・3大田区総合体育館で行われる新世代の全日本プロレスを背負う“初防衛戦”は見逃せない戦いとなった。