史上初の双子同士の王座戦が決定!【斉藤ブラザーズ】斉藤レイがチャンピオン・カーニバル優勝を果たし斉藤ジュンと三冠戦へ!

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 18日、東京都・大田区総合体育館にて全日本プロレス『チャンピオン・カーニバル2025【優勝決定戦】』が開催。斉藤レイがチャンピオン・カーニバル初優勝を果たし、史上初の兄弟での三冠戦へ臨むことが決まった。

 チャンピオン・カーニバル(以下:CC)は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングルリーグ戦。今年はA,Bの2ブロックに分かれて計18選手が参戦。4月9日の後楽園ホール大会から5月6日の後楽園ホール大会までリーグ戦を行い、5月18日の大田区総合体育館大会で各ブロックの上位2選手による決勝トーナメントを実施。

 準決勝のカードは、本田竜輝(Bブロック1位)vs宮原健斗(Aブロック2位)、鈴木秀樹(Aブロック1位)vs斉藤レイ(Bブロック2位)。


 本田vs宮原の一戦は、最年少優勝に向けて燃える本田が終始優勢。場外戦や打撃合戦でも打ち勝って一方的な試合展開を見せ、必殺のファイナルベントを狙う。宮原はこれを着地してブラックアウトをぶち込むが、本田も負けじとラリアットを連打。
 それでも立ち上がる宮原に対して本田がトルネード・クラッチで丸め込むが、これを十字架固めで切り返した宮原が技アリの3カウント奪取。

 秀樹vsレイの一戦は、赤コーナーから入場してきた秀樹がリングインするなりレイをスリーパーホールドで捕らえて失神寸前まで追い込む波乱の幕開け。
 改めてゴングが鳴らされると、ブチ切れ状態のレイが顔面へ張り手を猛連打。秀樹も張り手連打で反撃するが、レイはこれをものともせずにコーナーに詰めての張り手を猛連打。秀樹は力なくコーナー下に座り込んでダウンし、そのままダウンカウント10が叩かれてレイが勝利した。

 メインイベントでは、宮原vsレイの優勝決定戦が実施。
 体格でもパワーでも勝るレイが序盤から場外戦で圧倒していき、宮原ファンから奪ったタオルで首を絞めた後に「サービスだ」と宮原の汗を拭いてから持ち主に返すという精神的余裕を見せつけていく。
 宮原もレイの武器である右腕に狙いを定めてサブミッション中心に攻撃を組み立てていくが、レイの巨体を活かしたボディ攻めに苦戦。それでも意地を見せた宮原はレイの巨体を反動も付けずにぶっこ抜くブレーンバスターで反撃の狼煙を上げると、レイのラリアットをキャッチしてスネークリミット(※変形三角絞め)。レイが必死にロープを掴むと、宮原は串刺しブラックアウトで追撃。しかし、2発目を狙ったところをレイがチョークスラムで迎撃する。
 レイがBBQボムを狙うも、宮原が回転エビ固めからラ・マヒストラルで翻弄。ジャーマン・スープレックスから正調式のブラックアウト。宮原が満を持してシャットダウン・スープレックス・ホールドを狙うが、レイが振り払って張り手からクロスボディ。さらにBBQボムからリストガードを外してからのアイスバインを発射・
 これを宮原がかわしてブラックアウト3連撃。再びシャットダウン・スープレックス・ホールドを狙うが、レイが着地して振り向きざまにアイスバイン。さらにもう一発アイスバインを叩き込み、BBQボムを見舞って3カウントを奪った。

 開幕3連敗という不穏な立ち上がりだったレイだが、その後は優勝決定戦まで破竹の7連勝。
 マイクを取ったレイが「思えば今回のCC開幕戦から3連敗だ。だが俺は俺自身をずっと信じていた。それがこうして素晴らしい結果につながったことも最高に嬉しいぜ!そしてこれは俺1人じゃ出来なかった。今日一緒に、いや、これまで一緒にずっと信じ続けてくれたお客さん、ファンのみんな、礼を言うぜ!そして今日の参考な試合をともにした宮原健斗にも礼が言いてえ。俺は今日買ったからってアンタを超えたと思っちゃいねえ。まだ全日本プロレス=宮原健斗って思ってるやつもいるだろう。アンタは最高のレスラーだぜ」と感謝の言葉を叫ぶと、場内は大歓声で祝福。

 そして三冠王者であり実の双子の兄・斉藤ジュンをリング上に呼び出し、挑戦を表明。
 ジュンは「俺はたしかにお前に結果を出せと言った。結果、出したな。いいだろう。その挑戦、受けてやるぜ。6・1、斉藤レイをDOOMしてやる」と快諾し、6月1日の仙台サンプラザホール大会での三冠戦を決定した。
 レイが今年1月3日にジュンに挑戦表明した際にはジュンが「そう簡単に挑戦できると思うなよ。まずはシングルで結果を出してからだ」と突っぱねていた経緯を考えると、レイの4ヶ月での急成長を感じられる展開となった。


 その後、レイは「この俺、斉藤レイは、プロレスラーになってよかった。この全日本プロレスに入れて、良かった!お客さん、今日は楽しんでもらえたか?俺はこの全日本プロレスをもっともっと盛り上げていきてえ。だからお客さん、これからもよろしくお願いします!」と深々と一礼して堂々の締め。
 バックステージでは「史上初の双子での!兄弟での三冠戦だ!それも地元・宮城でだ!メチャメチャ盛り上がるだろうぜ!ただやるからには俺が勝って新三冠チャンピオンになるつもりだ。しっかりジュンをぶっ倒して、あの三冠のベルト、全日本プロレスの至宝のベルトをこの手に次は手に入れてやるぜ!FOOOOO!」と叫び、新時代の騎手となる覚悟を叫んだ。

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