【試合詳細】5・18 PANCRASE大阪大会 秋葉太樹vs谷村泰嘉 糸川義人vs敢流 岸田宙大vs織部修也 岩本龍彦vs上田智大

『PANCRASE BLOOD.7』
日程:2025年5月18日(日)
会場:大阪・住吉区民センター大ホール
開始:14:00
【プレリミナリーファイト】
▼第1試合 フライ級戦 5分3R
○松原聖也(Team FreeStyle)
判定3-0
●降旗 健太郎(パラエストラ広島)
▼第2試合 バンタム級戦 5分3R
○増田怜央(KINGCRAFT)
2R 3分56秒 TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●松元奏太(BLOWS )
▼第3試合 バンタム級戦 5分3R
●千種純平(パンクラス大阪 稲垣組)
判定0-3
○宮城 成歩滝(ストライプル新百合ヶ丘)
▼第4試合 第31回 ネオブラッド・トーナメント フライ級2回戦 5分3R
●天坂匡孝(サツキジム横浜)
2R 3分42秒 TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
○谷村泰和(空手道禅道会総本部)
▼第5試合 フェザー級戦 5分3R
○岩本龍彦(BLOWS)
1R 4分46秒 TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
●上田智大(パラエストラ広島)
▼第6試合 フライ級戦 5分3R
○岸田宙大(パンクラス大阪 稲垣組)
1R 0分54秒 腕十字固め(タップアウト)
●織部修也(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)
▼第7試合 コーメイン フェザー級戦 5分3R
●糸川義人(TURNING POINT MMA)
3R 3分53秒 リアネイキッドチョーク(タップアウト)
○敢流(パンクラス大阪 稲垣組)
▼第8試合 メインイベント フライ級戦 5分3R
○秋葉太樹(パンクラス大阪 稲垣組)
判定3-0
●谷村泰嘉(空手道禅道会総本部TEAM TIGER)
大病を乗り越えた秋葉が谷村に勝利しタイトルマッチに向けて前向き発言!敢流が自身が望んだ寝技展開に持ち込み見事勝利!
第1試合
1R。パンチを振る降旗が組んでケージへ押し込む。松原ヒザ。降旗もヒザを打ち込む。降旗がさらに押し込んでいくと、松原が入れ替える。すぐに戻した降旗。お互い入れ替え合いながらヒザを入れていく。
首相撲からヒザを入れる降旗だが、松原がタックルに切り替えテイクダウン。ハーフマウントからマウントへ移行する。バックに回るが、降旗がそのまま立って落とした。下から殴る松原。三角に入りそう。降旗がまた小さく叩きつけてパウンドを落とす。お互いそれ以上攻められないまま終了。
ジャッジは3名10-9松原。
2R。降旗がパンチから組んでケージへ押し込んだ。ヒザ連打。さらに押し込んでヒザを入れていく。松原が入れ替えるが、降旗が戻してヒザ。松原がさらに入れ替えるが、降旗は戻してヒザをいれ押し込む。
松原が投げてテイクダウン! マウントに。肩パンチ、ヒジを入れる。ブリッジで返そうとする降旗だが、松原は密着して返させない。しかし、降旗が反転。松原は同時に腕十字を狙うが、外して立ち上がった。降旗が再びケージへ押し込んでいく。ヒザ、ボディを入れる。
松原がヒジをいれ離れる。降旗がケージへ押し込むが、松原が離れてヒジを入れたところで終了。
ジャッジは3名とも10-9松原。
3R。降旗がパンチで出る。ケージへ押し込んでヒザを打ち込む。入れ替えた松原が押し込んだ。投げたい松原だが、降旗がこらえてケージへ押し込み、尻もちをつかせる。ヒジで抵抗する松原。押し込む降旗だが、松原はケージを使って立った。ここでタイムストップ。降旗がケージを掴んでしまい、1点減点が告げられる。
再開。パンチで出る松原。しかし、蹴りがローブローとなってしまい再びタイムストップ。ダメージは少なくすぐに再開。降旗がケージへ押し込む。突き放せない松原、
残り1分、松原が入れ替えて両足を引き込みテイクダウン! マウントへ。降旗が回ると松原はバックマウントへ。ヒジを入れる松原。松原が前に落としてたったところで終了。
ジャッジは3名30-26、3-0で松原が勝利。
第2試合
1R。松元がロー。すぐタックルからテイクダウン! パウンドを落とす。増田が下から腕を狙うが、松元が叩きつけて外した。松元はすぐバック回り、鉄槌を落とす。増田もパンチ、ヒジ。逃れたい増田だが、松元は逃さない。
チョークを狙う松元だが決まらない。カメになっている増田に対し、バックをキープ。立とうとする増田だが、松本は引き込んで立たせない。バックをキープし、殴って終了。
ジャッジは3名とも10-9松元。
2R。増田がロー。続いて両足タックルからテイクダウン! パウンドを落とす。松元はガードポジション。しかし、松元が立った。ケージへ押し込んで殴る。位置を変えてケージへ押し込むが、増田が立ち上がった、
増田のジャブがヒット、松元がダウン! 増田はすぐ追撃に入り、パウンドと鉄槌ラッシュ! 立とうとする松元だが、増田が手を緩めず、バックからヒザ、パンチラッシュ! 松元が崩れ、増田が大逆転のKO勝利!
第3試合
千種は昨年7月にパンクラスデビュー、まだ20歳の若手のホープ。デビュー戦は田中千久に1Rチョークスリーパーで鮮やかに勝利。その後すぐ東京へ進出、同年11月、宮島夢都希に2Rヒールホールドで2連勝。今年初戦は3月の横浜武道館だったが、レスリング出身の松井涼にテイクダウンされ黒星に。今回は地元に戻っての試合。連敗は避けたいところだ。
対する宮城は2023年より参戦中。昨年はNBTで2勝したが、準決勝で山口怜臣に敗れた。続く11月には山木麻弥にヒジでカットされTKO負けを喫している。
1R。千種がロー、ハイキックと足を使っていく。宮城はローでやや距離を取る。千種がパンチからケージへ押し込む。ヒザを打ち込んで入れ替えた宮城。入れ替えたが、千種はすぐに戻す。お互いヒザ。さらに押し込んでいく千種。
千種は片足をつかみテイクダウンを狙うが、宮城が回ってケージへ押し込んだ。ボディを殴る千種。ヒザを入れるが、これがローブローとなってしまう。ダメージは少なく、すぐに再開。
千種はケージに詰め、片足タックルからテイクダウン! ハーフマウントからマウンへ移行する。宮城は反転しようとするが、千種はチョークを狙い腕を回す。しかし、宮城が反転して上に。ケージへ押し込み殴る。千種は下から三角を狙うが終了。
ジャッジは3名とも10-9千種。
2R。開始直後、宮城も右パンチがヒット、千種がダウン! 組みついてしのごうとする千種に、宮城はパンチを打ち込む。なんとかケージへ押してテイクダウンした千種。しかし、宮城はすぐに立った。
宮城が投げてテイクダウン! ハーフマウント。パウンドを落としていく。千種ガードに戻した。下から組んでいる。宮城はパウンドを入れる。千種がカメになると、バックを取った宮城。千種は正対するが、宮城がサイドからヒジ。ハーフに戻した千種。まだダウン時のダメージが残っているか。
残り1分。宮城がパウンド、ヒジを落とす。宮城が上をキープし、パウンド連打で終了。
ジャッジは3名とも10-9宮城。
3R。両者プレッシャーをかけ合う。千種がハイキック、前蹴り。続いて千種が遠い距離のタックル。片膝をついた宮城は、千種の頭部にヒジ。千種が立つと、宮城がかかえる。カメになった千種の背中に乗っていく。
再び立ち上がった千種。宮城の右足を引き込んで尻もちをつかせる。しかし宮城すぐに立った。押し込んでいく千種。宮城はボディ、パンチを打つ。千種はさらにケージへ押し込むが、宮城が入れ替えて倒した。ハーフマウントからパンチ連打!
残り1分。返せない千種。宮城が上をキープして終了。
ジャッジは3名ともに29-28、3-0で宮城が勝利。
第4試合
1R。お互いロー。谷村が入ろうとすると、天坂が受け止めるようにテイクダウン。谷村はガードポジション。お互いパンチを入れる。天坂は大きくパウンドを落としていくが、谷村が脱出、スタンドに戻る。
谷村がジャブで出るが、天坂が片足タックルからテイクダウン!下から三角を狙う谷村だが。天坂にディフェンスされてしまう。天坂は足を狙うが入れず。天坂が密着したままパウンドを入れて終了。
ジャッジは1名が10-9天坂、2名が10-9谷村と割れた。
2R。天坂が蹴り。谷村の蹴り足をつかもうとするが離した。お互いパンチで出る。天坂のジャブがヒット。谷村は前蹴り、左パンチ。天坂も打ち返しているが、下り気味に。ケージ際で谷村の左右パンチがヒット! 天坂は組んでケージへ押し込む。天坂は投げるが、谷村は腕狙いからバックに回りパンチラッシュ!
天坂、立ち上がったが効いているか。タックルに入るが、谷村が引き剥がしてさらに左右パンチを打ち込む。天坂も打ち返していたが、次第に手が出せなくなり打たれるままに。効いているとみてレフェリーが止めた。
第5試合
岩本は2017年よりパンクラスに参戦。2020年NBTで優勝している。2022年、フェザー級4人トーナメントにエントリーし、1回戦でRyoをアームロックで下すが、決勝で透暉鷹にTKO負けを喫した。前戦は2024年2月、地元・大阪で中村晃司にKO負けしており、再び地元で負ける訳にはいかない。
対する上田は2023年3月にNBTで初参戦するも、計量失格で不戦敗。以降、岡田拓真、鈴木悠斗、原田直人に3連敗を喫しまさに崖っぷち。ベテランを破り浮上のきっかけをつかめるか。
1R。両者プレッシャーをかけ合う。岩本が左ジャブからロー。上田のジャブをかわす。さらにジャブを振る上田。岩本はボディ、ロー。ジャブを出していく。
間合いに入れない上田。岩本はジャブを当てていく。残り1分でローを当てた上田。しかし、岩本のパンチに下がる。岩本が左右をヒットさせ、首相撲からヒジを連打すると、上田が崩れ落ち、レフェリーが止めた。
第6試合
岸田は昨年よりパンクラスに参戦。NBTフライ級にエントリーするが、決勝で山﨑蒼空に判定で敗れ、悔しい準優勝。その後、同年12月には菅歩夢に判定スプリット勝ち。地元でも試合はスカッと勝ちたい。
一方の織部は2023年より参戦中。勝ちと負けを交互に繰り返しているが、今回はストロー級から階級を上げての初試合となる。
1R。開始からお互いパンチを振る。前に出る織部を引き込んだ岸田。鉄槌を打ち込みながら三角を狙う。織部は持ち上げてしのごうとするが、岸田が逆さになったまま腕十字へ! 堪えていた織部だが、ガッチリ極まりタップアウト。
【岸田 ケージ上コメント】
「こんにちは、パンクラス大阪稲垣組の岸田宙大です。3試合ぶりにフィニッシュできてめっちゃ嬉しいです。たくさんの応援をどうもありがとうございます。まだまだ、ここから(上位を)潰していって、僕はベルトを巻きます。よろしくお願いします。
このあと、後輩の敢流が暴れてくれるし、メインで秋葉アニキがしっかり興行を締めてくれると思うんで、この後も応援よろしくお願いします。ありがとございました!」
【岸田 試合後コメント】
「久しぶりの一本勝ち、フィニッシュで終わってすごく嬉しく思います。相手の選手は僕とすごくリーチ差があって、12cmくらい差があったんで、組みはやりにくいかなと思ってたんですけど、やっぱりスクランブルになれば、自分の得意な形に持っていけるんで、そこは自信は100%ありましたし、内容も良かったかなと思います。
応援の声はすごく聞こえていて、人もデビュー戦の2倍くらい見に来てくれたんで、とても嬉しく思います。
今後は、僕はランカーですけどまだ下位なので、上位選手にしっかり勝っていけたらなと思います。まだまだ上に上がっていくんで、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
第7試合
糸川は2022年NBTでパンクラスに初参戦、フェザー級優勝を飾っている。NBT優勝翌年の2023年は3連敗に悩む。2024年は櫻井裕康、小森真誉に2連勝するが、9月には栁川唯人に判定負け。今年初戦で白星発進したいところ。
敢流は昨年のNBTで初参戦。山中大門、沢木純也、望月貴史、岡田拓真を全てTKO で破り優勝。今回はNBT後の初戦は新旧ウィナー対決。
1R。糸川が蹴り。敢流はバックキックを見せる。プレッシャーをかける糸川。オーバーハンドを振る。敢流はロー、ジャブ。組んでケージへ押し込んだ。糸川がヒザを打ち込むが、敢流はさらに押し込んでいく。
糸川が入れ替えでヒザ。敢流もヒザを打ち込んだ。糸川が投げるが不完全。敢流はガブる形から立ち上がりケージへ押し込む。糸川はタックルに入るが、敢流がバックに回る。背中に乗って殴り、首を狙うがこれは入らない。さらに殴る敢流。
糸川はガード。敢流がパウンドを狙うも、糸川は足で阻んで立ち上がった。詰めていく糸川。敢流はローからタックルに入るが、立ち上がってケージへ押し込んだところで終了。
ジャッジは3名ともに10-9敢流。
2R。敢流が組んでテイクダウン! ハーフマウントからヒジを落とす。さらに殴っていく。立とうとする糸川だが、立たせてはもらえない。回ってカメになる糸川。敢流はバックマウントから殴り、首を狙う。
上になり殴り、ヒジを落とす敢流。立ってパンチを落とし、またかぶさって殴り、ヒジ連打したところで終了。
ジャッジは3名とも10-9敢流。
3R。糸川がパンチで出る。敢流は前蹴り、ロー、フック。糸川は跳びヒザ。離れて敢流が左右パンチ、糸川は前蹴り。敢流パンチ。
敢流が糸川のローをキャッチし、ケージへ押し込む。担ぎ上げてテイクダウン!ハーフマウントからパウンド、ヒジを落とす。返したい糸川だが、じっくり返せない。
敢流がマウントからパウンドを連打して肩固めへ。こらえている糸川。敢流はさらにパウンド連打。糸川が背中を向けると敢流がバックマウントからチョーク! これが極まり、糸川がタップアウト。
【敢流 ケージ上コメント】
「稲垣組の敢流です。今日は応援どうもありがとうございました。去年は4戦やって4KOだったんですけど、今年は寝技も行けることを証明したくて寝技の展開になりました。あと、フェザーのベルト、俺が一番似合うと思うんで、ベルト欲しいんで、次はもっとランキングが上の人と組んでもらえたら嬉しいです。タイトルマッチは、僕と栁川(唯人)君がやったら面白いと思うんで、自分の強さを証明するんで、よろしくお願いします。次は秋葉選手がかましてくれると思うんで、皆さん秋葉選手の応援お願いします。今日はありがとうございました」
【敢流 試合後コメント】
「もうちょっと派手な終わらせ方をしたかったんですけど、でも、去年はしっかり自分のストライキングを見せられて、今年は自分のグラウンドと寝技、レスリング、しっかり見せるというのがテーマだったんで、それを見せられて良かったです。試合前から予想してたんですけど、やっぱりタフでしたね。1R結構削れて、2RでKOできると思ってたんですけど、2R目からもけっこう粘ってきて、タフやなっていう印象でしたね。セコンドの北方(大地)さんと三村(亘)さんの声をしっかり聞きながら試合を進められました。今後、一番闘いたいのは栁川君とか平田直樹選手とか面白いかなと思ってます。フェザーのベルトは俺が一番似合うと思うんで、絶対獲ります。これからも応援よろしくお願いします」
第8試合
秋葉は2015年より参戦中。大阪中心に闘っていたが、2018年より東京大会に参戦するようになった。2019年12月のルサンド・ピコ戦に敗戦後、小川徹、鶴屋怜、伊藤盛一郎、ムハンマド・サロヒディノフらに連敗を喫する。しかし、今夏は、昨年の氏原魁星、大塚智貴に2連勝で地元でのメインを務める。
対する谷村は2020年より参戦。同年のNBTで準優勝している。2021年に井島裕彰、2022年大塚智貴から勝利するも、怪我や病気などで3年ぶりの復帰戦となる。
1R。プレッシャーをかける秋葉。左右パンチを振って出る。ケージまで詰めるとタックルに入りテイクダウン! サイドにつき鉄槌、ヒジを落とす。返せない谷村。秋葉はさらに鉄槌、ヒジを落としていく。チョークを狙うが、これは決まらず。立つと谷村がケージへ詰めるが、両者離れる。
谷村がロー、秋葉は左右パンチ。谷村が遠い距離のタックルからバックを取る。殴る秋葉。残り20秒。秋葉がヘッドロックから投げるが谷村が上になったところで終了。
ジャッジは3名とも10-9秋葉。
2R。秋葉がプレスする。谷村はロー。秋葉が左右パンチで出てテイクダウン、ハーフマウントに。ボディを殴る。谷村はガードに戻したが、秋葉はヒジ、鉄槌。さらに腰を上げてパンチを落とすが、離れる。
谷村がバックを取り、さらにガブる体勢になる。ここで動きが少し止まる。秋葉は腕を狙うが、谷村が殴って終了。
ジャッジは3名とも10-9秋葉。しかし、秋葉はややスタミナ切れか。
3R。谷村がロー。秋葉は左右パンチ。谷村がタックルに入ると、秋葉はギロチンで引き込むが入っていない。秋葉はオープンガードに。腕十字を狙うが、谷村は腕を抜く。
バックに回った谷村だが、秋葉はすぐ返してマウントに、さらにバックへ回る。谷村は殴っているが、秋葉はさらにバックマウントを奪い殴る。立とうとする谷村。秋葉が腕を狙うと、谷村がバスターで外した、谷村はマウントになりパンうどを落とす。
秋葉はケージを使って立とうとする。谷村がチョークを狙うが、決まらない。回転した秋葉がマウント。さらにバックに回る。前に落とそうとする谷村。秋葉は腕を狙うが、谷村は外した。
秋葉はガードポジションに。谷村はパウンド、ヒジ連打! 秋葉はしがみついてしのぐ。谷村はさらにパウンド。残り10秒でチョークを狙うが、ホーンに救われた。極めきれなかった谷村は床を叩いて悔しさをぶつけた。
ジャッジは3名とも29-28、3-0で秋葉が勝利。
勝ちはしたが、メインイベントにふさわしい試合だったかと言えば、必ずしもそうは言い切れない内容となった。しかし、2022年の患った大病からも見事復活した秋葉。今回、課題ははっきり見えている。再び王座を巡る争いに戻ってくれることだろう。
【秋葉 ケージ上コメント】
「こんなしんどくなると思いませんでした。今日は本当に、こんなにたくさんの応援、本当にありがとうございました。近いうちにタイトルまで行けるように頑張ります。本当にしんどいです。今日は本当にありがとうございました。金太郎がRIZINで闘うので、熱い声援をお願いします」
【秋葉 試合後コメント】
「無茶苦茶しんどかったです。でも、勝てて良かったです。声援が凄かったみたいなんですけど、必死すぎてここえてませんでした。セコンドの声は聞こえてました。メチャクチャ怒ってたんで。『おい!』って。北方大地がメチャクチャ怒ってましたね(笑)。『わかっとるんやろな!』って。2R目(の前)、コーナーに帰った時に『おい、若い子がみんな見とるねんやぞ、腹括っていけ』と。でも、3R目(の展開になったので)より怒ってましたね。でも、勝ったんで笑いながらで。なんとか切り抜けました。今、ランキングの1位(濱田巧)、2位(ムハンマド・サロヒディノフ)が当分試合してないですよね(2選手ともに前戦は2024年7月)。7月くらいから試合してなくて、で、この前、僕が勝った大塚(智貴)選手が3位になってるじゃないですか。だから、もう次くらいはいいんじゃないかなと思ってますね。でも、今の試合内容では偉そうに言えるレベルではないというのは重々承知なんで。決まっても決まらなくても、それ相応の練習はしていくつもりです。今日もめっちゃ応援に来てくれて、U-NEXTでもめっちゃ色んな人が応援してくれたんで、最後までなんとか動ききれました。本当に力になりました。ありがとうございました。ちゃんとベルトまでたどり着くんで、変わらず応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします」
(写真・文/佐佐木 澪)