パンクラス11.2有明大会で元UFCファイターのブルッキンズと対戦する石渡伸太郎が公開練習

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10月22日午後、都内墨田区のCAVEで、石渡伸太郎(第2代キング・オブ・パンクラス/CAVE)が公開練習をおこなった。石渡は『PANCRASE 262』(11月2日、ディファ有明)でジョナサン・ブルッキンズ(グレイシーバッハ・オーランド)と対戦する。ブルッキンズは2006年プロデビュー。2010年、The Ulteimate Fighter シーズン12に参加、ライト級トーナメントで優勝し、UFCと契約。2011年9月、UFNに参戦している。
石渡は今年5月のトレバー・ワード戦以来、約半年ぶりの試合となる。「昔と違い、試合がなくても気を抜かず、コンスタントに練習してきた」という石渡はコンディションも万全。軽くやるはずの公開スパーリングだったが、足技を多く使い、スピードを垣間見せた。また、UFC参戦経験を持つファイターとの対戦で、いつにも増して燃えている様子だ。宇野薫、堀口恭司らと名勝負を生みながらも、UFCには出遅れた感のある石渡。「この試合は、世界で自分がどのくらい通用するのかという試金石になる」と表情を引き締めた。
石渡のコメントは以下。

石渡伸太郎「UFCファイターという言い方があるけれど、今回の相手はTUFの優勝者だし、バリバリ強い選手だと思う。実績のある選手との試合を組んでいただき、感謝している。この試合は、世界における自分のレベルが試される試合だと思っている。
UFCでの試合もそれ以外の試合も死蔵を見たが、印象は“でかい”。でかくて、結構、殴り合いが好きなんじゃないかなと思う。試合では適度に殴り合います…というか、殴り合うというより自分が殴ります。
国際戦だからといって気持ち的には日本人選手相手の時と変わらない。これまで“圧倒する”と言いながら、前半ちょっと受けてしまう場面が多かったが、それは相手が日本人だからじゃなくて僕の問題。試合間隔は開いたが、力のあるところを見せたいし、今までと違うところが見てもらえるんじゃないかと思う。
以前は、試合が終わると少し気を抜いて、おちない程度にしか練習しない時期があった。ここ1~2年は試合があってもなくても体調を見ながらハードに練習をやってきた。以前は体重が78㎏くらいあったこともあったが、今は普段でも70㎏いかないくらい。いいコンディションを常にキープできている。相手は1年ぶりくらいの試合みたいだけど、お前が遊んでいる間、俺は練習してきたんだぞと。この1年は、自分にとって大きかった。チームやコーチがついていてくれるから出来たと思っている。
身体をオーバーホールというのは特にどこか治したということではなく、身体を強くするということを意識して練習してきた。ウェイトもやるようになって、ケガもしなくなった。今日はTシャツを着ているが、試合の時に、身体も変わったなと思ってもらえたら嬉しい。

以前は、世界で闘ってみたいなという程度の気持ちしかなかったが、今ははっきりUFCに出たいと思っている。9月の日本大会は、見ていて本当に悔しかった。自分と闘ったことのある選手や練習したことのある選手が、ああいう大きい会場で闘っている。嫉妬した。だから、この試合はUFCに出る資格があるかどうか試される試合になると思う。どんな風に圧勝するかは内緒だけど(笑)、相手を受けることなく、自分のやりたいことだけをやる。最初から最後まで、自分の試合をして勝ちます」

【写真・文/佐佐木 澪】

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