「戦いに家柄なんか関係あるのか!」怒りの船木が11.1両国で対戦するアルベルトに 「リングで教えてやる」と予告
11月1日(土)、武藤敬司デビュー30周年記念大会『HOLD OUT』(東京・両国国技館)で元WWE世界ヘビー級王者、アルベルトとの一騎打ちに臨むWRESTLE-1の船木誠勝。先日、その船木に対戦相手のアルベルトから以下のコメントが届いた。
アルベルト
「私も格闘技出身なので、彼の名前は当然知っている。 しかし今は同じプロレス界に身を置く者として、彼のことなど全くリスペクトしていない。 なぜなら諸君もご存知の通り、今や私は世界的スーパースターだ。 実のところ、彼程度の男が私とシングルで戦うこと自体、不愉快極まりないとさえ思っている。私には偉大なる叔父ミル・マスカラスと、父ドスカラスの血が流れている。 セニョール船木とは根底から異なる、世界的スーパースターの家柄であることを忘れないでいただきたい。」(※一部抜粋)
このアルベルトからのコメントに対し沈黙を貫いてきた船木が、10月22日、その胸の内を言葉にした。そしてその言葉には船木がリング上ですらあまり見せることの無い、危険な“怒り”が込められてた。
ーーアルベルト選手から先日届いたメッセージでは、“家柄”と言う点にアルベルト選手は強いプライドを持っている感じを受けますが、その点について船木選手はどう思われますか?
船木「いきなり家柄と言われてもピンとこないですね。みんなそれぞれ違う家で生まれてきてますから。“家柄”で試合をする訳じゃないですからね。」
ーーこれまでの船木選手のキャリアの中で、試合前に“家柄”云々を言ってきた選手はいましたか?
船木「そんな奴はいなかったですね。試合に絡めて“家柄”云々を言ってきた奴はいなかった。闘いに“家柄”は全く関係無いです。」
ーー闘う前に“家柄”云々で挑発してくるアルベルト選手に対して、船木選手は今どういうお気持ちでしょうか?
船木「彼の叔父さん、ミル・マスカラス。自分はミル・マスカラスが大好きで、マスカラスは自分の中でプロレスの神の様な存在ですが、残念ながら甥のアルベルトは神じゃない。普通の、並です。並の人間の発想ですね。まぁ、仕方ないですけど。苦労してないから。」
ーーアルベルト選手はアメリカWWEで3度世界チャンピオンになっている選手です。もしかしたらショーマン派のレスラーの常套手段と言うか、既に心理的な揺さぶりをかけてきているのではないかとも考えたりしますが、その点についてはいかがですか?
船木「全く問題無いと思います。リングに上がれば試合前の言葉とかは一切消えてなくなりますから。自分は今回、3カウントとか、ギブアップとか、そういうので決着は無いですね。打撃で、蹴りまくって、向こうが失神して終わりです。それしかないです。そうしないと分からないと思います。」
ーーアルベルト選手はドス・カラス・ジュニアと言うリングネームで総合格闘技でも試合をしていました。その点についてはいかがですか?
船木「もうそれも過去なんじゃないですか。自分が観た彼の試合は、自分の後輩と対戦して一度目は投げで後輩の肘を脱臼させましたけど、二度目の再戦の時は普通の試合、普通の選手でしかなかったので、格闘技の方のキャリアは問題無いと思います。」
ーーアルベルト選手との試合を10日後に控えた現在の心境は?
船木「気持ちも何も……まぁ、自分との試合が「不愉快極まりない」とか言ってますが、その言葉を撤回させるぐらいの気持ちでぶつかるしかないですね。リングで教えてやります。こんなこと喋ってるくらいなら蹴りまくりたいですね。」
【記事提供/WRESTLE-1】