世界最大のプロレスイベントで日本人女子が大活躍!イヨ・スカイがレッスルマニアで悲願の女子世界王座防衛!

プロレス界の年間最大イベントであるレッスルマニア41のDay2が前日に引き続きネバダ州パラダイスのアレジアントスタジアムで開催された。
今年のレッスルマニアはABEMAで生中継されたが、通常通りのPPVではなくABEMAプレミアム会員であれば課金はなしで視聴することができる。これを機会に世界最高のプロレスに触れてみるのはいかがだろうか。
Day2のオープニングを飾ったのはイヨ・スカイが王者として登場する世界女子王座戦が、今年のイリミネーション・チェンバー戦で優勝したビアンカ・ベレアと前王者のリア・リプリーとのトリプル・スレートマッチ。
王者であるイヨはこれまで3回レッスルマニアに出場して勝ち星はないものの、トリプル・スレートマッチではこれまで3戦して全勝。一方挑戦者のビアンカはレッスルマニアでは負けなしの4勝0敗で、リアはレッスルマニアでのタイトルマッチは3勝0敗となっている。
最初に入場したイヨはまったく気負いも不安げな様子もなく、公式インタビューでの「この舞台に立つために生まれてきた」という言葉を思い出させるような笑顔まで見せていた。

試合が始まるとそれまでの舌戦の流れもあってか、ビアンカとリアがお互いを強烈に意識し合う攻防を見せるが、イヨは「わたしを忘れるな」とばかりに割り込んでいき、ビアンカのコーナーパンチを抜け出すと、うまく立ち回ってふたりまとめてのアストロ・シザース・ホイップとドロップキックで畳みかけていく。そしてリアが場外のビアンカにエプロンからのトペ・コンヒーロを見せると、イヨはそのリアにケプラーダを決めて、会場から「レッツ・ゴー、イヨ!」のチャントを引き出していく。
リングに戻ってもリアにブハドーラからのダブル・ストンプを決めるが、ビアンカにはロコモーション・ブレーンバスターで叩きつけられてしまう。
その後も場外へのビアンカにエプロンからのコルバタを狙うが、これを受け止められるとフェンスに叩きつけられ、リングに戻るとリアにレーザーズ・エッジでビアンカに投げつけられてしまう。続けてリアのプリズム・トラップに捉えられるが、これはビアンカがリアをKOD狙いでカット。リアとビアンカはフェイスクラッシャーの相討ちとなり、ふたりともコーナーにもたれてしまう。
そこをすかさずイヨが対角線でのメテオラを連発。続けてムーンサルト・プレスを狙うが、リアごとビアンカにバック・スープレックスで投げ捨てられる。リアはビアンカのリープフロッグをビッグブーツで叩き落とすと、そのリアにイヨがスプリングボードのミサイルキック。自らを奮い立たせるように観客にアピールしているところを猛烈なビアンカのタックルに吹き飛ばされてしまう。これで3人とも大の字になるが、ビアンカがイヨに450スプラッシュを決めるとこれはリアがカットし、そのままビアンカにリップ・タイド。これで決まったかとも思われたがビアンカは自力でクリア。
次にリアはグロッキー状態のイヨを無理矢理引き寄せてのリップ・タイドを狙うが、これをイヨはDDTで切り返す。続けてのメテオラはビッグブーツのカウンターを食らい、雪崩式のリップ・タイドをセットされそうになる。これをアームドラッグの要領で切り返すと、ムーンサルト・プレスをリアに放つ。しかしこれを足裏で迎撃されると、続けざまにビアンカのKODを食らってしまう。これはリアのカットに救われ、リアとビアンカの乱激戦の合間を突いて雪崩式ポイズン・ラナをリア相手に仕掛けようとする。これをパワーで踏ん張られ、逆に顔面を鉄柱に打ち付けられてしまう。
ここでビアンカがリアをKODで投げるも着地されてしまい、ビアンカもリアのリップ・タイドから逃れると最終兵器である髪の毛を使ってのムチ攻撃からのKODを成功させる。ついにこれでフィニッシュかと思われたところで、イヨのムーンサルト・プレスがふたりに炸裂し、そのままビアンカから3カウントを奪い、昨年は果たせなかったレッスルマニアでの王座防衛を成功させた。
Day2の観客数は63226人(札止め)と発表され、前日と合わせて124693人の観客を集めた。