「俺のケツだけ見とけ」DRAGON GATEの元ドリーム王者が全日本プロレスの頂点獲りへ!菊田円がチャンピオン・カーニバル白星発進

9日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『チャンピオン・カーニバル2025【開幕戦】』が開催。青柳優馬と菊田円が公式戦初戦で対戦した。
チャンピオン・カーニバル(以下:CC)は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングルリーグ戦。今年はA,Bの2ブロックに分かれて計18選手が参戦。4月9日の後楽園ホール大会から5月18日の大田区総合体育館大会まで全国各地で熱闘を繰り広げていく。
菊田は180cm 95kgと体格に恵まれDRAGON GATE内で屈指のパワーファイターとして活躍し、2023年5月には団体の至宝たるオープン・ザ・ドリームゲート王座を戴冠。団体史上最年少&最短キャリアでの戴冠記録を塗り替えた未来のエース候補筆頭と言える選手だ。
これまでは他団体への露出が少なかった菊田だが、今年のCCに初参戦。
この日のBブロック公式戦初戦では、いきなり青柳優馬と対戦。優馬はCCの最年少優勝記録保持者であり、2度の三冠ヘビー級王座戴冠歴を持つエース格。菊田が勝てばCC優勝はもちろんのこと、その先にある三冠王座も見えてくる一戦だ。
パワー勝負では互角の攻防が展開されるも、優馬が菊田の得意とするヒップアタックを先に出してお尻ペンペン。
苛立つ菊田は優馬の2発目のヒップアタックをヒップアタックで撃ち落とし、場外戦で圧倒した後に強烈な逆水平チョップを連打。優馬は菊田の尻への地獄突きを猛連打し、カウンターのドロップキックやダイビング・クロスボディ、エンドゲームと連撃し形勢は一進一退。
菊田はロープに飛んでヒップアタックを発射も、優馬が空中でカンチョー攻撃を見舞って迎撃。さらに優馬がアトミックドロップ、ラリアット、ブレーンバスターと畳み掛けていくが、菊田がカウンターのヒップアタック。さらにロープに振って顔面へヒップアタックをぶち込み、ラリアット、ローリング・ラリアットと連撃して3カウントを奪った。

勝利した菊田は「全日本プロレス、これがDRAGON GATEの未来を創る菊田円だッ!三冠も巻いたことある青柳優馬、流石だよ。流石過ぎるだろ!でもな、今日のチャンピオン・カーニバル公式戦1発目で勝ったのは、この俺菊田円だ。DRAGON GATEの闘いとはまったく別物。全日本プロレスで闘う菊田円を、全日本プロレスのファンのみんな……俺のケツだけ見とけェッ!」と喜びあふれるコメント。DRAGON GATEに続いて王道マットの頂点獲りに向けて勢いをつけた。