「普通の看護師に戻ります」皆から愛されたゆふぁが笑顔と涙のアクトレスガールズ卒業&芸能活動引退!

16日、東京都・後楽園ホールにて『ACTwrestling 後楽園ホール公演』が開催。“ふしぎの国への案内人”ゆふぁがアクトレスガールズから卒業し芸能活動からも引退した。
ゆふぁ(甲部優花)は東京女子医科大学看護学部を卒業した才女であり、現役の看護師として勤務。看護師と並行しながら舞台役者としても活躍しており、2022年12月にはアクトレスガールズとしてもデビュー。
メルヘンな風貌とキャラクターでファンから人気を博した他、その人柄から仲間たち皆から好かれる人格者。試合中の怪我などのアクシデントが起きた際には“本職”として迅速な応急処置を行うなど、優しくて頼れるお姉さんとして皆の精神的支柱となっていた。
そんなゆふぁだが、2月の板橋公演にて突如アクトレスガールズ卒業&芸能活動引退を発表。その際には「3月16日で普通の看護師に戻ります(笑)私は明るく終わりたいから泣かないって決めた」とあっけらかんと語っていた。
しかし、アクトレスガールズの仲間たちはゆふぁの卒業を最高のものにすべく影で暗躍。
入場時には観衆がサイリウムを掲げて迎え入れるサプライズを用意し、ゆふぁは感極まって涙ぐむ。

ゆふぁのラストマッチは、入江彩乃&荒幡寧々&ゆふぁvs汐月なぎさ&なる&福永莉子の6人タッグマッチで実施。
試合は、ゆふぁらしさ全開の“わちゃわちゃ”を極めたものに。相手をロープにくくりつけながら自撮り棒で記念撮影を行ったり、ピコピコハンマーで敵を次々になぎ倒していったりと大暴れ。タッグパートナーで親友のはずの入江が突然花束で顔面をぶん殴ったりとカオスな光景が広がっていく。
最後はゆふぁと汐月の対面に。ゆふぁはわんだ~らんDON♪や光の輪といった得意技で攻め立てていくが、すべてを受け切った汐月がメイルストロムボム、ドルフィンスイング、オフザリップ・スープレックスと必殺技フルコースで介錯した。

マイクを取ったゆふぁは泣きながら「悔しいなぁ。あー!この悔しい思いが次に繋がらないって思うと、寂しいなぁ。私が芸能活動始めて、歌やミュージカルやって、アクトレスガールズと出会って、こんな素敵な仲間と、ここにいる皆さんと出会えたのも、アクトレスガールズのおかげ。本当に今までありがとうございました。皆さんの人生の中に、少しでも、一欠片でも、甲部優花という人間がいた事、ちょっとでも刻めてたら私は幸せだなって思います!」と挨拶。
ゆふぁには花束と寄せ書きが入江から手渡され、最後の選手コール時にはリングを埋め尽くす大量の紙テープが舞った。

引退しリングを降りたゆふぁは「ホントにもう、言葉通りに夢の時間みたいな感じで。カーテンを開けたときに、みんながサイリウムと応援ボードを持ってて……ちょっともう、なにが起きたか分からなくて……(※涙で声を詰まらせる)紙テープは来る来るって思ってたんですけど、想像してたこと以上のことがたくさんてんこ盛りでありました。すっごい楽しかったし、それで横を見ると寧々と彩乃がいるっていう、幸せな時間。もちろん対角にも莉子となるちゃんとなぎささんも何回も闘ってきた相手で大好きですし、とにかく嬉しかったです。今はキラーズのゆふぁというキャラも忘れながら喋っておりますが(笑)こんなに嬉しいアクトレスガールズの卒業と、芸能活動も引退できるって幸せ者だなって思いました!アクトレスガールズに入ってたくさん素敵な出会いがありました、本当に今までありがとうございました!ずっと大好きです!」と改めてメッセージ。
感動の涙を見せたゆふぁだったが、最後は笑顔で芸能活動の幕を下ろした。