初代タイガーマスクvs大仁田厚の全面戦争開戦!電流爆破マッチで“邪道vsストロングスタイル”のイデオロギー闘争へ!

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 13日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.33 ―THE 20th ANNIVERSARY YEAR―』が開催。大仁田厚が初代タイガーマスクの愛弟子へ電流爆破マッチを要求した。

 初代タイガーマスクと大仁田厚の歴史は深い。
 現在では電流爆破マッチや過激な言動が目を引く“涙のカリスマ”としての姿が印象的な大仁田だが、かつては全日本プロレスのジュニアヘビー級の未来を嘱望される若きスターであった。
 当時新日本プロレスで栄華を極めていたタイガーマスク(初代)とのNWAジュニア王座統一戦が熱望されていたが、大仁田も初代タイガーもそれぞれ別の理由でプロレス界から引退。ともに1957年生まれの両雄による夢の対決は実現に至らぬまま終わった。
 しかし、そこから長い時を経て2012年に大仁田がリアルジャパンプロレス(当時)に乗り込んでくる形で初代タイガーとの対戦が実現。その後の抗争も期待されたが、初代タイガーが病に倒れたことなどもあり長くは続かない結果に終わった。

 そんな歴史がある中、今年2月に大仁田が初代タイガーマスク事務所に乗り込んできてストロングスタイルプロレスへの参戦希望の嘆願書を持ち込むという事件が発生。平井代表は回答を保留していたが、翌日の記者会見に雷神矢口が乱入し公開の場での回答を迫る。
 ここで立ち上がったのは“初代タイガーマスクの二番弟子”間下隼人。“ストロングスタイル”の対極にあるとも言える“邪道”から初代タイガーが帰る場所を守るべく全面対抗戦の先頭に立つこととなった。


 この対抗戦は、間下隼人&村上和成&関根“シュレック”秀樹vs大仁田厚&雷神矢口&ザ・シューター2025の6人タッグマッチで実施。
 試合は大仁田が間下に毒霧を噴射する奇襲に始まるが、場外戦となると暴れ狂う村上がシューターを客席に叩き込んでボコボコに。これに鼓舞された間下は矢口が振りかぶるイスをケンカキックでぶち抜き、シュレックもアルゼンチン・バックブリーカーでパワーを誇示。
 間下&シュレックが大仁田を有刺鉄線ボードへダブルブレーンバスターで叩きつける活躍を見せるが、間下に狙いを定めた大仁田がイス&ギターを脳天に叩きつける。さらに再び毒霧を噴射するが、これがシューターに誤爆。間下が有刺鉄線バットを奪い取ってシューターをぶん殴り、最後は初代タイガー直伝のFSR(※フィッシャーマンズ・スープレックス・ライオット)で3カウントを奪った。

 マイクを取った大仁田は「リアルジャパンかストロングジャパンかよくわかんないけど、おい、コロコロ名前変えんな!」と、複雑な大人の事情により特に説明がないまま団体名がいつの間にか『リアルジャパンプロレス』から『ストロングスタイルプロレス』に変わっていたことをイジり倒す。
 これを受けた間下はノータイムで「お前はコロコロ引退してんじゃねーよ」というド正論で切り返して大仁田を絶句させ、口では圧勝。

 話題を変えた大仁田は「間下、今度はお前に試練を与える。ストロングスタイル、知ったこっちゃねーよ俺は。俺は俺の道を行く。次は!次は!言わせんなよ、ストロングスタイルプロレス、電流爆破じゃぁ~ッ!」と十八番の電流爆破戦を要求。
 間下も「皆さん!ストロングスタイルプロレスで電流爆破見たいか!」と観衆を煽り「この声援が!大仁田厚、あんたへの挑戦状じゃ!受け取れ!」と真っ向から受けて立つ姿勢を見せた。

 次回ストロングスタイルプロレスは6・12後楽園ホール『20周年記念大会』だが、電流爆破は会場NG。対抗戦は別の場所で開催されることが濃厚だ。

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