【試合詳細】3・13 ストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会 【レジェンド】スーパー・タイガーvs船木誠勝 間下隼人&村上和成&関根“シュレック”秀樹vs大仁田厚&雷神矢口&ザ・シューター2025 Sareee&Chi Chivsダーク・ウナギ&AKARI
- 2025-3-14
- 試合
- リアルジャパンプロレス

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.33 ―THE 20th ANNIVERSARY YEAR―』
日程:2025年3月13日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1356人(満員)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●藪下めぐみ(フリー)
6分11秒 春丸
○DASH・チサコ(仙女)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー)/○阿部史典(格闘探偵団)
9分51秒 澤宗紀直伝お卍固め
政宗(フリー)/●アンディ・ウー(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○Sareee(フリー)/Chi Chi(Evolution)
12分10秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
ダーク・ウナギ/●AKARI(PURE-J)
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○間下隼人/村上和成(フリー)/関根“シュレック”シュレック(ボンサイ柔術)
15分18秒 FSR
[邪道軍]大仁田厚(フリー)/雷神矢口(浅草)/●ザ・シューター2025
▼タッグマッチ 30分1本勝負
●タイガー・クイーン/野崎渚(フリー)
11分51秒 サムソンクラッチ
○ジャガー横田(ディアナ)/AZM(スターダム)
▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】●スーパー・タイガー
7分24秒 チキンウィング・フェイスロック
【挑戦者】○船木誠勝(フリー)
※第19代王者が初防衛に失敗。船木が新王者となる。
船木誠勝が56歳の誕生日に“最後のチャンス”を掴んで王座戴冠!タイガー・クイーンが素顔を公開し正体が明らかに!大仁田厚が襲来し電流爆破戦へ!
オープニング
まずは平井丈雅代表から挨拶。
平井代表「皆様、本日も、初代タイガーマスク佐山サトル、そして、過激な仕掛け人新間寿が作り上げたストロングスタイルプロレスにお越しいただきまして誠にありがとうございます。2005年、6月9日にこの後楽園ホールで産声を上げましたストロングスタイル、今年で20周年でございます。次の6月大会が20周年記念大会となります。この20年、佐山サトルが自分の身体、背中を見せて、猪木会長から、教えていただいた、ストロングスタイルを、今の時代に残していきたい、だからプロレス団体を今やるんだ、その言葉から始まりました。6月に20年を迎えるにあたって、20年後にこのような形に、どのような形になっているのか、もちろん私たちも想像がつきませんでした。旗揚げの時の佐山サトルの言葉で、ストロングスタイルを残したいという気持ちが、今のこのリングを見て、それが佐山サトルの期待してたものなのか、予想してたものなのか、理想としてるものなのか、それを考えた時に、もし、そこと違うものがあるのであれば、佐山サトルが望む、理想像に、これからも一歩一歩、所属選手一同、頑張っていかなければいけないと思っています。その佐山サトル、本来であれば、先般、鬼籍に入られました、グラン浜田選手、大先輩であります。そして、仲の良かった西村修選手、追悼に、お言葉を出したいという気持ちがあって、つい先程まで、行く、先程電話がありまして、どうしても今日は、立つことが出来ない。平井頼むぞと言われました。その、佐山先生の思いを込めて、このマスクを、今皆様の、マスクを持たせていただいております。そして浜田選手を育て、そして西村選手が議員に立候補した時も、佐山ちゃん平井、西村が立候補するんだから絶対当選しなきゃいけない。だから応援に行くぞと言って、選挙の応援にいかせていただきました。新間会長、いま自宅から皆様にご挨拶をしたいと言っておりました。その2人の思いを込めて、それがこのマスクに込められてる思いでございます。その2人の思い、そして一般社団法人初代タイガーマスク後援会様のお力添えで、スーパー・タイガー、間下隼人、ジャガー横田様、船木選手、日高選手、そこに集まる選手の皆様、その闘いは佐山サトルの見せたいもの、新間寿の見せたいものを、必ず見せてくれる、私はそう思います。そして10年ぶりに、アナウンスで言いましたように、大仁田厚さんがこのリングに帰ってくる事になりました。ただ、絶対に交わることがないと思っていた15年前、大仁田さんの名前を先生に出すのも怖いと思って私、大仁田さんと交わって、佐山先生が大仁田さんを、プロレスに対する愛情を、認める発言をされました。大仁田厚、このリングで、プロレスで愛を見せてください。そして!今日新たな、ストロングスタイルに共感する選手が何人もやってきます。その中で、次に紹介する選手、今日の闘いを望んでいらっしゃいましたけど、試合の怪我で欠場となりました。しかし、その皆様の思いを込めて、今日どうしても皆様にご挨拶したいとおっしゃいました。その選手に出てきていただきます。スターライト・キッド選手、お願いします」
キッド「スターダムのスターライト・キッドです。この度、3月10日後楽園の試合で、怪我をしてしまい、急な欠場となり大変申しわけございませんでした。ファンの皆さんに直接、自分の口からご挨拶をさせていただきたいとお願いをし、こうしてお時間をいただいております。ありがとうございます。でも、必ず、怪我を直して、またここのリングに戻ってきて、戻ってきて?上がりたいと思っておりますので、ストロングスタイルプロレスさん、そしてファンの皆さん、その時はまた応援にきてください。よろしくお願いします。ありがとうございます。今日は私に変わって、私の一番のライバルでもあり、相棒でもあるAZMがスピードあふれるストロングな試合をお見せしてくれると思いますので、皆さん全力応援でよろしくお願いします」
第1試合
チサコが入場するなり薮下が殴りかかり、イス攻撃から場外乱闘で試合開始。
チサコも客席に叩き込んでイス攻撃からリングに戻す。
チサコがコーナーに登るとミサイルキック。さらに顔面にスライディングキックからフォールも2。
チサコはコーナーに振って串刺しエルボーも、薮下はこれをキャッチしてぶら下がり腕ひしぎ。レフェリーが注意するとこれを離すが、チサコはすぐにエルボーからデッドリードライブで投げ捨て走り込む。薮下は避けると飛び込んでの掌底を叩き込む。
エルボーの打ち合いからチサコがロープに飛んでビッグブーツでコーナーにふっ飛ばし、座り込んだ薮下に串刺しスライディングキック。再度串刺し攻撃を狙うが、薮下は帯攻撃で迎撃し、チサコの背中に帯攻撃を連発。ロープに飛んだ薮下だったが、チサコはジャンピングキックで迎撃し、コーナーに登るとダイビングフットスタンプを投下。避けた薮下が走り込むもチサコはスクールボーイも1。
薮下はケンカキックから髪を掴んで引き起こし、バックを取ると投げ捨てジャーマンからフォールも1。
薮下はバックを取るが、切り返したチサコがヘッドバッドからロープに飛んで春丸で3カウント。
チサコ「ストロングスタイルプロレス、ご来場の皆様はじめまして、センダイガールズのDASH・チサコです。薮下選手、久しぶりに試合したけど、バチバチだったね今日は。また会えると思ってて、今日、ストロングスタイルプロレス、オファーいただいて、また、このリングに上がりたいと、思いました。からには、ちょうどいいそのベルト、私ストロングスタイルプロレスにまた上がるんで、そのタッグのベルトに挑戦していいですか?今日始めて私の試合を見て、そんなの無いって思う人もたくさんいると思うんですけど、また来てくださったらわかると思うんで、その時は丸め込みなんかじゃなく、ボッコボコにやってやりますよ。次って、代表、代表」
薮下「あのさ、ずっと喋りっぱなして、頭突きでたんこぶできた。もう流石だね。ずっと組んでたから、あたることなくて、ちょっと油断した。平井さん、どこにいます?えっと、この人が6月12日?12でしたっけ?ベルト戦したいって言ってるんですけど。このベルトはジャガーさんと持ってるベルトなので、ジャガーさんが持ってるベルトなんで、もう一人、連れて来ないと」
チサコ「ちょっと上がりたいからって言ってそのベルトにちょっと勢いで言ってしまったのもある。対戦相手に、きちんと、このリングで一緒に強くなれる相手、ちょっと探しておきます。いいですか皆さん?代表すいません、6月12日に、タイトルマッチ組んでいただけませんか?よろしくお願いします」
平井代表「はじめまして。ジャガーさんと薮下さんのタッグは、最強なんで、簡単にベルトはとれない。でも、今日のチサコ選手の強さ見たと思いますんで、強いパートナーを見つけて、是非、来てください。お待ちしてます!薮下選手、ジャガーさんに話しておいてください」
薮下「ジャガーさんにお話しておきます。ありがとうございました」
<試合後コメント>
DASH・チサコ
「今日はストロングスタイルプロレスさんに初参戦させていただいて。やっぱりね、なにかを残そうと思って。今日は今まで組んでた藪下選手と対戦だったんで、今まで対戦していなかった間の自分の成長をギュッと詰め込めたんじゃないかと思います。まあ、初めて参戦して、このお客さんたちのリングに上がれたらなと思ったので。これだけじゃ終わらず。ベルト持ってたんで、タッグのタイトルマッチを制して次に繋げられるようにと思って勝手にマイクしてしまったんですけど。まあどういうふうになるか楽しみです。まあ“最強”ということで、ウチらも“最強”なんで。そのストロングスタイルプロレスさんと言ってるからにはバチバチやってストロングスタイルを見せつけたいと思います。6・12ですね、次。ベルト獲ります」
第2試合
先発は阿部とアンディ。ロックアップからアンディがヘッドロック。ロープに飛ぶとお互い蹴り合いになるが、お互いすべて避けて一度距離を取る。
バックの取り合いからアンディが腕を取って政宗にタッチ。
政宗は阿部の腕にナックル連発からプレッシャーをかけ、阿部が下がると日高にタッチ。
リストの取り合いから政宗が足を刈って倒し、ロープに飛ぶが日高が追走するも、政宗がヘッドシザースホイップからドロップキック。
政宗はフロントネックから膝を打ち込むも、日高は巻き投げて低空ドロップキックを顔面に叩き込み阿部にタッチ。
阿部と日高でロープに振っていくも、政宗はロープに飛ぶと日高を飛び越えて阿部にジャンピングバックエルボー。さらに日高を場外に投げ捨て、アンディが阿部を場外の鉄柵に叩きつけてからリングに戻すと政宗がフォールも2。
政宗は耳を掴んだままアンディにタッチ。
アンディは耳削ぎから後頭部にエルボー。阿部が掌底もアンディは裏拳。さらにボディにニードロップからフォールも2。
アンディはフロントネックで捕らえ政宗にタッチ。
政宗はトペ・アトミコからフォールも2。
エルボーの打ち合いから阿部がビンタ。さらにナックルも政宗はエルボースマッシュから河津落としで叩きつけダイヤル固めも2。
政宗はゆりかもめで捕らえるが日高がカット。
政宗はロープに振ろうとするも阿部が逆に振ってフランケンで投げ捨て日高にタッチ。
日高はドロップキック。走り込んで来たアンディにもドロップキックを叩き込むが、アンディが背中にハンマーブローと政宗がボディブローのサンドイッチ。ロープに振るが、日高は政宗を突き飛ばしてアンディに叩き込むと、アンディを踏み台にして 政宗にスイングDDT。フォールも2。
日高はナックルからロープに振ろうとするが、政宗がチンクラッシャーからDDT。政宗はアンディにタッチ。
アンディはダイビングクロスボディからフォールも2。
日高はエルボー連打からローキック。ロープに飛ぶが、アンディは日高を無視して場外の阿部にスライディングキック。
アンディはエルボーから日高をロープに振ってドロップキックも、日高はロープを掴んでタイミングをずらすと阿部にタッチ。
阿部はロープに振ろうとするが、アンディが逆に振るも阿部は低空ドロップキックで迎撃。さらに回転浄土宗からサッカーボールキック。フォールも2。
コーナーに振って阿部が串刺しエルボー。日高も串刺しバックエルボーから日高がコーナーに登るが、アンディが雪崩式フランケンから阿部にミサイルキック。
政宗とアンディに阿部が交互にエルボーからロープに飛ぶが、政宗とアンディはダブルのガットショットから政宗のニールキック+アンディの水面蹴りで倒す。アンディがシャイニングウィザードからフォールも日高がカット。
日高は政宗をイグチボムで叩きつけ、さらにアンディにアイルビーバックからニールキック。避けたアンディに阿部がアイルビーバックからの伊良部パンチを叩き込み、オブジェクトでフォールも政宗がカット。
日高が政宗をショーンキャプチャーで捕らえ、阿部がアンディに伊良部パンチからのお卍固めでギブアップを奪った。
<試合後コメント>
日高郁人&阿部史典
阿部「ストロングスタイルプロレス、この第2試合の門番(※日高を指して)と、その補佐をやらせていただいております、格闘探偵団の阿部と!」
日高「ショーンキャプチャーの日高郁人です。ありがとうございました!阿部、よかったなあ無事帰国できて」
阿部「無事帰国できたあ!今年も始まりましたね、このストロングスタイルプロレスが!」
日高「始まったよお前」
阿部「ここにしかない独特の雰囲気!」
日高「今日は元日じゃないけど、“一年の経は元旦にあり”ってね。今年の初戦だからね、今日はね。盛り上げたよお、今日も!」
阿部「今年もあの枠の門番としてやっていきましょう!(笑)」
日高「この枠の門番な(笑)よし!」
阿部「あざした!!」
第3試合
先発はChi ChiとAKARI。リングをまわるもウナギがChi Chiの背後から殴りかかり、コーナーに振ってトレイン攻撃。さらにウナギが首投げからキャメルクラッチで捕らえ、AKARIが顔面に低空ドロップキック。
AKARIはアームブリーカー連発からロープに押し込んで痛めつけ、巻き投げてからフォールも2。
AKARIは首投げで倒し背中にドロップキック。フォールも2。
AKARIは腕ひしぎで捕らえるがChi Chiはロープに足を伸ばしブレイク。
AKARIはリストロックで捕らえウナギにタッチ。
ウナギは腕へのハンマーブローからボディスラム。踏みつけフォールも2。
ウナギは逆エビ固めで捕らえるがChi Chiはロープを掴みブレイク。
ウナギはボディスラムからフォールも2。
Chi Chiはロープに飛んでケンカキックからSareeeにタッチ。
Sareeeはドロップキックからロープに飛んで低空ドロップキック。
エルボーの打ち合いからウナギがゴム攻撃。怒って走り込んできたSareeeにコードブレイカーからRKO。Sareeeも投げ捨てジャーマンから仰向けになったウナギにビンタを叩き込んでChi Chiにタッチ。
Chi Chiは串刺しビッグブーツも避けたウナギが髪を掴んで引き倒す。
だがChi Chiはガットショットも、Chi Chiは髪を掴んで再度引き倒し、エルボーを打ち込もうとするが避けたChi Chiがトラースキック。
大の字になって動かなくなったウナギをレフェリーが確認し、Chi Chiが近づくとウナギが首固めも2。
ウナギがロープに飛ぶがChi Chiは卍固めで捕らえ、SareeeもAKARIを卍固めで捕らえる。これを離すとChi Chiがケンカキック連発からロープに飛ぶが、ウナギがカウンターのXファクターからロープに飛んでギロチンドロップ。フォールも2。
ウナギはブレーンバスターからAKARIにタッチ。
AKARIはコーナーに振って串刺しバックエルボー。さらにミサイルキックを叩き込みフォールも2。
AKARIは担ぐとコーナー上に載せ、ジャンピングキックをボディに叩き込みシャッターチャンス。
AKARIはロープに飛んで619も、避けたChi Chiがビッグブーツ。AKARIが走り込むも、Chi Chiはエクスプロイダーを狙うが、耐えたAKARIがソバットからロープに飛ぶも、Chi Chiはエクスプロイダーで叩きつけフォールも2。
Chi ChiはSareeeにタッチ。
Sareeeがコーナーに登るが、ウナギがゴム攻撃。Chi Chiがウナギを排除し、SareeeはAKARIにミサイルキックからフォールも2。
エルボーの打ち合いからAKARIがチョップとエルボーを交互に打ち込みロープに飛ぶが、Sareeeが追走カサドーラフットスタンプ。さらにロープに飛ぶが、ウナギがエプロンから蹴りつけ、さらにロープを使ったスタナーからAKARIが619。AKARIはノーザンライトスープレックスホールドも2。
AKARIはムイビエンもChi Chiがカット。
Chi ChiはAKARIに顔面ウォッシュを叩き込み、Sareeeがロープを貫く低空ドロップキックを顔面に突き刺す。さらにChi Chiがコーナーに乗り、Sareeeがファンタスティックフリップで叩きつけ。Sareeeもコーナーに登るとダイビングフットスタンプからフォールもウナギがカット。
SareeeはAKARIのバックを取るが、逃れたAKARIが走り込んで来たSareeeを変形ジャックナイフで捕らえるも2。
AKARIはラ・マヒストラルも2。
AKARIは走り込むが、Sareeeは延髄斬りからフィッシャーマンズ・スープレックスホールドも2。
Sareeeはコーナーに上り、ダイビングフットスタンプからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
Sareee&Chi Chi
Sareee「Chi Chiとは最近3回連続で組んでて。タッグといえばChi Chiと組んでることが多いなと最近思ってるんですけど、私たち負けないよね?1回も負けてないっていう。このChi Chiの気の強さ、気持ちの強さって、若手のうちはホントに一番大切に鳴ってくるところをChi Chiは強く持ってるなと思います。これからもChi Chiもホント楽しみです。頑張ろうね、これからも」
Chi Chi「Sareeeさんと組ませていただいてまして、今日は対戦したときもそうなんですけど、こうやって横にいさせていただいて学ぶことばかりです。ホントにいつも刺激をいただいています。これからもSareeeさんの足を引っ張らないように、頼りがいのあるプロレスラーになります」
――連携技も出ていたが、お互いにやりやすいパートナーだと感じている?
Sareee「そうですね。まだ言ってもそんな最近3回パパっと組んだだけなのでやりやすいかやりやすくないかは分かりませんが、でも今日なんかは私が関節技獲られたらChi Chiがガンガン助けに来てくれたりね。それがダブルのコーナーからの技につながったりしたので。そのキッカケ作ったのはChi Chiに『投げろ!』『ダブル!』って言われたらコーナー乗っかってたので。そういうのもChi Chiなりに考えてきてるんじゃないかなと思うと嬉しいですね」
――Chi Chi選手はSareee選手から何を学べていると思うか
Chi Chi「闘争心とか、ホントにそういうところです。プロレス以外のところでもリングを降りたあと、リング外の所作・行動・言動とかもすごい学ばせていただいています。プロレス以外でも学ぶところしかないです」
――リング外でもSareee選手はプロフェッショナルだと
Chi Chi「はいッ!!」
Sareee「そんな褒めて(笑)」
Chi Chi「いや、ホントにいつもこういうところで『プロは違うんだな』と。細かいところですけど、よくご飯とか連れて行っていただいてよくお話させていただいているんですけど、とってもホントに優しいです!ホントに優しいです!!」
Sareee「私は先輩たちに、私がやってきたいただいたことをそのまま返しているだけなので。それはプロレス界が続いていくことだと思うので、私がやっていただいたことは後輩たちに返していかなきゃいけない。それが後輩たちが上がってくることだと私は思うので」
グラン浜田さん&西村修さん追悼点鐘式
参戦選手がリングに集まり、西村修さんの親族の方もリングに上がり追悼点鐘式が行われた。
第4試合
邪道軍が走り込み場外乱闘で試合開始。大仁田が間下に毒霧を吹き、各選手会場中で暴れまわる大乱闘へ。
リングに矢口と間下が戻ると、矢口がイスを渡してチャンバラへ。打ち勝った矢口が振りかぶるも、避けた間下がロープに飛んでイスごとビッグブーツでぶち抜く。そのまま2人は場外へ。
シューターとシュレックがリングに上がり、シューターがチョップとモンゴリアンチョップ連発。余裕で受けきったシュレックはヘッドバッド連打からアルゼンチンで担ぎ、これを離すと村上にタッチ。
村上は大仁田と睨み合うが背後から矢口が標識で殴りかかり、シューターも混ざり3人でボコボコに。
村上は矢口にナックル連打も、シューターが背中にハンマーブロー。村上はシューターにヘッドバッド連発も、シュレックが矢口にエルボーからシューターにヘッドバッド連発。
矢口はシュレックにサミングからシューターとともにロープに振るが、シュレックはダブルラリアットでなぎ倒す。
シュレックは間下にタッチ。
間下はシューターにミドルキック連発。ロープに飛ぶが、矢口が場外から標識で殴りつけ、シューターはモンゴリアンチョップから地獄突き連打。さらにモンゴリアンチョップからリング中央で膝をつかせると、矢口がゴミバケツを被せ、大仁田が有刺鉄線バットをフルスイング。
ぐったりと倒れた間下に大仁田が有刺鉄線バットを振りおろし、シューターが打ち下ろし式の地獄突き連発からロープに振ってバックエルボー。さらにロープに振ってラリアットからフォールも2。
シューターが間下をロープに振り、矢口がボディに有刺鉄線バットをフルスイング。倒れた間下に矢口がラリアットも、受けきった間下とラリアットの相打ち連発から間下が打ち勝つ。
シューターのラリアットを避けた間下がバックドロップで叩きつけるが、大仁田が間下の背中に標識攻撃。
大仁田は有刺鉄線ボードをイスの上にセットし、矢口と大仁田で間下をブレーンバスターで叩き込もうとする。これはシュレックがカット。
シュレックと間下で大仁田をブレーンバスターで有刺鉄線ボードに叩き込み、間下がフォールも2。
矢口が村上にイス攻撃連発。さらにコーナーに立てかけた有刺鉄線ボードに叩き込もとするが、逆に村上が矢口を有刺鉄線ボードに叩き込む。そこへシューターも叩き込み、大仁田に右フック。避けた大仁田が毒霧から有刺鉄線ボードに叩き込む。
大仁田は間下の脳天にイス攻撃からスタナー。フォールも2。
大仁田は間下の脳天にギタークラッシュ。フォールも2。
シューターが羽交い締めにして大仁田が毒霧も、間下が避けてシューターに誤爆する。
シュレックが大仁田をラリアットで場外に叩き出し、間下がシューターに有刺鉄線バッドをフルスイング。さらにFSRで叩きつけ3カウントを奪った。
大仁田「おい、おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい、リアルジャパンかストロングジャパンかよくわかんないけど、おい、コロコロ名前変えんな。おい、おい、間下、間下!間下!間下!!間下、おい、次はな、ストロングスタイルプロレス、だよな?覚えたよ。ストロングスタイルプロレス、おいコロコロ名前変えんなこの野郎」
間下「コロコロ引退してんじゃねーお前は!」
大仁田「おい、おい間下、今度はな、お前に試練を与える。ストロングスタイル、知ったこっちゃねーよ俺は。俺は俺の道を行く。次は!次は!ストロングスタイルプロレス、言わせんなよ、ストロングスタイルプロレス、電流爆破じゃ-!」
間下「おい大仁田!大仁田軍団も、これで終わりか?あ?(大仁田が水を間下の顔面に噴射)本日後楽園ホールにお集まりの皆さんに、どうしても聞きたいことがある。皆さん、ストロングスタイルプロレスで、電流爆破見たいか!この、声援が、大仁田厚、あんたへの挑戦状じゃ!受け取れ!」
大仁田「まあ、まあな、人生こだわることじゃねーから。形がどう違えど、な、プロレスはプロレスだから、間下、間下、お前の人生のためにも、電流爆破やれ。すいません、すいません、すいません、ちょっとご起立してくれますか?なぜかっていうと、俺はタイガーマスクと同じ歳で、佐山サトルと同じ歳で、そしてあいつが、早く回復してこのリングに戻ってくることを願ってます!皆さん、ご起立お願いします!お願いします!佐山!佐山!佐山!元気になって、このリングに戻ってこいよ。頑張れ佐山1,2,3ファイヤーでよろしいでしょうか?頑張れ佐山!1!2!3!ファイヤー!ありがとよ」
<試合後コメント>
間下隼人&関根“シュレック”秀樹
間下「クッソォ!もう言った通り。プロレスというのは、色々ありますから。プロレスを僕は夢だと思ってる。村上さんは先に帰っちゃったみたいですけど、俺は村上和成も引き連れて、このシュレックさんも引き連れて電流爆破やってやりますよ。(※報道陣の後方から見守っていた平井代表を見つけて)いいですよね?!平井代表!!」
シュレック「俺もか……(笑)」
間下「シュレックさんもやってくださいよ、こうなったら!頼みますよ、平井代表!ここまで来たらやらないと!」
シュレック「全部邪道なんて食べちゃえ。食っちゃえ」
間下「やってやるよ!これが虫けらの意地じゃあ~~ッ!!」
大仁田厚&雷神矢口
大仁田「今日は、間下を鍛えるためにやって来たようなもんだから。まあ、人生の負けは次に勝ちにいくための布石みたいなもんだから。ハッキリ言って、間下ァ!間下ァ!次は電流爆破じゃあ~!なぁ~にがストロングスタイルだ。なあ、やぐっちゃん!」
矢口「こっちのほうが、邪道軍のほうがストロングスタイルですよ」
大仁田「そう?」
矢口「ああ!」
大仁田「そうかあ?」
矢口「あっ、そっかぁ(笑)」
大仁田「そうは思わないけどなあ?(笑)だけどさあ、ストロングスタイル、なんか名前変わったんだよね?ストロングスタイルプロレスかなんかに。もうさあ、ややこしいんだよ。しょっちゅう変えるのは。めんどくさいよな。ストロングスタイルプロレスなのかなんなのかよくわからないけど。それにさ、WWEだって……EW……?EWF……?」
矢口「WWF?」
大仁田「WWFじゃないよ」
矢口「WEW?」
大仁田「古いよ!(笑)メチャクチャ古いよ。WCWだろ?それにAEWだろ?電流爆破やったりしてるんだからお前。デスマッチがその中に組み込まれてるんだから。時代じゃないんだよ。ストロングストロングって。なにがストロングだよ」
矢口「ストロングよりハードですよ」
大仁田「おう。ストロングはストロング小林さんで終わったんだよ。(※眼の前にいた若い女性記者を指して)……全然笑わないな。知らないだろ、ストロング小林。ストロングスタイルはストロング小林さんで終わったんだよ、ストロング小林さんで。ストロング小林ってこれ、亡くなったんだよね?」
矢口「亡くなりました」
大仁田「どうもすいません。大先輩に対して申し訳ありません。ストロングスタイルはこれで終わりだよ。これで電流爆破に間下が入れば、なあ?未知のスターとして君臨できるかァもしれない!!かも!!俺は間下を鍛えるつもりで、タイガーなきこのリングで、間下はエースを堂々と張って頑張れるように!頑張れるように!頑張れるように!間下のためにも電流爆破を味わっていってもらいたい。ちょっとシューターは……ちょっとダメだな」
矢口「まあ2025ですから」
大仁田「2025はダメなんだ。石破さんだからな。俺は言ってないよ?俺に(矢口が)言わせたんだ(笑)まあ予算が成立すればいいと思うけど。予算が成立したって、目玉の政策がピシっと!ビシッと!目玉の政策がビシッと無いとダメだと思うから。間下に!間下に!予告する!オイ!電流爆破に、間下!出てこい!誰でもいい。パートナーは俺とやぐっちゃん。そして間下と誰か。村上は怖い。顔が怖い。顔が怖いよな」
矢口「怖いですね(笑)」
大仁田「やぐっちゃんより怖いよ。なあ、オイ!だって、80%の人間が、今日来ていたお客さんの80%の人間が拍手してたじゃない。これが答えだよ。これが答えだよ。ということで、じゃあね。ありがとう!」
第5試合
先発はAZMとクイーン。ロックアップからクイーンがヘッドロック。さらにショルダータックルで倒すとロープに振るが、AZMが逆に振るもクイーンがアームホイップ。フォールの応酬はお互いすぐに返していき両者タッチ。
ロックアップから野崎がロープに押し込みクリーンブレイクに見せかけてブレイジングチョップ。避けたジャガーがエルボーからラリアットも、避けた野崎がスリーパー。ジャガーはロープを掴みブレイク。
野崎はおしゃれキックからフォールも2。
野崎はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、ジャガーはかかと落としで迎撃し、走り込んできた野崎にドラゴンスクリュー。ジャガーはAZMにタッチ。
AZMはドロップキックからロープに飛ぶが、野崎がカニバサミで倒し顔面バーン。
野崎はコーナーに押し込みブレイジングチョップ連発からクイーンにタッチ。
クイーンはローキック連発からハイキック。避けたAZMがハイキックも、避けたクイーンにロープに飛んでのラ・ミスティカ。クイーンはロープに足を伸ばしブレイク。
AZMはロープに飛ぶが、クイーンはスペースフライングタイガーアタックで迎撃し野崎にタッチ。
野崎は串刺しビッグブーツからコーナーに上るが、AZMがエルボーから正面に登るとエルボーの打ち合いへ。野崎がエルボー連打でリングに落とすも、AZMは正面に駆け上がり雪崩式アームホイップ。
AZMとジャガーでダブルのブレーンバスターからフォールも2。
AZMは脇固めも、逃れた野崎にバズソーキック。さらにコーナーに登るとダイビングフットスタンプを投下しフォールもクイーンがカット。
AZMは投げようとするが、切り返した野崎がソバットからビッグブーツ。さらにスリーパーで捕らえ、突き飛ばすとクイーンがソバットを叩き込み野崎がドルミル。これはジャガーがカット。
野崎はリビールマンキックをAZMのボディに叩き込み、さらにビッグブーツも、キャッチしたAZMが投げ捨てジャーマン。だがすぐに野崎がノアールランサーを突き刺しクイーンにタッチ。AZMもジャガーにタッチ。
クイーンのバイシクルキックを避けたジャガーが、バックキックも避けてAZMとともにロープに振ると、クイーンはAZMにドロップキック。野崎がジャガーにビッグブーツから2人でジャガーをロープに振るが、ジャガーはまとめてヘッドシザースで場外に落とし、エプロンを走り込んでのウルトラタイガーアタック。クイーンが避けてAZMに誤爆させると、クイーンは三角飛びケブラーダを投下する。
クイーンはコーナーに上り、ジャガーにダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
クイーンはタイガースープレックスの体勢も、切り返したジャガーにネックチャンスリー。
クイーンはコーナーに上り、ムーンサルトプレスを投下するがジャガーが避けて自爆。ジャガーは横入り式エビ固めも2。
AZMがクイーンにバズソーキックからジャガーがローリングかかと落としを叩き込みフォールも2。
ジャガーはロープに飛ぶが、クイーンは投げ捨てジャーマン。野崎とクイーンでジャガーにダブルのトラースキック。フォールも2。
クイーンはジャガーを肩車するが、ジャガーはリバースフランケンで投げ捨てフォールも2。
クイーンはエルボー連発からタイガースープレックスを狙うが、ジャガーはサムソンクラッチもお互い切り返しあう。これでジャガーが3カウント。
クイーンはリングを降りるさいに自らのマスクの紐をほどき、リングに一礼すると会場を去りながらマスクを脱いで控室へと消えていった。
<試合後コメント>
ジャガー横田&AZM
AZM「ジャガーさん今日はありがとうございました!」
ジャガー「ありがとう!本当にありがとう。フォローしてくれたおかげで」
AZM「いやいや、こちらこそ本当にありがとうございます!」
ジャガー「いや、ホントにね、私はスターダムの選手とこの頃絡むことが多くて。そんで申し訳ないけど、最初はちょっと下に見てたわけよ。正直なとこね。だけど、どの子もすっごい出来るし、研究しているの」
AZM「ありがとうございます」
ジャガー「これはホントにホントの話なのよ。最初はちょっと斜に構えて見てたんだけど、いや、出来る!試合数も多いし、しっかりと練習を積んでる!ホント素晴らしいなと思って」
AZM「ありがとうございます」
ジャガー「今日もすごいフォローしてくれたよね。負けそうになったわ!」
AZM「いやいやいや!最後キッチリありがとうございます」
ジャガー「ホントにありがとう。ホントにありがとう。ホントいい記念になりました」
AZM「私はキッドの代打として参戦させていただいたんですけども、ジャガーさんとタッグなんて今後あるかないかとも思うんで本当に今日は隣に立ててすごく嬉しかったです。ありがとうございます!」
ジャガー「ホントありがとう」
AZM「またスターダムでも是非よろしくお願いします」
ジャガー「こちらこそ!本当に素晴らしい選手が多くてホント勉強になります。あたしからやってても」
――初めてこのリングに上がった印象、タイガー・クイーン選手の印象は
AZM「デカくて。やっぱりスターダムでは味わえないデカさとか強さがすごくて。さすがストロングという大会だなと思いました。私はハイスピードという強さを見せれたかなと思います」
――もう1回参戦することはあり得るか
AZM「もう1回……いいですか?」
ジャガー「何度でも出たほうがいいよぉ~!」
AZM「うわぁ!ありがとうございます!次は是非キッドも連れて、3人でタッグなんかどうでしょうか?」
ジャガー「いいねぇ」
AZM「お願いします!ありがとうございます!」
ジャガー「私、大会もあるので。自分の周年が7月にあるので、是非スターダムから。(※記者勢の後ろで見守る岡田社長を見やって)社長に相談して。なんか、私が言った人が出るかわからないですけど、本当に素晴らしい選手がいると思うので。良い大会にするためにスターダムをメインに持っていきたいと思います」
AZM「ありがとうございます!是非よろしくお願いします!」
ジャガー「是非!」
VENY(タイガー・クイーン)
(※クイーンがマスクを取った状態でVENYとして登場)
「なんかVENYとしてのテンションと、クイーンとしてのテンションが全然違うから、ちょっと今は……なんかどうすればいいのかなって感じなんですけど。3年半、タイガー・クイーンとして活動出来た期間っていうのは、ホント私自身とても実り多きもので。佐山先生からの直伝の教え、そしてジャガーさんからの教え。で、いつも隣で寄り添ってくださった日高コーチ。本当にたくさんの方々に感謝してもしきれないなと。クイーンとしての活動期間をこれからはVENYとして活かしてこれからも闘っていきたいと思います」
――クイーンとしての活動は今日で終わりか
「そうですね。本当は去年末までって私の中で決めていたんですけど……ちょっと、あって、今日になってしまったんですけど。またでも、機会があれば。いつかまた巡り会えるかもしれません」
――クイーンとして闘っていた期間で学んだこと、勉強になったこと、思い出になっていることはなにがあるか
「いや~、本当に全部。試合数が少ない分、1つ1つの試合に思い入れはあるんですけど、やっぱりデビュー2戦目とか……当初の試合は楽屋がなくて、車で待機して、そのまま入場という感じだったから。あの期間を乗り越えたら今後のプロレス人生で困ることはないだろうなというぐらい結構つらかったり(笑)いろんな思いがあったので。でも、とても成長できましたね」
――正体が完全極秘だったから控え室にもいられなかったと
「はい。関係者にも極秘」
――タイガーとしての動きも見事だったが、それについて大変だった部分は
「いやあ、目標とする方が本当に偉大過ぎて。見ているお客様も世代の方々だったと思うので、少しでも名に恥じないような、とにかく練習練習の期間があったので。……それは言葉は悪いかもしれないですけど、重荷だったかもしれないです(笑)」
――今後はVENY本人として活動していくと
「そうですね。VENYとして平井社長を誘惑しようかなと思ってます♡」
――オファーを待っています、という状態と
「はい」
――タイガー・クイーンとしてやり残したことはないか
「私の中ではホントにもうやりきったということ。でも今日流れちゃったスターライト・キッド選手は、VENY個人として同期なので、いつか巡り会えたらいいなと思います」
第6試合
リングを回って距離を見合い、お互いローで牽制からスーパーのミドルをキャッチした船木が足を刈って倒し、アキレス腱固めで捕らえるがスーパーは逆に足を取ろうとするも、船木が伸ばしていく。スーパーは覆いかぶさるように返していき、船木は三角絞めで捕らえる。耐えたスーパーに腕ひしぎもスーパーはロープに足を伸ばしブレイク。
船木はミドルキック連発。さらに掌底からボディに膝蹴りを叩き込み、首投げからPK。キャッチしたスーパーは足へのエルボーからニールキック。
スーパーが掌底からネックチャンスリー。さらにランニングニーからフォールも2。
スーパーはツームストンパイルドライバーからフォールも2。
スーパーはハイキックから二段式の膝蹴り。フォールも2。
スーパーは投げようとするが、耐えた船木が裏拳から顔面に膝蹴り。さらにフロントネックで絞り上げ、そのまま担ぎハイブリッドブラスターで突き刺しフォールも2。
船木はPKからフォールも2。
船木はチキンウィングフェイスロックで捕らえ、立ち上がったスーパーをそのまま絞め落としてレフェリーが試合を止めた。
船木「ありがとうございました!あの、今日不安だったんですけど、慎重に、自分が沈められないように、対抗しました。今日は、自分の30、30じゃない、56回目の誕生日で、たまたま、たまたま、3月13日、それから、デビュー40周年を迎えました。本当に、本当にあの人生あっという間すぎて、最近は、1週間がほんとに早いなと。1週間前あった人と一週間あっという間ですね、毎回そう言って、そうですねってそうやって毎年、生きていて。周りの先輩とか自分の近い選手、後輩まで先に逝ってしまうんですけど、自分はまだまだ死にません。若い頃はですね、若い頃は本当に、本当に命を粗末にしてました。粗末にしてました。だけどもうすぐ、もうすぐ死ぬかと思ったらちょっと惜しくなってきたんで、こっから先はしぶとくしぶとく、生き残るつもりで頑張ります。あとは、3回目でですね、この新しいベルト巻きましたんで、できる限りですね、持ち続けて、佐山さんがまたこの会場に来れるまで、しっかりと守っていきたいと思います。残りの人生、力の続く限り闘い続けます。応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
<試合後コメント>
船木誠勝
――56歳の誕生日での戴冠となった
「なんか、やっぱり……誕生日で、40周年で、タイトルマッチ挑戦で勝つというのはホントに出来すぎた状況だと思ったんですけども。これはアクシデントがあったら……お互いにですよ?あったら、自分はチャンピオンになれないんで。それだけ本当に気をつけて慎重に。固くなりましたね。久しぶりに。でもキャリア40年ですけど、未だにこういう緊張感のある試合に挑めるということがありがたいなと思います。よかったです。今までね、56年の誕生日の中で一番記憶に残る日でした」
――改めてベルトの感触は
「これ(※2023年2月に新調されたベルト)になってから、巻きたいなあって思ってたんですよ。前のベルトも初代タイガーマスクのベルトで好きだったんですけども、これはこれで新たに歴史が刻まれるというか。ちょうど第20代目なんですね、自分が今。それもなんかちょうどよかったなと。ストロングスタイル20周年、船木誠勝40周年。こんな出来過ぎた日があっていいんだろうかって。本当にありがたいです」
――防衛戦の相手として思い浮かぶ相手は
「今のところは、負けてない。一通り勝ちましたんで。また新たに募集になると思います。村上さんにも勝ったし、間下さんにも勝ったし、スーパーにも勝ったし、シュレックさんにも勝ったし。誰か新しい人が出てこないですかね?」
――最後のマイクで「30いくつ」と言い間違えたが、気持ちは30代のまま?
「気持ちは30代なんでしょうねぇ(笑)なんかそんな、30いくつで止まっている気がします。あっという間にね、自分が復帰したのは確か37とかで。そっからあっという間に、復帰してから……2007年に復帰したから……18年になるんですよ。なので、そこで止まっている感じがしますね。復帰してから、あっと言う間に、必死で駆け抜けたんで。それが、そこで止まっているかもしれないです」
――やり残した30代を今やっている感じか
「そうですね。1回、31で引退して。で、37か8で復帰してますんでね。途中は抜けてますね。だけどプロレスをやってると、本当に毎日充実して。試合が決まったらそれに対して毎日生きてますんで。ホントに嬉しいし、ありがたいし、プロレスっていう仕事を15歳で選んでよかったです。それに憧れたのも、佐山さんのタイガーマスクがいたからプロレスをやろうと思いましたんで、佐山さんに感謝ですね。早くリングの中に戻ってきてほしいです。挨拶だけでもいいんで」