「大きな契約違反になる」RIZINを放置して復帰するライアン・ガルシアへ榊原信行CEOが法的措置
- 2025-3-7
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7日、都内某所にてRIZINが記者会見を実施。会見後の囲み取材で榊原信行CEOがライアン・ガルシアについて言及した。
安保瑠輝也は昨年7月28日の『超RIZIN.3』にてマニー・パッキャオとエキシビションで対戦。
3分3Rを闘い抜いて0-0のドロー判定に持ち込むも、3R目では真っ向からの打ち合いでパッキャオをグラつかせてあわやKOという場面を作るなど生ける伝説を相手に大健闘。試合後にはパッキャオが「動きもパンチもいい。彼が真剣に目指すならボクサーにもなれる」と太鼓判を押していた。
この試合を見ていたライアン・ガルシアが安保との対戦を熱望したことから、昨年大晦日に安保vsガルシアのボクシングマッチが行われることが決まった。
ガルシアはWBCライト級暫定王者などボクシング界で活躍するが、裁判沙汰やドーピング違反、体重超過や差別発言などを繰り返す問題児。ドーピング違反によってサスペンドを喰らいボクシングの公式戦に出場できない状況であったことから、安保との奇跡の一戦が実現出来ることに。
しかし、大会の約2週間前にガルシアが手を負傷したということで試合はお流れに。
両者の試合は“延期”という形を取っていたが、ガルシアは今年5月にニューヨークでロランド・ロメロ戦で復帰することが発表。こうなってしまえば安保とのエキシビションマッチの実現は難しいものとなるため、今後の動向に注目が集まっていた。

この話題を振られた榊原CEOは「ライアンとは今弁護士同士の交渉になってますね。ライアン側からは、先にサウジのお金に目がくらんで、そっちで試合やるんで(笑)『大晦日に安保とやらしてくれ』とか都合の良いこと言ってるんで。そんなのいらないんで。だったら金で解決しようって話しかないと思いますね。ホントにこう、トリッキーだし。そもそも手を怪我してたのかってことすら不安になってくる。『それ嘘だったの?!』って。これ、大分大きな契約違反になると思うんですよね。そういう意味では、僕らは法的に向き合うと言うか。でもそんなのを訴えてどうのこうのせずに、キチっと弁護士立てた中でどこか落とし所が見つかればいいかなと思って、今粛々と交渉中です」と現状を報告した。