美人なのに足が臭い(?)王者が師匠の愛する美少女アイドルを略奪へ

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 2日、東京都・後楽園ホールにて『スターダム旗揚げ14周年記念大会 STARDOM Supreme Fight in KORAKUEN 2025 Feb.』が開催。上谷沙弥が鈴季すずを制してワールド・オブ・スターダム王座の初防衛に成功した。

 上谷はアイドルとして培ってきた美貌と運動神経でベビーフェイスの道を突き進んで来たが、自身のユニット【Queens Quest】の事実上の崩壊、ファンからの誹謗中傷問題などもあり、さらに心の傷を広げた上谷は闇堕ち。刀羅ナツコ率いる悪の軍団【H.A.T.E.】に加入し、残酷で傲慢で妖艶な女王様と化してしまった。
 狂気を深めていく上谷は師でもあり仇敵でもある中野たむとの抗争を展開し、昨年12月にはたむを撃破してついに赤いベルト(※ワールド・オブ・スターダム王座)をその腰に巻いた。

 上谷は1月の後楽園ホールにて、以前からライバルとしてしのぎを削ってきた鈴季すずを初防衛戦の相手に指名し「跪いて足を舐めろ」と要求。
 これを受けたすずは足を舐めると見せかけて噛みつき「おうおう、お前足くせーぞ?きもちわりっ。お前ちゃんと風呂入ってっか?もしかしてお前、風呂キャンセル界隈か?もしかしてマコモ湯とか浸かっちゃってる?足メチャクチャくせーんだよ!」とキレッキレの煽りで対抗。“美人なのに足が臭い”というレッテルを貼られた上谷は限りない恥辱を受けていた。


 試合は序盤から激しい場外戦となり、上谷が「テメーのほうがくせーんだよ!」とすずの頭から水をぶっかけた上で顔をベロリと舐めて消毒。これにブチ切れたすずがエプロン上でのパイルドライバーでぶっ刺し、観客から奪った傘で殴打。ラフファイトの攻防は一日の長あるすずが制する。
 闘いの場がリングに戻ると、互いに雄叫びを上げながらゴツゴツとしたヘッドバッド合戦を展開。これを制したすずが雪崩式ジャーマン・スープレックスからロコモーション式ジャーマン3連撃からバズソーキック。ダメ押しとばかりにコーナーに上っていくが、上谷が雪崩式フランケンシュタイナーで切り返す。
 さらに上谷がリバース・フランケンシュタイナーで頭から突き刺すが、すずもすぐに起きてリバース・フランケンシュタイナーで反撃。それでも折れない上谷がさらにリバース・フランケンシュタイナーからスター・クラッシャーを決めて3カウントを奪った。


 マイクを取った上谷は「すず、お前ホント頭おかしいな!でも今日改めて闘って思ったよ。お前ホント最高だわ!この後楽園っていう最高な会場で最高な奴らと最高のベルトをかけて闘えたこと、お前も感謝しろよ!」とすずを称える。
 すずは「沙弥様、是非しもべにならせて下さい」と跪いて足を舐めようとするが、「な~んて言うと思ったかバーカ!お前の足、やっぱりくせーよ!」と罵倒。しかし、その後は神妙な面持ちで「負けは素直に認めるよ。今日お前と闘って、私も本当にやりたいことが見えた気がしたよ。ありがとう」と、今後なにか行動を起こすことを仄めかして会場を後に。

 その後、上谷が次期挑戦者を募ると、中野たむがリングに上って「赤いベルト、返してもらうッ!あんなやり方で獲られたまま終われるわけねーだろッ!アンタは人の心もプロレスも踏みにじった!偽りのチャンピオンだろッ!」と挑戦表明。
 上谷が「お前さ、この前負けたばっかだよね?何様のつもりだよ。もしかしておつむ弱いのかなぁ?(笑)」と嘲笑しつつ、1つの選択肢を与えるとしてたむの愛弟子・玖麗さやかをリングに呼び出す。
 上谷は2月24日の栃木大会で上谷&X vs たむ&玖麗のタッグマッチを行い、たむが勝った場合はなんでも言うことを聞く、たむが負けた場合は玖麗をもらい受けることを提案。ブチ切れるたむだったが、玖麗は必殺のときめきスピアーを上谷に突き刺し「やってやりましょう!私は自分の身は自分で守れます!私のこと信じて下さい!」とたむにアピール。たむは「信じる!上谷、やってやるよッ!」と、この勝負を受けることを宣言した。

 玖麗は、1月にコズエンのメンバー同士でアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)を争って敗北した。その試合後には他の5人が絆を深め合う中、玖麗だけ1人距離をおいて無言を貫いていた。
 上谷とたむの因縁の行方、そして玖麗の心の行方にも注目していきたい。

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