正田壮史が若手リーグ戦「DGC」制覇を宣言!「優勝して、クリスの持つKO-D無差別級を獲る」
DDTプロレスが1月29日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で若手ナンバー1決定リーグ戦『D GENERATIONS CUP 2025』に向け記者会見を行い、Aブロックでは2023年覇者の正田壮史が優勝をキッパリ口にした。
同リーグ戦にはAブロックで中村圭吾、正田壮史、イルシオン、石田有輝、BブロックでTo-y、高鹿佑也、夢虹、須見和馬の計8選手が出場。2・4&2・5新宿、2・8横浜、2・9仙台で公式戦を実施し、各ブロックの最高得点者同士により、2・23後楽園で優勝決定戦を行う。優勝者は4・6後楽園でその時点のKO-D無差別級王者(現王者はクリス・ブルックス)に挑戦する権利が与えられる。クリスは3・20後楽園での防衛戦(挑戦者は未定)を控えており、その勝者が「DGC」覇者の挑戦を受けることになる。
Aブロックで出場する正田は、これまでの実績で一歩リードした感があるが、「2023年優勝して、今年出るとなって、僕の目標がクリスの持つKO-D無差別級を獲るっていうことです。その次に目標としているのは、このDDTの若手が勢いがあって、強いっていうのを、DDTを見てくれてる人に改めて知らしめたいと思ってるし。DDTを見てない人にもこのDGCの戦いで伝えていきたいなって思っています。2023年に優勝してますし、大学卒業間近、文系の僕が計算をし尽くした結果、優勝するイメージしか沸かないんで。このブロックのなかで、一人、スティーブ・ジョブズみたいにうろちょろ歩いてる邪魔くさい、はしごを外すような人間(イルシオン)が、いるんですけど。ほかの出場者も全員自分が優勝したいって思ってると思うんで、僕もその一人ですし、今年のDGCは今までにない最高傑作になると思ってます。そして、最高傑作のDGCを締めくくるのは正田壮史です」と言い切った。
その正田と遺恨抗争を続ける悪党軍団ダムネーションT.Aのイルシオンは「史上最低レベルのクソリーグ戦。でも俺が立ってやることで、多少ましに見えるだろうな。石田、見た目も力士だかラッパーだか分かんないけど、おめえが目指してるのは何だ? 土俵なのか? ステージなのか? 何も分からない。オイ、ハゲ(中村)! てめえに2回も刻み込まれた傷を、おめえに負けたのを絶対取り返す。おまえをぶっ潰してやるからな。正田! おまえは何だその顔は。自分でつけたイメージのくせに、俺が触れたら、すぐすねちゃった。本当にロン毛なのか、ダサー! その根本もあと数日間持つかな? 君の心を壊しちゃってもいいようだな。今年のDDTの中心は俺だ。だから俺だけ見てればいい。今年のダムネーションT.Aは一味違う」と悪態をつきまくった。
石田は「去年復帰してからまったくといっていいほど、結果が出せなくて。このAブロックの連中にも1回も勝ててないくらい。今崖っぷちで何もないんじゃないかって。DGCのチャンスで必死で死ぬ気で一人ひとり倒していかないと、もう何も残らないリーグ戦になってしまう。絶対に負けないです。特に初戦、正田壮史、強いと思います。でも先輩なんですよ。調子に乗った天狗の鼻を折って、絶対俺が優勝するんで、皆さん期待しててください。全部ひっくり返してやります」と話した。
このブロックではキャリア最長の中村は「この前(1・26)の後楽園で負けてしまったんですけど、過去を振り返ったんです。そしたら一つの答が出ました。今の僕は一番プロレスをやってるし、プロレスを楽しんでる。今年でDDTに入門して7年目なんですけど、ダメダメだった10ヵ月半の練習生期間を経て、デビューして、半年でコロナ禍になり、試合が減ったりなくなったりして、ヒザをケガして1年2ヵ月欠場しました。復帰して3ヵ月、またヒザをケガして、1年欠場してしまって。去年の4月、また戻ってきて今があります。ホントにDDTにもとても感謝しています。DDTはダメだった練習生、ケガばかりだった僕を大切にしてくれました。だからDDTに恩返ししたいです、僕の目標はお客さんを呼べて、笑顔があふれる団体にしたい。それを叶えるためにも僕が優勝したいと思います。それと青木(真也)さん。青木さんと出会って、12月くらいから組ませてもらうことが多くなったんですけど、控え室とかで笑顔でしゃべってくれたり、今日も格闘家の矢地(祐介)選手とトレーニングさせていただいたり、面倒見てもらったんで、青木さんにも恩返ししたいです。DGC、青木さんの言う白星配給係には絶対なりません。だから僕が優勝します。必ず優勝してサイン会、撮影会、長蛇の列作って、DDTに貢献して、青木さんにも約束を果たして、いいDGCだったなと自分で思える大会にしたいなと思います」と胸の内を吐露。
優勝決定戦で戦いたい相手について、正田は「僕は計算した結果、全員のパターンがあると思ってて。そのなかでも一番濃厚なのが、高鹿選手ですかね。彼は今悩んでそうだったり、分からないんですけど、DGCではそれを克服して決勝まで上がってくると思うんで。2023年のときみたいにまた高鹿さんとできたらなと思います」と2年前の決勝の再現をイメージ。
イルシオンは「夢虹選手ですかね。理由は俺より年下で、俺よりうまそうだから」、石田は「To-y選手とやりたい。ふだんから仲いいし、僕はずっとライバル的なイメージでいるんです。今高鹿さんとやってるみたいですけど、To-y選手と試合するのは楽しいし、負けたくないから」、中村は「誰でもいいんですけど、大阪で負けたTo-yと、後楽園で負けた高鹿。どっちか来てくれれば、リベンジを果たしたいなと思っております」と語った。