16歳女子がプロレス界の首脳陣に提言!「安全面、医療面、コンプライアンスなどが整っていれば親御さんがより安心して子どもたちを預けられる業界になる」

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 1月20日、グランドプリンスホテル新高輪にて『日本プロレスリング連盟』法人化に関する記者会見が開催。16歳の女子レスラー風城ハル(かざしろはる)が各団体首脳陣を前にプロレス界へ提言を行った。

 2023年末に設立が発表された日本プロレスリング連盟は、坂口征二氏が会長に就任し新日本プロレスリング株式会社が事務局となる形で新日本、STARDOM、全日本、NOAH、DDT、ガンバレ☆プロレス、東京女子、大日本、DRAGON GATEの9団体が参加を表明。
 プロレス業界共通の課題の解決に向けて意見交換、並びに情報交換を行える場所を確保し、業界の持続的発展を図っていくという目標に向けて2024年5月に日本武道館・6月に北海道にて『ALL TOGETHER~日本プロレスリング連盟発足記念・能登半島復興支援チャリティ大会~』が開催されていた。
 だが集客が芳しく無く様々な意見が選手からも出ており、同年7月に法人化を目指して『第1回の準備会議』が行われることに。会議には上記団体に加え九州プロレス、ディアナも参加。共通課題の解決へ向けて活発な議論が行われた結果、今後立法府や関係省庁と引き続き対話を行い、各種ガイドラインの策定、選手に対する研修など連盟の活動を推進していくために一般社団法人とする手続に入ることで合意に至り、高木三四郎CyberFight副社長が代表理事に、業務執行理事にNPO法人九州プロレスの筑前りょう太理事長、DRAGONGATE株式会社の斎藤了取締役、新日本プロレスリング株式会社の菅林直樹取締役会長が就任した。


 この日の会見には理事となった各団体の首脳陣とともに、団体代表選手も登壇。その中に2023年3月にデビューした東京女子プロレスの風城ハルが最年少の16歳で登壇し、「私は今16歳で未成年なのですが、両親の理解があって東京女子プロレスに入団し、団体にも色々なサポートをしてもらっています。私は東京女子プロレスに入団して、もっとプロレスが好きになりました。こんな素晴らしいプロレスを、もっと世界中の子どもたちに知って欲しいと思っています。そのために、まず多くの人にプロレスを知ってもらい、世間のプロレスに対するイメージが変わって欲しいなと思っています。そして、プロレスがもっと多くの子どもたちの憧れの職業になって欲しいです。安全面、医療面、コンプライアンスなどが整っていれば、親御さんがより安心して子どもたちを預けられる業界になると思っていますし、その点も日本プロレスリング連盟に期待しているところです」と提言を行った。

 どのような内容になるかはまだ未定だが、共通のコンプライアンス基準の制定や将来的にリングドクターを手配する支援金制度の設立などを目標に社団法人は運用をされていくとのこと。
 日本を代表する団体が横一列で手を取り合った新たな組織が、プロレス界に明るい未来をもたらしてくれることを期待したい。

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