“東京女子のエース”山下実優が3月末から3ヵ月間米国遠征へ!「いろんな場所でいろんな人に会って試合がしたい」
東京女子プロレスが2月17日に都内で記者会見を行い、“エース”の山下実優が3月31日(現地時間)の米ロサンゼルス大会後、日本に帰国せず、約3ヵ月間、米国を拠点に活動することを発表した。6月25日に福岡・西鉄ホールで開催される地元での凱旋興行が帰国第1戦になる予定だ。
山下は「経緯はコロナ前から、海外で活動してみたい気持ちは強くあって。甲田さん(哲也代表)とかと話をしていたんですけど。コロナが落ち着いてきて、去年の5月ぐらいから海外遠征が増えてきて、そのことがリアルに自分が米国で滞在している姿が浮かぶようになって。会社と話をして、このタイミングで行かせていただくことになりました」とコメント。
7月以降については、「3月から行って、自分もどうなっているか分からない。生きているかも分からない。生きて帰りたいですけど、どうなっているか分からないので。東京女子に戻って試合をするかもしれないし、また7月も米国にいるかもしれないし。先がちょっと分からないですね。この3ヵ月間で何が起きるか、どうなっているのか次第かなと」と言及。
3月18日、有明コロシアムでは伊藤とのコンビ「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」でウエイストランド・ウォー・パーティー(マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ)の怪物コンビと対戦する。同チームが2月25日(現地時間)に予定されているプリンセスタッグ王座の防衛戦でベルトを守った場合、有明大会ではタイトル戦となることが決まっている。その状況下で「121000000」が勝てば、ベルトを持つことになるが、「有明がタイトルマッチになったら獲るんで。獲っても、伊藤も米国に来ることも多いし、米国でふさわしい相手がいたら防衛戦をやることも可能だし。闘いたい相手が、東京女子でしか闘えないというなら、私はその時に一時帰国してもいい。このことは伊藤も理解をしているので、そのときは自分も伊藤も柔軟に動こうと話をしています」と話した。現在保持している英国のEVE王座についても、米国遠征時にベルトを死守していれば、米国から英国に渡って、防衛戦を行う姿勢を示した。
すでに4月は複数の団体からオファーがあるといい、「5月、6月もまだまだ空きがあるし、吐くほど試合がしたい。3ヵ月という限られた期間で、せっかくなので、多くの団体、いろんなところを回りたい」とし、上がりたい団体については、「そもそも海外にいきたいと思ったきっかけは、いろんな場所でいろんな人に会いたいというところもあるし、いろんな選手に会って試合がしたい。ここというところは今のところない」と語った。ブッキングは団体を通さず、「プリーズ・コンタクト・ミーでお願いします」と自身で行う意向。
3ヵ月に及ぶ滞在で言葉などの不安に関しては、「全然ないです。今も行ったり来たりですけど、楽しくコミュニケーションは取れているし。すごい話しかけてくれるし、ご飯も連れて行ってくれるので大丈夫です。その辺の心配はない。むしろエンジョイしすぎちゃうのが心配かな」と周囲の心配など、どこ吹く風の様子だった。