上福ゆきがレイ・イン・リーを破りアジア2冠王座を死守しタッグ結成を熱望!「ケバい感じのお姉さんを連れて、雰囲気を変えられたら」

東京女子プロレスが12月29日、東京・後楽園ホールで年内最終興行『TJPW Year-End Party 2024』を開催した。アジア2冠王者の上福ゆきがWWE初の中国人女子レスラーのレイ・イン・リー(ザイア・ジャオ改め)を苦戦の末に破り、クイーン・オブ・アジアを5度目、VPW認定女子王座を3度目の防衛に成功。上福はレイとのタッグ結成を熱望した。
9・22幕張でのタッグマッチでレイは上福から直接勝利を挙げ、2冠王座に挑戦を表明。10・6後楽園でのタイトル戦が決まっていたが、レイのビザの取得トラブルが発生し来日不能となり、王座戦が延期となっていた。
上福は開始早々、卍固めで攻めていくもエスケープ。レイは投げ捨てジャーマン、エクスプロイダーを繰り出す。上福のフェイマサーを切り返したレイは強烈なパワーボムを一閃。上福はチョップ連打、ビッグブーツ、ドロップキック、裏フェイマサーと猛攻。レイは高角度のパワーボムを狙うも、フェイマサーで切り返すもカウントは2。レイは滞空時間の長いブレーンバスターにいこうとするも、上福が丸め込む。レイはソバット、カカト落としからサンダーストライク(スピンキック)を狙うも、かわした上福がフェイマサーを決めて3カウントを奪取。レイのパワフルな攻撃に苦しんだ上福だが、両王座の防衛に成功し、試合後には握手を交わした。
バックステージで上福は「ムキムキチャイニーズから2個ベルトを防衛しました。もしベルトがなくなったら、どんな気持ちで1年を終わろうかなって思ってたんですけど、すごく奇跡的なアレで勝てたなって。あの人、インスタ見てたら、ずっと筋トレしてて、私のこと葬る気満々だと思ったんですけど。昨日、彼女のインスタ見たらお寿司食べてたんです。ジャパニーズトラベルを満喫する少しの油断が私の勝ちにつながりました。でも、まだ全然動き足りなそうで、体力も余裕ありそうだったので、2度と戦いたくないんですけど…。組んで一緒にアジアとか出れたらなって思います。(組むのは日本でもOK?)日本でもやりたいですね。東京女子、化粧がああいう濃いお姉さんみたいなのが少ないんで。ケバい感じのお姉さんを連れて、あの人と雰囲気を変えられたらなって思います」と上福節でレイとタッグ結成を希望した。
一方、レイは「東京女子の一員として帰って来れたのはうれしい。WWE辞めた後、初めてのタイトルマッチで、ビザの問題もあって、時間もあった分、すごく準備してきたので勝てなかったのがすごく悔しい。だけど、とてもいい試合ができたと思う。カミフクも素晴らしい選手なので、試合自体は満足してる。ただ、もう1度、リマッチをしたい」と再戦を望んでいた。
また、王者=原宿ぽむvs挑戦者=マッチャのSETUP認定オールアジア女子選手権試合は、マッチャのジャーマン、バックドロップの猛攻を耐えた原宿がぽむ・ど・じゃすてぃすを決めて初Vを果たした。原宿は「これ獲って1回防衛したでしょ? ということは本当にぽむのものってことだよね。もう誰にも渡しません。お試し期間だったかもしれないけど、ぽむちゃんのお友だち本採用ということでよろしいですか?」とコメントした。
なお、荒井優希が3月いっぱいで所属するSKE48を卒業するが、その直前の3月29日、同30日におヒザ元の名古屋の中日ホールで2連戦を開催することが発表された。初日は全選手参加で7試合前後、荒井はアップアップガールズ(プロレス)に加わってミニライブを行う。2日目は出場選手が限定され3試合で、「荒井優希卒業記念LIVE」として、SKE48のライブが中心に構成される。