MAO&勝俣瞬馬のしゅんまおが11・23後楽園での遠藤哲哉&高鹿佑也との防衛戦に自信満々!「もっとガツンと来るものがほしかった。魂で殴り合おうぜ」
DDTプロレスが11月16日、神奈川・横浜ラジアントホールで「Get Alive 2024 TOUR in YOKOHAMA」を開催。23日の後楽園ホール大会でバーニングの遠藤哲哉&高鹿佑也の挑戦を受ける、KO-Dタッグ王者組のしゅんまお(MAO&勝俣瞬馬)が自信のほどをみなぎらせた。
10・30豊洲でのタッグマッチで高鹿が勝俣にフォール勝ちして、挑戦を表明。王者組が受諾して、王座戦が決定した。
大会開始前に公開調印式が行われ、挑戦者組の遠藤は「デビューして13年になるんですけど、3年前、小橋(建太)さんからバーニングを譲り受けて。初期メンバーとして高鹿を迎え入れて。そこから後輩の成長、育て上げるというのを、なかなか実現できてなかった。今回高鹿自らチャンスをつかみかけたということで、非常に高鹿を誇りに思ってます。ただ試合前なんで、あまり褒めると調子に乗るんで。チャンスというのはKO-Dタッグのベルトを獲って、防衛して初めてつかんだことになると思います。ここで気を抜かず、日々、筋トレ、ビタミン、神への祈りを忘れずに。11月23日、後楽園のリングに立ちたいと思います」と決意表明。
同王座へは初挑戦になる高鹿は「バーニングとほぼキャリアをともにしてきて、3年くらい経つんですけど、自分より後輩とか、キャリアの近い人間が結果を残していくなかで、実績を残せてない自分がすごい歯がゆくて。でも、10・30豊洲大会で結果を出して、ベルトに手が届くところまでチャンスが来たと思ってるので。23日は必ずこのベルト獲りたいと思います!」とベルト獲りを誓った。
王者組の勝俣は「高鹿君、あなたは元気がない! 覇気がない! あんたが悩んでるのは分かってるよ。そんな固いこと言わず楽しみなさい。高鹿は僕に勝って、KO-タッグに挑戦して、(ベルトが)手に届くとこまできたと言ったけど、ここ(勝俣)の壁とここ(MAO)の壁は全然違うから。ここ(勝俣)の壁は壊せても、ここ(MAO)の壁はすごいから気を付けて。今日はたぶん死ぬことになると思うけど、俺を超えたところで、ここ(MAO)の壁はすごいんで頑張ってよ。根性見せてよ。あと僕は遠藤哲哉を目の前にすると、遠藤イップスを発動して、うまく自分を出せないことが、ずっとキャリア10年のうちに結構あったので。今日克服して遠藤哲哉を超えたいと思います」と余裕をチラリ。
海外遠征から帰国したMAOは「13日で世界一周しました。フランスでヨシヒコとタッグチャンピオンになっちゃった。瞬馬というパートナーがいながら、海外で瞬馬の知らないところで、別のパートナーとやっちゃった。米国で(マイク)ベイリーとも久々に組んで、瞬馬という男がいながら、俺は罪な男だよ。タッグマッチでは絶対負けないし、しゅんまおのなかで瞬馬は最弱なんで。瞬馬に勝ったくらいじゃダメですね。(パートナーでは)瞬馬が一番なんでね。瞬馬に勝ったくらいで調子に乗らせちゃダメ。しゅんまおのなかで最強のMAOが今日は直々に倒して、KO-Dタッグも防衛したいと思います」とキッパリ。
そして、高鹿は「バーニングにいて3年間、練習とか一生懸命取り組んだつもりですけど、チャンスをつかめてない。この間、(勝俣に)勝利して、こういうチャンスを手に入れたんで、このチャンスを絶対モノにしたいと思います」と意気込んだ。
米国でDDT UNIVESAL王座から陥落したMAOは気持ちの切り替えが必要になってくると思われるが、「UNIVERSALはしょうがない。悲しいね。やりたかったUNIVESALの道が、やりたかったような結末になったんで、非常にスッキリしてる。瞬馬とのタッグもガッチリやって、ヨッさん(ヨシヒコ)とのタッグも日本でやりたい気持ちもあるんで。いろんなパートナーがいて、いろんなスタイルがあっていいと思う。UNIVESALはUNIVESAL、タッグはタッグなんでキッチリやりたい」と話した。
最後に、勝俣に促されるような形で、アニマル浜口ジム出身の高鹿は「気合だ!」10連発を披露した。
今大会ではシングルマッチ2試合での前哨戦となり、勝俣が遠藤と、MAOが高鹿と対戦した。勝俣はトペコン・ヒーロ、ととのえスプラッシュで追い込んでいくも、遠藤が旋回式ト―チャーラックボムからバーニングスター・プレスで快勝。
続いて、MAOと高鹿はレスリング勝負から、高鹿が腕攻め、エルボー連打で食らいつく。場外戦になると、MAOは客席のイスの上にブレーンバスター、パワーボムを繰り出すエグい攻め。リングに戻ると、高鹿も食い下がって、チョップ、バックドロップを見舞うも、ムーサルト・プレスは自爆。高鹿は逆さ押さえ込み、十字架固めで丸め込みにいくも、カウント3は奪えず。MAOは走り込んでのグーパンチ、旋風脚から居合いキックを叩き込んで3カウントを奪取し、前哨戦は1勝1敗。
バックステージでMAOは「俺と瞬馬は地元は違えど、地元の同じ感じのバイブスは一緒なんだよ。バイブスでも心でも、組んできた時間でも一緒にやってきたことでも、なんでも今のDDTで俺たちにかなうタッグチームはいないよ。その証がこれ(ベルト)だよ。シャーデン(クリス・ブルックス、正田壮史組)、ガンナメ・エクスプレス(男色ディーノ、大石真翔組)を倒して持ってて。あとはバーニング倒させてもらうよ。急造タッグが来るより、正タッグが来たほうが、“俺たちはバーニングに勝った”って言えるんだ。そう言わせるぐらい、もっとガツンと来るものがほしかった。魂で殴り合おうぜ」と自信たっぷり。
かたや、遠藤は「今日で確信した。こっちには高鹿がいる。俺は胸を張って言うぞ。こいつは誰にも負けてない。同期、先輩、後輩。こいつは確実に強くなって。あとはきっかけだけ。そのきっかけがKO-Dタッグのベルトだ。気合入れろ!」と後輩の頑張りに期待。高鹿は「今日以上のものすべて出し切って、しゅんまおにぶつけて、俺と遠藤さんで絶対にベルト獲ってやる。覚えとけ!」と目を輝かせた。