【試合詳細】11・2 マリーゴールド札幌大会(昼) 林下詩美&青野未来&天麗皇希vsMIRAI&桜井麻衣&高橋奈七永 ボジラ&野崎渚vsSareee&田中きずな 翔月なつみ&ハミングバードvs松井珠紗&ビクトリア弓月 マイラ・グレースvs瀬戸レアvs石川奈青 南小桃vs山田奈保

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『Marigold Fantastic Adventure 2024』
日程:2024年11月2日(土)
開始:12:30
会場:北海道・ガトーキングダム・サッポロ(昼)
観衆:286人

▼シングルマッチ 10分1本勝負
△南小桃
10分0秒 時間切れ引き分け
△山田奈保

▼3WAYマッチ 15分1本勝負
○マイラ・グレース
8分48秒 キリモミ式プレス→片エビ固め
●瀬戸レア
※もう1人は石川奈青

▼スーパーフライ・ザ・ベスト 15分1本勝負
△翔月なつみ/ハミングバード
15分0秒 時間切れ引き分け
△松井珠紗/ビクトリア弓月

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[ダーク・ウルフ軍]○ボジラ/野崎渚(フリー)
11分14秒 ドリル・ア・ホール・パイルドライバー→片エビ固め
Sareee(フリー)/●田中きずな

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
林下詩美/青野未来/○天麗皇希
14分43秒 アメジスト・バタフライ→片エビ固め
MIRAI/●桜井麻衣/高橋奈七永

皇希が桜井から直接勝利を奪い詩美とのツインスター王座戴冠へ驀進!スーパーフライ級戦線が過熱する初の北海道大会は大盛況!

オープニング


 リングアナの大平ひかると欠場中の後藤智香による前説から大会スタート。

後藤「マリーゴールド背番号51番のゴチカこと後藤智香です。ただいま怪我により試合を欠場させていただいております。この初めての北海道に試合で立ちかったんですけど欠場ということで。でもどうしても北海道に来たい。初めての北海道来ちゃいました。盛り上がってこちらもぜひ楽しんでください。ということで」
大平「北海道、ですね」
後藤「はい、昨日、北海道の空港を降りたら、選手一同、わあー北海道だって、すごいテンション上がってまして。奈七永さんのとこにちょこちょこと行って、奈七永さん、北海道は?って聞いたら、デッカイドーって。北海道はデッカイドーって。で、小桃がいたので、小桃のとこにちょこちょこと行って北海道は?って聞いたら、デッカイドーって言いました。ということで、みなさん(と観客に向かって)、北海道は?」
観客「デッカイドー」
後藤「もっともっと。北海道は?」
観客「デッカイドー」
後藤「もう一回最後に。北海道は?」
観客「デッカイドー」
後藤「ありがとうございます。嬉しい」
大平「じゃあ、北海道はデッカイドーの対戦カードを発表します」

 対戦カード発表の後、恒例となりつつあるゴチカ記者のインタビューレポート。

後藤「そして、私、今日も選手にインタビューしてきました。(ポケットをまさぐり)メモを置いてきちゃった。置いてきちゃったので、とりに行ってきます」
大平「しゃべっててと言われました。みなさん、北海道グルメ食べましたか?北海道の方はいいんですが。私はですね、小さい時からプロレス大好きなんですけど、プロレスで北海道は2回目なんですよ。で、今回、マリーゴールドで初の北海道・デッカイドーに来ることができて、とても嬉しいです。いなくなっちゃった。いなくなっちゃったんですけど、始めましょうか。いいの?助け舟(と言ってリングサイドを向く)」
オッキー沖田「リングで後藤智香はもう終わりですが。じゃあ、レッスルユニバースさんの中継のカウントダウンにいきたいと思います。5秒前から、ひかるちゃんカウントダウンお願いしてもよろしいですか」
大平「はい、じゃあ、みなさん一緒にカウントしてくれますか」
(後藤が戻ってくる)
大平「帰ってきた」
後藤「(リングサイドで)試合後にXにて発表します」
大平「みなさん、じゃあXにてご確認ください、ということで、カウントダウン」
後藤「ありました。(と言ってリングイン)」
大平「カウントダウンお願いしていいですか」
後藤「いきます!改めまして、みなさん、北海道は?」
観客「デッカイドー」
後藤「OKです。いきましょう。みなさん、後ろのカメラに向かっても。5、4、3、2、1、スタート!」

第1試合


 山田はオリジナル曲の『Kiseki』を熱唱しながら入場。両者、握手してスタート。
 小桃がロックアップからリストロックで左腕を絞る。山田が切り返す。さらに小桃が前方回転して切り返す。これを2度繰り返し、小桃がヘッドロック。山田が切り返すと小桃はこれを外しフロントネックロックの応酬。小桃のヘッドロックを外し山田がグラウンドでヘッドシザース。小桃が跳ね返すと、クリーンブレイク。
 手四つの姿勢。山田がガットショットからヘアホイップ。コーナーに追い詰めストンピング。コーナーブレイクになる小桃が山田をコーナーに頭をぶつけた後ヘアホイップのお返し。もう1回ヘアホイップしてコーナーに追い詰め首を踏みつける。リング中央に戻り小桃はボディスラムの体勢。山田が踏ん張りボディへパンチ。小桃も踏ん張るが山田が一瞬距離を置くと足元に低空ドロップキックで崩して足4の字固めからフィギュアエイト。小桃は1分近く耐えロープブレイク。
 山田はダウン状態の小桃の左腿へのトーキック連発。ロープに足をひっかけロックすると足元目がけランニング式串刺しドロップキック。ここで5分経過。両者立ち上がると小桃がDDT。カウント2で返されるとラ・マヒストラル。これもカウント2。立ち上がると山田が胸元にエルボーを返す。エルボー合戦になると山田が胸を突き出し「来いよ!」とエルボーを受ける。さらにエルボー合戦から小桃が胸元にドロップキック。小桃が「よっしゃー」と叫びロープの反動を利用したコンプリートショット。これもカウント2。
 さらに逆エビ固めを狙うが山田がサムソンクラッチ。さらにダイヤル固め、オクラホマロール、スクールボーイ、あずみ寿司を連発するも決まらず。山田はセカンドロープに乗るが小桃が詰め寄るとエルボーの連発。さらにダイビング・エルボーにいくがかわされ、小桃がドロップキックで反撃。ここで残り試合時間2分。
 小桃はハンマーロックDDT、オーバークロスDDT、ラ・マヒストラルの連発もカウント2で返される。残り1分、小桃はダブルアームを狙うが、山田が踏ん張りスタナーで返す。小桃がラリアット。山田がヘッドシザーズ・ホイップから低空ドロップキック、さらにヘッドハンターもカウント2。山田はセカンドロープからダイビング・エルボーもカウント2。残り10秒で山田がペディグリー。小桃が返したところで時間切れ引き分けを告げるゴングが打ち鳴らされた。
 試合後も納得いかなない二人がしばらく乱闘したが引き下がった。

<試合後コメント>
南小桃
「山田奈保と初のシングルだったんですけど、足攻め、痛すぎました。でも、山田奈保ともう一回シングルしたいです。絶対に次は私が絶対勝ちます。はい、ありがとうございました」

山田奈保
「本日、北海道、昼1本目、シングル小桃さんとでした。悔しい!正直、小桃さんには勝ちたかった。小桃さんは練習生の時から誰よりも早いこと、選手の中では一緒に練習させていただいた先輩なので。そこを、一番最初の先輩としての山は小桃さんだと思ってました。そこを取り切れなかった。でも、もっともっと食らいついていける気がします。必ず次こそ私がスリーカウント取りたいと思います。ありがとうございました」

第2試合


 3人の手四つからスタート。マイラと石川がレアをロープに振ってクロスラインからダブルでドロップキック。マイラはハイタッチを交わそうとするも、石川がマイラを掴んでフェイスクラッシャーでレアに叩きつける。
 マイラが抗議するも、石川は「ソーリーソーリー、ワンモアワンモア」と飄々とした様子。2人でレアを起こすとコーナーに振ってマイラが串刺しエルボー。石川も続いて串刺しラリアット。そこからマイラと石川がダブルでフェイスクラッシャー。石川がレアをキャメルクラッチに決めるとマイラがロープに飛び石川にドロップキック。石川がマイラに抗議するがレアがその隙をつき丸め込み。そこをマイラがレアを丸め込むと石川がマイラにストンピング。
 今度は石川とレアがマイラにダブルでドロップキック。レアがマイラに片足を乗せてジョジョポーズ。それを押しのけて石川も見様見真似のインチキジョジョポーズ。形が違うとレアが「こうだよ」と再度ポーズ。石川がポーズをやり直すがレアがそこにドロップキック。石川が場外に逃げる。
 マイラがレアにトラースキックから、こちらもジョジョポーズ。マイラはエルボーからコーナーに振って串刺しエルボーから貫通ドロップキック。観客に向かってポーズをとるとレアをリング中央に持っていきツイスト・アンド・シャウト。レアはこれをカウント2で返すとロープに飛んでドロップキック。マイラとレアがエルボー合戦を始めると石川が戻ってきてドロップキックを放つが2人にかわされる。
 ダウンした石川にマイラがボーダーシティ・ストレッチ。レアが同時に右腕をキーロック。技を解くとマイラとレアが石川をロープに振ると、石川が2人にランニング・ネックブリーカーを決める。
 石川はマイラにダブルアームを狙うがマイラが解くとエルボー。さらにフライング・ラリアット。ロープに飛ぶと今度は石川がフライング・クロスボディ。カウント2。さらに石川がマイラにダブルアーム・スープレックス。カウント2。石川がN.A.Oを狙うと、そこへレアがドロップキック。カウント2。
 さらにレアが石川にドロップキック6連発。カウント2。レアは石川にボディシザースからグラウンドでの変形コブラツイスト。同時にマイラの足も取りアンクルロック。立ち上がるとレアはマイラに串刺しドロップキックからフェイスクラッシャー。さらにドロップキック、サーフボードからキャトルミューティレーション。
 ロープブレイクになるとマイラがバックスピンキックから新技の変形ダブルアーム・バスター。レアはカウント2で返すとエルボーからドロップキック。マイラがブレーンバスターを狙うがレアが堪えると石川がカット。
 マイラと石川がダブル・ブレーンバスターの体勢になるも、石川が途中で裏切ってマイラを丸め込む。しかし立ち上がるとマイラがエルボー3連発からバックドロップ。石川が場外にエスケープするとマイラがレアにみちのくドライバーIIからトルニージョ・プレス。これが3カウント入りマイラが勝利。

<試合後コメント>
マイラ・グレース
「いい手を思いついた。石川!一緒に闘えると思ってたけど。彼女はとても卑劣。今日の夜はタッグを組む。それを私は手に入れた。チョットいいパートナー。その理由をみんなに見せてやるよ」

瀬戸レア
「マイラさんにまた同じ技で負けてしまって悔しいです。石川さんのアレは何ですか?(と言ってジョジョポーズ)ホントのジョジョ立ちは、こうなんです(と言ってポーズ)こうです!石川さん!ちゃんとできるようになってから、またやってください。以上です」

石川奈青
「ああ、お食事券欲しかったあ。お食事券、お食事券、お食事券と思ったんですけど、悔しい。マイラと夜はタッグなんで仲良くやろうと思ったんですけど。夜こそは仲良くタッグワークを深めて自分が勝ちにいきたいと思います。ありがとうございました」

第3試合


 この日の夜大会で行われる翔月vs松井のスーパーフライ王座戦の前哨戦。ハミングバードはデビュー戦以来の登場。
 弓月と松井が奇襲攻撃するとゴング。翔月をロープに振るとダブルでドロップキック。弓月は「出とけよ」と言って松井を場外に放り出す。弓月が翔月をロープに振るとお互いに攻撃をかわし合うドッグファイトを展開。弓月がロープ駆け上がり式のフェイスクラッシャーで先制すると、シングルレッグ・ドロップキック。さらに観客を煽る。しかし翔月がドロップキック。タッチしようとコーナーに戻ろうとするが弓月が引き止めドロップキック。ロープに飛ぶと翔月がキチンシンクで迎撃してお返し。カウント2になるとハミングバードとタッチ。
 弓月はコーナーからマスクを掴んで投げ捨てる。さらにヘアホイップならぬマスクホイップ。リング中央に戻すとボディスラム。カウント2になると弓月は松井にタッチ。
 松井はハミングバードにストンピングから弓矢固め。自ら技を解き、ストンピングから逆片エビ固め。さらにストンピングからボディスラムからフォール。フォールを繰り返した後、背後にまわり胴絞めスリーパーホールド。背中を押さえ動けないハミングバードを見ると弓月にタッチ。
 弓月はボディスラム2発から自軍コーナーにハミングバードを持っていくと松井にタッチ。
 松井もボディスラムの追い打ちをかけるがカウント2。ロープに飛ぶとエプロンから翔月がミドルキックを見舞って妨害し、ハミングバードが水面蹴りで足元をすくうと翔月が入ってきてランニングニー。ハミングバードがダウンした松井に低空式ドロップキック。ハミングバードはコーナーに向かってタッチを求めるが松井が引き止めボディへの膝蹴りを連発。これに対しハミングバードがエルボーからの水平打ち。ボディスラムのお返しをすると変形のストレッチ。弓月がカットに入る。立ち上がるとハミングバードが旋風脚を発射も、松井がかわして膝蹴り、ブレーンバスター、サッカーボールキック、セカンドロープからのダイビング・フットスタンプと追い込む。カウント2で返されるとキャメルクラッチ。翔月がカットに入るが松井もかわし翔月をフェイスクラッシャーでハミングバードに叩きつける。そして弓月にタッチ。
 弓月はハミングバードをコーナーに振ると串刺しドロップキック。「もう一発!」と連発しフォールの体勢。カウント2になるとハミングバードがエルボーを打ち込む。弓月は3発受けると強烈なエルボーで返す。ロープに飛ぶとハミングバードがドロップキック。ここでようやく翔月にタッチ。
 翔月は弓月にフィッシャーマンを狙うが外されると松井が入ってきてダブルの攻撃を狙う。これを翔月が弓月をDDTで捕らえながら松井にドロップキックを見舞う同時攻撃で切り返すとロープにもたれた2人に蒼魔刀。さらにダウンした弓月にダブルニードロップ。カウント2で返されると逆片エビ固め。これを松井がカット。翔月はボディスラムを狙うが弓月が踏ん張りレインメーカー式払い腰で投げる。払い腰3連発からダブルリスト・アームサルト。翔月はカウント2で返すと延髄斬り。ロープに飛ぶと弓月がカウンターでスリーパーに入るがロープブレイク。
 弓月はロープに飛ぶが、松井がコーナーから手を伸ばしてブラインドタッチ。弓月は構わずロープ貫通ドロップキックからフォールの体勢になるがレフェリーから「違う」と試合の権利がないことを指摘される。
 松井は弓月を押しのけ、翔月に膝蹴りの連発からバカタレスライディングキック。カウント2で返されるとフロント・ネックロック、立ち上がってDDTから再度フロント・ネックロック。さらに胴絞め式に移行するも翔月はロープへ。
 トップロープに駆け上がると、翔月がハイキックでカット。そして串刺しの蒼魔刀。リング中央に戻るとエルボーの相打ち。互いにロープに飛んでかわし合うと弓月が入ってきて翔月にコルバタ。そこへ松井がブサイクニー、そして変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。これをハミングバードがカット。
 松井はトップロープに上がるとミサイルキック。カウント2で返されると再度フィッシャーマンを狙う。翔月も対抗しスモールパッケージで丸め込み、決まらないとハイキック。ここで弓月がカットに入るとそれを見て入ってきたハミングバードにトラースキック。
 残り1分。翔月と松井はエルボー合戦から丸め込み合戦。さらにマウントからのエルボーを両者が繰り返すとここでタイムアップのゴング。

松井「翔月なつみ!今日の夜、スーパーフライの歴史が変わる。今日、今、決着がつかなくてよかったって思うよ。私は今日の夜、この先もお前と思う存分やり合おうと思ってる。よろしく」
翔月「おい、言い逃げするんじゃねえぞ。数時間後にお前とシングル、決着つくよな?また今日の夜も(ベルトを)掲げてるのは、この翔月なつみだ!」

<試合後コメント>
翔月なつみ&ハミングバード
翔月「まあ、バードとは後楽園以来ということで、タッグチームワークっていうのは、もちろんないけど、今日は、そんなことよりも、この自分のスーパーフライのベルトを狙ってるヤツらの集まりだったので、スーパーフライ・ザ・ベストみたいな名前がついてたんで。そういったドロドロした闘いも見せつつ。自分は夜のこの大事なベルトの松井珠紗戦ということでね、気合い入ってたんですけど。んー、決め切れなかったというのは自分のサポートミスでもあるし、なかなか連携がとれなかったところもまだまだあったので。名古屋も組むし、スーパーフライの凄さっていうのも、他の人に見せつけていきたいなと改めて思いました。夜は絶対防衛してまた名古屋に向かいたいと思います」
ハミングバード「マリーゴールド2戦目。初戦は一緒に対角で闘った翔月なつみとこうやって隣で戦うってなかなか他の闘うジャンルにはないものなのかなと正直思っていて。ま、そんなことはどうでもいいんですよ。夜、夜どうなんですか。意気込み」
翔月「言っただろう。今日勝つって言っただろうが。聞いてなかったのか?」
ハミングバード「絶対勝つ?」
翔月「鳥って耳付いてねーのかよ」
ハミングバード「ついてるよ。この後体重測定もするの?」
翔月「するだろう。そりゃあよ。スーパーフライ、いつの間にか15分1本勝負になってるらしいじゃねえか。弓月のせいだよ。おい。30分じゃなくて15分になってたよ」
ハミングバード「昨日、いっぱい食べた?北海道で」
翔月「食べちまったよ」
ハミングバード「ちょっとヤバいんじゃないの?今から走り込みしに行くか」
翔月「今日十分、お前の分も走っただろうが。だから。とりあえず、運動も兼ねての15分だったので。まあ自分は体重落ちて完璧な状態でまた松井珠紗と闘って。もうお前にも時が来たら挑ませてやってもいいよ」
ハミングバード「OK、OK、今日は特別に夜、セコンドついて差し上げますよ」
翔月「頼むから」
ハミングバード「ありがとうございました」

松井珠紗&ビクトリア弓月
松井「まあ札幌、私、弓月にはちょっと悪いことしたというのはあるし。ほんとは弓月と組みたかったというのはあったんだけど。でも今日は違うじゃん。今日は、私と翔月のスーパーフライのための前哨戦だったと思ってるんで。でも、やっぱ、弓月に持ってかれる部分もあるなと私はすごく悔しくなったんで。夜に向けてまた気合いを入れ直したいと思います。いい刺激をどうもありがとう(と言って立ち去る)」
弓月「私も松井珠紗とは組んでみたいと、まあ、チョット思ってたけど。今日、スーパーフライ、夜タイトルマッチあるみたいですね。私は翔月なつみ、あいつからとにかく勝つ。そして、勝った上で、あのベルト獲りたいと思ってるので。今日の試合、私も見届けたいなと思ってます。ただ、オマエ、チェンジしてないのに入ってくるんじゃねえよ。翔月なつみ……じゃねえ!松井珠紗、ふざけんじゃねえぞ。まあいいや。また松井珠紗とも闘いたいと思ってるんで。それでは、よろしくお願いします」

第4試合


 先発はタイトルマッチをしたばかりのSareeeとボジラ。
 ボジラが左腕を高く伸ばして手四つを求めるとSareeeが背伸びして手を掴むがボジラは片手でプッシュ。Sareeeは足を使って体勢を整え手首をロック。ボジラが髪の毛を掴んで返すとコーナーに振って串刺しスプラッシュ。もう一度狙うがSareeeが背後に回り捕まえるときずなが入ってきてドロップキックからエルボー。Sareeeが投げようとするが投げられず。そこに野崎も入ってきてきずなを捕らえ、野崎がきずなを、ボジラがSareeeを同時にブレーンバスター。フォールの体勢に入るが、Sareeeときずなはブリッジで抜けてからドロップキック。さらにSareeeはボジラに串刺しドロップキック。そしてきずなにタッチ。
 きずなはドロップキックを狙うが逆にビッグブーツを食らう。ダウンしたきずなにボジラは強引なヘアホイップ2発。観客にアピールすると背後からきずなが飛び乗りスリーパー。これをボジラは自軍コーナーに背後から叩きつけ外すとショルダータックルして野崎にタッチ。
 野崎はきずなの胸元にブレイジング・チョップ16発。そしてボジラにタッチ。
 ボジラは水平チョップを13連発。再度、野崎タッチ。
 野崎は「まだまだいくぞ!」とブレイジング・チョップ14発からフォールの体勢。きずなはカウント2で返すとエルボー連発。しかし野崎は顔面へのキックで返し、背後からのフェイスロック。これをSareeeがカット。野崎はさらにビッグブーツを叩き込むときずなの上半身をロープの外に放り出し、おしゃれキック。きずなはカウント2で返すとふらふらになりながらエルボーを連発。ロープに飛ぶとフライング・ネックブリーカードロップ。そしてSareeeにタッチ。
 Sareeeがミサイルキックを放つ。さらにカサドーラ・フットスタンプ。「いくぞ」と叫ぶとフィッシャーマンを狙う。これを野崎がかわしスリーパー。Sareeeはこれを自らシットダウンしチンクラッシャーで外す。野崎がビッグブーツを放つとSareeeは強烈なエルボーで返す。野崎はビッグブーツで対抗しさらに蒼魔刀。カウント2になるとドルミルを決める。Sareeeがロープに逃げると野崎は「ボジラ、カモン!」と連携を要請。
 ボジラはSareeeに串刺しラリアット。そこへ野崎がノアールランサー。これをきずながカットに入る。野崎はコブラクラッチを狙うがSareeeが投げっ放しジャーマン。「決めるぞ」と叫び裏投の体勢。野崎が堪えサイドキックからビッグブーツ。それに対し、Sareeeも延髄斬り。Sareeeがロープに飛ぶと野崎がノアール・ランサー・ハイ。ロープに飛ぶとSareeeが裏投げに成功。両者ダウン状態になるも、それぞれがタッチ。
 ボジラはトップロープを乗り越えリングインするとショルダータックル。きずなはエルボーで返すが通じず。ボジラが捕まえるとボディスラムからセントーン。カウント2。きずなをコーナーに振ると串刺しスプラッシュから昇天・改もカウント2。Sareeeがカットし、きずなはランニング・クロスボディにいくが捕らえられる。しかしDDTで切り返してコーナーに上がると、コーナーに上ると飛びつき式の腕ひしぎ十字。そこにSareeeがダイビング・フットスタンプ。野崎がカットに入ると、きずなはRe:Dream。跳ね返されるとSareeeときずなはダブル攻撃を狙うがボジラがダブル・ラリアット。カウント2で返されると、トドメとばかりにきずなにドリル・ア・ホール・パイルドライバー。これが3カウント入りボジラが勝利。

<試合後コメント>
Sareee&田中きずな
Sareee「後楽園ぶりの試合、まさかの、またボジラとここで当たるってことは思ってもなかったんですけど、いつ当たっても面白い相手だなって今日思いましたね。今日、改めて。ボジラとはもっともっと私はやり合っていきたいと思ってます。きずな、まだまだかもしれないけど。心、折れてないよね。全然ね、あんなんじゃ」
きずな「はい」
Sareee「頑張ってるなと。まだまだもっともっと頑張ることは当たり前ですけど。でも心折れずに、立ち向かってたので、すごい頼もしいなと感じましたね。大丈夫?」
きずな「はい!Sareeeさんと組ませていただくのが2回目だったんですけど。マリーゴールドに来て、今頂点にいるのがSareeeさんで。いつもSareeeさんの背中追っかけてて、今日は隣で闘えるってなったので。もっともっと、もっともっと、頑張らなきゃいけなかったし。今日の対戦相手には、野崎さんがいて。野崎さんとは練習生の頃からずっとずっと野崎さんとは試合したいと思ってて。今日、やっとそれが叶ったんですけど。全然、まだまだで。でも、もっともっと私、野崎さんと試合したいし。まだまだ心も折れてないので、もっともっと頑張って強くなります。ありがとうございました」

野崎渚&ボジラ
野崎「ありがとうございました」
ボジラ「アリガトウゴザイマシタ」
野崎「うちらが組んだらね、最強、strong。最強ということが、札幌、昼間でも証明できたんじゃないかなと。夜もあるんですが、夜なんてもっとeasy match」
ボジラ「way too easy, way too easy!」
野崎「ほんと今日はね、Sareee、とんでもないバカみたいなエルボー打ってくるヤツと。私の中で、田中きずなは全然へなちょこなイメージだったんだけど、今日、試合、初めて試合当たって初めてリングで目を合わせた時に、ちゃんと私の普段知ってる田中きずなは本当に弱くて、ほんとに弱々しい、ほんとにもうこいつ闘えるのかなと思ったぐらいなのが、初めて目をリングで合わせた時に、しっかりとプロレスラーの目になってて。エルボーも何個かいいのが入ったりしてたし。面白いんじゃないかな。これから試合してくの。楽しみになりました。今日。ハイ」
ボジラ「他に何も言うことはないだろう?私たちは勝ったし、奴らにはそんなに期待もしていなかった。私たちはマリーゴールドの中で一番強い。それで次は?マイラと石川?way too easy、way too easy」
野崎「easy match!」

第5試合


 先発は詩美と桜井。桜井がロックアップの体勢に入らずバックの取り合い。桜井がバックからスクールボーイで転がして顔面へ低空ドロップキック。さらにロープへ飛ぶが、詩美が捕まえ抱えあげ自軍コーナーに。詩美が皇希にタッチ。
 皇希が入り顔面をロープに擦り付けヘアホイップ。桜井もヘアホイップで返すとMIRAIにタッチ。
 お返しとばかりにミライサクが皇希の顔面をロープに擦り付ける。ダウンした皇希にMIRAIがドロップキック。髪をむしるとカウンターのバックエルボーでテイクダウン、そしてを変形ストレッチ決める。そこへ奈七永と桜井が入り皇希の腕をロックし奈七永が「おいさー」と叫ぶ。反則カウントを取られると外して自軍コーナーに飛ばしバックエルボー。そして、MIRAIは奈七永にチェンジ。
 奈七永は「おいさいくぞ!」と叫ぶと3人が「おいさ」と叫びながら皇希にチョップを叩き込む。さらにロープに振ってトリプルでビッグブーツ。奈七永がフォールの体勢で「おいさあ!」。起き上がると「おいさあ!」と叫びながら張り手からのエルボードロップ。そして皇希に向かって「おい、おいさしろよ」と要求。皇希はエルボーで打ち返していくが、奈七永はエルボー、平手打ち、ボディスラムから再度エルボードロップ。バックを取るが皇希が返し顔面へビッグブーツ。バックを取るが、今度は奈七永がバックドロップを決める。ここで5分経過。
 皇希はエルボーを返すが奈七永は「こいよ」と挑発。奈七永はエルボーで皇希を倒す。皇希もエルボーを連発するが力が足りず。ロープに飛んだところを桜井に蹴られダウン。奈七永と桜井がクロスラインを狙うが、詩美がリングインし皇希と2人でドロップキック。そして青野とタッチ。
 青野は奈七永に串刺しラリアット。そこへ詩美もラリアット。青野、詩美がさらにラリアットを叩き込むとサンドイッチ・ドロップキック。カウント2。青野は、サッカーボールキックを後方から3発。前方からいくと逆に足を捕らえられ、逆にサッカーボールキックのお返しを浴びる。青野は胸元へのキック。奈七永はエルボーで返す。青野のキックを奈七永がかわすと投げっ放しジャーマン。そしてラリアットを放つがカウント2。そしてMIRAIにタッチ。
 MIRAIは青野のラリアットをかわすとショルダータックル。変形ドラゴンスクリューからロープに飛ぶが青野に抱え上げられ、体勢が崩れながら逆にパワースラムで投げられる。青野はここで詩美にタッチ。
 詩美はコーナーにいたMIRAIにバックエルボー。MIRAIはガットショットで止めるが、詩美がドロップキック。追い打ちをかけラリアットからスライディング・ラリアット。カウント2で返されるとアルゼンチンに抱えあげ、MIRAIに着地されるも即座に強烈なエルボー。ショルダータックル合戦からラリアット合戦。詩美がラリアットで打ち勝つとアルゼンチン・バックブリーカー。MIRAIはこれを回転エビ固めで切り返してゆりかもめ。これは皇希がカット。奈七永が皇希を排除している間にMIRAIが桜井にタッチ。
 MIRAIのホイールバローに桜井がフェイスクラッシャーを合わせる合体攻撃。さらに桜井は低空ドロップキックから脇固め式のアームロック。ロープブレイクになると顔面へのビッグブーツからシャイニング・ケンカキック。カウント2で返すと詩美がサイドバスターからスライディング・ラリアットを狙う。桜井がこれを避けるとビッグブーツを発射。詩美が足を掴んでカットし、ブレーンバスター。そして皇希にタッチ。
 皇希はコーナーに立つ桜井目がけて串刺しビッグブーツ。さらにリング中央でビッグブーツ。桜井がカウント2で返すとバックスピンキックから踵落とし。ドロップキックを返されるとセカンドロープからミサイルキック。ここでMIRAIが入りバックエルボー、さらに奈七永がラリアット。しかし、皇希が持ち直し、桜井、MIRAI、奈七永にビッグブーツ。ここで桜井がビッグブーツで応酬、3人で皇希をロープに飛ばすが、皇希が逆に3人をフライング・クロスボディでなぎ倒す。詩美のバックフリップに青野がハイキックを合わせる合体攻撃。そこに皇希がジャックナイフ。さらにバックドロップを狙うが桜井がブルドッキングヘッドロックで返す。さらにMIRAIのラリアット+桜井のレッグラリアートでサンドイッチする合体攻撃から奈七永がブレーンバスター。桜井がダイビングエルボードロップ。ミライサクが合体STOを狙うが、詩美がカットしてミライサクをバックドロップで投げ、さらに奈七永をラリアットで排除。詩美は桜井を捕まえロープに振ると青野がラリアット。詩美が桜井にコウモリ吊り落としを決めると皇希がトップロープから「桜井!終わりだ!」とアメジスト・バタフライを投下。これが3カウント入り皇希が勝利。

皇希「桜井麻衣に完全に勝ちました。ミライサク、長く組んでるだけで強いわけじゃないってことを私と詩美さんがそのベルトを獲って私たちが証明します。あとは3試合ですか。その2つのベルト、ちゃんと大事に保管していてください」
桜井「皇希、たった1回勝っただけで、随分と偉そうだねえ?まあタイトルマッチに勝てば好きなだけ言えばいいよ。でも、そんな機会は来ない。だから今のうち、好きなことを好きなだけ言っておけ」
(皇希が桜井に詰め寄り平手打ち)
詩美「今日、北海道、昼の試合、私たちが勝ったから、私たちが締めさせてもらうんで。どうぞお帰りください」
奈七永「(観衆に向かって)おお、ありがとう!パッション!(青野に向かって)パッション!」
青野「パッション!」
詩美「北海道のみなさん、マリーゴールド楽しんでいただけてますか。今日は、この試合だけじゃなくて夜も試合あるんで、ぜひ皆さんまた夜の方も観戦しにきてください。じゃあ、今日はスリー取った皇希に締めてもらおうかな。みなさん、全員で締めたいので、ご起立ください」
皇希「本日はマリーゴールド初の札幌大会、たくさん来てもらって。ちょっと寒くなってきたけど、熱く熱く盛り上げてくれて、ほんとにありがとうございます。夜ももっともっと熱い試合がたくさんあるので、夜も引き続き熱くなって盛り上げてください。それでは、シャイン、フォーエバーと言ったら拳を上げて大きな声でマリーゴールドと叫んでください。シャイン、フォーエバー!マリーゴールド!ありがとうございました」

<試合後コメント>
青野未来&天麗皇希&林下詩美
青野「初の北海道大会、ありがとうございました。初めて北海道に来て試合ができて、私はすごく嬉しくて。しかも昼夜、このお昼の大会もとても熱く。この後ももっと楽しみたいと思います。そして、私個人的にまあ、二人タッグ挑戦しますけど、皇希が詩美さんの隣にいるとなんか引っ張られてか、すごく頼もしくなって目もいつもと違って、私は14日のタイトルマッチがすごく楽しみになったので、この二人、ぜひ、皆さんも期待しててほしいです。ありがとうございました」
皇希「未来さん、ありがとうございます。私も変わらなきゃという気持ちがすごく大きくて。それが試合にも出てて。前からずっと見てくれてる未来さんが、そうやって言ってくれてるのかなって思います。それから私は桜井麻衣だけじゃなくてMIRAIさんにも一度シングルして勝ってるので。その自信がどんどんついてきてるので、さらに14日に向けて、もっと獲れるっていう自信が強くなりました。ありがとうございました」
詩美「チャンピオンチーム、たった1回の勝利でと言ってたけど、チャンピオンにとって、そのたった1回の負けが大きい一つになるんじゃないか?私と皇希で当日は、そのベルト必ず獲ってやるから。MIRAI、桜井、お前らとはシングルでやり合ってきたけどタッグで闘うのも楽しみだ。まずは夜、夜の前哨戦もしっかりと勝ちたいと思います。ありがとうございました」

MIRAI&桜井麻衣&高橋奈七永
桜井「はい、えー、負けてしまいました。私はMIRAIと組んだ時からずっと。MIRAIの足を引っ張らないようにと思ってやってきたんですけど、今日はパッションの力も借りて。でも足を引っ張ってしまってすいません。でも、MIRAIがほんとはもっと強い人と組んだ方がいいんだろうけど、それでも桜井麻衣と組みたいって言ってくれてきた。その言葉が本当に嬉しかったから。私はもっともっと自分が心強い存在になりたいと思ったし、そうなっていく。だからもう負けない。ほんとに 今日はゴメン」
MIRAI「謝らなくていいし、MIRAIは桜井麻衣がいいから組んでる。MIRAIは桜井麻衣じゃなきゃダメなの。ゴメンって言っても、こちらこそ最後助けにいけなくてゴメンだし。そんなこと言わないで。今日は負けちゃったけど、こんなので終わる2人じゃないよね。折れないよね。このベルトは必ず守り抜きます」
奈七永「おい、チャンピオンだろ?タッグチャンピオンの2人の横に立つってことでめちゃくちゃ気合入ってるっていうか。私だって一回挑戦してんだからさ。それで今日負けたぐらいで泣いてんじゃねぇよ。あっ?何弱気になってんの?何弱気になってんっじゃねえよ。3人で北海道まで、おいさ!しただろうがよ。もっとああやって元気よくやれよ、チャンピオンらしく。おまえらが引っ張ってかなくてどうするんだよ!また私だって挑戦しにいこうと思ってんだからさ!胸張ってやれよ、もっと!おい!胸張れ!胸張れ、おまえら!(と言って桜井とMIRAIの胸にチョップ)おいさしろ!」
MIRAI&桜井「おいさ!」
奈七永「おいさ!」
MIRAI&桜井「おいさ!」
奈七永「おいさ!」
MIRAI&桜井「おいさ!」
MIRAI&桜井&奈七永「おいさー!」

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