【会見全文】ICE王者の真白優希がアイスリボンを退団しフリーへ「このベルトを海外でももっと広めていきたい。男子選手とも闘いたい」

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 1日、アイスリボン道場で女子プロレス団体『アイスリボン』が記者会見を開催。会見には女子プロレス団体アイスリボンを運営する有限会社ネオプラスの佐藤肇社長と、ICE×∞王者の真白優希が登壇した。

佐藤社長「10月30日の大会で一部選手から退団発表がございました。これに関しましては、先に報告させていただいてます所属選手のマネジメント会社、株式会社アイスリボンの五嶋一人代表が現在体調不良により業務が滞って、給料遅延、未払いと音信不通という状態が続いてる中で、選手が不安でいる中で『11月をもって契約をネオプラスに切り替えましょう』という話をさせていただきました。また、こういう状況の中でですね、選手に対して、フリー、移籍、引退といろんな状況も含めて新しい契約を結ぶにあたって意思の確認をしたところ、退団という意思表示をいただいたという形です。現状株式会社アイスリボンに関しましては、給料未払いに関しての部分は労働基準局の方で動いていただいてて、現在五嶋は労基の方とは連絡をとれたそうで、今現在病院入院中という状況がまだ続いております。その中で、本人がその後どうなるのかっていうのが会見の直前まで労基とやり取りをしてましたが、まだ見えない状態、不透明な状態という形です。選手に関しましては基本11月1日、今日より弊社での参戦となり、社員契約は向こうに残ってる状態です。その後において、来年以降どういう形になるのかというのも改めて選手と話し合いをしながら決めていこうと思ってますが、とりあえずその中で年内は契約をするけども辞めますという人間が、紫雷美央、咲蘭、しのせ愛梨沙、芦田美歩、グリズリー藤滝、古川奈苗、この6人が12月31日をもってアイスリボン退団という形になります。もう1人、真白優希選手の方からまた発表がございますんで、よろしくお願いします」


真白「はい。アイスリボンの真白優希です。10月31日を持ちましてアイスリボンを退団し、11月1日からフリーとしてアイスリボンに参戦させていただきます。1試合1試合勝負だと思って、真白優希らしくアイスリボンでも他団体でも暴れてベルトをアピールしていきたいと思っております。そして、プロレスを引退してまたやりたいと言って快く迎えて復帰をさせていただいたアイスリボンの選手の皆様とスタッフの方々、そして佐藤社長には感謝しております。この恩返しができるようにアイスリボンで学んだことを精一杯やっていくつもりです。今後の真白優希の応援のほど、よろしくお願いいたします」

佐藤社長「真白選手に関しましては、フリーの継続参戦という形でですね。ありがたいかな、会社の負担がなるべくないようなっていうような配慮も含めてなのか、フリーでより広くの活動をして、真白優希って名前を広めていただきたいなと思っております。なので、退団という部分では、10月末をもって真白優希が所属からフリーという形になります。ただ、現王者でもありますし、継続参戦という形になります」


――アイスリボンの大会には全試合基本は参戦する方向でしょうか?
佐藤社長「限定参戦になります。道場マッチとかその辺に関しては必要に応じてもしかしたら出るかもしれませんが、アイスリボンの通常大会っていうのは、今現状いただいてるスケジュールでは参戦いただくような形になってます」

――王者としてフリーになるっていう決断をしたのはどこが1番の理由だったのでしょうか?
真白「そうですね、このような事態があって、今不安な状況を自分自身でも変えたいと思って、自分がこのアイスリボンのベルトを持ってるので、もっともっと外にアピールしていきたいなと思って人生の決断をしました」

――外でも会社が許すなら王座戦はやっていきたい
真白「やっていきたいなって思ってます」
佐藤社長「真白さんからフリーとして色んなとこに上がってタイトルマッチやっていいかっていう話は実際会見前に出てますので、ほんとに所属選手じゃできない部分っていうのがやっぱあると思うので、その辺は真白選手の行動に期待したいなとすごく思ってます」

――今現時点で興味のある団体はあるのでしょうか?
真白「興味のある団体ですか、そうですね・・・興味のある団体、どうなんすかね。でも、挑戦していただく人がいらっしゃったり、団体がいるのであれば、快くベルトの試合をやっていきたいなって思ってます」
佐藤社長「実はチャンピオンはウナギ・サヤカ選手に一緒にやってる部分もあってすごく影響を受けてまして。次のタイトルマッチはウナギ・サヤカとやりたいっていう希望はすごく持っていたんですが」
真白「そうですね(苦笑)」
佐藤社長「(ウナギが)肋骨骨折という部分でですね、ちょっと今本人としても定めてた相手が今いなくなってしまった部分、どっかウナギ・サヤカがちょっと欠場してる間に私が歌舞伎者になろうかぐらいの感覚は持ってるんじゃないかと思ってます」
真白「はい!」

――ベルトがアイスリボンに戻ってきたと思ったら流出した形になるので、アイスリボンの所属選手から取り戻してやるぞという思いが一身にぶつけられると思うんですが
真白「そうですね。その思いを全部背負ってやっていきたいなと思ってます。これからどんどんこのベルトに挑戦していくアイスリボンの所属のみんなに期待しております」

――社員契約としては株式会社アイスリボンに真白さんも12月までは契約が残る?
佐藤社長「いや契約自体が、今株式会社アイスリボンの、いわゆる業務としてはアイスリボンの試合に参戦する部分になるので、そこが欠勤になるので、基本真白選手に関しては原則、今労基の方とも話しましたけども、事実上(五嶋社長が)いないので、退職手続きが取れないっていう部分が今すごく問題ですけども、事実上10月31日で退職という形ですね。なので、彼女がまたどっかに社員としてやるよって言った時に、今ちょっとそういう選手もいるんですけども、離職票の発行とか、そういう部分がすごく今もめてまして。私も代行しつつも、会社の方と連絡が取れない以上は勝手に退職証明出せるわけでもないので、その辺が今すごくもめていますね」

――真白選手はこの8か月ぐらい給料がぐんと上がっての戦いだったとは思うんですけれど。ご自身の中で株式会社アイスリボンに変わられてからっていうのはどのような変化があったんでしょうか?
真白「変化・・・でも、なんかおっきい変化はなかったんですけど、こうやって私が引退して快く迎えてくれてプロレスをしてきたっていうのは、すごく感謝というかはありますね。そのおっきい変化というのは正直ないですね。はい」

――真白選手は他に出ていく人たちの名前を聞いて、以前のプロミネンスのように一緒に出てった人で組んで他団体に出たりとか、メンバーの名前聞いて思うところとか、一緒にやっていこうとかタッグ組んでいこうみたいな気持ちっていうのはなにかありますか?
真白「私はやっぱ1人で挑戦したいっていうのもあって、ユニットとしてやっていくのもすごくいいと思うんですけど、やっぱ自分はすごく悩んでたところもあるので、やっぱ一緒にやっていくというよりかは、自分で自分の決めた道をやっていきたいなと思ったので、今後フリーとして参戦していくっていう形で決断しました」
佐藤社長「質問していいですか?」
真白「なんですか(笑)」
佐藤社長「ウナギ・サヤカさんと合流するとか、そういうのはないですか?」
真白「えー!?いや、そんな話はないですよ。はい(笑)」

――ウナギさんのルートで海外への挑戦っていうのも多分あると思うんですけど
真白「そうですね。そうですそうです。私もこのベルトを海外にはすごく持っていきたいと思ってて、やっぱアイスリボンをもっと広めていきたい。やっぱこの状況だからこそ、やっぱこう内々でこういがみ合うんじゃなくて、こうやって外で持ってって、私がこのベルトを1番にしていきたいなっていうのはすごく思ってます。はい」

――現時点で真白さんが今後プロレスラーとして1人で挑戦していく中で、女子プロレス団体だけに出るのか、混合団体とかもあるのでそういうところにも積極的に参戦していくのかっていう方針みたいなのは
真白「そうですね、私女子だけしか試合をしたことがなかったんですけど、男性の選手とも試合をやっていきたいなってのはすごく思ってます。はい。やっぱそれで得られるものとかもすごく大きいと思うので、今後も挑戦していきたいなっていうのはあります」

――オファーがあれば出る
真白「そうですね。はい。出ていきたいなとは思ってます」

――これを見た人や各団体プロモーターが直接真白さんへと
佐藤社長「今日からフリーなので」
真白「はい!真白へ!」

――税理の面だとか給料の面だとかっていうのも、自分で今後交渉していかなきゃいけないっていうのは多分初めてだと思うんですけど
真白「そうです。本当に初めてのことだらけで(苦笑)」
佐藤社長「でも実際ネオプラスの社員であっても、年末調整以外にも実際給料以外のロイヤリティとかそういったものがあるから、結局確定申告はやってるんで」
真白「やったことあります」
佐藤社長「その辺は全く初めてではないかと思います」

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