大分のインディー団体FTO東京初進出!藤波親子も参戦!メインでは二代目上田馬之助が二冠王座を防衛
7月24日(金)、東京・新宿FACEでFTOの主催大会「九州魂〜上京物語」がおこなわれた。全5試合で観衆発表は250人。
セミファイナルには九州出身の藤波辰爾とザ・グレート・カブキも登場。レジェンド・ミックス・スペシャル6人タッグマッチがおこなわれ、スカルリーパーA-ji(エイジ。パートナーはアズール・ドラゴンとカブキ)がxXXx(フォーエックス。パートナーは藤波&LEONA)から体固めで勝利。タイムは15分13秒。決め技はハイキックだった。
藤波とカブキがやり合うシーンが見られたり、藤波のセコンドにはリッキー・フジがつくなど、東京のメジャー団体ではなかなか見られないシーンが続出した。A-ji組はチェーンや竹刀を使ってLEONAに反則攻撃の洗礼を浴びせていた。
メインはWOW世界ヘビー級&九州無差別級の2冠戦。王者の上田馬之助(2代目)が挑戦者の新泉浩司(にいずみこうじ=プロレスリング華☆激)を17分37秒、体固めで下した。
このカードは同団体が自信をもってメインに据えたもので、新泉は当たりの強い攻撃を連打。気迫満々のエルボーが火を噴いた。それに対し馬之助は、昔ながらの凶器“栓抜き”を使って対抗。体全体を使ってぶつかりに行くようなラリアットも打ちこみ、最後は重量感あふれるエルボードロップで2度目の防衛を果たした。
馬之助は大分の襲名パーティーで、作家の真樹日佐夫氏立ち合いのもと、初代から名前を譲り受けた選手。夫人からガウンと竹刀もいただいている。肩からかけたWOWのベルトは、今から35年ぐらい前にアメリカ南部で馬之助が設立を画策した団体のベルトで、クラシックな輝きを放っていた。
【写真・文/安西伸一】