【試合詳細】9・24 プロレスリングFTO祝祭の広場大会 スカルリーパーA-ji &リッキー・フジ&怨霊vs大仁田厚&佐野直&メジロ・キッド️ 石川修司&藤波辰爾& ザ・グレート・サスケvsバトル・シャーク&ホバーマン2号機&岡崎恭也️ スペル・デルフィン&佐々木貴&ディーン・ドラヴィンvsドブネズミ・フッキー&KAZE&ヒロ田北️

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『プロレスリングFTO20周年記念スペシャルイベント“THE BIG SHOW”』
日程:2023年9月24日(日)
開始:15:00
会場:大分県・祝祭の広場
観衆:超満員

▼「Future of FTO Yuuデビュー戦」シングルマッチ 20分1本勝負
○岡崎恭也
10分17秒 逆片エビ固め
●Yuu️

▼「お約束3WAYマッチ」 無制限1本勝負
○MASH?!
13分20秒 キノコモルグで眠らせてダブルフォール
●高崎もん吉、●太陽塔仮面️

▼「九州対戦スペシャルタッグマッチ」30分1本勝負
○堀口元気 /鯖王
10分27秒 バック・スライド・フロム・ヘブン
幸村ケンシロウ /●新泉浩司️

▼「日本vs豪州スペシャル6人タッグマッチ」30分1本勝負
○吉田充宏 /ヤス久保田 /ヒデ久保田
13分31秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
ジョエイ・フォックス /ミカラ /●アラゴン️

▼「女子スペシャルタッグマッチ」30分1本勝負
○ハイビスカスみぃ/ミス・モンゴル
10分45秒 サムソンクラッチ
レミ /●SAKI️

▼「新生ダークサイドFTO vs日豪ヒーローズスペシャル6人タッグマッチ」 45分1本勝負
○スペル・デルフィン /佐々木貴 /ディーン・ドラヴィン
11分33秒 デルフィンクラッチ
ドブネズミ・フッキー / KAZE /●ヒロ田北️

▼「ダブルメインイベント スペシャル6人タッグマッチ」60分1本勝負
○石川修司 /藤波辰爾/ ザ・グレート・サスケ
18分12秒 ジャイアントドライバー→片エビ固め
バトル・シャーク /ホバーマン2号機 /●岡崎恭也️

▼「プロレスリングFTO設立20周年記念スペシャル6人タッグマッチ」ストリートファイト有刺鉄線ボード&有刺鉄線スパイダーネット&有刺鉄線テーブル&有刺鉄線電流爆破バットマッチ 時間無制限1本勝負
○スカルリーパーA-ji /リッキー・フジ/怨霊
16分50秒 有刺鉄線電流爆破ボード上への雪崩式ブレーンバスター→体固め
大仁田厚/佐野直/●メジロ・キッド️

大分県の地元密着団体『プロレスリングFTO』が20周年を迎え豪華ゲストが大集合!大分市議会議員のスカルリーパーA-jiが電流爆破マッチを制し「大仁田厚に引導を渡す!」

オープニング


 試合開始前、BIG SHOW スペシャルミュージックアワードと銘打たれた音楽ライブが実施され大分の歌姫中島晴香、大分ご当地アイドルグループChimoのライブが披露。
 ステージ上にスカルリーパー・A-jiが登壇し、最後の試合(電流爆破マッチ)観戦に際し「水に濡れても文句言わないでくださいね」など諸注意喚起。その後、佐藤樹一郎大分県知事を紹介、佐藤知事が日ごろ議員として地域活動に尽力するエイジを労い、大分とプロレス愛あふれる祝辞を述べた。

佐藤知事「みなさんこんにちは!まずFTO20周年そしてBIG SHOW本当にたくさんの皆さま参加しましてご開催心からお慶び申し上げたいと思います。ご存じの方はご存じかと思いますがスカルリーパー・A-ji先生は市議会議員でして、わたくしも大変お世話になりました。いろんな市民のみなさんに身近な題材を議会で非常に厳しく強く質問していただきまして、大分の発展のためにも努力していただいております。きょうはBIG SHOWということで、ここ祝祭の広場に大分郷土のヒーロー藤波辰爾さん、そして大仁田選手、たくさん集われて闘いを繰り広げてくださいます。もちろんスカルリーパー・A-ji先生も・・・」
A-ji「大仁田厚とデスマッチやります!」
佐藤知事「あのー、デスマッチだそうです。ちょっと怖いですが皆様と一緒に楽しんでいきたいと思います。県外からもたくさんの皆様がお越し下さいました。心から歓迎申し上げたいと思いますし大分県の素晴らしいところを楽しんで帰っていただきたいと思います。きょうは最後まで楽しんで応援しましょう!」

第1試合


 第1試合は、4月からプロレスリングFTOに入団、7月29日(土)「道場マッチ」にてプレデビューを行ったYuuのプロデビュー戦。
 胸を貸すのは、2020年にプロレスラーデビュー、今年12月に3周年を迎える「不撓の猛牛」岡崎恭也。

 ロックアップから押してYuuにロープを背負わせた岡崎、クリーンブレイク。
 再度組んでリストの取り合い。先に取ったのはYuuだが、岡崎はYuuを切り返しヘッドロックに捕らえ逃さない。ショルダータックルで吹き飛ぶ軽量のYuu。岡崎がフォールもYuuカウント2で返す。
 向き合ってチョップ合戦から岡崎がYuuを担ぎ上げサイドバスターでマットに打ち下ろしすかさず首をロック。ボディプレスからYuuの胸元めがけてエルボードロップ。フォール、果敢にカウント2で返すYuuの足を掴んで逆片エビ固め。Yuu決死のロープエスケープ。反撃。身軽を生かした俊敏な動きで岡崎をコーナーに追い込み串刺し、フェースバスターと畳みかけてフォールするが岡崎カウント1でキックアウト。
 すかさずYuuは高さと勢いあるドロップキックで岡崎を倒し再度フォールも、岡崎が2で返す。するとYuuなんと卍固めで岡崎を絞る。逃れて岡崎がサイドバスター、ラリアット見舞ってフォール。Yuuはなんとか返してドロップキック、スリングブレイドで踏ん張るが、岡崎の強烈なラリアットをカウンターで喰らってダウン。
 それでもフォールを返すと岡崎はダメ押しのボディプレスでズシンと落としフォール、カウント2。ならばととどめの逆片エビを今度は逃さずロープを掴みかけたYuuを引きずってリング中央に戻しYuuたまらずタップ。
 初戦黒星も健闘のYuu。岡崎から差し出された手を取り固い握手を交わした。

第2試合


 猿とキノコの妖精?つかみどころのないミステリアスな空気の流れる会場にまさかの三波春夫先生の「世界の国からこんにちわ」をバックに浪花のドヤオーラを放出しながら太陽塔仮面が現れ、空気が一変。
 西日射すマットで3人輪になって暑苦しいチョップ合戦を展開。なぜか太陽塔だけ受ける回数が倍。気づいた太陽塔が自分の立っている場所が良くないと抗議して交代するがやはりもん吉MASH⁈両者から叩かれていることにキレてMASH⁈を拳で殴る。レフリーに注意されてもやめずリング上は子どもの喧嘩状態に。
 むちゃくちゃをしすぎて疎んじられ蚊帳の外に追い立てられるように場外へいったん逃れ、最晩年のザ・シークのように悠然と徘徊して存在感を無駄に鼓舞する太陽塔。
 リング上ではもん吉とMASH⁈がようやくまともにプロレスを開始かと思われたが観客は太陽塔に注目。もん吉ヘッドロック、MASH⁈が首投げからチョーク攻撃。怒りのもん吉がコーナートップからミサイルキック、MASH⁈をセットして鮮やかにムーンサルトプレスが決まるかと思いきやMASH⁈の位置が近すぎたか横たえたMASH⁈の先へ落下してしまう。
 太陽塔が戻ってきてもん吉をそそのかし一緒にMASH⁈を攻撃しようと連携に誘う。これが罠で、コーナー串刺しの背後から太陽塔がもん吉を丸め込む。あわやのところで返したもん吉に太陽塔がしゃあしゃあと手を合わせもう一回やろうと誘うと引っかかってまた丸め込みに遭うもん吉。3度目に先読みしたもん吉が太陽塔に得意のかきむしり攻撃。太陽塔の胸から腹にかけ鋭い爪でひっかく。石で出来ているはずの太陽塔が痛がり、またも拳を打とうとするとMASH⁈がふところから怪しいキノコを取り出してその匂いを太陽塔、もん吉、はてはレフリーにまでかがせると、3人が謎の呪いが掛かったように動かなくなる。
 これ幸いとMASH⁈が画策、もん吉と太陽塔を相対させ術を解くとふたりが相打ちでダブルダウン。MASH⁈が太陽塔ともん吉をダブルフォールして独り勝ち。

第3試合


 鯖王と九州のカリスマレスラー幸村ケンシロウの手合わせから。鯖王はご当地の名物関サバにちなんだマスクマン。
 幸村とバックの取り合い、リストの取り合いから鯖王がヘッドロックで幸村の動きを止める。一進一退の攻防からいったん離れ再度組み打つと今度は幸村がヘッドロック。ショルダータックルで倒し足攻め。交代した新泉も足への攻撃。打ち合いから鯖王、新泉に河津落としで堀口に交代。
 ショルダー合戦は新泉の完勝。これに乗じて新泉が堀口の大切なヘアーを引っ張る狼藉。青コーナーへ堀口を追い込み屈辱的なダブルでの踏み付け。助けようとした鯖王も誤って堀口のヘアーを引っ張ってしまう。
 逃れられずに青コーナーに引きずり込まれた堀口。堀口のヘアーを執拗に引っ張り続けた新泉だったが、投げ勝った堀口が新泉と幸村をゴムパッチンで処刑。鯖王が幸村をチンクラッシャーで沈め再び堀口と新泉。
 新泉がノーザンライトスープレックス、ダイビングエルボーでで勝利目前と思った一瞬の油断を突いたか。
 一閃、堀口がバックスライド・フロムヘブンで新泉をフォール。
 試合が終わればノーサイド、4人全員並んで健闘を称えあった。

第4試合


 まずは豪州チームが荒々しく入場するも、リングインすると四方に向かって丁寧にお辞儀。
 吉田充宏がディーバに導かれながらリングインしたあと久保田ブラザーズがNWAインターコンチネンタルタッグ王座のベルトと共に入場。
 ヤスとアラゴンが先陣。双方ガタイが良いので肉弾戦になるかと思いきやグラウンドの攻防から。堅実なレスリングスタイルのプロレスをしっかり見せたあとでやはりぶつかり合うと、アラゴンが太い腕でヤスをロック、猛然とショルダータックルを浴びせヤスを吹き飛ばす。
 がぜん勢いづく豪州陣営、続くジョエイもリストロックで吉田を苦しめる。吉田のアームドラッグを巧みに切り返し腕を絞る。切って立つと間髪入れずアトミックドロップ、打点高めのドロップキックと畳みかけフォールするが吉田はキックアウト。
 するとアンクルを掴んで痛めつけギロチンドロップでフォールも吉田は辛くもカウント2で返す。
 吉田が豪州チームに捕まる展開。アラゴン、カミラに圧殺されかけるが、ジョエイの足を捕らえドラゴンスクリューで起死回生。ヤスがジョエイをコーナー串刺しラリアット、串刺し低空ドロップキックでフォールするがカウント2。
 カミラの逆襲、アボリジニキャラのカミラがフィッシャーマンズ・スープレックスでヤスを打つ。ヒデがヤスの仇討ちとばかりカミラをコーナーに押し込めリバース・スプラッシュ。スリーパーで落としにかかるがカミラは力技で返して反対にヒデにギロチンを落とす。ヒデの一閃トラースキックがカミラにスマッシュヒット。だがカミラのスタミナは無限。ショルダータックルでヒデに衝突しヒデは半回転。
 豪州チームが攻勢も、アラゴンの分厚い胸板に吉田が怜悧なエルボーを打ち込む。だが吉田が捕まってアラゴン、ジョエイの合体技に追い込まれるが、辛くも脱出。
 あとを受けたヤスがアラゴンにサイドバスター、ヒデがギロチンドロップを落としてジョエイ、カミラを排除、吉田がアラゴンにムーンサルトプレスを決めて3カウント。

第5試合


 モンゴルとレミから。力比べでモンゴルをうち負かす巨漢レミ。悔しさを露わにしつついったん交代。
 みぃがウエストポーチからスリッパを取り出しSAKIを打とうとするが大方の予想にたがわずSAKIにスリッパで叩かれ首投げからローリングクレイドルの餌食。その上レミから串刺しヒップアタック、文字通り踏んだり蹴ったりの展開に。しかしボディプレスの自爆を誘ってダメージを与えモンゴルがリベンジラリアット。助けに入ったSAKIもろともにダブルラリアットで倒してパワーの健在ぶりを見せつける。
 勢いに乗った赤コーナー、みぃがダイビングボディプレスをSAKIに見舞うが闘志に火が点灯のSAKIがみぃを捕えてみちのくドライバーⅡでマットに逆落とし。コーナーに押し込みレミが串刺し圧殺、ふらつくみぃにSAKIの渾身のビッグブーツがスマッシュヒット。フォールもモンゴルがカットに入りレミをモンゴルが抑えて分断、みぃがSAKIをサムソンクラッチで丸め込んで3カウント奪取。

第6試合


 のっけから場外乱闘。選手たちが会場いたるところに散って大暴れ。リング上はデルフィンとKAZE。ショルダータックルでKAZEを倒しドロップキックを鮮やかに決めたデルフィン。
 続いて田北とディーンは肉弾戦。佐々木とフッキー。佐々木がゼロ戦キック。フッキ―の急所攻撃でダメージの佐々木にKAZEがストンピング浴びせ、フッキーがレフリーの目を盗みまたも急所蹴り。佐々木大ピンチ。佐々木が青コーナーで捕まり、田北が全体重載せて踏みつけ。瀕死の佐々木をKAZEとフッキーが非情のラフファイトで追い詰める。KAZEの強烈なミサイルキックを受け切った佐々木がKAZEに延髄斬りで脱出成功。ディーンがボディスラムでバンバン投げ、佐々木が再登場。フッキーを捕まえ「FTO20周年おめでとうございます!」と叫びながら雪崩式フランケンシュタイナーで倍返し。
 デルフィンが田北をスイング式DDTで豪快に飛ばしてデルフィンクラッチで締めるという王道の流れで混戦模様の闘いに終止符打った。

大分県日出町親善大使マーク・パンサーのDJ LIVE


 第6試合と第7試合の合間の休憩時間中、globeのマーク・パンサーによるミニDJライブが行われヒットナンバーが流れると、観客が大いに盛り上がった。
 マーク・パンサーは2021年に別府市のツーリズム別府大使に就任し、今年度から日出町の観光親善大使となり大分の観光プロモーション動画にも出演。動画のなかで自らラップで大分の魅力を紹介するほど大分愛が膨らみ、今年の8月には佐藤大分県知事との対面も果たした。
 演奏中にはリハビリ中のKEIKOの奇跡的な回復について触れ、「思い続ければ願いは叶う」と、力強く語った。

第7試合


 FTOの未来担う猛牛岡崎恭也が、プロレス界のレジェンドたちの胸を借り愛の鞭にシバかれる極上のメインイベント。
 出し惜しみなし、最初から藤波がリングイン。岡崎は2001年7月5日生まれ。藤波との年の差なんと48。これぞドリームマッチ。
 開始そうそう藤波のヘッドロックに捕われた岡崎。赤コーナーへ引っ張られ、今度は石川と肌を合わせる。ショルダータックルで果敢にぶつかていくが立ちはだかる壁は厚い。息詰まる熱戦となるが、いったん離れサスケとホバーマン。

 サスケが気をため込み癖のある動きでホバーマンを攪乱。ホバーマンに背中を取られたサスケがグラウンドの体勢から足を狙ったが、逆にホバーマンがサスケの頭を取ってカニ挟み。逃れたサスケ、倒されて起き上がりこぼし。構わずホバーマンが蹴りつけバトルシャークの膝が待つ青コーナーに押し込む。サスケの受難はなおも続き、バトルシャークが逃すまじと足攻め。サスケがソバットで反撃、今度はシャークが赤コーナーに押し込められて石川の逆水平に悶絶。踏みつけられ内臓破裂の危機。藤波が足4の字で追い打ち。コーナーへ押し込まれサスケがストンピングの嵐を浴びせかける。ニュートラルへ飛ばされたシャークに石川が串刺しラリアット。フォールもカウント2。
 代わって入った藤波を青コーナーに捕まえる。逃れた藤波に代わって入ったサスケのダイビングボディプレスをホバーマンが自爆させてキチン・シンクからファイヤーマンズキャリーもサスケもホバーマンを自爆に誘い石川がラリアットで沈めてフォールもカウント2で肩を上げ、決死の延髄斬りで岡崎へ繋ぐ。
 飛び出してきた岡崎が石川に串刺しラリアット、ランニングニーでスピーディーにフォールするが石川が返す。岡崎の猛攻は終わらず再度串刺し、スプラッシュ、ホバーマンも加勢してコーナー最上段からホバースプラッシュを決め石川とラリアット合戦。大声援を受けて岡崎が制すると、観客大いに盛り上がる。しかしフォールは藤波がカット。ダブルアームスープレックスからのニーリフトを全身で受け切った岡崎が振り絞るように激しく打ち合うが、石川のジャイアント・ドライバーでマットに沈み遂に力尽きた。
 試合終了後、岡崎は立ってギラギラした眼で石川にシングルマッチでの再戦要求。

第8試合


 大観衆の大仁田コールに気を良くしたか大仁田が、放水過剰サービスで試合前からリングがすでに水浸し。
 死神さながらのいでたちで大鎌を手に現れたスカルリーパー・A-ji。リングインと同時に大仁田を睨みつけゴング待たずに6人が入り乱れて場外乱闘に突入。大仁田がA-jiを引き回し、お客さんのペットボトルを投げつけ水も滴る市議会議員。大喜びの観客の声援に煽られどうにも止まらない。
 メジロ・キッドが怨霊にステージでエクトプラズムを浴びせられると、あたりに懐かしいベビーパウダーの香りが充満。
 リングに戻ってメジロ、怨霊にドロップキック。フォールするがA-jiが割ってはいってメジロを有刺鉄線ロープに投げつける。
 メジロの背面に生涯初有刺鉄線が突き刺さったあたりからメジロの受難がスタート。爆破バット2打目、椅子にセットされるのを嫌がって逃げるエイジを抑えたメジロがA-jiと共に巻き込まれ被弾。
 ニュートラルにセットされた有刺鉄線ボードには、リッキー・フジが激突。大仁田と佐野がA-jiにダブルのショルダータックル。コーナーに押し込み串刺しラリアット。
 返す刀で怨霊と絡むが自らが撒いた水で滑って転びながらDDT。足場が悪いリング上でリッキーがメジロを担いでカミカゼを披露。コーナー最上段で構えた怨霊がダイビング・フットスタンプ。フォールもメジロカウント2で返す。
 火事場の馬鹿力を発揮したかA-jiを有刺鉄線ボードに投げつけたメジロが、ボードをリング中央にセットし直して再度。有刺鉄線上でフォールするが決まらず。佐野に大仁田が毒霧噴射。
 リッキーがメジロを捕え9999でメジロを脳天からマットに突き刺し、A-jiが有刺鉄線テーブルをリングにセット。メジロを叩き落とすと爆音と同時に閃光。火花が散り白煙がもうもうとする中A-jiがメジロをカバー3して3カウント。
 仰向けに倒れたまま微動だにしないメジロに仲間が駆け寄って生存確認。

 試合終わりマイクを手にした大仁田が「スカルリーパーに敬意を送ります。20周年おめでとう」と祝辞を述べつつ、爆死したメジロ・キッドを「大丈夫か?」と労う。
 一方で、大仁田は「俺は藤波辰爾さんを電流爆破のリングに上げたい!曙選手、高山選手、長州力、武藤敬司全部上げました。俺とシングルやって下さい」と意気盛んにラブコールを送ったが藤波からの答えはなかった。
 A-jiが「今日は、メジロ・キッドを公約通り焼き鳥にしてやったぞ!俺は大仁田厚さん、誰よりも先に俺があなたに引導を渡します」と噛みつくも、今だけは死の闘いをともに生き抜いた同志。最後は大仁田とともに「FTO20周年おめでとう、ファイヤーッ!」と叫んで大会を締めた。

 伝説は作るものに非ず。其は、己が伝説と為り功を成し名を遂ぐもの也。伝説とは、人が為り成されるものなのだ。
 きょうFTOの選手、スタッフは大分で、九州最大級のプロレスイベントBIG SHOWを敢行する偉業を成し遂げた。
 団体設立から20年目の2023年9月24日、祝祭の広場においてFTOの選手たちそれぞれのレジェンドストーリーが、いま始まった。

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