大分県の地元密着団体『プロレスリングFTO』が20周年!大分市議会議員のスカルリーパーA-jiが電流爆破マッチを制し「大仁田厚に引導を渡す!」

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 24日、源泉数・湧出量とも日本一の温泉都市として名を馳せ、戦国時代には北部九州を支配しフランシスコ・ザビエルとも交流があった大友宗麟も湯治に訪れ傷を癒したと伝えられる温泉郷、大分駅前祝祭の広場で『プロレスリングFTO 20周年大会 THE BIG SHOW』が行われた。

 プロレスリングFTOは、大分に新たなるプロレス伝説を築き上げんとの大望を胸に抱いた大分出身のメンバー4人によって2004年6月22日に設立。同年11月23日大分イベントホールで旗揚げ戦を実施した。
 大分県を拠点に活動を開始したFTOは、近年では「大分県活性化計画」を掲げて地元企業・団体と協力。ボランティア活動も積極的に行って活動の幅を拡大していき、今年でめでたく20周年を迎えた。

 大分駅前祝祭の広場で開催されたプロレスリングFTO20周年大会には、全国各地はもとより海外豪州に至るまで津々浦々からプロレスラーが集結。
 大分県出身のヒーローである藤波辰爾、“邪道”大仁田厚を始め、リッキー・フジ、怨霊、熊本県出身の堀口元気も参戦。総勢37選手が駆けつけた。
 絢爛豪華な闘いは時の経つのも忘れさせ、開始時刻15時の大会は終わってみれば19時30分を回っていた。


 ダブルメインイベントのひとつめの試合は、今年の12月にデビュー3周年を迎えるFTOの若手ホープ “不撓の猛牛”岡崎恭也に、藤波辰爾、ザ・グレート・サスケ、石川修司が次々に壁となり若い世代へ往年のプロレスの魂を伝える。
 なお、岡崎はオープニングマッチにも出場して今年7月29日にプレデビュー戦を行ったばかりの新人・Yuuのデビュー戦の相手を務めてプロレスの火をその先の世代まで灯す役目も果たした。

 もうひとつのダブルメインイベントでは、大仁田&佐野直&メジロ・キッド、大分市議会議員でもあるスカルリーパーA-ji&リッキー・フジ&怨霊の両組による有刺鉄線電流爆破マッチが実施。
 大仁田コールに気を良くした大仁田が観客への放水大サービス。やり過ぎたためにマットがビショビショになって皆が滑って転ぶ中、リッキーが強靭な腰でカミカゼを放ち、9999で有刺鉄線ボードにメジロを突き刺す。脳梗塞による緊急搬送から9か月、体調万全の様子にファンも惜しみない歓声を送った。
 今回自ら志願して電流爆破マッチに参加したというメジロは、非道なA-jiに果敢に立ち向かう血みどろの師弟対決を展開。パイプ椅子にセットされるのを嫌がるA-jiを抑えつけてA-jiごと吹っ飛ばされる。火事場の馬鹿力を発揮して有刺鉄線ボードにA-jiを叩きつけるが火に油。今宵最後の仕掛け花火の有刺鉄線テーブルにA-jiに突き落とされ壮絶に散った。

 試合終わりマイクを手にした大仁田が「スカルリーパーに敬意を送ります。20周年おめでとう」と祝辞を述べつつ、爆死したメジロ・キッドを「大丈夫か?」と労う。

 一方で、大仁田は「俺は藤波辰爾さんを電流爆破のリングに上げたい!曙選手、高山選手、長州力、武藤敬司全部上げました。俺とシングルやって下さい」と意気盛んにラブコールを送ったが藤波からの答えはなかった。

 A-jiが「今日は、メジロ・キッドを公約通り焼き鳥にしてやったぞ!俺は大仁田厚さん、誰よりも先に俺があなたに引導を渡します」と噛みつくも、今だけは死の闘いをともに生き抜いた同志。最後は大仁田とともに「FTO20周年おめでとう、ファイヤーッ!」と叫んで大会を締めた。

 伝説は作るものに非ず。其は、己が伝説と為り功を成し名を遂ぐもの也。伝説とは、人が為り成されるものなのだ。
 きょうFTOの選手、スタッフは大分で、九州最大級のプロレスイベントBIG SHOWを敢行する偉業を成し遂げた。
 団体設立から20年目の2023年9月24日、祝祭の広場においてFTOの選手たちそれぞれのレジェンドストーリーが、いま始まった。

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