【試合詳細】8・8 Marvelous後楽園ホール大会 【AAAWシングル】尾崎魔弓vs彩羽匠 【AAAWタッグ】Maria&川畑梨瑚vs橋本千紘&優宇 長与千種vsChi Chi

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『Marvelous後楽園ホール大会』
日程:2024年8月8日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:未発表

▼オーバー・ザ・トップロープルール採用 8人タッグイリミネーションマッチ 30分1本勝負
○桃野美桜/サンドラ・ムーン/ジェシー・ジャクソン/サラ・レオン
17分55秒 モモ☆ラッチ
永島千佳世(フリー)/青木いつ希(ショーンキャプチャー)/●ウナギ・サヤカ(フリー)/宝山愛

<1人目>
○永島千佳世
4分54秒 ぐるんちょ
●サラ・レオン

<2人目>
○永島千佳世
7分2秒 ジャックナイフ式エビ固め
●ジェシー・ジャクソン

<3人目、4人目>
●永島千佳世、●青木いつ希
12分6秒 OTR

<5人目>
○サンドラ・ムーン
13分46秒 ブルーサンダー→エビ固め
●宝山愛

<6人目>
●サンドラ・ムーン
15分36秒 OTR

▼タッグマッチ 30分1本勝負
J.A.C/○タイタス・アレクサンダー
15分4秒 ビッグ・アグリー
●伊坂レオ/アラン・エンジェルス

▼特別試合 Barbie対決 時間無制限3本勝負
●長与千種
1-2
○Chi Chi(Evolution)

<1本目 風船早割り対決>
○Chi Chi(6秒)
●長与千種(1分34秒)

<2本目 コーラ早飲み対決>
○長与千種
●Chi Chi

<3本目 たたいてかぶってジャンケンポン>
○Chi Chi
●長与千種

▼AAAWタッグ選手権試合 Magenta vs チーム200kg 30分1本勝負
【王者組/Magenta】●Maria/川畑梨瑚
17分54秒 パワーボム→エビ固め
【挑戦者組/チーム200kg】○橋本千紘(仙女)/優宇(EVE)
※Magentaが2度目の防衛に失敗。チーム200kgが第20代王者となる。

▼AAAWシングル選手権試合 30分1本勝負
【王者/正危軍】●尾崎魔弓(OZアカデミー)
22分58秒 ランニング・スリー→体固め
【挑戦者】○彩羽匠
※尾崎が3度目の防衛に失敗。彩羽が第19代王者となる。

彩羽匠が尾崎魔弓からAAAW王座奪還を果たしOZとの因縁終結?!チーム200kgがAAAWタッグ王座戴冠!44周年の長与がバービー人形と化すもChi Chiに敗北!

オープニング


 Netflix『極悪女王』が9月19日から公開が決定したが、その予告映像が世界初公開。

 続いて選手入場式へ。代表して長与千種が挨拶。
長与「本日はご来場まことにありがとうございます。先程ご覧になって頂いたと思いますが、本当に、2年間、2年間よく耐えて練習をしてくれました。女優さん、そして演者たちに感謝を申し上げたいと思います。きっと全世界でヒットすることだと思います。どうか皆さん楽しみにしていてください。そして、私ごとでありますが、本日、44年前の8月8日、大田区でやりました田園コロシアムでデビューをさせていただきました。あれから44年です。今日、44年目のデビュー記念日を行わせていただきます。ありがとうございます。しかしそれは、バービー対決となってしまいました!私が一番苦手とすることです!ありがとう!まあ、いまだけかっこよくさせてください。そして今日選手たち、色々な思いを背負ってリングに立ちます。それぞれが劇的な空間のドラマだと思ってください。きっと柔らかく溶け込むように皆さんの記憶、そして心の中に入っていくことだと思います。皆さんにお願いがあります。ともに選手と一緒に、叫んでくれますか!?プロレスの良さは、私達だけで作るものではなく、皆さんも主役だということを忘れないでください。第1試合からメインイベントまで、どうか!楽しんでください!そしてどうか叫びを!よろしくお願いします!」

第1試合


 桃野が突っ込むが、ウナギに迎撃されると袋叩きにされる。桃野にトレイン攻撃から全員で担いでOTRを狙うもこれは外国人選手たちがカット。
 サンドラとジェシーがショルダータックルで倒していき、サンドラが宝山にチョップも、避けた宝山がダブルチョップから腕を巻きこんで再度ダブルチョップで倒す。さらにスライディングチョップからフォールも2。
 宝山はロープに飛ぶが、サンドラはカウンターで担ぐも、着地した宝山をコーナーに押し込んでバックエルボーからエルボー。さらに腕を股に挟んでのフックキックからフォールも永島がカット。
 永島がサンドラに首4の字から、次々選手が数珠繋ぎに。ウナギがなぜか自からサンドラの足の間に挟まり、ロープに足を伸ばしてブレイク。
 ウナギが味方に問い詰められるも、サラが永島に後ろからローキック。永島は足を刈って倒してフォールも2。
 サラは首投げからPK。フォールも2。
 サラは永島のバックを取るが、青木が走り込んでエルボーでカット。
 青木と永島でロープに振ってダブル攻撃を狙うが、さらに避けると桃野がまとめてダイビングクロスボディ。
 サラは永島の顔面にランニングケンカキックからジャーマンスープレックスホールドも宝山がカット。
 サラはバックを取るが、切り返した永島が丸め込んで3カウント。サラ失格。

 桃野が永島の背後からスクールボーイも2。
 桃野は髪を掴んで引き起こし、投げようとするが宝山がチョップを叩き込みお互い組み合って投げようとする。これは人数が多い永島組が投げ捨てる。
 ウナギがジェシーのエルボーを避けてコードブレイカー。コーナーに振ろうとするがジェシーが逆に振って追走エルボーから串刺しダブルニーを突き刺す。
 ジェシーはハーフハッチスープレックスホールドも2。
 ジェシーはロープに飛んでジャンピングスライディングアックスボンバー。フォールも永島がカット。
 ジェシーはロープに飛ぶが、青木が追走ラリアットからウナギが変形フェイマサー。さらに宝山がラ・マヒストラルで捕らえ、そこに永島がジャックナイフで合体し3カウント。ジェシー失格。

 サンドラが袋叩きにあい、逃げようとした桃野も踏みつけられる。
 永島が桃野にボディスラムから、ウナギ、宝山、青木も次々ボディスラムで桃野を叩きつける。フォールも2。
 青木がコーナーに振って永島がビッグブーツ。さらに永島が青木に振ると青木は強烈なエルボーで倒す。
 青木は再度桃野を永島に振ると永島がエルボー。永島が青木に振って青木もエルボー。
 ぐったりとした桃野を青木がコーナーに振り、串刺しバックエルボーからフェイスバスター。さらにボディプレスを投下しフォールも2。
 青木は逆エビ固めで捕らえ、永島もキャメルクラッチのようにキャッチするが桃野はなんとかロープを掴む。ロープにもたれかかる桃野の背中に青木がダブルニーを突き刺しフォールも2。
 永島と青木はロープに振るが、桃野はまとめてコルバタで投げ捨て二人の顔面に低空ドロップキック。


 サンドラと桃野で青木をロープに振るが、青木はダブルラリアット。サンドラが倒れるが、桃野は避けて青木にドロップキック。永島にもドロップキックを狙うが、永島は避けてボディへのフットスタンプ、青木がサンドラを、永島が桃野をブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 永島と青木はコーナーに上るが、桃野とサンドラは突き飛ばしてエプロンに落とす。
 ウナギと宝山がそこへ走り込んでビッグブーツも、桃野とサンドラが避けて青木と永島に誤爆。これで永島と青木はOTR。

 ウナギが桃野と、サンドラと宝山がエルボーの打ち合い。ウナギが桃野を場外に投げ捨て、宝山とともにサンドラをコーナーに振るとウナギがXファクターから宝山がボディプレス。さらにウナギがギロチンドロップから宝山がボディスラムで叩きつけフォールも2。
 宝山はミサイルキックからフォールも桃野がカット。
 ウナギが桃野にビッグブーツ。サンドラがウナギにビッグブーツ。宝山がサンドラにドロップキックもサンドラは宝山をラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 サンドラは宝山を変形ドクターボムで叩きつけフォールし3カウント。

 サンドラはウナギにスクールボーイも2。
 桃野がウナギをスクールボーイも2。
 サンドラはウナギをスクールボーイも2。
 桃野はウナギをスクールボーイも2。
 桃野はウナギをコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、ウナギがショルダースルーでエプロンに落とす。走り込んできたサンドラにもビッグブーツから、走り込んでビッグブーツ。ウナギは桃野にエルボーも、避けた桃野がショルダーアタックからコーナーに上るが、ウナギがビンタから正面に登るも桃野はウナギをエプロンに引きずり落とす。ウナギは桃野をエプロンに落とすと、サンドラがそこへ走り込むがウナギがロープをたるませてサンドラもエプロンに落とす。
 エプロンの攻防からウナギが桃野にビッグブーツ。避けた桃野だったが再度ウナギがビッグブーツでふっ飛ばし、桃野の背後にいたサンドラがその勢いで場外に落下しサンドラ失格。


 桃野はウナギをジャーマンでエプロンに叩きつけるが、立ち上がったウナギはかかと落とし。
 膝立ちでエルボーの打ち合いからウナギがエルボー連打。リングに戻ったウナギがロープに飛ぶが、桃野はスワンダイブミサイルキックで迎撃し、ロープに飛んで顔面への低空ドロップキック。フォールも2。
 桃野はダイビングボディプレスも、ウナギが剣山で迎撃すると、走り込んできた桃野にビッグブーツからフォールも1。
 ウナギは城門突破からフォールも2。
 ウナギはロープに飛んで後頭部へのスライディングTANAKA。さらに正面からスライディングTANAKAも、避けた桃野が丸め込むが2。
 桃野はモモ☆ラッチで3カウント。

第2試合


 先発は井坂とタイタス。タイタスがロープに押し込んでハグからブレイク。
 ロックアップからリストの取り合い。タイタスが切り返してスクールボーイも2。
 井坂はアランにタッチ。

 アランは顔面を小突いて挑発。タイタスのエルボーも避けて顔面を小突くと、タイタスはJACにタッチ。

 JACはアランのエルボーを避けてキャッチしフロントスープレックス。さらに走り込むが、アランは前蹴りでカットしコーナーからダイブするが、JACはラリアットで迎撃する。
 JACは力任せに投げ捨て、走り込むとリバーススプラッシュ式のエルボードロップ。フォールも2。
 JACはタイタスにタッチ。

 JACとタイタスはロープに振ってダブルのショルダータックル。タイタスがフォールも2。
 タイタスは指へのフットスタンプからバックドロップを狙うが、アランは着地して井坂にタッチ。

 アランはガットショットからロープに振ろうとするが井坂が逆に振るもアランはエルボー。井坂はスクールボーイも2。
 アランはロープに飛ぶが井坂が丸め込むが2。井坂はアランにタッチ。

 アランはガットショットからナックル。さらにガットショット連打からコーナーに振って串刺し攻撃。タイタスは避けるもアランは延髄切りからコーナーから背中にダイビングフットスタンプ。さらにムーンサルトも、避けたタイタスが走り込むが、アランはパワースラムで迎撃しフォールも2。
 アランはエルボーからロープに振ろうとするが、タイタスが逆に振ってリープフロッグからドロップキック。タイタスはJACにタッチ。

 JACはボディプレスからフォールも2。
 JACは背中へニードロップからコーナーに押し込んでショートレンジラリアット。さらに背中へのヘッドバッドを投下し首投げからロープに飛ぶと顔面に低空ドロップキック。フォールも2。
 JACはタイタスにタッチ。

 タイタスがミドルキックからボディスラム。さらにその場飛びエルボードロップからフォールも2。
 タイタスはブレーンバスターからコーナーに叩きつけてJACにタッチ。

 JACは掌底アッパーからエプロンに寝かせ、後頭部にエルボーからバイシクルキック。さらにエプロンでのボディプレスからブレーンバスターを狙うが、アランはスタナーで切り返してタッチを狙う。だがJACが先にタイタスにタッチ。アランもなんとか井坂にタッチ。

 タイタスがコーナーに振るが、避けた井坂が串刺しバックエルボー連発。さらにコーナーに座らせ、雪崩式フランケンからダイビングフォアアーム。フォールも2。
 井坂が投げようとするが、タイタスが首固めも2。
 タイタスが延髄切りを叩き込み両者ダウン。
 アランが井坂を引きずりタッチ。

 アランがタイタスの背中にランニングエルボーから、ガットショットを叩き込みコーナーに振る。串刺し攻撃を狙うがタイタスが避けて下から蹴り上げると、首投げから投げようとするが、アランが着地するもタイタスはオスカッター。フォールも2。
 タイタスはJACにタッチ。

 JACはパワーボムを狙うが、アランはナックルで耐えるとフランケンで場外に投げ捨てる。そこへアランはトペ・スイシーダ2連発。3発目はタイタスがハンドスプリングでカットしようとするが、アランはキャッチして投げすてドラゴンスープレックス。
 JACがアランをチョークで捕まえるが、アランは延髄斬りで逃れて井坂にタッチ。

 井坂とアランでJACを投げようとするも、耐えたJACに井坂がトラースキックからアランがスピンキック。改めて2人でJACをブレーンバスターで投げ捨てフォールも2。
 アランと井坂は投げようとするが、JACは二人まとめて垂直落下式ブレーンバスター。フォールも1。
 JACは井坂とアランに串刺しボディスプラッシュ連発から、アランをアームドラッグで投げ捨て井坂をサイドバスター。JACはタイタスにタッチ。


 JACにアランと井坂が担いで合体パワーボムから、場外に落としたタイタスとJACへそれぞれ三角飛びケブラーダ。
 リングに投げ入れたタイタスにアランがダイビングボディプレスから井坂がスワントーンボムを投下しフォールもJACがカット。
 JACはアランにロックボトム。井坂がJACに旋風脚から、井坂がタイタスをコーナー下にセットしアラビアンプレス。しかしタイタスが避けて自爆。
 タイタスはスライディングニーを顔面に突き刺しフォールも2。
 タイタスはハイキックからストーム・ブレイカー。フォールも2。
 タイタスはロールスロージャーマンで叩きつけ3カウント。

第3試合

 長与がChi Chiと同じようなバービー衣装で入場すると大歓声。ステージ上で長与が踊り、場内を静かにさせると携帯を取り出しケンに電話をかける。
 そこへケンになったシン・広田さくらが登場し一緒に踊って入場。
 ロープをバービーガールズがあげて長与バービーがついにリングへ入りコマネチでアピール。

 入場で全てを持っていかれたChi Chiだったが、「バービーじゃないじゃん!」と猛抗議。


 バービーになりきらないといけないこの試合。1本目は風船早割り対決へ。
 先攻はChi Chi。すごい速度で割っていくが、風船な一個割れずに飛んでしまい、再度振りかぶって6秒で割り切る。
 長与は殴って割ろうとするが、一個も割れずに会場からは「かわいい~」コールが起きる。
 広田ケンが風船を抑えて割ろうとするが、長与は振りかぶっても風船を割れない。広田ケンも振りかぶるが割ることができず、Chi Chiがお手本を見せて割っていく。長与が一個も割れずにChi Chiが勝利。

 2本目はコーラ早飲み対決。お互いむせながら飲み、長与がゆっくり飲むのをChi Chiは横目で見ながら空気を読んでいき、広田ケンが長与にカンチョー攻撃。長与が尻の力で抑えて広田ケンを投げていき、唖然としたChi Chiの横で長与がコーラを飲みきり長与の勝利。


 3本目はたたいてかぶってジャンケンポン。あいこからChi Chiがじゃんけんで勝利するが、なぜかボールで防御してしまう。
 やる気を出した長与だったがじゃんけんで負け、なぜかハンマーを掴んでしまいChi Chiがハンマーで長与の頭を殴って勝利。
 勝利したChi Chiにはアパレルブランド『セーラーズ』からオリジナルジャケットやバスタオルなどが贈られた。

Chi Chi「本物のバービーが勝ったわよ。気分はどうですか?長与バービー」
長与「私が本物だって言ったら寂しい?」
Chi Chi「でも、努力してるのは認めてあげる。今日、色んな人がバービーのコスプレだったりピンク着ているの見てるから、もう長与バービーも、皆んなも、私のバービー仲間に認定しまーす!長与バービー、今日デビューして44周年でしょ?私、プレゼント持ってきたの。(長与のコスチュームを来たバービー人形を差し出す)長与バービーです。フルカスタムです。Chi Chiのうちわも持ってます。ちゃんとタトゥーも掘ってます。こちらを贈呈致します。44周年おめでとうございます!」
広田「長与、44年前の今日、デビューしたんだよな。プロレスという歴史を、長与が、塗替え」
長与「誰だよ」
広田「うるさいよ!ケンだよ!ケンだろう!どこからどう見てもケンだろう!誰が衣装作ったと思ってんだよ私が作っただろう!いろんな歴史を作った長与は、成れの果てがこうなりました。44年間ずっと応援続けてくれたファンに向かって一言言ってみろ」
長与「はい」
広田「(長与の頭をマイクで殴って)お前の言葉なんていらないんだよ!バービーそれでいいか?」

 広田ケンはChi Chiと一緒に去っていった。

<試合後コメント>

長与千種
「リング上でのトライアウトでございました。本当に今回は緊張しました!ホントにもういろんな試合重ねてきたけど、今回は緊張しました……。でも、バービーがちゃんと出来てよかったかなと思っております!この衣装はイメージまんまなんですけど、ちょっとサイズ感が、ちょっと……。それが玉に瑕みたいな感じ?(笑)」

――これでバービー対決は決着?
「これでもう決着にしたいんですけど、だから皆さん騒がないでください。私ももう喋らないよ~?(※バービー人形っぽい表情で硬直)」

Chi Chi
「長与バービーとのバービー対決!しっかり本物のバービーが勝ちました!最初、『おヘソ出すからもうちょっと時間をくれ』とか言ってた割には全然おヘソ見せてなかったですよね。でも、長与さんから一生懸命バービーに近づこうとして普段とは違う一面を後楽園という大舞台で見せて、普段とは違う自分になろうとしてたのはすごく努力されてるんだと思って。それは認めます。でも、長与さんはデビュー44周年で今日がデビュー記念日ということで、そんな大事な日に私とのバービー対決を選んでくださって本当にありがとうございます。でもまだまだバービーには程遠いから精々頑張るんだょ?長与バービー?」

――こういう形とはいえ、長与さんとリングで対峙しての感想は
「正直、いつもの長与さんの格好だったらこういう機会だとしても緊張したと思うんですけど、あの長与バービーの格好だったら『なにをやってんだ(笑)』って感じでした。全然緊張とか無かったです、正直。ケンも出てきたし。ケンが出てきたのはびっくりした!」

――あの長与さんを模したバービー人形はオーダーメイド品?
「あっ、違います。自分が長与さんの顔と身体に合ったバービーを別々に選んで、メイクを変えて、髪の毛も1回全部脱毛して髪の毛を入れ替えて、コスチュームも全部手作りして、タトゥーも入れて。すべて私のフルカスタム手作り長与バービーです!似てないですけど(笑)」

――制作期間は
「3日、ずーっと家にこもって寝ないで作りました!喜んでいただけたら良いなあと思います!」

野中さおりライブ

 演歌歌手の野中さおりさんが登場し特別ライブをおこなった。

第4試合


 先発はMariaと優宇。ロックアップから優宇が力任せに投げ捨て。走り込んだMariaも優宇がキャッチしてロープに押し込みクリーンブレイク。
 Mariaが突っ込んでロックアップも、優宇がコーナーに押し込み逆水平チョップ。Mariaがコーナーに振ろうとするが、微動だにしない優宇を見て川畑が腕を切ってコーナーに振ろうとする。優宇が動かず、橋本が出てきて川畑をコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、Mariaと川畑は逆に串刺しニー。優宇と橋本を正面に振るが、橋本と優宇はお互いショルダータックルを受けきり、走り込んできた川畑とMariaを双手刈りで倒して逆エビ固めで絞り上げてポーズを決める。優宇は橋本にタッチ。

 Mariaはエルボーも、橋本が強烈なエルボーで吹っ飛ばす。
 Mariaがエルボー連打も、橋本がコブラツイスト。そのまま俵投げで叩きつけ、優宇とともにロープに振ってダブルのショルダータックル。橋本がMariaを場外に蹴り出し、優宇がそこへみたらしだんご。
 リングに戻り、橋本がボディスラムからフォールも2。
 橋本は優宇にタッチ。

 優宇はボディスラムからヒッププレス。フォールも2。
 Mariaはボディに膝蹴り連発。だが優宇は背中にチョップを叩き込み、ロープに押し込んでチョップからロープに飛ぶ。Mariaはドロップキックで迎撃し、再度ロープに飛んでドロップキック。Mariaは川畑にタッチ。

 川畑はミサイルキックからローからミドル。さらにトラースキックからロープに飛ぶが、橋本がエプロンから髪を掴んで動きをとめ、優宇とともにロープに振るが、川畑はスタンディングライオンサルトで迎撃する。
 川畑はバックを取るが、優宇が重たすぎて持ち上がらない。優宇はそのままコーナーに下がって潰し、串刺し攻撃を狙うが、避けた川畑がソバットからトラースキック。
 さらに走り込むが、優宇がショルダータックルで迎撃。
 川畑はミドルキックも、優宇は振りかぶっての逆水平チョップでなぎ倒す。
 立ち上がった川畑がミドルキック。受けきった優宇が逆水平チョップでなぎ倒し、川畑はなんとか起き上がってミドルキック連打。優宇はダブルチョップで倒し、起き上がりこぼし式チョップ。川畑は延髄斬りで逃れてロープに飛ぶが、優宇はキャッチしてリフトアップから投げ捨てるとセントーン。フォールも2。
 優宇は橋本にタッチ。

 橋本は串刺しラリアット。さらにブレーンバスターからフォールも2。
 橋本はダイビングサマーソルトドロップも、避けた川畑が水面蹴り。さらにマゼンタでダブルのかかと落としから、ロープに飛んでサンドイッチレッグラリアート。
 川畑はMariaにタッチ。

 Mariaはケンカキックからエプロンに降り、スワンダイブフットスタンプ。さらにパントキックからフォールも2。
 Mariaはロープに飛ぶが、優宇が避けてバックエルボーから橋本がボディアタック。さらに優宇がセントーンから橋本がサマーソルトドロップ。フォールも2。
 橋本は走り込むが、川畑がマリアの腕を掴んで引っ張ると優宇に誤爆。

 川畑とMariaは優宇をロープに振ろうとするが、優宇が逆に振ってダブルラリアット。マゼンタが避けるとMariaが優宇をフランケンで場外に投げ捨て、Mariaは場外の橋本へトペ・スイシーダ。さらに川畑がコーナーからのプランチャを投下する。
 リングに戻り、Mariaが投げようとするが切り返した橋本にMariaはクリスト。さらにそのまま丸め込むが2。
 Mariaはフットスタンプからフォールも2。


 Mariaはベイブスネイクも橋本はロープに足を伸ばしブレイク。
 Mariaはバックを取るが、橋本は力任せに振りほどいてラリアット。川畑が走り込むがハイキックを優宇がガード。だが川畑がジャーマンから、Mariaが担いで川畑と合体熨斗紙。フォールも2。
 Mariaは顔面に膝蹴り連発から、顔面にケンカキック連発。さらにケンカキックも、キャッチした橋本にビンタからロープに飛ぶ。橋本は追走ラリアットからロープに飛ぶが、Mariaはビッグブーツで迎撃。両者走り込むと、Mariaがブサイクへの膝蹴りからフォールも2。
 Mariaはエクスカリバーからフォールも優宇がカット。
 Mariaと川畑は優宇をロープへ振るが、優宇が避けてクロスボディで迎撃すると、橋本が優宇ごとボディプレスで圧殺。
 橋本がロープに飛んでMariaをラリアットでなぎ倒しフォールも2。


 橋本はコーナーに上るが、川畑がビンタから正面にに登るとエルボー連打。優宇が川畑をキャッチすると、橋本が川畑をスリーパーで吊り上げる。これを離して落下させると、優宇はMariaもそこに押し込み、2人まとめてキャノンボールで圧殺する。橋本はMariaにダイビングサマーソルトドロップを投下しフォールも2。
 橋本はパワーボムからフォールし3カウント。

 桃野がリングへあがるが、サンドラとジェシーが桃野をおさえて橋本&優宇の前に歩みを進めて挑戦表明。

橋本「OKOK、何を言ったのかわからなかっただろうから、私が和訳するわね。チーム200kg、あなたたちは素晴らしいチーム、是非私達は研究したい。その白いのなーに?私達はフィッシュ&チップスとポテトフライで乾杯してやるわ」
優宇「言ってたかも知れないけどいちばん大事なこと忘れてるよ。いちばん大事な事をサンドラが言ってた。来月9月1日大阪大会でこのAAAWのベルトに挑戦したいって言ってるよ」
橋本「そう、それが言いたかった。おい挑戦いつでも受けてやるよ。9月1日大阪、お前ら2人、イタダキマス」」
サンドラ&ジェシー「ゴッツァンデス!」
(サンドラとジェシーは抗議する桃野を連れてリングから去る)
橋本「おいあいつ何しに来たんだよ。来月9月1日大阪で、私達防衛戦するんで皆さん東京から来てください。ごちそうさまでしたー!うわぁ~!」

<試合後コメント>

橋本千紘&優宇
橋本「このベルト、AAAWタッグベルト。チーム200kgが獲るのは必然なんですよ。なんて言ったって私はGAEA JAPANを見て、このベルトを見て育ってきてるんですから。このベルトをチーム200kgが獲るのは」
優宇「当然であり」
2人「「必然!!」」
優宇「でも、Magenta、ちょっとスゴいなって思っちゃいました。伊達に2回防衛してないなと感じてしまったなと」
橋本「チーム200kgはこれを皮切りに女子プロレス界のタッグベルト、かき集めて必ずベストタッグ獲りますから。見ててください。女子プロレス、プロレス界……」
2人「「いただきます!!」」

第5試合


 尾崎はベルトを投げ捨て記念撮影にも応じない。
 彩羽がコールを受けて紙テープが投げ入れられるが、これに紛れて彩羽が尾崎に殴りかかり試合開始。
 そのまま場外乱闘となり、リングに戻るとニールキック。尾崎が避けてガウンを脱ぐと、そのガウンで彩羽を殴りつけてチョーク攻撃。
 レフェリーが注意すると、彩羽の髪を掴んで顔面をリングに叩きつける。

 尾崎はチェーンナックル連発から、彩羽の指にチェーンを叩きつける。さらに絞首刑を狙うが、彩羽は足を掴んで倒して逆エビ固めを狙うも、尾崎は下からチェーンナックル。
 尾崎はチェーンでスリーパーもレフェリーが注意しブレイク。
 尾崎はチェーンナックルからロープに振っていくが、彩羽はニールキックで迎撃。
 さらに尾崎の腕を掴んで左右のミドルキック連打からロープに飛んで低空ドロップキック。
 彩羽はスナップ式のブレーンバスターからフォールも2。

 彩羽はサソリ固めで捕らえ、これを離すとミドルキックで蹴倒す。
 コーナーに登るも、尾崎はビンタから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。すぐに立ち上がった彩羽がスピンキックも、避けた尾崎が裏拳からロープに飛ぶが、彩羽はトラースキックで迎撃。
 彩羽はロープに飛ぶが、尾崎はチェーン攻撃で迎撃すると、コーナーに振って串刺しチェーンナックル。
 尾崎は逆コーナーに振って串刺しチェーンナックルから、場外に降りてイスをリングに投げ入れる。
 尾崎はぐったりとする彩羽にイス攻撃連発も、レフェリーが止めに入りイスを掴んでいく。だが尾崎はレフェリーにイスを振りかぶるが、レフェリーは反則負けを宣言しようとするも彩羽がこれを阻止。彩羽の希望で反則裁定なしにルール変更。


 尾崎はガットショットから彩羽の脳天にイスを叩き込む。
 再度イスで殴りかかるが、彩羽は避けるとコンビネーションキックからソバット。さらに左右の正拳突き連発から顔面に膝を落とし、鉄槌連打からイスを掴んで尾崎の脳天に叩き込む。
 彩羽は走り込むが、尾崎は裏拳。彩羽はハイキックから走り込むが、ハイキックと裏拳の相打ちに。両者ダウン。

 彩羽がコーナーに登るが、尾崎は掌底からイスで殴りかかり彩羽は場外に落下。

 なんとかリングに戻った彩羽だったが流血しており、尾崎は髪を掴んでナックル。さらに傷口に指を押し付けて広げ、正面ロープにくくると顔面を踏みつけていく。
 これを離すと彩羽の顔面をイスに叩き込み、さらにイスの角で傷口をこする。さらにイスでのスリーパーからイスでのチョーク攻撃。これを離すと脳天にイスを叩き込み、踏みつけフォールも1。



 尾崎は絞首刑。これを離すと場外乱闘へ。尾崎の狂乱ぶりには試合を観覧していた極悪同盟の皆さんも大喜び。
 リングに戻り、彩羽がコーナーに登ろうとするが尾崎が首に巻き付いたままのチェーンを引っ張り落下させる。尾崎は投げようとするが、彩羽がリバースしてロープに飛ぶとランニングニー。
 彩羽はチェーンを尾崎の首に巻き付け、ハイキック3連発からフォールも2。

 彩羽はランニングスリーを狙うが、巻き投げた尾崎が裏拳からロープに飛んでフランケンで丸め込むが2。

 尾崎は走り込むが、彩羽がナックルを巻き込んでハイキックからフォールも2。
 彩羽は走り込むが尾崎が裏拳で迎撃しフォールも1。

 尾崎はロープに振ろうとするが、耐えた彩羽に裏拳からテキーラサンライズも2。

 尾崎は裏拳連発からロープに飛ぶが、彩羽はカウンターで担ぎ上げるとランニングスリー。フォールも2。

 彩羽は担ぐも、尾崎はそのまま丸め込むも2。両者ダウン。

 尾崎がチェーンを持ち出しチェーン裏拳連発。さらにローリングチェーンナックルでダウンさせ、毒霧を噴射するが避けた彩羽がハイキックからトラースキック。
 彩羽は掟破りの毒霧を噴射し、担ごうとするが尾崎が首固めも2。

 彩羽は裏拳を避けてハイキックからランニングスリーで叩きつけ3カウントを奪った。

彩羽「一年ぶりにAAAWのベルト取り返しました。尾崎!でもな!勝ったのはうちなんだよ!もうOZとは関わらない!もうこれで終わりだ!禁断の扉は閉める!」
尾崎「尾崎魔弓様様様がマーベラスに出向いてやってこじ開けた禁断の扉、勝手に閉めんなよ。1回勝ったくらいで何言ってんだよ。まだまだ戦いは終わんねーよ。終わりませ~ん!禁断の扉は閉めません!」
(尾崎はリングを後に)
彩羽「もうね、いいよ。一年間やって、防衛も全然しないし。ただ、今まで2回毒霧やったけどさ、毎回嗚咽してるんだよ。もうやりたくない。AAAWのベルト、今やっと取り返しました。この1ヶ月間、半月かな。このベルトをかけることが決まって、本当に、毎日プレッシャーと戦ってきた。でもこうやって、マーベラスの仲間がいるし、『みんな匠さんなら大丈夫』って言ってくれたけどプレッシャーになって。でもみんなのおかげで今回防衛することができましたみんなありがとう。みんなの沢山の応援届いてました。完勝というわけにはいかないけど、ここで試合することできたから自分は勝てたと思ってる。だからみんな本当に応援ありがとうございました」 

 桃野がリングに上ってくると彩羽が抱擁を交わそうとするが、桃野は応じずマイクを奪い取る。

桃野「匠さん、私が流出させたベルトをマーベラスに戻してくれて本当にありがとうございます。でも、正直複雑ですよ。分かるでしょ?美桜の気持ち?だからこのままハッピーエンドで終わるのがいいのかな?って思うけど、そんな空気読むの桃野美桜じゃないよね~?!『匠さんがマーベラスにベルト戻してからマーベラスは面白くなる』って言いましたけど、マーベラス一期生の私が、マーベラスのエース彩羽匠を越えてこそ面白くなるんじゃないでしょうか?そのベルトに(川畑がリングへ)・・・挑戦させてください」

川畑「すいません、ちょっと間が悪い女で。AAAWのベルトを揃えることは出来なかった。でも、匠さんと美桜さん、2人だけのストーリーなんて始めさせませんよ。始めさせちゃいけないと思ってる。そのベルト、自分も、いや自分がいかないといけないと思う。自分に挑戦させてください」

 さらにMariaもリングへ上がってくる。

Maria「私は、今日、大事な、タッグのベルト失いました。今までのMariaだったら、きっと落ち込んで、匠さんが勝ってもベルトに挑戦するとか言わなかったと思います。そして今までも何度も多分チャンスはあったのに、自分で沢山沢山チャンスを逃してきたんだと思います。もうそんな自分は嫌なので、この2人じゃなくて私が挑戦したいです」

彩羽「……よくさぁ、『彩羽匠って友達いないよね』とか『仲間いるの?』とか『信用できる人いるの?』とかよくファンの人とかレスラーとかに言われるんですけど、こういうことですよ。さっきまで仲間だった人が、ベルトを獲ればすでに敵なんですよ。チャンピオンとしてはこれが嬉しいこと。もちろん、美桜とはずっとシングルしたかった。ずっと黄金カードだよねって言い続けてきた。梨瑚、マーベラスに来て色々あったと思うけど、実際に自分も梨瑚から獲られたしやり返さなきゃ行けないと思ってた。そしてMaria。自分に憧れて入団してきてまだ一度もシングルをしたことがない。この3人……選べるわけ無いだろォ!だから、だから、今まで自分が最高に嫌だった試合。最高に試練だった試合。……三つ巴戦、どうですか?三つ巴戦。知ってる?一回勝ったらシングルをして、一回勝ったらもう1人入ってきて、シングル2連勝しないと、その日にその場で2連勝しないとこのベルトに挑戦できない。その条件でどうですか?」

桃野「勝てるわ」
川畑「そのぐらいの試合を乗り越えてこそのこのベルトだって事ですよね?絶対負けないですよ」
Maria「どれだけ2人と試合してきたと思ってるんですか?私が勝ちます」
彩羽「次の東京の試合で三つ巴戦やりましょう。その勝者が自分のベルトに挑戦する。それでいいですか?OK?OK?良かったね、やっとベルトがある景色戻ってきたね。皆さん、本当にありがとうございました!このベルトもそうだけど、ウチ、タッグのベルト次狙いに行っちゃうからね。ちっかたっく(※彩羽&永島のタッグ)で」
桃野「もう決まってるんです。なんか決めてたんです、この子たちが(※リングサイドで控えるサンドラ&ジェシーを指さして)」
彩羽「9月の大阪で?じゃあ、そこのどっちかに自分たちが挑戦しますよ。自分、今アメリカのチャンピオンとスペインのチャンピオンなんですよ。これでアメリカ、スペイン、日本の三冠チャンピオンです。なので、四冠狙います。ありがとうございました。皆さん、お身体に不自由無い方はご起立いただいてもいいですか?久々に聞いていただいてもいいですかいつもの締めを。マーベラス後楽園ホールにご来場いただきありがとうございました。それでは締めさせていただきます。またこの景色を見せてください。自分たちはもっと最高の闘いを皆さんに見せます!またアイ・ラブ・マーベラス!ありがとうございました!」

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