東京女子7.18横浜大会 第2回東京プリンセスカップ1回戦 のの子vs.中島、清水vs.ミウラ、辰巳リカ復帰戦

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ヨコハマダッシュ
日時:2015年7月18日(土)
開場:12:30 開始:13:00
会場:神奈川・横浜ラジアントホール
観衆:202人(満員)

▼第1試合 1vs2ハンディキャップマッチ 15分1本勝負
○山下実優
9分10秒 クラッシュ・ラビットヒート→片エビ固め
●ハイパーミサヲ/MIZUHO

▼第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
赤井沙希/○KANNA
11分28秒 ベルサイユの槍→片エビ固め
坂崎ユカ/●辰巳リカ

▼第3試合 第2回東京プリンセスカップ1回戦 時間無制限1本勝負
●清水愛
7分24秒 ラリアット→片エビ固め
○ミウラアカネ
※ミララが準決勝進出

▼第4試合 第2回東京プリンセスカップ1回戦 時間無制限1本勝負
○中島翔子
8分43秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド
●のの子
※中島が準決勝進出

第1回プリンセスカップの決勝戦と同一カードで中島がのの子にリベンジ!
ミウラが清水を撃破し、準決勝の組み合わせが決定!リリコ改め辰巳が復帰

オープニング

2015-7-18東京女子ラジアント_オープニング①中島&坂崎の闘うコメディアンズが登場し、前説スタート。この日復帰するケンドー・リリコ改め辰巳リカの横断幕がちゃんと「辰巳リカ」になっていることに触れると、いつものように観戦上の諸注意。中島は自分の横断幕が2枚あることに気付きビックリ。
そして声出しの練習をしたあとに、「東京女子プロレス、スタート!」と開会宣言すると、MCリングアナのNachuが登場して選手入場式へ。

所属選手が登場し、選手を代表して復帰戦を行う辰巳が「皆さん、こんにちは。会員番号15番、ホワイトドラゴン辰巳リカです。ドラちゃんって呼んでください! 本日7.18こうしてまたリングに帰ってくることが出来ました! ただいまー! 1年前に骨が折れて(苦笑)心まで折れそうになったんですが、私は諦めませんでした! そして今日はユカちゃんと一緒に美威獅鬼軍と闘います。ユカちゃんとは2年前の夏に一緒にプロレスを始めようって、大社長さんに直談判しに行ったんですよ、そんな二人が今日はまたタッグとして闘えることで……? ん? タッグとして闘えることがとっても嬉しいです! 相手は負けなしの美威獅鬼軍ですが、私たちは絶対に負けません!」と挨拶。

2015-7-18東京女子ラジアント_オープニング②だが、そこにピアノの戦慄と共に美威獅鬼軍が登場。マイクを持った赤井が「皆様、ごきげんよう。あなた今日復帰なんですってね、おめでとう。でも残念ね。骨がせっかく治ったのに今日は心が折られちゃったら、また新たらしい病院探さないとね。あなた、アダ名がドラちゃんなんですってね。いい名前ね。顔も丸いし、ホントどこかの猫型ロボットみたいだわ。愛さん、わたくし今日すごく気分がいいの。どっかに連れていってちょうだい」と言うと、清水が「港のほうにクルーザーを待たせてありますわ」と返答し、場内がどよめく。
赤井が「じゃあ今日3人でさっさとお仕合いを終わらせて、ドバイでも行っちゃう?」と言うと、清水が「沙希さま、ドバイではドラゴンフルーツが採れるそうです」と、辰巳にかけてドラゴンフルーツ狩り予告。

それを聞いた赤井は「ドゥバイで? ドラゴンフルーツですって? じゃあ今日はドゥバイで3人でドラゴンフルーツを握り潰して果汁を全部吸い取ってやりましょう!」と言ってのける。するとKANNAは「ドゥバ〜イにもクラゲはいますか?」と、相変わらずのクラゲ愛っぷり。赤井から「愛さんはどう思う?」と振られた清水は「KANNAさんが欲するのであれば必ずご用意いたします」と徹底したお仕えっぷり。
「ごめんあそばせ」と美威獅鬼軍が去って行くと、辰巳が「いろいろ言っておりますが、私たちは負けません!」と叫んだ。

第1試合

2015-7-18東京女子ラジアント_第1試合羽根飾りを木曽レフェリーに渡したMIZUHOだが、木曽レフェリーは投げ捨てる。すっかりゲスキャラが定着してきたミサヲだが、リングサイドの観客とやや強引に握手をして好感度をあげる小細工をしながら登場。

早速マイクを持ったミサヲは「皆さん、覚えていますか? 衝撃の5か月前の我々のデビュー戦。皆様の熱い期待に応えまして、本日我々ヒーロー&セクシー、ゴールデンタッグが夢の復活ですよ! しかも今日は何とハンデキャップマッチ、2vs.1ということでこれは我々言うても5か月ですよ。MIZUHOはこの自慢のケツを鍛え、私のほうはゲス……いや、正義のほうを磨いてきたわけなんで! 絶対にこの2人が組めば2vs.1ですよ、2vs.1。ナンボ何でもあの山下さんにこのグイグイ来てる二人、絶対勝ちますよね? まぁこの今エースとしていきり立ってる山下さん(苦笑)……ということで、我々2人が東京女子のダブルエースに君臨したいと思います!」と独演会状態。
さらに「あ、ちょっと待って。1個だけいいっすか。1個だけ約束してください。これ、どっちが直接勝っても初勝利で、どっちにもウィンウィンの関係なんで裏切らないように。そこだけ約束してもらって、頑張って溢れる同期愛で見せてやりましょう」と言ってMIZUHOと握手。

しかも自ら先発を買って出たミサヲだが、いきなり山下のローキックを食らい、のたうち回るミサヲ。あっさりMIZUHOにタッチすると、MIZUHOはフェロモンを振りまきながら詰め寄っていく。しかし後退しながらも前蹴りを叩き込んだ山下はショルダータックル。MIZUHOも山下をコーナーに追い詰めストンピングを見舞うと、腰をくねらせてからヒッププッシュ。
吐き気を催す山下を見て、ミサヲが「私もやってみたい!」とタッチを要求すると、MIZUHOは「面白そうだからいいよ」とタッチ。山下にケツを向けてジリジリ近づいていったミサヲだが、山下は足を伸ばして迎撃。

すかさずスリーパーからニーオンザベリー式キャメルクラッチに捉える。どうにかロープに逃れたミサヲは「誤解です、誤解です! 私、本当は山下さんと闘いたくなかったんです。恥ずかしながら私もめんたいぎゅうざマンゴーに憧れていて、一緒にダンスがしたくて。安西先生、ダンスがしたいです!」と言い出し、手拍子して「踊ってください」とリクエスト。
山下がジンギスカンダンスを踊り出すと、ローキックを叩き込んだミサヲは「バーカ、バーカ」とバカにしてからMIZUHOを呼び込む。ミサヲがカンパーナに捉えるとMIZUHOが四つん這いになってケツを突き出す。ヒーロー矯正システム・セクシー機能付きということで、山下の顔面をMIZUHOの尻にぶつけていくミサヲ。

怒った山下が2人にエルボーを叩き込むと、MIZUHOとミサヲもチョップで応戦。ミサヲのダブルチョップを受けた山下はアームカバーを捨て去ると、強烈なエルボーを2人に返していく。さらにローキックからMIZUHOにTRF(タフス・ローリング・フック=変型トライアングル・ランサー)を決めるが、ミサヲが風呂敷マントを外して山下の首を絞めていく。
ミサヲから「MIZUHO行け!」と指示されたMIZUHOはフロントキックから「キス・マイ・アス!」と変形アンプリティアー(=変形DDT)で叩き付けるが、何とカウント2でカットしたミサヲが「いまは私でしょ! はいタッチ!」とMIZUHOを裏切って強引にタッチ。

「これで決めます! 初勝利、アイアムアヒーロー!」とダイビング・クロスボディーを決めたミサヲだが、カウント2で返した山下はスリーパーに捉える。「負けちゃうよ、助けて!」と叫ぶミサヲを見て、仕方なくMIZUHOがカット。さらに山下を羽交い締めにすると、ミサヲがエルボーを放っていくが山下がかわしてMIZUHOに誤爆。
すかさず山下はローキックからブラジリアンキックをミサヲに叩き込むと、クラッシュラビットヒート(=ランニングキック)をブチ込んで3カウント。

第2試合

2015-7-18東京女子ラジアント_第2試合①腕の骨折から1年2か月ぶりの復帰となるケンドー・リリコ改め辰巳リカは今までの入場テーマ曲に「ドーラゴン、ドーラゴン」という前奏を付け、体操のリボンを持って入場。ファンから届いたという花束を坂崎から受け取った辰巳は「勝ったよー!」と花束を掲げるが、坂崎が「まだだよ」とツッ込む。
名前がコールされると大量の白い紙テープが投げ込まれたが、その中に持ってきたリボンが巻き込まれてなくなってしまうハプニング。坂崎&辰巳が握手を求めるが、美威獅鬼軍は無視。

先発を買って出た辰巳は「やってきましたー!」とガッツポーズ。そしてKANNAを見た辰巳は「KANNAさん、かっこいいですね」と拍手。思わずにんまりするKANNAと、バックの取り合いを展開するが、どちらも譲らない。辰巳が坂崎にタッチすると、坂崎はボトムロープに載って回転しながら移動。控えの赤井にエルボーを見舞っていく。
KANNAも同じ動きで追いかけるが、そこからロープに飛んだ坂崎は追いかけてきたKANNAの足をすくって倒す。「やるじゃないか」と言う坂崎だが、背後から薔薇で殴打した赤井は、リングインして坂崎を蹴り倒すと顔面を踏みつける。そして坂崎ペースに乗せられたKANNAを叱責するような視線。

KANNAは「お前のせいだー!」と坂崎に八つ当たりすると、ニーオンザベリー式キャメルクラッチ。どうにかロープに逃れた坂崎だが、ロープに貼り付けたびいしきミサヲは両側から顔面を踏みつける。さらに赤井はボディスラムからニードロップを落とすと、KANNAがショルダータックル。
坂崎もサムソンクラッチからロケットランチャーを発射すると、辰巳にタッチ。フライングメイヤーから腕十字を狙う辰巳だが、クラッチしたKANNAはどうにか脱出。エルボーを打っていくKANNAに対し、左腕を抑えて「ちょっと待って。痛い!」と古傷を押さえる辰巳。

2015-7-18東京女子ラジアント_第2試合②思わず頭を抱えたKANNAに対し、背後から蹴り飛ばした辰巳。そこに坂崎が入ってきて、辰巳が坂崎をシーソーホイップで投げ、KANNAに投げつけるユカ爆弾を投下。溜まらず赤井が入ってくるが、坂崎&辰巳は合体ブレーンバスターで投げると、辰巳は「歯を食いしばれ!」と言って坂崎に張り手。そこから骨折する原因となったフェースクラッシャーで坂崎をKANNAに向かって叩き付ける合体攻撃。
これをKANNAがかわすと、赤井が入ってきて坂崎に串刺し攻撃。かわした坂崎はスリーパーで背中に飛び乗ると、そこからパロ・スペシャル。だが、どうにか逃れた赤井は蹴りで反撃。坂崎は赤井の腕を掴むとそのままスクリューして辰巳にタッチ。

赤井にエルボーを叩き込む辰巳だが、赤井は「オラ、もっと来いよ!」と挑発。辰巳はガンガンとエルボーを叩き込むが、受け止めた赤井はエルボーでなぎ倒す。すると辰巳は「ちょっと待って! 痛い……」と、またも左腕を抑えるが、赤井は容赦なくその左腕を攻撃するとココナッツクラッシュ。
さらにKANNAとトレイン攻撃。赤井が坂崎を場外で抑え付けている間に、KANNAが辰巳に逆エビ固め。10分が経過し、赤井を振り切った坂崎がカット。だが、KANNAは坂崎をバックドロップで投げると場外に投げ捨てる。すかさず赤井がエプロンからランニングロー。

KANNAはベルサイユの槍(=スピアー)を狙ってロープに飛ぶが、辰巳はカウンターのヒップアタックで迎撃。だが、串刺し攻撃をかわしたKANNAは串刺し式スピアーを叩き込むと、朦朧とする辰巳に対角線ダッシュのベルサイユの槍を叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>
坂崎ユカ&辰巳リカ
――復帰戦を終え、久々のリングはいかがでした?
辰巳「はい、みなさんの声援のおかげでなんとかリングに戻ってこれました」
坂崎「おかえり」
辰巳「ただいま。そうですね、なんだろう、目の前の事に必死で、楽しかったんですけどもちろん、必死でした」
坂崎「グシャグシャになって頑張ってたもんね」
辰巳「負けちゃいました(苦笑)」
――エルボーとか赤井選手に向かってガンガン行ってましたけど。
辰巳「そうですね、赤井さん、負けなしの美威獅鬼軍だったんですけど、気持ちで負けたら負けなので、そこは怯まず向かって行きました」
――もう怪我に関する不安とかはないですか?
辰巳「はいもうないですね。これで無事復帰戦を終えたので、大丈夫です」
――試合中何度も痛がっていましたけど本当に大丈夫ですか?
辰巳「はい(笑)痛がってましたか〜?」
坂崎「そんなことあったっけ〜? え〜?」
辰巳「全然」
坂崎「全然なんともないよね〜?」
辰巳「全然ピンピンしてます」
坂崎「何言ってんですか?」
辰巳「全然ピンピンしてますよ」
――美威獅鬼軍に関してはどう見ていますか?
辰巳「私ですか?そうですね、美威獅鬼軍、一番大事な、美しさは大事ですけど、美しさよりプロレスはやっぱり愛だと思うので。そこでは負けてませんでした」
坂崎「タッグ愛」
辰巳「タッグ愛、負けてません」
――坂崎選手はこの1年2か月でタッグパートナーが変わったりなどしていましたが、正パートナーとも言えるリカ選手と組んでいかがでした?
坂崎「う〜ん、やっぱり、時間が長かったので一緒に居たのが。なんか、なんだろう?う〜ん、この人のためだったら、うん、私が何でも受ける、って思える」
辰巳「カッコイイ!(※照れながら)ユカちゃんがタッグだったからこそ、私も思いっきり闘えたので、よかったです。ユカリカでタッグで復帰できて」
――復帰をして、1年ぐらいリングの外から東京女子プロレスを見ていたと思いますが、この選手と闘いたいとかはありますか?
辰巳「闘いたい選手、そうですね、私まだ、私が欠場してる間に新人の子もデビューして、後輩ができてきたので、私はまだ勝ったことがないので、闘った事ない人にも勝って、先輩たちにも勝って、美威獅鬼軍にも勝って、負けないです」

えりあず(仮)ミニライブ

2015-7-18東京女子ラジアント_えりあず(仮)第2試合終了後、欠場中のえーりんと練習生のあずさ(仮)が登場。お揃いのアイドル風衣装でリングインすると、ピンクレディーの『渚のシンドバット』を熱唱。歌い終えたえーりんは「めんたいぎょうざマンゴー添えより盛り上がっているのはなぜ?」と戸惑いながらも二人のユニットを“えりあず(仮)”と自己紹介。
「ダンスしながら歌をうたうからこっちのほうが疲れる」というえーりんは、衣装の色違いのワンピースを二人で探してきたという。続いてAKB48の『初日』を披露した。

歌い終えると、7.23蕨レッスル武道館で行われるえーりんAID興行の全カードが、のの子vs.辰巳vs.MIZUHO、山下vs.ミサヲ、中島&坂崎&ミウラvs.赤井&清水&KANNAに決まったと発表される。えーりんはこの日リングアナを行うということで「リングアナはたぶんやったことがないと思うので……え、ある? やったかもしれないですけどめちゃくちゃ下手だったらしく記憶から抹消されているので、AIDまでにみんなの名前を忘れないように頑張りたいと思います」と意気込みを述べた。
このほかにも歌のコーナーやトークショーなども予定されているほか、水着ポートレートも限定発売されるとのこと。

第3試合

2015-7-18東京女子ラジアント_第3試合東京プリンセスカップ1回戦の残り2試合。まずはバストデラックスのミウラと美威獅鬼軍の清水が激突。清水のセコンドにはKANNAがつく。清水が握手を求めるが、ミウラは無視。ロックアップからいきなり飛び付き腕十字を決めた清水だが、ミウラはロープエスケープすると一旦場外へ。
間を取ってからリングに戻ったミウラはショルダータックルで何度もなぎ倒すが、清水もアームドラッグで投げると左腕にレッグドロップを落としてからのサーフボードストレッチ。腕を取った清水は念仏拝み渡りからアームドラッグ。

オクラホマロール、羽根折り固めと流れるように決めていった清水は、エルボードロップからアームロック。徹底してミウラの左腕を攻撃していく清水に対して、どうにか反撃したいミウラだが、ロープに飛ばされた清水は逆にフライング・クロスチョップを叩き込むとブレーンバスターの体勢に。
これを逆に投げたミウラは串刺しラリアットから串刺しエルボー。左腕を気にしながらもボディスラムで叩き付けたミウラは、一気にカナディアンバスターからスティンガー。ガッチリと決まったが、清水が必死で耐えたためミウラは自ら技を解く。

ダメージの大きい清水だが、ミウラが攻めあぐねているところに飛び付き腕十字。散々痛めつけられた左腕に決められたミウラだが、どうにかロープに脱出。清水はトリープフリューゲル(=スイングDDT)を狙ったが、放り投げたミウラはカナディアンバックブリーカーへ。
背後に逃れた清水はロープに飛ぶが、パワースラムで叩き付けたミウラは体重を乗せたラリアットを叩き込むと、そのまま抑え込んで3カウント。この結果、ミウラが準決勝に駒を進めた。

第4試合

2015-7-18東京女子ラジアント_第4試合メインは東京プリンセスカップ1回戦のの子vs.中島。奇しくも昨年の第1回大会決勝戦のカードだ。ロングガウンを羽織って入場したのの子に対し、中島はいつも以上に険しい表情。すると中島は名前をコールされたのの子に奇襲攻撃を仕掛け、紙テープまみれの中、逆さ押さえ込み。
さらに首固め、スクールボーイ、ジャックナイフ式エビ固めと連続で丸め込む。どうにかカウント2で返したのの子は中島のショルダータックルを何発も受け止めると、逆にショルダータックルでなぎ倒してから手ぶらツイスト。

さらにロメロスペシャルの体勢から吊り上げずに大きくそらしていく。だが、昇天(=Kカップのボインに相手の顔を押し付け昇天させる)を狙ったのの子を丸め込んだ中島は首4の字固めへ。そのまま反転してのの子の顔面をマットに叩き付けた中島だが、のの子はコーナーにホイップするとコーナースプラッシュ。
お乳三兄弟(=変形コブラクラッチ)に捉えたのの子だが、中島はロープに逃れる。ならばと昇天で中島をグッタリさせたのの子は中島の恐竜の証である尻尾を奪い取ると、キャメルクラッチに捉えた状態で尻尾を目の前にブラブラさせて挑発。そして尻尾を投げ捨てたのの子はSTO(=スペース・トルネード・おっぱい)で叩き付けると、Kカップアタックを狙う。

これをかわしてエプロンに出た中島だが、ロープ越しにKカップアタックを見舞ったのの子は、中島をリング内に引きずり込む。中島はエルボーで反撃するとヘッドロックに捉えるが、ロープに振ったのの子。ロープを掴んで踏み止まった中島はライダーキック。さらにエルボーの連打をのの子のボインに叩き込むが、のの子はパイグリー(=ペディグリー)からのドラゴンスリーパイ(=胴絞め式ドラゴンスリーパーの体勢で相手の顔を胸に埋める)。
辛くもロープに逃れた中島だが、のの子はクイックのボインメーカー(=レインメーカーの体勢から相手を引き込んでボインに叩き付けて吹っ飛ばす)を連発。完全にグロッキー状態の中島に対し、ボインを弾ませたのの子はオパイェを発射。さらにコーナーに登ったのの子は二段目からパイフライフロー(=相手の顔面にボインが当たるように投下するボディプレス)を投下。

かわして自爆させた中島はオクラホマロール。カウント2で返したのの子はカウンターのKズプレス(=テーズプレス)から昇天で抑え込むがカウントは2。「中島」コールの中、ボインメーカーをかわしてコーナーに押し込んだ中島は、そこからノーザンライト・スープレックスで投げて3カウント。

エンディング

2015-7-18東京女子ラジアント_エンディング第1回の東京プリンセスがまさかの1回戦敗退! 番狂わせをやってのけた中島は歓喜のガッツポーズ。そして準決勝の組み合わせ抽選を行うため、1回戦で勝利したミウラ、山下、KANNAがリングに上がる。箱の中に入っている同じ色のボールを引いた者同士が対戦するという仕組み。

KANNAがグリーンのボールを引くと、山下はピンクのボールを引いた。そしてミウラがピンク、中島がグリーンを引いたため、8.4新木場大会で行われる準決勝はKANNAvs.中島、山下vs.ミウラという組み合わせに決定した。

<試合後コメント>
山下実優
――プリンセスカップ準決勝の相手がミウラ選手に決まりました。
「前回負けてるのでシングルで。今私とアカネちゃんの間で一勝ずつっていうことで、引き分けなので、プリンセスカップで早めに抽選で今日決まって、ミウラアカネちゃんとの試合が決まったので、しっかり決め手プリンセスカップに今年こそなれるように頑張りたいなと思います」
――プリンセスカップに今年こそなれるように。
「はいプリンセスカップになりたいです」
――ミウラ選手に前回負けているので気をつけるべき点などあると思うが。
「その時期ぐらいからほんとに勢いがすごいある子だなと思うし、ほんとにもう、悔しいという気持ちがあるし、リベンジが早めにこういうふうにして運命的に抽選で決まったっていうのは、私にとって今やりなさいと言われていると私は感じたので、しっかり新木場までに、少し日にちは短いですけどスパンは短いですけど、しっかり準備期間あると思うので、プリンセスカップミウラアカネ戦に備えたいと思います」
――ミウラ選手の山を越えられれば東京プリンセスカップになれることに近づけるのかなと
「そうですね。山、ミウラアカネちゃんの山を越えれば少しでも近づくのかなというのはあるんで。まだ居ますから、あと二人いるんで。そちらのどっちかが、私が勝ってどっちかが勝って、っていう山を越えて近づきはしますけどゴールじゃないので、しっかり決めていきたいなと思います」

ミウラアカネ
――準決勝の対戦相手が山下選手に決まりました。
「山下選手とは、今まで2回試合してきて一回負けて一回勝って、まあ1回勝ったとはいえ気を抜いてるととられちゃう相手なので、準決勝だからとはいえ、気を抜かずに決勝まで進んで、私は優勝しなきゃいけないので、一回戦清水愛倒して、二回戦山下ですけど、変わらず思い切りぶつかっていって、決勝戦に行ってプリンセスカップ優勝できたらいいなと思ってます」
――優勝しなきゃいけないというのは使命感ですか?
「使命感というか、前々回の大会でえーりんが初めて組んで試合した時に、怪我してしばらく欠場になっちゃってて、プリンセスカップも出れなくなるっていう事態になっちゃって、うちとしては一応同期だし、勝手にえーりんのぶんも背負って優勝しなきゃいけないなと思うし、一回戦でのの子さんが負けちゃってたので、負けると思ってなくて決勝で当たれたらいいなと思ってたんですけど、一回戦で負けちゃって、そのぶんのの子さんと、のの子さんのぶんも背負ってのの子さんとえーりんのぶんもうちが優勝しなきゃいけないなと思ってます」

中島翔子
「喋っていいんですか?」
――どうぞ。
「勝った〜〜〜! 勝ちました! 今回は、落と、落としたくなかった〜!(※満面の笑み)でも勝ったから、偉いのは私! はい! 私が一番つよーい!」
――昨年の決勝のカードのリベンジになりましたが、のの子選手はいかがでした?
「去年と変わってないんじゃないですかね? うふふふ、別に、私頑張るの辞めなかったけど、のの子さんは去年と変わってない感じがしました! そこが大きく違ったんだと思います」
――準決勝の相手がKANNA選手に決まり、KANNA選手はだいぶ変わってしまいましたが
「KANNAちゃんそうですね、今頭のなかで何を考えてるか全然わかんないんですけど、そうだな、なんか、本当のところを見せてくれないKANNAちゃんの、本当のところが見たいって思います」

のの子
――残念ながら一回戦敗退となってしまいました。
「そうですね、やっぱり…えー、去年優勝したので、今年もV2狙おうと、思ってたんですけど、やっぱり、いや去年の、決勝でも(※涙を流しながら)中島のほうが、勝てという声は大きかったのがやっぱり悔しくて、今年は、認めてもらって、ちゃんとV2行けたらなと思ったんですけど、ちょっと力不足だったなって思ってます。まあ、来年目指して、今からやってこうと思ってますんでよろしくお願いします」

美威獅鬼軍
――トーナメント清水選手が残念な結果に終わってしまいました。
清水「はい、もう、こうなってしまっては、腹を切ってお詫びをするしかありません(※頭を深々と下げる)申し訳ありません」
赤井「そんなことする必要ないわ。愛さん、あとでわたくしの部屋にいらっしゃい」
清水「はい」
赤井「他に何か?」
――KANNA選手は準決勝に勝ち上がり、対戦相手も決まりました
KANNA「相手ではないです」
――沙希様もそう思われてますでしょうか?
赤井「そうね、KANNAさんは、今日ついてからクラゲの話しかしてないの。だから相当な思い入れがあるみたいだから、優勝して、愛さんは夢を諦める形になってしまったので、KANNAさんのクラゲへの執着、そこはナメられちゃいけないわよね?」
KANNA「はい、クラゲのためにも」
週プロ加藤記者「あの、部屋に呼んで何をするんでしょう?」
赤井「は?なんですって?」
週プロ加藤記者「部屋に」
赤井「お黙り!(※加藤記者を一瞥し愛さんを従え控室へ)」
KANNA「豚足(と吐き捨て沙希様の後を追う)」

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