マリーゴールド軽量級の頂点は元アクトレスガールズ同士での両国国技館決戦へ!

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 15日、京都府・京都KBSホールにて『Marigold Grand Opening Wars 2024』が開催。松井珠紗、翔月なつみが初代スーパフライ級王者決定トーナメント決勝戦に進出した。

 マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
 スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンでスターダムの『NEW BLOOD』にて偽中野たむとしてプチブレイクした石川奈青が所属に。
 さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
 後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その後の大会でも札止めや超満員を連発しており、快調な滑り出しを見せている。

 マリーゴールドでは、独自のベルトを4本創設したことを発表済み。
 団体最高峰の“赤いベルト”マリーゴールド・ワールド王座、アントニオ猪木さんが巻いたベルトにあやかった“白いベルト”マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座(UN王座)、55kg以下の軽量級選手のためのマリーゴールド・スーパーフライ級王座。上記3本のシングル王座に加え、タッグ王座であるマリーゴールド・ツインスター王座もラインナップされた。

 選手たちは自身が目指す王座に向けて猛アピールを開始。目標を同じくする選手同士には自ずとライバル関係が芽生えていった。
 今月11日の後楽園ホール大会では来る7月13日の両国国技館大会でUN王座およびスーパーフライ級王座の初代王者決定戦の開催が発表。今大会ではスーパーフライ級のトーナメント1回戦が2試合実施された。

 このトーナメントで注目の選手は翔月なつみ、松井珠紗。
 アクトレス出身である松井と翔月は元々互いにライバル意識を持っていたが、目標も同じスーパーフライ級王座ということでその意識はさらに過熱。実質的には松井の方がキャリアが長いものの翔月はアクトレスの至宝たるAWGシングル王座の戴冠歴があり、元スターダムでもある翔月の方が“格上”とされている。


 この日の1回戦初戦では、松井珠紗vsマイラ・グレースの試合が実施。
 マイラのトリッキーな動きをスピードで制した松井がカウンターのジャンピングニーを叩き込むなど後の先を取って効率的にダメージを与える。終盤戦ではマイラが怒涛の丸め込みで粘りを見せるが、松井も同じ丸め込みの応酬で上を行き、カサドーラからのヨーロピアン・クラッチで3カウントを奪った。

 もう1つの1回戦では、翔月なつみvsゼイダ・スティールの試合が実施。
 ゼイダは陽気に翔月を挑発しながらカウンターを狙う戦法を取るも、思いの外ブチ切れていた翔月の猛攻にたじたじに。ゼイダは怒涛の丸め込み攻勢で勝ちを拾いに行くが、キレた翔月のエグいハイキックからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド、ダイビング・ダブルニードロップが決まり翔月が勝利。

 決勝戦のカードが松井vs翔月に決まると、リングに上がってきた松井が「なつみさん、おめでとうございます。私も勝ちました。4人しかいなかったトーナメントなんですけど、なつみさん、スーパフライ級トーナメント決勝戦、よろしくお願いします。私が必ず勝ちます」と笑顔で握手を求める。
 しかし、ブチ切れたままの翔月は「おい松井!チョーシ乗ってるなあ?あ゛ぁ??翔月なつみが、ましてやシングルで、何回も負けるわけねーだろ。初代スーパフライに似合うのはこの翔月なつみだよ。覚えとけ!」と松井が差し伸ばした手を荒々しくはたき落とした。

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