所英男が負けたら引退!「舞い上がって言いそびれた」
24日、都内・GMOグローバルスタジオにて『Yogibo presents 超RIZIN.3』についての記者会見が実施。所英男が引退をかけて試合することが決まった。
かつて“闘うフリーター”として注目を集めた所は、キャリア20年を超えるベテラン選手として日本の格闘技界の重鎮の1人となっており、RIZINにも初期から参戦。
引退を考えていた金原正徳に『金原さん、もう1回やりましょうよ』と声をかけて思いとどまらせたり、戦前に「オヤジ狩りしてやる」などの挑発的な言動を繰り返していた神龍誠には試合後に『君は本当に強い。もっと上に行くんだったらヒール的な発言、オヤジ狩りとかもホントにあった人とか本当につらい思いした人たちもいるわけだから、そんな簡単に言っちゃダメだよ』と諭してヒールから改心させたりと、RIZIN関連に限っただけでも数多の聖人エピソードが出てくる人格者だ。
この日は、超RIZIN.3にて所英男vsヒロヤの試合が行われることが発表。
試合への意気込みを聞かれた所は、「試合で結果を出さないと意味がないと思いますので、精一杯頑張りたいと思います」と淡々と語り、ヒロヤについては「試合も発言も本当に気持ちいい選手」と高評価を下した。
質疑応答の時間に移り、今大会が久々にさいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンで行われることの感慨について問われた所は「若いときは大会が大きくて当たり前だと思ってましたけど、冬の時代を経て今またこうやって大きな大会になっていくところに自分が乗っからせていただくのは本当にありがたいなって思ってます」と回答。
その後、「さっき言いそびれたんですけど、今回試合やらせていただいて、負けたらちょっと引退します」と今回が引退をかけた試合であることをさらっと明かした。
そんな大事なことを何故言いそびれてしまったのかと問われると、「有名人ばっかりで舞い上がりました……」と照れ笑い。しかし、「やっぱり結果を出して喜んでもらいたい人がいるんで、結果を出して喜んでもらいたいと思います」と勝利して現役を続行していきたいという意向を語った。
会見終了後の記念撮影時には、自らヒロヤに握手を求めて頭を下げるなど最後まで謙虚な所らしい姿を見せていた。
事前にこの話を聞いていたという榊原CEOは、「『言わないのかな?』と僕も思ってました(笑)負けたら引退。この試合で引退ってことではなくて、1試合毎に引退をかけて 今回ヒロヤに勝てば、次の試合がまた引退をかけた試合になるということで臨みたいという。引退をかけた1発目の試合が今回って話で。所英男の人間性からすると、そう言って負けたら本当に引退すると思います」と所見を語った。
『Yogibo presents 超RIZIN.3』
日程:2024年7月28日(日)
開始:14:00(予定)
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
<新規発表カード>
▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
斎藤裕(パラエストラ小岩)
vs
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)
▼RIZIN MMAルール 5分3R 59.0kg
所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
vs
ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)
▼RIZIN MMAルール 5分3R 61.0kg
芦澤竜誠(フリー)
vs
皇治(TEAM ONE)
▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)
vs
YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
<既報カード>
▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)
vs
平本蓮(剛毅會)
▼RIZIN MMAルール 5分3R 57.0kg
扇久保博正(パラエストラ松戸)
vs
神龍誠(神龍ワールドジム)