「老後がかかっております」退職金の残り300万で58歳の元ニッポン放送社員がプロレス会社設立!

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 4月3日、神田明神にてガンバレ☆プロレスが新体制に関する記者会見を行った。

 ガンバレ☆プロレスは2013年にユニオンプロレスを追放された大家健が1万5千円で旗揚げした団体。「プロレスをメジャースポーツにしたい」という思いとともに興行を続けていたが、DDTプロレスが2017年にサイバーエージェントグループ入りすると、ガンバレ☆プロレスも合流し上場企業のグループ団体となった。
 だが2024年3月末でガンバレ☆プロレスは独立。大家代表は「この10年間でガンバレ☆プロレスにたくさんの仲間ができました。独立することがガンバレ☆プロレスをもっともっともっと大きく、いろんな人に届けられるのではないかと独立を決断しました」と思いを語っていた。

 この日の会見には三島通義社長、大家健代表、今成夢人、勝村周一朗、石井慧介、中村宗達、HARUKAZE、まなせゆうな、YuuRIが登壇(スケジュールの都合上、冨永真一郎・渡瀬瑞基・鷲田翔は欠席)。
 各々が新体制への意気込みを語る中、大家代表は「何が出来るこれが出来るとかじゃなくて、精神的な繋がりみたいなのがさらに深まったような気がする。なんでもできると思います!俺らがハリウッドとかに行ってハリウッドスターになるかもしれない。今成と一緒に映画作ろう映画。プロレス以外でも、可能性があれば皆さんからお話しいただければ何でも挑戦しますし、誰でも応援します。ただのプロレス団体とは思わないでください。何でも屋さんです!」と宣言し、早速5月30日~6月4日まで開催される『G1戸田プリムローズ開設68周年記念』のキャラクターとしてガンバレ☆プロレスが起用されることが決定。期間中毎日ガンバレ☆プロレスの選手はレース場に向かい、ファンの方々と一緒にボートレースを応援する他、試合を含む様々なイベントを予定している。

 旗揚げメンバーでもある今成は「また1からインディペンデントで皆で再スタート切る。ただのリスタートじゃなく皆が強くなったうえでニューゲームを初めていくという感覚が僕の中にあります。皆それぞれの個性が必ず生きる舞台になると思っています」と語り、ガンバレ☆女子プロレスを行っているまなせは「大家さんが『まなせ居たほうが明るいから楽しくなるからガンプロいなよ』って言ってくれたんです。プロレスラーとして色んな団体所属させてもらったんですけど、ずっと自分が居なくてもその団体は進んでいくなって感じていたので、私居ていいって思ってもらえたんだってことがすごく嬉しくて。プロレスラーになって今年で10年目なんですけど、スターダム、アクトレスガールズ、東京女子と生きてきて、最後に出会えたのがガンバレ☆プロレスだと思っています」と最後の地であると覚悟を語った。

 若手エースである22歳の中村が「4月からガンバレ☆プロレス独立して、僕も大学卒業して4月から新社会人になりました。4月1日から友達がスーツ着て初出勤をして行く中、僕も今日初めてスーツを着てここに来たんで初出勤をしている気分です。周りの友達に昨日会って、ちょっと話を聞いたら上司がちょっと高圧的な方だったり、もう初日から定時で帰れない子とかがいて困ってるんですけど、僕はこのアットホームで風通しが良いガンバレ☆プロレスで、プロレス人生賭けて戦っていくのでこれからも応援よろしくお願いします。ガンプロに新時代を到来させます」とフレッシュな言葉で未来を明るく照らすが、三島社長が「資本金300万円で株式会社ガンプロエンターテインメントを設立いたしました。資金につきましては、私の前の前に勤務しておりました株式会社ニッポン放送から渡された退職金で、使い切ってない残りを投入させていただきました。老後がかかっておりますので、なんとしてもこの団体をいいものにしていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします」とリアルをつきつける場面も。

 新体制一発目は4月27日の18時より北沢タウンホールで開催され、メインイベントでは勝村周一朗の持つシングル王座に石井慧介が挑戦。1999年4月9日に北沢タウンホールでMMAデビューした勝村が、25周年記念試合として防衛戦に挑む。

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