4年4か月ぶりに復活した『ご縁の国しまねツアー』で日高郁人が故郷凱旋!TAKAみちのくと25年ぶりのシングルマッチは勝利ならず

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 23日、島根県・益田市民体育館にて4年4か月ぶりに『ご縁の国しまねツアー』が開催された。

 日高は1997年に格闘探偵団バトラーツでデビュー。その後は数多のリングを転戦し、長年ZERO1に所属して活躍。2020年には自身の経営する株式会社ショーンキャプチャーの経営に専念するために独立し、現在はショーンキャプチャー所属のレスラーとしてメジャー・インディーを問わず数多の団体に参戦中。バチバチファイトからコミカルな役回りまで一線級の実力を持つ頼れるベテランだ。

 この『ご縁の国しまねツアー』(益田大会)は日高がバトラーツ時代から開催していた大会だが、2011年からは日高自身の手で島根県の協力・後援を得て行われるように。小中学生以下は入場無料での開催を続けるなど、島根の子どもたちにプロレスと出会うキッカケを届けている。
 また、日高は2011年に、弟子の青木いつ希は今年2月に島根県のふるさと親善大使『遣島使』に就任。師弟ともに島根県を代表するレスラーとなり、島根県の魅力を伝えている。
 島根県を代表するプロレスラーといえば全日本女子プロレスで活躍した“飛翔天女”豊田真奈美さんがいるが、豊田さんは『ご縁の国しまねツアー』の最高顧問。日高は豊田さんから必殺技であるジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスを継承。青木も同技をアレンジした変形バックドロップを伝授されるなど後継者的な扱いも受けている。

 コロナ禍の影響もあって開催が途絶えていた『ご縁の国しまねツアー』だが、今回は約4年4ヶ月ぶりに復活。
 日高は今大会に向け、「子どもたちに島根出身の先輩が活躍している姿を見てもらって『夢への距離は遠いものじゃないんだ』って実感して欲しい」という熱い思いを語っていた。


 この日のメインイベントでは、日高郁人vsTAKAみちのくのシングルマッチが実施。
 日高がデビューした格闘探偵団バトラーツとTAKAみちのくが所属していたみちのくプロレスは縁が深い団体だった。日高の師匠である船木誠勝のタッグパートナーがTAKAだったこともあり、若手の頃から接することが多い先輩だった。しかし、互いにキャリアを重ねるうちに接点が無くなっていき、最後にシングルマッチをしたのは1999年の掣圏プロレスの山形大会、タッグで対戦したのも2005年の第2回ディファカップが最後なのだという。
 たかとの約25年ぶりのシングルマッチに向け、日高は「お互い50代になって、積んできたキャリアの確かめ合いをしたい」と意気込んでいた。

 観客の大声援に包まれる中、日高がアイルビーバックからフライングニールキック、シュリケンと惜しげもなく得意技を繰り出しTAKAを追い込んでいく。
 だがTAKAが驚異の粘りを見せ、日高の必殺技であるショーンキャプチャー、石見銀山も耐え抜いて最後はスーパーKスペシャルからみちのくドライバーⅡで激闘に終止符を打った。
 
 大日高コールに包まれる中マイクを取った日高は「この4年の間にうちの親父も死んでしまいました」とコロナで止まってしまった4年のブランクを述懐。
 「試合には負けてしまったが、また益田に帰ってきて、プロレスをしても良いでしょうか?」と呼びかけると観衆の大きな拍手と声援がこれに応えた。

 最後は、益田市出身の豊田真奈美最高顧問、浜田市出身の青木いつ希をはじめとした島根県出身の選手たちもリングイン。観客と共に「ショーンキャプチャー!」と叫んで大会を締めた。

『ご縁の国しまねツアー2024益田大会』
日程:2024年3月23日(土)
開始:18:30
会場:島根県・益田市民体育館
観衆:未発表

▼メインイベント 30分1本勝負
○TAKAみちのく(新日本)
19分09秒 みちのくドライバーⅡ
●日高郁人(ショーンキャプチャー)

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