2AWの新世代エース・仁木琢郎が現エースの吉田綾斗を撃破し世代交代を告げる王座防衛!真霜拳號&ナカ・シュウマが2AW&NWAインターコンチのタッグ二冠王に!

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 20日、東京・後楽園ホールにて『GRAND SLAM in 後楽園ホール』が開催された。

 今大会では、仁木琢郎vs吉田綾斗の2AW無差別級王座戦が実施。
 佐藤耕平が持っていた2AW無差別級のベルトを奪取した仁木は、その後カズ・ハヤシ、若松大樹、吉野コータローと団体内外の強者を倒して防衛を重ねるなど勢いは増すばかり。
 そんな中で王座奪取に向けて動き出したのは、2AWのエースとして団体を支えてきた吉田綾斗。吉田は「仁木琢郎のプロレスはめちゃくちゃ面白いと思ってる。お前は俺と出会ってから遥かに強くなってる。成長してるとは思う。ただな、お前は俺よりも強いんか?」と、仁木の“強さ”を問い、仁木も「吉田さんがそんなにどっちが強いか決めたいならやってやりますよ」と真っ向から受けて立つ姿勢を見せていた。

 試合は、体格とキャリアに勝る吉田が優勢に攻め込んでいき、仁木は苦戦を強いられる。
 しかし、立場は人を育てる。王者となってから自信という名の武器を得た仁木は吉田の猛攻をしのぎ切り、得意の空中殺法を駆使して逆転。最後は新技・ターンオーバーを解禁して3カウントを奪った。

 試合後にリングに上って挑戦表明を行ったのは、この日の凱旋試合で華麗な勝利を挙げた花見達也。
 花見と仁木はタッグパートナーであり、かつては2人で2AWタッグ王座も戴冠。花見はドイツに約1ヶ月半遠征しており、wXwのベルトを戴冠するという結果も残しての凱旋を果たしている。

 花見は「ドイツで1ヶ月半濃厚な期間を過ごして、お前の知らないこともたくさん知れたよ。だからお前からベルトを獲って、2AWを引っ張っていく自信がある。俺の挑戦を受けてくれ」と自信に満ちた様子で仁木への挑戦を求める。
 これを受けた仁木は「ドイツに1ヶ月半行ったからって俺の勢いは止められない。いつも隣にいるだけじゃ面白くないと思ってたんで、4月TKP大会でやりましょう。まだまだ俺が2AWの中心になって引っ張っていくんで、2AW無差別級級王者仁木琢郎から目を離すなよ」と4月28日のTKPガーデンシティ千葉大会での防衛戦をぶち上げた。


 また、セミファイナルでは真霜拳號&ナカ・シュウマvs佐藤嗣崇&松永準也の2AWタッグ&NWAインターコンチネンタルタッグダブル王座戦が実施。
 2AWタッグ王座を持つ真霜&ナカと、インターコンチタッグを持つ佐藤&松永が互いの団体のタッグ王座をかけて激突した。

 闇落ちして絶大な強さを発揮するようになった真霜がナカと合流したことで出来上がったタッグチームはあっという間に2AWタッグ王座を戴冠。
 その勢いは他団体も看過できるものではなく、以前から同王座に興味を示していたZERO1のタッグ王者である佐藤&松永が乗り込んでくる形でダブル王座戦が実現した。

 試合が始まるも、ナカが途中で足を痛めて戦線離脱。真霜がローンファイトを強いられることとなり大苦戦。
 しかし、逆境こそが真霜の真骨頂。1vs2の状況でも圧倒的な強さを見せて大立ち回り。そんな真霜の姿を見たナカも奮起して戦線復帰。息の合ったコンビネーションやラフプレーを展開して一気に逆転していく。最後は真霜が怒涛の追い込みをかけ、無道で松永からギブアップを奪った。
 試合後には、梶トマト&岩本煌史が挑戦を表明。4月28日のTKPガーデンシティ千葉大会での防衛戦が決定され、二冠王となった真霜&ナカは休む間もなく防衛戦を闘っていくこととなった。

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