新日本6.28後楽園大会 本隊vs.CHAOSのスペシャルイリミネーションマッチ、オカダ&ロッポンギ・ヴァイスvs.BULLET CLUB
Road to DOMINION
日時:2015年6月28日(日)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1725人(超満員札止め)
▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○田口隆祐
9分36秒 オーマイ&ガーアンクルホールド
●ジェイ・ホワイト
▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○タイガーマスク
6分32秒 チキンウィングフェースロック
●田中翔
▼第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○獣神サンダー・ライガー
7分31秒 ワキ固め
●デビッド・フィンレー
▼第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○マスカラ・ドラダ
7分23秒 ドラダスクリュードライバー→片エビ固め
●小松洋平
▼第5試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○天山広吉/小島聡
8分20秒 アナコンダバイス
永田裕志/●キャプテン・ニュージャパン
▼第6試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○内藤哲也/中西学/KUSHIDA
10分27秒 ジャックナイフ式エビ固め
バッドラック・ファレ/●タマ・トンガ/ケニー・オメガ
▼第7試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○オカダ・カズチカ/ロッキー・ロメロ/バレッタ
12分18秒 レインメーカー→片エビ固め
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン/ドク・ギャローズ/●高橋裕二郎
▼第8試合 スペシャルイリミネーションマッチ 無制限1本勝負
後藤洋央紀/真壁刀義/棚橋弘至/柴田勝頼/●本間朋晃
26分52秒 ボマイェ→体固め
○中邑真輔/石井智宏/矢野通/桜庭和志/YOSHI-HASHI
※中邑の一人残りでCHAOSの勝利
①△真壁(13分23分 オーバー・ザ・トップロープ)石井△
②○棚橋(15分30分 オーバー・ザ・トップロープ)矢野●
③○桜庭(15分50分 エビ固め)棚橋●
④△柴田(18分01分 オーバー・ザ・トップロープ)桜庭△
⑤○中邑(20分44分 オーバー・ザ・トップロープ)後藤●
⑥○本間(23分31分 こけし→片エビ固め)YOSHI-HASHI●
⑦○中邑(26分52分 ボマイェ→体固め)本間●
第1試合
開始早々、尻を振って挑発する田口。ジェイがロープに押し込んでクリーンブレイク。田口が手首を捻ってグラウンドへ。これはジェイが上手く田口の膝に乗り駆け上がり、一回転してヘッドロックで捕らえる。逃れた田口がロープに飛ぶも、ジェイがドロップキックをカウンターで叩き込みフォール。これは2。
ジェイがコーナーでチョップ2発から逆コーナーに振ろうとするが、逆に田口が振って串刺し攻撃。これをショルダーで返したジェイは田口に飛び込み回転エビ固めを狙うが、耐えた田口がヒップトス。これを避けたジェイだったが、田口はヒップアタックを連続で叩きこみフォール。ジェイは2で返す。
田口はキャメルクラッチで捕らえ、これはジェイがロープを掴む。田口はジェイの腕や足に順々にヒップトス。四肢に打ち込んでからボディスラムでセットすると、ボディーにヒップトスからエプロンに出てスワンダイブ式ヒップトス。フォールも2。田口は尻でジェイの顔をロープで押しつぶすが、ジェイはその尻を噛む。田口はロープの反動をつけてジェイの顔をロープとサンドイッチしていくが、ジェイは3度めでカウンターのエルボー。
5分経過。ジェイは田口にエルボー連打。さらにロープに振ろうとするが、逆にロープに振られるも田口の突進を避けてエルボーで倒す。
ジェイは串刺し式のかち上げエルボーからコーナーに登りミサイルキック。フォールも2。
ジェイはエビ固めを狙うが、足を伸ばして返した田口は走りこんできたジェイの顔面にカウンターのケツ。さらにコーナーに上りダイビングヒップアタック。フォールも2。
田口はバックをとるが、返したジェイにスリーアミーゴス。3回めを耐えたジェイが首固め。これは2で返した田口が前落とし。フォールも2。
田口はバックをとるが、回転したジェイに田口はオーマイ&ガーアンクル。これを返したジェイがエビ固めで捕らえる。田口はロープに這うが、ジェイはフェイスロックへ以降。さらにチキンウィングフェイスロックへ。なんとかロープを掴んだ田口。
ジェイがエルボー連打からロープに飛ぶも、田口がヒップアタックでカウンター。さらに延髄斬りを叩き込んでどどんの体勢になるが、ジェイが丸め込む。これを丸め込み返した田口は、これを返したジェイにオーマイ&ガーアンクルホールドでギブアップを奪った。
<試合後コメント>
――田口選手の懐の深さを見せてもらった試合でしたが。
「懐が深いと思ってもらったならうれしい反面、それだけ追い込まれていたという。引き出しを開けずには勝てない相手だったと。スーパージュニアが終わった後だから。経験の鮮度が落ちていない今だから言えるけど、スーパージュニアに出ていてもおかしくないレベルですよね、ジェイ・ホワイト。なんかね、ジェイにはデヴィちゃん(=プリンス・デヴィット。現フィン・ベイラー)のにおいを感じますよ。デヴィちゃんのようなあんな華々しい選手になるような予感がしますよ。すごいですよ、ジェイ・ホワイト。それに負けず劣らず、田中、小松。海外遠征に行ってる若手もいますし、下からの突き上げ、下からの突き上げであっさり昇天してしまわないように。イキのいい突き上げはつらいですよ、おじさんには。でもそれにはテクで、熟練の腰回しで、熟女の腰つきで、若手の突き上げは逆に締め返してやる! 締め返してやります! 逆・昇天!」
第2試合
開始早々、田中がタイガーをコーナーに押し込みエルボー連打からボディスラムでフォール。さらにタイガーの足を抱えて肩に担ぐと、そのまま横に落として逆片エビ固め。タイガーはロープへ。タイガーは場外へ降りるが、田中が場外へ追いかけエルボー連打からリングに投げ入れる。
田中は水車落としから腕ひしぎへ。タイガーは田中の顔面を踏みつけこれを逃れるが、田中はすぐにエルボー連打からロープに飛んで走りこむ。タイガーはニーリフトをカウンターでボディに叩き込み、さらにハーフダウンの田中の後頭部にソバット。フォールもなんとか立ち上った田中の顔面をタイガーは張り、さらに顔面を踏みつけていく。立ち上がろうとハーフダウンの体勢の田中に強烈なミドルキックを叩き込むタイガー。膝立ちになるたびにボディーにミドルを叩きこまれる。
タイガーはダブルアーム・スープレックスから腕固め。なんとか田中はロープに足を伸ばすも立ち上がれない。タイガーが髪を掴んで立ち上がらせエルボー。田中はなんとかチョップを返すも、タイガーは強烈なチョップ。倒れこんだ田中をタイガーは起こすと、田中はチョップ連打からロープに飛ぶが、タイガーはカウンターで膝。しかし負けじと田中はドロップキックを叩き込み、さらにボディスラムからフォール。これは2。
田中は逆エビ固めを狙うが、タイガーは下から顔面を蹴りあげ、走りこんできた田中にカニバサミから股裂きへ。さらにタイガーはアンクルへ移行するが、田中はロープへ。
タイガーはローを連打し田中を立たせないようにすると、ミドルを顔面に叩き込もうとするが、田中はこれを避け丸め込む。再度丸め込むがこれを返された田中は走りこむが、タイガーはソバットで迎撃しコーナーに寄りかかった田中の側頭部へハイキック。
横たわる田中の顔面にニードロップを投下したタイガーは改めて顔面を蹴ってからフォールも田中は2で腕を上げる。
タイガーはコーナーに田中を座らせると、雪崩式のタイガードライバーさらにチキンウィングフェイスロックで田中からギブアップを奪った。
試合後、マイクを持ったタイガーは「田中、お前、NOAH出るんだろ? いいか? 新日魂ぶつけて出てこい」とエールを贈りリングを後にした。
<試合後コメント>
田中翔
「新日本の、新日本の試合で俺はこんなにボコボコにされて。クソザコだよ。新日本の中ではクソザコだ。クソザコだからこそ他団体で結果を残して、新日本のクソザコが他団体で結果を残せるっていうくらい、新日本のレベルの違いを俺が、このプロレス界で見せつけてやる」
第3試合
試合開始すぐにライガーが変形ロメロスペシャル。これを離すとフライングメイヤーからグラウンドコブラ。そのままヘッドロックに移行し立たせると、ロープの反動をつけてのショルダータックルでフィンレーを倒す。
立ち上がったフィンレーはエルボー連打から走りこむが、ライガーはショルダースルーでフィンレーを場外に落とすと、リングを走りこんでスライディング。さらに場外に降りると鉄柵にフィンレーを叩きつける。場外カウント6でライガーはフィンレーをリングに投げ入れると、改めてロメロスペシャル。ライガーはロメロ式フロントネックロックで捕らえるも、これを離して改めてキャメルクラッチ。ライガーはこれを離すとストンピングからコーナーに押し込んで強烈なチョップ。横たわるフィンレーを改めてコーナーに張り付けチョップ。ライガーは逆コーナーにフィンレーを振り走りこむが、フィンレーはショルダーアタックで返しミサイルキック。だがライガーはこれを避けて逆エビ固め。フィンレーはロープへ。
5分経過、ライガーが走りこんだ所をかち上げエルボーのカウンターからジャンピングエルボーを叩き込んで倒したフィンレーは、ライガーをコーナーに振り串刺しエルボーからカミカゼ。フォールも2。フィンレーはマフラーホールドで捕らえるも、ライガーはロープへ。
フィンレーはライガーに串刺し攻撃を狙うが、ライガーが掌底のカウンター。さらにライガーボムを叩き込んでフォールも2。
ライガーはブレーンバスターで投げようとするがフィンレーが首固め。これを返したライガーにフィンレーは喉輪落とし式の背骨折り。フィンレーはライガーを投げようとした所をライガーがワキ固め。これでフィンレーはタップしライガーが勝利した。
<試合後コメント>
デビッド・フィンレー
「今日は自分にとっての新日本での新しいスタートでした。そしてレジェンドのライガー選手と闘えて、とてもいい経験をしました。自分の父(=デイブ・フィンレー)はプロレスラーとして多くの闘いをしてきました。自分も父のように多くの経験をこの新日本で積んでいきたいと思っています。コスチュームを黒にしたのは、新日本のヤングライオンのカラーだからです」
第4試合
握手で試合が開始。バックの取り合いからグラウンドとオーソドックスな展開。ドラダが弓矢固め。これを回転して小松が押しつぶしフォールも1で返し両者距離を取る。
ドラダがコルバタで小松を場外に落とし走りこむが、小松はすぐにリングに登り逆にコルバタでドラダを場外に落とす。だがドラダもすぐにリングに戻り、ミサイルキックで小松を場外に落とすと、コーナーから場外ダイブ。
場外カウント11でリングに戻った小松に、ドラダはスワンダイブ式ボディプレスでフォールも2。
ドラダはフェイスロックから首4の字。小松がロープへ足を伸ばし、立ち上がった小松へドラダはチョップから串刺しラリアット。フォールも2。
ドラダはコーナーに登りムーンサルトを投下するも、小松は足を伸ばしてドラダの顔面を蹴りあげると、立ち上がりエルボー連打。
だがドラダがチョップで返すも小松はロープの反動をつけたジャンピングエルボーを叩き込み立った相手へのダイビングセントーンからフォールも2。
小松はドラダをロープに振るが、ライオンサルト風に翻ってきたドラダを避け小松が丸め込む。これは2。改めて小松が足に飛びつき後転してからの片逆エビ固め。これはドラダがロープを掴む。
小松がドラダをコーナーに振り走りこむが、避けたドラダが、デュランダルからシーソーホイップ。更に顔面にスライディング式のドロップキックを叩き込んでから、コーナーに登りスワントーンボムを投下。
ドラダはドラダスクリュードライバーを叩き込んで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
小松洋平
「メキシコへの切符の、海外への切符の査定試合かな、今日は。平気だよ。もう誰が来ても対応できるよ。あとは白星がほしいかな(苦笑)」
第5試合
先発は天山と永田。バックの取り合いから永田がタックル。これに天山がモンゴリアンチョップで返し永田を倒すと、ストンピングから頭突き。さらに永田をロープに振ってショルダースルーを狙うが、永田はパントキックからハイキックで倒す。天山は立ち上がり永田を挑発してから小島にタッチ。永田もキャプテンにタッチ。
小島とキャプテンはタックルのぶつかり合い。キャプテンが打ち勝ち、モンゴリアンチョップ。これは天山が出てきてガットショットからモンゴリアンチョップ。だが3発目でキャプテンが地獄突き。キャプテンはコーナーの小島に走りこむが、小島がこれを避けてマシンガンチョップからいっちゃうぞバカヤローエルボーを投下。フォールも永田がカット。小島は永田を場外に投げ捨て天山にタッチ。
天山はキャプテンの背中にハンマーを落とすと、モンゴリアンチョップから頭突き。さらに顔面を蹴りあげると、ロープに振ってニールキック。フォールも2。
天山はチンロックから小島にタッチ。小島はストンピングからコジコジカッター。フォールに行かず「馬鹿野郎!」とエプロンの永田を場外に落とすと、キャプテンとエルボー合戦からチョップを叩き込みロープに振る。キャプテンはジャンピングショルダーアタックを叩き込んで小島を倒すと永田にタッチ。
永田はミドルキック連打からコーナーに振ってビッグブーツ。小島と永田はエルボー合戦から小島が回転エルボーを狙うが、永田がニーリフト。さらに走りこんできた小島に永田はジャンプのフェイントから張り手一線。だが小島はラリアットで倒し、さらにアームカバーを外してのラリアットを狙うが永田がエクスプロイダーからナガタロック。これは白目をむく前に天山がカット。会場からは大ブーイング。
永田はビッグブーツを放つがこれを避けた小島がブレーンバスター。小島は天山にタッチ。永田もタッチ。
キャプテンが地獄突きから串刺しエルボー。さらにクロスボディアタックからフォールも2。永田が出てきて天山にトレイン攻撃から永田がブレーンバスターで投げ捨て、キャプテンがコーナーに振りダイビング・ヘッドバット。しかしこれが不発に終わり、天山が出てきてテンコジカッターを狙うが、着地した永田に小島がラリアット。更にキャプテンが出てくるが、キャプテンにテンコジカッター。天山はアナコンダバイスでキャプテンからギブアップを奪った。
<試合後コメント>
テンコジ
天山「なんもないですよ。怖さがなかった。やってて怖さがないと、永田はともかく。キャプテンしっかりせえって。永田があんなにしっかりガッチリ持ち上げてるのに。昨日も言ったけど、キャプテンはなんかきっかけほしいんちゃうの? 本人がどう思ってるのか知らんけど。あのままのキャラで行くのか知らんけど。このままではあのままで終わりやって。キャプテンのこと思って言ってるけど、ちょっとね。まぁ俺がそんな悩むことでもないないんやけど。もっとね、ヤバイな!ってくらいで来てもらわないとこっちもG1前にしっかりガッチリやりたいと思ってるんで」
――例えばそのNWA王座への挑戦を目標にしてくるとか?
天山「やっぱりそれくらい噛みついてくれないと。それが無理だとしてもなんか行動起こせって。キャプテン、ほんとバックボーンあるんだから。あと何をするかっていったら自分で積極的にやるべきだと思うんだ。他の先輩後輩頼らんと、ひとりで見せてみろって感じですよね」
――今、天山選手はキャプテンへの物足りなさを口にされていたのですが……
小島「何もない。誰に不満なんて何もないんだよ。ただ俺はキャリア24年。今年、あと3か月で45歳だ。その年齢の俺の今の体を見てくれよ。この胸と腕を見てくれよ。プロレスで大切なのはなんだ? 積み重ねてきた練習、積み重ねてきた試合、実績! 数々のレスラーとしての歴史だよ。それが今の俺にはこんなにたくさんつまってるんだよ! これでG1クライマックス、優勝できないわけがないんだ!」
第6試合
先発はKUSHIDAとケニー。ハイスピードなグラウンドの攻防から、ケニーが押しつぶし連続フォール。KUSHIDAがブリッジして返すが、そのボディにケニーが乗りつぶそうとする。だがKUSHIDAは腕固めで捕らえるが、両者離れタッチ。
中西とファレとなり、中西がヘッドロックで捕らえる。両者ロープに飛んでショルダータックルのぶつかり合いからチョップ合戦。中西がカナディアンで担ぎ、落とすと野人ラリアットを狙うが、ファレが喉輪でつかむ。逆に中西も喉輪で掴むが、ケニーが背後から襲撃。ファレがハンマーを投下。ファレはトンガにタッチ。
トンガは中西に頭突きからエルボー投下。中西を自軍コーナーに叩き込んでからケニーにタッチ。
ケニーとトンガはブレーンバスターで中西を投げようとするが、逆に中西が二人まとめてブレーンバスター。中西はKUSHIDAにタッチ。
KUSHIDAはダイビング空手チョップをケニーに叩き込み、エプロンでトンガとケニーを次々延髄斬り。さらに二人まとめてロープを使ったアームブリーカーからスワンダイブ空手チョップを狙うが、避けたケニーはバックを取る。だが耐えたKUSHIDAを強引にバックドロップで投げ捨て叩きつけるとトンガにタッチ。KUSHIDAも内藤にタッチ。
内藤は次々低空ドロップキックを叩き込むと、トンガにコーナーでエプロンからスワンダイブドロップキックを狙うが、キャッチしたトンガがサイドバスター。さらに内藤にトレイン攻撃からトンガがスピアー。トンガは内藤を投げようとするが、KUSHIDAがオーバーヘッドキックを叩き込み、さらに内藤がジャックナイフ式エビ固めで3カウントを奪った。
試合後、ケニーがKUSHIDAのトロフィーを強奪。それをKUSHIDAは追ってリングを後にした。
<試合後コメント>
内藤哲也
「今日は日曜日。ドミンゴ、いやCMLLの日曜日、アレナ・メヒコで試合してるんだよね。今日も起きた時、『あ! アレナ・メヒコに行かなきゃ!』って思っちゃったよ。それくらい、俺ちょっとメキシコの空気を吸いすぎてしまった。あの空気がなつかしい。恋しいな。俺はCHAOSではない。もちろんBULLET CLUBでもない。ましてや本隊でもない。俺の居場所は! ロス・インゴベルナブレス!」
第7試合
BULLET CLUBが急襲。ロメロにトレイン攻撃を狙うが、ロメロがアンダーソンにジャンピングニー。ギャローズが地獄突きから走りこむが、六本木バイスがダブルニーを2連続。さらに低位ドロップキックから顔面へのサンドイッチドロップキック。「ナカスゾコノヤロウ」とロメロが叫んでから連続攻撃を叩き込むと、バレッタが串刺し攻撃。更に走りこむがギャローズはモンキーフリップで落とし、コーナーに押し込むとギャローズはチョップ連打から地獄突き。
ハーフダウンのバレッタにギャローズはグーパンチ連打から裕二郎にタッチ。
裕二郎はバレッタをコーナーに叩きつけ顔面を踏みつけていく。さらに串刺しビッグブーツからロープに向かってボディスラム。裕二郎はアンダーソンにタッチ。
アンダーソンはスナップメイヤーからスリーパー。逃れたバレッタがエルボーから走りこむが、アンダーソンはジャンピングバックキックからフォールも2。再度フォールも2。3度目も2になりアンダーソンが怒りながらギャローズにタッチ。
ギャローズはエルボードロップからフォールも2。ギャローズはバレッタを担ぐも、バレッタは着地し延髄斬り。タッチしようとするもアンダーソンがオカダとロメロを場外に落とす、その隙にギャローズがバレッタをリングに叩きつけ、コーナーに振ると串刺し攻撃。これをバレッタは避けスイングDDTを叩き込むとロメロにタッチ。ギャローズもアンダーソンにタッチ。
ロメロはアンダーソンにスワンダイブボディアタック。さらにコルバタでコーナーに振ると、連続串刺しラリアット。しつこくやっていたがアンダーソンがドロップキックで迎撃し、ガンスタンを狙うがロメロが逆さ抑えこみ。2で返したアンダーソンが走りこんできたロメロをレイザーズエッジで投げようとするが、ロメロが耐えて、そのままパワーボムの体勢になるが、ロメロがフランケンでアンダーソンの顔面をコーナに叩きつけ、延髄斬りを叩き込んでオカダにタッチ。
オカダはアンダーソンにDDT。アンダーソンはパワーボムの体勢になるが、着地したオカダがレインメーカーを狙うがアンダーソンはカウンターのガンスタン。裕二郎にタッチ。
裕二郎はロープにもたれかからせビッグブーツ。さらに投げようとするが、着地したオカダへラリアット。裕二郎はブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
裕二郎はオカダを投げようとするが、モンキーフリップで返したオカダが串刺しエルボーを狙うが、避けた裕二郎が走りこんだ所をオカダはキャッチしリバースネックブリーカードドロップ。さらにコーナーに登るがギャローズがそこはハイキックで落とし、アンダーソンも顔面を蹴りつけ、マジックキラーから裕二郎がフォールも2。
裕二郎はバックドロップからフォールも2。裕二郎が投げようとした所をアンダーソンがスワンダイブドロップキックで迎撃。六本木バイスが場外トペをしたところで、リング上では裕二郎が東京ピンプスを狙うも、着地したオカダがドロップキック。オカダはコーナーに登りダイビングエルボードロップを投下してからレインメーカーポーズ。そのままレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。
試合後マイクを持ったロメロは「トウキョウコンバンワ、BULLET CLUB、オオサカジョウ、CHAOSが勝つ、俺たちが次のIWGPタッグチャンピオンだ、そしてレインメーカーもIWGP王者になる! オオサカジョウ、1、2、3、シバクゾー!」と叫びオカダとともにレインメーカーポーズを決めた。
<試合後コメント>
オカダ・カズチカwith外道
オカダ「俺、今の試合で何やった? ネックブリーカー、ドロップキック、エルボードロップ、レインメーカー……。ほか何やった? 必要最小限の技でしっかり結果残した。AJもな、楽しませてくれ。やっぱりお前がいないとダメだな。しっかり大阪城ホール、しっかりベルトを獲って金の雨を降らせてやるから覚悟しておけ」
外道「おいAJスタイルズ! レインメーカーはよ、完璧な状態だ。この意味が分かるか? あ? テメェに勝ち目はねぇってことだよ!」
第8試合
先発は中邑と後藤。後藤がヘッドロックにとらえ、逃れた中邑にアームホイップ。立ち上がった中邑の蹴りを避けた後藤がヘッドシザースに捕らえるも、これから中邑が逃れ両者距離を取る。両者タッチ。
柴田と桜庭となり、桜庭がコブラで捕らえそのままグラウンドで腕を取ろうとするが、柴田もポジションを変え腕を狙う。両者距離を取る。
柴田がロープに桜庭を押しこみそのまま赤コーナーへ棚橋が背中を叩きタッチ。棚橋は矢野しか見ていないため、桜庭も渋々タッチしようとするが矢野がリング下に降りタッチを拒否。代わりにYOSHI-HASHIがタッチ。
YOSHI-HASHIが棚橋と組みあいロープに押し込んだところで矢野が背後から棚橋をロープに押し上げOTRを狙う。ここでCHAOS全員で棚橋を落とそうとするが正規軍も出てきて救出。棚橋は本間にタッチ。
本間はYOSHI-HASHIを投げようとするが、耐えた本間にYOSHI-HASHIがかち上げエルボー。走りこむが本間がボディスラムから小こけしを狙うが自爆。ここでCHAOSが出てきてトレイン攻撃から桜庭がミドルキック。YOSHI-HASHIがコードブレイカーを叩き込んでフォールも2。YOSHI-HASHIは中邑にタッチ。
中邑はコーナーに本間を押し込みミドル連打から顔面に足を置いてブルブル。中邑は矢野にタッチ。矢野は本間を崇高ナーに叩きつけると桜庭にタッチ。
桜庭はミドルキック連発からストンピング。さらにエルボードロップを2連続で投下し、スナップメイヤーから石井にタッチ。
石井はヘッドバッド連発。本間はエルボーで返すが、石井はエルボーで倒しエプロンの真壁をエルボーで落とす。
本間と石井はチョップ合戦からエルボー合戦。強烈なエルボーで石井が本間を倒しストンピング。石井はブレーンバスターで投げようとするが、逆に本間が投げ真壁にタッチ。
真壁が次々ラリアットで叩き落とすが、YOSHI-HASHIが背後から急襲するも、石井ともどもダブルラリアットで真壁がなぎ倒し、石井をコーナーに振り串刺しラリアットからグーパンチ連打。そのままフロントスープレックスで投げフォールも2。
石井と真壁がエルボー合戦からラリアットの打ち合い。これは真壁が打ち勝ちフォールもCHAOSがカットに入る。
石井に正規軍がトレイン攻撃から真壁がガットショットからパワーボム。フォールも2。
真壁は石井をコーナー下にセットしコーナーにのぼるも、YOSHI-HASHIが足をつかんでその隙に石井が正面に登る。そこを真壁がラリアットでエプロンに落とすと、走りこんでラリアット。落ちるかと思いきやエプロンでこらえた石井が真壁にヘッドバッド。そのままエプロンからブレーンバスターを狙うも、両者耐えてエプロンでぶつかり合い。ラリアットの相打ちでそのまま場外へ転落し真壁と石井がダブルで失格。
リングには棚橋と矢野。ロープに飛んだ所をYOSHI-HASHIが羽交い締めにするが、走りこんできた矢野を誤爆させると、お互い急所攻撃。
棚橋が走りこむも、これを避けた矢野のせいで棚橋が落ちそうになる。だが棚橋はロープを掴んでなんとか逆上がりでリングに戻ると、同じように矢野がロープから転落しそうになり逆上がりを敢行。だが棚橋はその腕へドロップキックを叩き込み矢野が転落し失格。
棚橋が場外で挑発しているYOSHI-HASHIに気を取られている隙に桜庭がスクールボーイで棚橋から3カウントを奪い棚橋が失格。
柴田が出てきて桜庭にドロップキック。フォールも2。桜庭は首相撲からニー連打。さらに胴締めフロントネックロック。だが柴田はそのまま肩に担ぎ、桜場をエプロンに落とすが、ロープを必死に掴む桜庭の顔面を柴田は殴っていく。だが桜庭は柴田の首を掴みエプロンに引きずり込むと、そのままエプロンで三角絞め。桜庭はそのままエプロン下に引きずり込み、ダブルで落下し失格。
リングには後藤と中邑。後藤が村正からブルドッキングヘッドロック。バックを取った後藤がロープに飛ぶも、中邑がこれを避け二段式のハイキック。これを避けた後藤がバックドロップを叩き込んで、更にブレーンバスターを狙うが背後に着地した中邑がスリーパー。後藤は強引に担ぎ牛殺し。
YOSHI-HASHIが出てきてカットに入るが、これは後藤が場外に投げ捨てる。
その隙に中邑が復活し後藤をコーナーに横たわらせるが、走りこんできた所を後藤がキャッチ、エプロンに後藤が降りて攻防と成るが、後藤が打ち勝ちコーナーに上る。そこへ中邑が延髄斬りを叩き込み、後藤は場外に落下し失格。
本間が出てきて中邑に小こけしを投下も自爆。中邑はYOSHI-HASHIにタッチ。
YOSHI-HASHIはヘッドバンカーからパワーボムを狙うが、そこを本間が本間クラッチで丸め込むが2。本間はバックをとるが中邑が背後から急襲しトレイン攻撃を狙うが、本間が中邑にラリアット、YOSHI-HASHIにチョプで迎撃し、チョップ合戦へ。
本間が走りこんだ所をYOSHI-HASHIがラリアットで迎撃しフォールも2。
YOSHI-HASHIは本間をロープに振るが、本間はロケットこけしで迎撃し、さらにこけしを投下してフォール。3カウントを奪いYOSHI-HASHI失格。
中邑が出てきてスリーパー。これから逃れた本間とエルボー合戦。打ち勝った中邑に立ち上がった本間がナックルを叩き込み両者ダウン。
立ち上がると本間が勢いをつけてラリアット。倒れた中邑に小こけしを投下しフォールも2。
本間はボディスラムで投げようとするが、中邑はリバースで投げ捨てるとボマイェを放つが、本間は避けてドライバーを叩き込み2。
本間はボディスラムでコーナー下に中邑をセットしこけしを投下。避けた中邑が後頭部にダイビングボマイェ。さらにボマイェを叩き込み3カウントを奪った。
これにより正規軍は全滅。一人残りでCHAOSの勝利となった。
中邑は「打ちとったりーなんて、おい殿、殿、あれ? 殿はいずこへ? まあいいや、そのベルトはな、持ってるだけじゃ何の意味もござらんぞ? しからば、それがし、中邑真輔、大阪城で見事討ち取ったあかつきには、しかと、インターコンチの妙技、見せてしんぜよう。イヤァオ!」と叫びリングを後にした。
<試合後コメント>
棚橋弘至
「何度も言ってやるよ。この闘いにハサミは必要ない。突然『髪の毛を賭けろ』(と言い出しても)違うと思うよ。この3月から矢野に借りを返したいのは俺だから。髪の毛、それは違う。俺は一生、髪を賭けたくない!」
――矢野選手のYTRポーズをマネされていましたが、ファンの人にはなんて言ってもらいたかったのですか?
「あ、あれは……(ポーズを交えて)『愛! して! ます!』……大丈夫、これ流行んないから(照れ笑)。大丈夫(笑)」