「RIZINに世界中のファンを振り向かせる」榊原CEOが語る『マニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザーJr』世紀のリマッチの意義
12月31日、さいたまスーパーアリーナにて『にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45』が開催。マニー・パッキャオが来場し、2024年にフロイド・メイウェザー・ジュニアとの再戦が発表された。
2022年の大晦日に来場したマニー・パッキャオは2023年に試合を行うことを発表していたが、この日パッキャオとともにリングに登場した榊原CEOは「本来であれば今日までの中で戦うはずだったんですけど、なかなか相手含めて、みんながワクワク・ドキドキするカードが組めなかったです。ただ2024年、実はとんでもないカードを組もうと思ってます。世紀のリマッチ、フロイド・メイウェザー」と2015年に行われた試合の再戦を発表。
これを聞いたパッキャオは「準備はできています。今回またお招きいただきありがとうございます。ここに立ててありがたく思っています。まず今年戦うと言った事が実現しなくて申し訳なく思っています。ただ榊原社長にも色々と説明していただいた通り、来年是非皆さまにビッグファイト、フロイド・メイウェザーとやれるように頑張りたいと思いますので、皆様の応援よろしくお願いします」と笑顔で試合を承諾した。
バックステージで榊原CEOは今回の経緯に関して「パッキャオとは、2023年の時点で試合を組むということで契約をして、2023年にリングで闘うことができるようにお互い話をしてはいたんですが、タイミングと相手と、中々パッキャオとやるってことで熱を作れる相手が僕らの中で提案ができず、結果1年経っちゃった。今年の秋くらいからフロイドとも『パッキャオとやったらどうなんだ』って話は進めてるんですね。最終、2人がリマッチでやれるかどうかっていうところは、まだ日時も場所も、最終的に決まってないんで。これからしっかり詰めて。ただ、2人共RIZINの舞台で闘うってことに関しては『YES』と言ってくれてるんで。それをどのタイミングで、どの流れの中で組むかっていうのをもう少し調整をして、正式にやるべきなのか、フロイドとかパッキャオとか、彼らを使う意味・意義っていうのは、RIZINという舞台を、いま日本のファンからすると『いや、そんなもんいらないからもっと平本蓮の試合を組め』『(朝倉)未来の試合でいいよ』って思いはあると思うんですけど、ちょっと違う視点を僕らは持っていて。もっとワールドワイドに、RIZINに世界中の、特に北米のファンを振り向かせていく。そのためには飛び道具がまだまだ必要だと思っていて。フロイド・メイウェザーJr.、マニー・パッキャオ以外のボクシングのトップアスリートともコミュニケーションを取ってますから。エキシビションという枠の中であれば、非公式マッチなら日本で闘えたりもするので。それはライアン・ガルシアでもそうですし、ガーボンタ・デービスでもそうですし。いろんな選手に、僕はチャレンジをして。ちょっと他の海外のプロモーションとは違う形で、このRIZINという舞台に海外の視線を集めるようなチャレンジはあっていいかなと思ってますので。フロイド・メイウェザーJr.とマニー・パッキャオが、いつどこでどう行われるのか、行われないのかってのは、もう少し預からせてもらって、詰めていきたいと。そう思ってます。大きな規模ではやりたいと思ってますけど、フロイド・メイウェザーJr.とマニー・パッキャオで東京ドームが埋まるとは思ってない。今回のさいたまもそうですけど、どちらかと言うと競技会を開くというよりお祭りを創る方が得意というか、そういうものにしていかないと一般の人が振り向いてくれないし、他の大会は見に行かないけど大晦日のRIZINは見に来るってファンがたくさんいるっていうことだと思うんですね。そういうカジュアルなファンを巻き込めるような求心力と遠心力をラインナップできるイベントをまた来年も。『えっ!そんなとこでやるの?!』みたいな“まさか”をまた創り出せるようにチャレンジしたい。そのアイコンにはフロイドとマニーの世紀のリマッチが行われる。当然そのルールとかもみんながそそられるかっていうのもあると思うんで、最終調整していきたいと、そう思ってます」と説明した。
2015年当時は判定でメイウェザーが勝利しているが、この試合がどのような場所・ルールで行われるのか発表が待たれる。