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　ガンバレ☆プロレスが11月23日、東京・高島平区民館で「死刑台のエレベーター2023」を開催した。これまで“土肥羆”（土肥こうじ、羆嵐）に散々な目に遭わされてきた大家健が執念で12月27日、後楽園ホールでの羆嵐とのシングル戦にこぎ着けた。

　10・1新宿で大家は翔太と組み、“土肥羆”と敗者髪切りマッチで対戦も、羆嵐に惨敗して丸刈りにされたうえ、バックステージでボコボコにされる屈辱を味わった。リベンジを期す大家はこの日、渡瀬瑞基と組み、“土肥羆”と激突。

　“土肥羆”はパワーで圧倒していくも、大家は羆嵐にミサイルキック、カミカゼ、ダイビング・ヘッドバットと必死の攻め。しかし、“土肥羆”は形勢逆転させると、土肥が強烈なラリアットを渡瀬に叩き込んで料理した。

　試合後、退場しようとする羆嵐に大家は「羆嵐、12・27後楽園で俺とシングルマッチやれよ！」と要求。羆嵐が「やりません」と回答すると、大家は「俺はあきらめの悪い男だ。12月4日、新宿でオマエたち、大会（土肥羆自主興行）やるらしいな。俺はその興行に乗り込んでやってもいいんだぞ！」とアピール。すると、羆嵐は「絶対乗り込むなよ。どうしてもやりたいなら俺の条件のめ。シングルやって、俺が圧勝するだろうけど、勝ったら、ガンプロのシングル、タッグのタイトル挑戦させろ」と逆要求。これを大家が「やってやろうじゃねぇか。飲んでやるよ」と受諾して、大家vs羆嵐のシングル戦が決定。

　大家は「皆さんもあるでしょ。分が悪いこととか、憂うつでたまらないこととか。その壁を乗り越えていかなきゃ、俺たち生きていけないんじゃないですか。死んだように生きたくないんですよ。俺はもっともっと頑張れる。何だってやりますよ。12月27日、羆嵐を倒して、絶対にアイツにリベンジ果たします」と絶叫。

　羆嵐は「俺とやって勝てる自信があるのか？　確実にシングルとタッグ、挑戦しちゃうけど大丈夫？　アイツに現実を突きつけてやる。ガンプロのシングルもタッグも、俺の腰に巻かれるよ」と余裕の表情。

　この大家が受け入れた条件について、現スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王者で、12・27後楽園で勝村周一朗の挑戦を受けることになった木髙イサミは「全然構わない。逆にそれを大家がひっくり返して、来年の1月とかに俺と大家がやらないと、この話は終わらせられない。俺は“大家を待つ”と言った言葉にウソはないんで。大家が羆嵐選手に勝って、（後楽園の）メインで勝った俺のベルトに挑戦するんだと。俺と大家の今までやってきたものが回収されるんだと。大家がそれをやってくれないと、ガンプロファンの気持ちも裏切ることになるだろうし。僕にもそれは責任あります。勝村選手に勝って証明したい気持ちはあります」と話し、大家の奮起を促した。

　また、12・27後楽園でのガンプロvsGLEATの全面対抗戦が決定。今成夢人は「GLEATとの対抗戦と言えば、僕ですよね！　8月の両国、10月の後楽園出て。結構負けっ放しなので、ホームリングでGLEATを八つ裂きにしてやりたい。GLEATは誰が出て来るんだ？　カズ！　カズ！　カズ・ハヤシ、聞こえるか？　ガンプロのリングで待ってるぜ！」とカズ戦の実現を叫んだ。

　さらに、12・27後楽園では長谷川美子vs遠藤有栖（東京女子プロレス）も決定。「東京女子で試合させていただいて負けてしまって。次はホームなので、ガンジョ、ガンプロの魂を見せつけて必ず勝利したいと思います」（長谷川）。