【インタビュー】MAKAIを退団した神崎ユウキがTTTに電撃入団!一度レスラー人生を絶たれた“運命の日”にMEN'S CLUBの持つ王座奪取を誓う!

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 1日、TTTプロレスリングが記者会見を実施。神崎ユウキの入団が発表された。

 神崎は、地元・北海道で山本喧一が率いるPOWER OF DREAMの内弟子として修練を積み、2016年6月にアジアンプロレスでデビュー。
 その後はプロレスリングFTOに入団し、メジャー団体の地方大会に参戦する機会を得てその名を売る。2017年には全日本プロレスに練習生として入団し、デビュー戦の日程まで決まったものの急性硬膜下血腫で倒れてしまいデビュー戦は流れてしまった。
 その後は全日本を離れて俳優として転身。MAKAIに所属して役者として活躍していたが、2021年11月にプロレスラーとしても復帰。2022年9月から東京でも試合をするようになり、TTTには今年5月に初参戦。以後はレギュラーに定着していた。

 華麗な空中殺法を操り、山本喧一仕込みの基礎力も兼ね備えた神崎の登場は関東のインディープロレスシーンに一石を投じた。端正な顔立ちに実力も兼ね備えた神崎は一気に名を上げ、プロレスラーとしての露出が増えていった。
 そんな中、今年9月には神崎がMAKAIと契約を満了。神崎の去就に注目が集まる中、TTTから10月1日付の入団が発表された。

石川会長「TTT代表、石川です。この度、神崎ユウキ選手がTTTプロレスリングに入団することになりました。皆様、これからもご支援をよろしくお願いします」

神崎ユウキ「神崎ユウキです。10月1日よりTTTに入団させていただくことになりました。これからもより一層プロレスラーとして頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします!」

――TTTに入団することになった経緯を教えてください
神崎「5月に初参戦をしたんですが、そのときからTTTに上がることが楽しみでした。誰とやっても僕にとって、プロレスラーとして勉強になる試合が多いので、試合の度にワクワクしながら参戦させていただいていました。その中で、僕の中でもう1回プロレスラーとして頑張っていきたいという気持ちがあるので、ガッツさんに相談をさせていただきました」

――TTTのどこに一番魅力を感じていますか
神崎「僕は今27歳なんですけど、歳の近い選手も多いですし、インディープロレス界で結果を残している選手がたくさんいるので、その中で僕も混じって闘っていきたいというところが一番大きいです。競争が出来る団体だなと思いました」

――“インディー統一”という志には共感していますか?
神崎「共感しています。『TTTを見ればインディーが分かる』くらいの団体にしていけるように、僕も力になりたいなと思っております」

――TTT入団後の目標はなんでしょうか
神崎「僕自身1回プロレスからリタイアしているので、まずはプロレスラーとして“神崎ユウキ”というもののブランドを確立していきたいと思います。その暁にはしっかりタイトルを奪っていきたいと思っております」

――これからファンにどんな試合を見せていきたいですか
神崎「『神崎ユウキを見れば元気を貰える』『明日も頑張ろうかな』って思ってもらえるプロレスをしていきたいので、僕も皆さんに元気を与えられるようなファイトをしていきたいと思います」

――将来的な目標はなんでしょう
神崎「TTT認定インディー統一無差別級チャンピオンになることです」


――東京のプロレスファンは神崎選手を知らない方も多いと思います。改めて、神崎選手のバックボーンについて教えてください。まず、プロレスラーになりたいと思ったキッカケは
神崎「僕は札幌出身なんですが、幼稚園のときに初めてプロレスを見に行ってからプロレスの魅力にはまっていきました。僕は身体も小さかったですし、中々表に立つような人間じゃなかったんですが、プロレスを見て元気とか勇気をもらっていました。なので、徐々にプロレスラーになりたい……見る方からやりたいという方向に変わっていきました」

――そのために山本喧一さんのジム、POWER OF DREAMに入ったわけですね
神崎「高校生のときに進路を決めるときに、新日本プロレスさんに書類を2回ほど送ってます。それで書類審査に2回とも落ちたという経緯がありまして……。当時は山本喧一さんがジムを立てたばっかりだったですが、そこに駆け込んで『プロレスラーになりたいんです!』という話をして弟子入りさせていただきました」

――デビュー後にはプロレスリングFTOに入団しましたが、北海道から九州の団体に入団した経緯はどういうものだったのでしょう
神崎「僕は元々アジアンプロレスでデビューをさせていただいたんですが、そのときに九州の華☆激のアステカさん、FTOの馬之助(二代目上田馬之助)さんがいまして、そこの方々に可愛がっていただきました。練習も見ていただいて。その中でFTOという団体から『定期的に試合をしないか』というお誘いをいただいて入団しました。なので、九州は僕にとって第二の故郷的な思いもあります」

――北海道から九州に拠点を移したわけですね
神崎「いえ、北海道に住みながら九州に試合をしに行っていました(笑)」

――そこから全日本プロレスの練習生になったわけですが、それはどういうキッカケがあったのでしょう?
神崎「1度、全日本プロレスの札幌大会でFTOの選手として参戦したことがあります。その中で、『ジュニアの選手を探している』という話をチラっと聞きまして、秋山さん(秋山準)に直談判しました。『もう1度練習生からやります』という話をして、FTOからも送り出してもらえました」

――デビュー戦の日程まで決まっていた中で、デビュー出来ず退団という運びになりましたが、なぜだったのでしょう?
神崎「全日本に練習生として入って、会社からデビュー戦が決まったという連絡を受けて、後楽園ホールでマイクを持って発表させていただきました。その次の日に、当時の練習で頭の怪我をして病院に運ばれました。そこで硬膜下血腫って診断をいただいて、全日本プロレスから『デビュー戦は中止だよ』と……。そのあと、会社からはレフェリーとか社員さんに、って話もいただいたんですけど、僕自身プロレスラーになりたくて全日本プロレスに入ったので、『一度札幌に帰らせてください』と言って退団するということになりました」

――一度プロレス界から離れてからはどういう生活を送っていたのでしょう
神崎「怪我のリハビリもあったので、中々プロレスに近づくことは出来なかったです。トレーニングも出来ない状態でしたし、淡々とバイトをしながらリハビリをするという生活をしていました。プロレスも当時は見てなかったです。身体が治っていくにつれて、なにかしたいなという気持ちが出てきた中で、MAKAIから役者として誘っていただきました。プロレスと同じエンターテイメントの世界で、闘うことは出来なかったですけど、同じようなことが出来ないかなと思ってMAKAIに出ることになりました」

――MAKAIとはどういう出会い方をしたのでしょう
神崎「札幌の小劇団で舞台をしていたんですけど、MAKAIからTwitterのDMでオファーが来ました(笑)なにで知ったのかよく分からないんですが、急なオファーで、僕もビックリしてニセモンじゃないかと思ったくらいです(笑)それで、『1回MAKAIを見に来てくれ』と言われてまた東京に行って、MAKAIを見て、その日に『いつから来れる?』と聞かれて、『じゃあ来月行きます』と(笑)僕の中でも結構簡単な決断じゃなかったんですけど、もう1回このプロレス界に関わっているMAKAIというものに自分の身を投じて、未来を見てみたいなと思って2度目の上京をしました」

――MAKAI時代は楽しかったですか?
神崎「楽しかったです!プロレスの試合はできないにしても、プロレスを使ったアクションがあったので。プロレスが出来なかった自分にとっては嬉しい空間でした。1度離れていた世界と、もう1回薄くでも関わることが出来て……。僕の中でプロレスの炎が消えなかったので、今の僕があるのはMAKAIに拾ってもらったからなんです。だから、MAKAIには本当に恩を感じています」

――MAKAIを退団したのは、プロレスラーとして復帰したいという思いが強くなってきたからでしょうか
神崎「そうですね。MAKAIに出ていく中で、身体もしっかり治って。そしたら『もう1回プロレスもやりたいな』という気持ちも強くなってきましたし、それをMAKAIに相談したときも快く復帰に向けて送り出していただけたので、MAKAIには感謝がたくさんです」

――2021年にプロレスラーとして約4年ぶりに復帰したときの気持ちはどうでしたか
神崎「復帰戦は、ただただ不安でしたね。でも、試合が終わって、『やっぱりこれだな!』って。自分の中でプロレスが一番だなって気持ちが再燃しました。復帰して半年とか1年ぐらいは身体のことをかばいながら『プロレスを出来るだけで楽しい』って気持ちだったんですけど、徐々にプロレスに対する向き合い方が変わってきて、しっかりと神崎ユウキというプロレスラーとして結果を残して行きたいなと。神崎ユウキというブランドをしっかり確立していきたいという思いに変わっていきました」

――復帰してしばらく経つと思いますが、今の頭の怪我の具合は
神崎「今は完全に完治しております。TTTに入る前にもしっかり検査をして、お医者さんからも問題なしという声をいただいたので、なんの気兼ねもなくプロレスが出来ます!」

――10月14日の新木場大会はTTT所属として初のホーム大会。そこでTTT認定インディー統一6人タッグ王座への挑戦が決まっていますが、意気込みは(※パートナーは怨霊&新納刃)
神崎「MEN'S CLUBの中で闘って組んで、早速入団1発目からタイトルマッチがこのタイミングで決まっているので、幸先のいいスタートを切るためにもしっかりと6人タッグのベルトを必ず獲って、お客さんたちに僕のTTT入団をお祝いしてほしいと思います」

――10月14日という日は神崎選手にとって思い入れのある日だと聞いたのですが、その理由を教えてください
神崎「僕が(全日本時代に)ドクターストップを受けたのがちょうど10月14日なんです。僕が所属として初めて臨む大一番がこの日っていうのはなにかの運命だと思うので、絶対にベルトを獲って、神崎ユウキというプロレスラーの第二章スタートをTTTファンの皆さんに印象付けたいです」


――相手はMEN’S CLUBのMEN'Sテイオー&ツトム・オースギ&バナナ千賀。前回大会では千賀選手に「あなたはMEN'S CLUBに必要ですか?」と煽るなど感情的になっていたが、対戦相手の印象は
神崎「(※突然ブチ切れてテーブルを叩く)バナナ千賀!ハゲはMEN'S CLUBに必要ねーんだよ!俺のほうが絶対MEN'S CLUB向きだろ?な?!なので、ベルトを獲ってバナナ千賀、お前をMEN'S CLUBから追放して、俺がMEN'S CLUBの新メンバーに俺がなってやる!」

――やはり千賀選手はMEN'S CLUBにいらない?
神崎「いらない!ハゲなんで」

――ハゲはイケメンではない?
神崎「ハゲはイケメンじゃない」

――ハゲは●すと
神崎「ハゲは●す!!」


『CREATION8』
日程:2023年10月14日(土)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING

▼TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/MEN’S CLUB】MEN’Sテイオー(フリー)/ツトム・オースギ(フリー)/バナナ千賀(フリー)
vs
【挑戦者組】怨霊(666)/新納刃(MAKAI)/神崎ユウキ
※第6代王者組は2度目の防衛戦。

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