「全国の若きタッグ屋、かかって来い!」 “インディー統一”を掲げる瀧澤晃頼&神崎ユウキがタッグ王座を戴冠し全国規模の防衛戦構想をぶち上げ!

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 23日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『CONVICTION 2』が開催。瀧澤晃頼&神崎ユウキがインディー統一タッグ王座初戴冠を果たした。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、故・ターザン後藤さんに薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が2020年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体。
 90年代インディーの空気を色濃く残したディープなメンバーが参戦している他、都内の商店会と協力してプロレスでの町おこしに協力。老若男女にプロレスの楽しさを伝える草の根運動を展開。これが実を結んで安定した集客を実現し、旗揚げ4周年を迎えた今年の12月28日には団体初の後楽園ホール大会開催を決定するなど驀進している。

 TTTは旗揚げ時から不動産も合わせて数十億に及ぶとも言われる大富豪・TTTの石川会長の個人資産に目をつけた悪の軍団【渡鳥連合】の侵略を受けていたが、1月大会でついに首魁たる藤原秀旺を打ち破って追放することに成功。
 渡鳥連合の藤原秀旺&塚本拓海が保持していたTTT認定インディー統一タッグ王座も返上となり、新王者決定トーナメントが開催された。

 インディー界の古強者も多く参戦した今トーナメントの決勝戦は、ガッツ石島&マスクドミステリーvs瀧澤晃頼&神崎ユウキという全員TTT所属選手による1戦に。


 試合が始まると、瀧澤&神崎のイケメンジュニアタッグがスピードを活かした連携攻撃で先制。しかし、ともに120kgはあろうという純ヘビー級のガッツ&ミステリーが猛攻をしのぎ切り、体格差を活かしたパワーファイトで圧倒。中盤には瀧澤が集中攻撃を浴びる展開に。
 しかし、自身初の王座戴冠のためにも、世代交代を果たすためにも負けられない神崎が発奮。巨漢殺しの定石たる足攻めでガッツの動きを鈍らせ、ダイビング・クロスボディやブサイク・ニーを叩き込むなど躍動して逆転の狼煙を上げる。
 これに呼応して瀧澤も大暴れ。神崎と肩を組みながら飛び込むダブルミサイルキックやダブルブレーンバスターを見舞うなどの連携で常に2vs1の構図を作って猛攻をかけていき、ミステリーに必殺の右打ち(※ハンマーロック式急角度DDT)を決めるもまさかのカウント2。
 ならばと瀧澤は奥の手であるファイヤーバード・スプラッシュを久々に解禁し、ミステリーから3カウントを奪った。

 長年トップに君臨し続けてきたガッツ&ミステリーを下しての王座戴冠を果たしたものの、瀧澤は「世代交代というよりか、始まりですね。まだシングルのチャンピオンがいるので、それをどっちかが獲って、っていうのが無いとまだまだ世代交代ではないのかなと思うので。まずはこのタッグのベルトで実績を作りたいですね」と謙虚な姿勢。
 神崎も「僕も個人の実績で言ったら、まだまだチャンピオンを名乗るのが恥ずかしいくらいなので。こっからです。ベルトは獲ったので、ここからこのベルトといっしょに強くなっていきます」と兜の緒を締めるなど慢心はない様子。

 防衛戦について聞かれると、瀧澤は「インディー界には色んな良いタッグチームがいるじゃないですか。名前出していいのかは分からないですけど、関西の道頓堀の晴斗希&菊池悠斗なり、REAL HIPSTAR(政岡純&木下亨平)なり。彼らがこのベルトに興味を持つくらい僕らも頑張りたいと思います!」と、関西圏の若き名タッグチームの名を挙げる。
 神崎も「“インディー統一”っていう名前がついてるベルトなんで、全国のインディー界のタッグなら誰でも来いって感じですね」と全国規模での防衛戦構想をぶち上げた。

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