「田舎者には絶対に負けない」と思い上がる東京23区民を広島のデスマッチクイーンが成敗し王座戴冠!

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 1日、東京都・東久留米駅前商店会の成美グリーンホールにて『闘強商店会プロレス~三都物語~』が開催。世羅りさ&マスクドミステリーがたまプロタッグ王座戴冠を果たした。

 『闘強商店会プロレス』とは、東京都の3つの商店会が協力して行っているプロレスを軸に街を活性化させることを目的とした商店街周遊イベント。
 それぞれの商店街を周ってスタンプを集めることで景品がもらえるスタンプラリー企画を基幹とし、各商店会がプロレスラーを集めてチームを結成して対抗戦を行っていくストーリー性のあるプロレス大会を開催。

 東久留米駅前商店会にあるラジオ局『TOKYO854くるめラ』内の番組『たまプロレス情報局』が管理するタッグベルト・たまプロタッグ王座を巡る男子&女子のミクスドタッグでの闘いが行われることになっている。

 このイベントの基となったのは、新宿三丁目の末広通り商店会(新宿区)が商店街活性イベントの一環として公道にリングを立てて行っているオールスタンディング形式かつ観戦無料のプロレス大会。
 2022年にはこのプロレス祭りの輪を広げていくべく、たかの台地区商店会(小平市)、東久留米駅前商店会(東久留米市)も合わせた3つの商店会でタッグを結成し『闘強商店会プロレス』を実施。昨年の当該イベントは大盛況の内に終わり、今年も連続開催に至った。

 先月23日には末広通り商店会で開幕戦が実施。新宿三丁目のド真ん中にリングが立てられ、雨降る朝10時開始のイベントだったにも関わらず約500人の観衆が集まる大賑わいに。
 メインイベントでは“商店会プロレス史上最大の大物”として予告されていたジャガー横田が登場し、観衆は驚嘆と歓喜の声を上げていた。

 この日の第2戦は、東久留米駅前商店会で実施。
 前回大会でたまプロタッグ王座を獲得した【末広通り商店会軍】ガッツ石島&尾崎妹加へ、【東久留米駅前商店会軍】マスクドミステリー&世羅りさが挑戦した。

 この日の大会オープニングでは、ガッツが「こんなね、小平とか東久留米とか23区外の田舎者には絶対に負けないからなコノヤロー!こっちは23区内だコノヤロー!絶対俺たちが防衛しますんで」と挨拶して他チーム&観衆から大ブーイングが起きていたこともあり、観衆は皆ミステリー&世羅を応援。
 そんな中でさらにガッツが試合前の握手を拒否しつつ「田舎もんとは握手できないよ。田舎臭いの移っちゃう」と暴言を吐いたことから会場が一体となってミステリー&世羅を後押し。


 試合は男女それぞれの界隈でトップクラスのパワーファイターであるガッツ&妹加が世羅に集中攻撃。ガッツは「ガリガリ君みたいな頭しやがってお前!」と世羅の青い髪を掴んで引き起こし、妹加とともに顔面を踏みつけるという23区に住む文化的な人間とは到底思えない行為に及ぶ。
 中盤戦になると、サポートに徹していた仕事人のミステリーが即席タッグとは思えない連携攻撃の数々を仕掛けていき、ガッツを必殺のチョークスラムで叩きつけて排除。
 アシストを受けて妹加との1vs1に持ち込んだ世羅は、妹加のダイビング・セントーンを耐えきってエアーズロックIIからダイビング・ダブルニードロップを見舞って3カウントを奪った。

 試合後には、小平で生まれ育った生粋の地元民である【たかの台地区商店会軍】のトランザム★ヒロシが「俺が小学4年生から中学3年生まで少林寺拳法を習っていた思い出の地・鷹の台でそのベルトに挑戦させろッ!」と挑戦表明。
 闘強商店会プロレス最終日である10月9日のたかの台地区商店会大会にて、マスクドミステリー&世羅りさvsトランザム★ヒロシ&Xのたまプロタッグ王座戦が決定された。

 試合後、広島県世羅郡世羅町出身の世羅は「田舎者って言われましたよ!そんなことあります?アイツら元々どこ出身だよ?」と憤慨。
 ミステリーからガッツが埼玉県春日部市出身であることを聞くと、「尾崎だってアレだろ?京都のド田舎だろ?知ってんだよこっちは!新宿だけが東京じゃねーぞってことを思い知らせてやりましたからね」と語り、初防衛に向けて自信を見せた。

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